更地となった北沼観音

仁王門裏に祀られていた

北沼観音(きたぬまかんのん)は

本堂建替事業にて行う

外構工事の一環で

別所に移設いたします。

 

新たな奉斎地への安置は

まだしばらく先になりますが

4月より仁王門の建設工事が

始まる関係もあり

北沼観音のお社は一旦解体され

境内に仮置きしまして

これまでの奉斎地は

完全に更地となりました。

 

北沼観音は

七崎姫(ならさきひめ)伝説と

関わりのある観音様で

もともとは八戸市八太郎に

鎮座していたものです。

 

旧奉斎地である

蓮沼(はすぬま)が

埋め立てられることになったため

当山に遷座され現在に至っております。

 

北沼観音の祭事については

ここしばらく現住職のみで

参拝・作法するに留まっているので

きちんとした形で

祈りを捧げるべく

色々と思案しております。

 

今後新たに奉斎する場所は

本堂前方のスペースで

会館と本堂をつなぐスロープに

並行する位置となります。

 

これまでに比べて

格段に参詣しやすい場所になるので

きちんと荘厳させていただき

祈りを捧げるとともに

その縁起・由来を後世に

伝えられるよう

環境を整えられればと

考えております。

 

八太郎の蓮沼から当地への遷座に

当時携わった方々の

お気持ちを想像するに

切なるものがあったようにも

思われるのです。

 

蓮沼で祭事が行われていた頃の

写真が残っていますが

盛大に祈りが捧げられていたことを

窺い知ることが出来ます。

 

行事を行うことが

目的というわけではありませんで

拙僧として大切にしたいのは

自身の出来る丁寧な形で

祈りを捧げるということに尽きます。

 

この点は

拙僧が法務の全てにおいて

心がけていることでもあります。

 

北沼観音につきましても

丁寧にお祀りするために

出来ることを出来る形で

勤めさせていただきたいと思います。

 

 

▼祈りの“痕跡”

 

▼蓮沼時代の記録

 

▼北沼観音について

200有余年ぶりに蘇った大般若

文化7年(1810)に

当山の本堂は火災に遭ったため

仏像仏具や古文書の多くが

焼失したとされております。

 

焼失したもののなかに

大般若経(だいはんにゃきょう)

という600巻にも及ぶ

経典があったとされます。

 

この大般若という経典は

転読(てんどく)という

作法をもって

祈りが捧げられるものでもあります。

 

大般若は

西遊記のモデルとされる

玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)が

天竺から「中国」に

持ち帰られたとされます。

 

本堂建替という歴史的節目にあたり

大般若も新調いたしました。

 

つきましては

本堂落慶法要は

大般若転読会(だいはんやてんどくえ)

という大般若を用いた法要を

厳修いたします。

 

当山で大般若を行うのは

実に200有余年ぶりとなります。

 

大般若は

600巻よりなる経典です。

 

以前にも記しましたが

折角の機会ですので

今後は1巻1巻に施主さんを

募集させていただき

各巻末に施主名と願目を

記載させていただきたいと

考えております。

 

施主となっていただいた方には

その証として

各巻毎に用意した祈祷札を

お渡し出来ればと思案中です。

 

この「大般若奉納祈願」(仮称)

に際してお納めいただいたご浄財は

伐採・製材したイチョウの

仏像加工であったり

本堂建替事業の中では

着手出来なかった部分の

修繕や整備などにあて

祈りの環境を整えることに

繋げさせていただきたいと

思いをめぐらせております。

 

大般若600巻の膨大な経典の

心髄・精髄が記されたお経が

般若心経とされます。

 

また

真言宗で最重要視され

法事や葬儀などで

必ず読誦される

般若理趣経(はんにゃりしゅきょう)

というお経もまた

大般若や般若心経と同じく

般若経典というグループに属する

経典となります。

 

般若とは智慧(ちえ)を指し

空の思想につながるものです。

 

そういったことも

お伝えしつつ

ご縁をお結びいただいた方々や

祈りをお捧げされる方々の

思いが廻らされるような

環境をしっかりと整えるのは

住職としての

重要な責務と常々捉えています。

 

