本年はお世話になりました

当山の平成28年は

とてもめまぐるしいものでした。

 

もしかしたら

歴史に残る1年だった

かもしれません。

 

有縁の皆様の

お力添えもあり

乗り切ることが出来ました。

 

拙僧(副住職)自身

至らぬ点が多かったかと思いますが

沢山勉強させて頂き

精進に励ませて頂きました。

 

年頭より

開催させて頂いた

寺子屋ワークショップで

お納め頂いた御浄財より

170956円を寄付させて

頂きましたことも併せて

ご報告申し上げます。

 

内訳は

1月から3月開催分が55456円

4月から12月開催分が115500円

となりました。

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有縁の皆様に感謝申し上げます。

 

本年は大変お世話になりました。

 

明年もよろしくお願いいたします。

 

どうぞよいお年をお迎え下さい。

 

合掌

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12/31除夜の鐘をお撞き下さい

行く年への感謝。

 

来る年への願い。

 

託したい思いをのせて

梵鐘(ぼんしょう)を

響かせませんか。

 

大晦日は除夜の鐘が

撞かれます。

 

午後11時30分より

住職と副住職が

撞かせて頂きます。

 

以後は

どなた様も

お撞き頂けます。

 

撞く際は

2度お撞き下さい。

 

元日午前零時より

本堂にて

年頭祈祷(ねんとうきとう)法要が

行われます。

 

本堂では

甘酒やハーブティーなど

温かな飲みものも

用意いたしますので

お参りの際は

一服して下さい。

 

平成28年の大晦日は

除夜の鐘を

お撞きになられては

いかがでしょうか。

 

お待ちしております。

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垢を落とす

仏器(ぶっき)磨きを行いました。

 

仏器は

法具(ほうぐ)ともいいます。

 

法具とは

み教えの象徴としての物ということです。

 

殊に真言宗では

沢山の仏器を用います。

 

細かに沢山の仏器が

定められた位置に設えられます。

 

仏器が沢山あるので

仏器磨きはかなり根気のいる

作業となります。

 

研磨剤で磨きをかけるのが

通例でしたが

本年は時間の関係上

「つけ洗い」できるタイプの

洗浄液を使用して

1年分の“垢”を落としました。

 

間に合うかどうかは

別として

ひとつひとつ着実に

年末年始の準備が

進んでおります。

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平成29年 年回のご案内

年回とは

大切な方と改めて向き合い

ご供養の真心を捧げると共に

ご自身とも向き合う

大切な節目です。

 

ご法事を

営まれる際は

あらかじめお寺に

ご連絡頂き

日程等をご確認下さい。


平成29年 年回表

1周忌 平成28年(2016年)

3回忌 平成27年(2015年)

7回忌 平成23年(2011年)

13回忌 平成17年(2005年)

17回忌 平成13年(2001年)

23回忌 平成7年(1995年)

27回忌 平成3年(1991年)

33回忌 昭和60年(1985年)

37回忌 昭和56年(1981年)

43回忌 昭和50年(1975年)

47回忌 昭和46年(1971年)

50回忌 昭和43年(1968年)


お墓のある方は

回忌供養にあたり

塔婆(とうば)を

お建て下さい。

 

回忌の塔婆と共に

「先祖代々」の塔婆も

お建て頂くとより丁寧な

ご供養となります。

 

当山では

塔婆1本2000円を

塔婆代として

お納め頂いております。


 

各種お問い合わせは

お気軽にお寄せ下さい。

お寺のはじまり

普賢院の草創は

平安初頭とされます。

 

初代住職である

圓鏡(えんきょう)大和尚は

817年に亡くなられております。

 

第2世住職である

月法(がっぽう)大和尚は

十和田湖伝説の南祖坊(なんそのぼう)の

師僧であるとされます。

 

以後月日が積み上げられ

1200年以上もの

歴史が紡がれて参りました。

 

その歴史の最前線が

今現在です。

 

