観音様のお守りが
仕上がり手元に届きました。
ちょうど
大人の手のひらサイズの
お守りです。
当山本堂にお祀りされる観音様は
その由緒も古く
伝説も伝えられる尊格であり
糠部三十三観音霊場第15番札所の
本尊でもあります。
ご縁を深めて頂くものとして
当山ではお守りやお札の用意を
しばらくぶりに進めておりまして
まずはお守りが形となりました。
また当山の取り組みを踏まえまして
お守りやお札の御浄財の一部は
国際協力活動への寄付に
あてさせて頂きます。
お守りは1体800円の御浄財を
お納め願います。
入用の方にはお渡しいたしますので
お寺にお声がけ下さい。
1/29の寺子屋ws「お寺の上映会」で
上映した「カンタ!ティモール」
という映画には様々な要素が
盛り沢山でした。
東ティモールでは独立に至るまでに
3人に1人が殺害され
民家の90%以上が焼き払われました。
多くの方が命を落としたため
国民の約半分が15才以下となり
平均年齢は10才代。
虐殺されたご遺体は
遺族に返されることなく
トラックの荷台に積み上げられ
どこかに持ち去られ処分されました。
東ティモールで生き残った方々は
そのトラックが通った道で
キャンドルを灯して
亡き方へのおもいを捧げ
ある人は自分の体に
故人の名前を入墨して
今を生き続けているそうです。
「遠い国」の出来事のように
感じられるかもしれませんが
日本とも関わりの深い出来事です。
国際的にインドネシア政府の
東ティモールにおける対応が
非難される中
日本はインドンネシア政府に
多額の援助を行っております。
結果として支援金は
軍事行動に役立てられたそうです。
色々と考えさせられる映画でしたし
多くの方に観て頂きたい映画です。
お寺の上映会「カンタ!ティモール」が
1/29に開催されました。
東ティモールを舞台とした
ドキュメンタリー映画を通じて
世の中について
文化について
生きることについて
考えさせられたように思います。
独立にいたるまでに
数々の大虐殺など
悲しい出来事が重ねられた
東ティモールですが
「今」を生きる方々の姿は
生きることの本質は何かを
教えてくれているように感じました。
あれよあれよと
1月が終わろうとしております。
当山において1月は
その年の年頭にあたり
1年の方針を定める月でもあります。
当山において本年最も注力すべきは
何と言っても本堂建替事業です。
昨年より本格的に始動し
現在は勧募の最中です。
多くの有縁の方のご支援により
勧募状況は順調です。
土地関係の調整で
時間がかかる部分が発生しており
計画の進捗が鈍ってはおりますが
着実に事業は進んでおります。
本堂建替事業において
本年はとても重要な意味を持つ
年になるものと心得ております。
200余年振りとなる
歴史的大事業の大成に向け
しっかりと推進したいと思います。
昨年9月より拙僧(副住職)は
真言宗豊山派の
現代教化研究所という所にも
籍を置かせて頂いております。
研究所ですので
今では研究も大切なお勤めです。
本年の研究計画を
3月までにまとめる必要があり
あれこれと考えを巡らせましたが
何となくまとまりました。
昨年12月に
拙僧(副住職)の研究方針を
現代教化研究所の所内会にて
発表した際に頂いた
アドバイスやご指摘を踏まえ
本年より本格的に
研究を進めたいと思います。
各種文献にあたったり
調査に赴いたりと
地道な作業が膨大ですが
コツコツと積み重ねてまいります。
思わぬ抜擢で当初は驚きましたが
せっかく頂いた学びの機会を
大いに充実させたいと思います。
寺社仏閣には
龍の像や絵が掲げられることが
多くございます。
様々な意味があるのですが
龍は水神でもあることから
1つには「火伏せ」の願いが
託されております。
当山にも境内や堂内に
躍動的な龍が祀られております。
本年最初の寺子屋ワークショップ
写経カフェが開催されました。
大寒波の影響で
当日は雪が降ったり
アイスバーンで悪路であったことや
インフルエンザの流行により
10名弱の方がご欠席されましたが
13名の皆様と精進のひとときを
ご一緒させて頂きました。
冷え込みが厳しく
暖房が中々効かないような状況だったので
写経後のカフェタイムの
温かな飲み物が
いつも以上に身にしみたように思います。
1/24に八戸市のラジオ局BeFMの
種市佳子(たねいち けいこ)さんが
当山の取材にいらっしゃいました。
種市さんは拙僧(副住職)夫婦と
高校の同級生でもあり
少し前までは山梨県の
テレビ局のアナウンサーとして
ご活躍されていた才女です。
現在は地元に戻られて
BeFMを始めとして方々で
活動されていらっしゃるそうです。
種市さんとは親交があるため
取材以外にも話に花が咲き
とても実りある時間でした。
インタビュー内容は
2月の放送予定とのことです。
関東では大雪が降り
八戸でも大雪となることを
覚悟しておりましたが
結果的には数センチ程度の積雪でした。
しかし急激に寒くなりました。
ようやく「冬」といった感じです。
これまで温かい日が続いていたので
ついつい油断してしまい
本堂配膳室の水道が
凍結してしまいました。
水道の元栓をしめ
水抜きをする手間を
怠ってしまい
招いた結果ですが
ちょっとした油断に
反省しております。
当山では地元を中心に
各地区に世話人として
役員の方がいらっしゃいます。
役員の方に担当地区の檀信徒宅に
書類等をお渡し頂いております。
役員さんが担当される地区以外の方には
お寺より郵送で諸書類を
お渡しさせて頂いております。
日程的に今日しか
発送作業をする時間がなく
早朝より名簿の整理やら
同封する書類の確認やら
大慌てで作業いたしました。
郵送分は数にすれば約200件程で
お昼までには終わるだろうと
甘い見立てで作業しておりましたが
結局丸一日費やすこととなり
ようやく発送準備が整いました。
年頭における大切な作業が終わり
ホッとしております。