「十和田湖伝説と南祖坊」の参加者募集中です

昨年実施した

クラウドファンディングで制作した

絵本『龍になったおしょうさま』の

刊行記念として

八戸ブックセンターで4/10に開催される

「十和田湖伝説と南祖法師」への

参加者を募集しております。

 

朗読や絵本の内容や制作背景についてのお話など

短い時間ではありますが

ご参加の皆様と

和やかに過ごしたいと考えております。

 

お申し込み先や会費など

詳細は下記リンクにて

ご確認いただけると幸いです。

 

皆様のご参加

心よりお待ちしております。

 

【アカデミック・トーク】『龍になったおしょうさま』刊行記念 「十和田湖伝説と南祖法師」

三湖伝説をモチーフにした龍王・龍女像が奉納されます

拙僧泰峻の弟子である

太陽坊こと中野太陽さんの発願が結ばれ

今春当山に

龍王像と龍女像が

新たに奉納されることになりました。

 

お納めいただく龍王像と龍女像は

当山に祀られる

南祖法師(なんそほっし)尊像の

脇侍(わきじ)としてお祀りされます。

 

本年秋に完成する新本堂では

観音堂の脇堂に

南祖法師を中心にお祀りする

南祖堂というお堂を設けられます。

 

太陽さんの浄行により

十和田湖伝説のみならず

八郎潟と田沢湖にて語られるものを含む

三湖伝説へ思いを馳せられる場所が

当山に用意されることは

とてもありがたいことと感じます。

 

絵本の刊行記念イベントが行われます

昨年クラウドファンディングで

作成した絵本

『龍になったおしょうさま』の

刊行記念イベントが

令和4年4月10日に

八戸ブックセンターで

行われることになりました。

 

「十和田湖伝説と南祖法師」

というタイトルで

開催いたします。

 

感染症対策のため

定員は10名となっております。

 

詳細は

下記サイトよりご確認いただき

参加お申し込み先に

ご連絡下さいますよう

お願いいたします。

 

https://8book.jp/bookcenter/4970/

未来へ思いを託して棟札が新本堂の屋根裏に納められました

堂塔を建立する際

棟札(むなふだ)をしたためる

慣習があります。

 

当山では

江戸期以来の棟札や木札が

多く所蔵されており

そのいずれもが

当時の住職方が手掛けております。

 

今回の本堂建設にあたっても

棟札をしたためております。

 

書式は

当山所蔵の棟札のものを

踏襲したうえで

拙僧泰峻がこれまでに

指南いただいたことを

落とし込ませていただきました。

 

本日

棟札は本堂内陣の屋根裏に設けられた

奉納所に納められました。

 

上棟式に奉読された

祝詞(のりと)と表白(ひょうびゃく)も

同所に納められました。

 

これらのものが

次に日の目を見るのは

何代も先のこととなります。

 

未来に思いを託したような

心持ちでおります。

 

棟札を納める様子を

お伝えする動画を用意したので

ご覧いただければと思います。

 

上棟式がつつがなく厳修されました

本堂の上棟式を

無事に厳修することが出来ました。

 

携わって下さった皆様

おいで下さった皆様

大変ありがとうございました。

 

天候が心配されましたが

本日午前中は天候に恵まれ

つつがなく上棟式の典儀を

挙げることが出来ました。

 

上棟式は

青空のもとで開催されました。

 

上棟式が結ばれて程なくして

八戸では雪が舞い降りました。

 

本日の天候のあり方は

今後の瑞兆と捉えたいと思います。

 

上棟式の様子を伝える動画を

用意したので

ご覧いただけると幸いです。

 

上棟式の準備が整いました

本堂上棟式に

臨ませていただく準備が整いました。

 

上棟式前日の本堂の様子を

お伝えする動画を用意したので

ご覧いただいて

雰囲気を感じていただけると幸いです。

 

本堂の上棟式は

何百年に一度の機会です。

 

ご都合のよろしい方は

この慶事を

ぜひご一緒いただければと思います。

 

屋根に鬼飾りが設置されました

本堂の屋根正面の

唐破風と大棟両側の三ヶ所に

鬼飾りが昨日設置され

荘厳さが一層増したように思います。

 

また

堂内では天井が徐々に入れられており

工匠方の技術たるや

実に見事なものと

感嘆しております。

 

現状をお伝えする動画を用意したので

ぜひご覧下さいませ。