永きにわたり

お寺を守り

今に伝えて下さった

沢山の方の

ご縁があってこその

今現在です。

 

今を大切にすることは

過去に報いることであり

未来につながることです。

 

今日の1日を大切に

時の流れの最前線を

本日も過ごしたいと思います。

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斗南藩の“記憶”

斗南藩(となみはん)の

子孫にあたる方が

お参りにいらっしゃいました。

 

当山には

斗南藩の方々の墓石や

お位牌がお祀りされます。

 

そういったご縁で

年間に何名かの有縁の方が

お参りにいらっしゃいます。

 

斗南藩の方々は

日本が大きく舵を切った

激動の時代に生きた方々です。

 

激動の時代の下

苦難と向き合い

力強く生き抜かれた方々の

歴史を改めて感じさせて頂きました。

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クリスマス発表会2016

12/25に当山にて

クリスマス発表会が

開催されました。

 

この催しは

当山内にございます

ピアノ教室と

英会話教室の

合同発表会です。

 

生徒の皆さん

保護者の皆さん

お友達の皆さんで

賑やかな発表会となりました。

 

ゲストタイムもあり

本年も盛況に終わりました♪

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お経のおはなし〜意味が分からなくとも〜

お経の意味が分からずに

読経していても

きちんとご供養になりますか?

 

そのようなご質問を

頂いた事がございます。

 

結論から申しますと

尊いご供養となります。

 

伝えたい思いがあっても

言葉にできない思いも

あるものです。

 

いざ何かを

伝えようと思っても

適切な言葉が

見当たらなかったり

するものです。

 

伝えたいことがあっても

言葉にしきれないことも

よくあることです。

 

あえて言葉にせずに

思いを捧げることも

温かな心のやりとりです。

 

お経には

そういった一面もあります。

 

当然のことながら

お経や

一連の作法、儀式には

意味があります。

 

しかし

お経との向き合い方は

意味を紐解くだけでは

ありません。

 

意味が分からなくとも

ただひたすらに

“一心に”お経を唱えることにも

深い意味があるのです。

 

真言宗では

御宝号(ごほうごう)といって

南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)

という短い「お経」があります。

 

南無阿弥陀仏

南無妙法蓮華経

南無本師釈迦牟尼仏

など宗派毎に

それぞれの宗派を

代表する文言があります。

 

それぞれの文言には

記される文字が

意味する所のみならず

仏道のこころが全て

託されております。

 

皆様各々に

ゆかりのある

お唱え方に

ご自身のお声をのせて

「おもい」を奏でられては

いかがでしょうか。

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きよしこのよる

心洗われるような

清らかな聖歌が

あちらこちらで

聞こえて参ります。

 

季節を感じさせ

年の瀬を感じさせ

どこか幼心がよみがえる

クリスマスのこの時季の

賛美歌の響きは

実に良いものです。

 

「うた」のように

音の展開を用いて

「おもい」を奏でるのは

時代を問わず万国共通です。

 

仏道でいえば

声明(しょうみょう)という

節付きのお経や

御詠歌(ごえいか)が

それにあたるかと思います。

 

“伝統的メロディー”は

言葉や意識とは

違った次元で

私たちの心に響くもの

なのだと思います。

郷土史を「託す」

12/8に

青森県の学芸員の方が

当山をお訪ね下さいました。

 

当山の歴史について

南祖坊(なんそのぼう)について

仏像について

寺子屋ワークショップについて

仏道の作法と日本の伝統文化について

などなど

短い時間でしたが

充実した時間となりました。

 

この度結ばせて頂いた

新たなご縁は

今後の新たな動きに

繋がりそうです。

 

地域おこしは

地域史の掘り起こしから

始まるといわれます。

 

“郷土”に伝わる

歴史や伝説を

未来に託せるよう

微力ながら

精進させて頂きます。

 

▼青森県立郷土館HP

http://www.pref.aomori.lg.jp/bunka/culture/kyodokan.html