秋彼岸にあわせて発行した
寺報『おてら通信』でも触れましたが
昨秋完成した合葬墓(がっそうぼ)の
ご相談は随時受け付けております。
以前にも触れたように
当山では合葬墓ご使用にあたる
冥加料(みょうがりょう)は
お一人30万円を目安として
お納めいただくことにしております。
何代にもわたって
墓じまいをしてから
合葬墓へ納骨する場合
目安通りですと大変な負担となるので
そのような場合は
住職と相談していただいて
冥加料を決めさせていただければと思います。
秋彼岸中に
何件かあったご質問は
冥加料の他に永代供養料は必要か
というものでした。
当山の方針として
位牌堂に位牌壇または位牌が
用意されている場合
仮にそのお宅が絶家したとしても
永代に当山が供養させていただくものと
考えてまいりました。
なので
合葬墓冥加料の他に
永代供養料を設けることは
しておりません。
ただ
位牌堂に位牌壇または位牌のない方で
合葬墓をご使用される場合
位牌壇をご用意いただくか
位牌をご用意いただいて
供養方式を整えていただくことに
ご協力いただければと思います。
家々によって事情が様々な昨今です。
合葬墓に関して
具体的にお聞きしたい方は
ご連絡いただければ
日時などを調整しますので
お気軽に住職まで
お問い合わせくださいませ。

酷暑だったお盆から一ヶ月。
本年の秋彼岸中日は
とても過ごしやすい
日和となりました。
天気が良かっただけでなく
本日は土曜日でもあったので
とても多くの方がご参拝でした。
小正月法要
春彼岸中日法要
お盆法要
秋彼岸中日法要の
四法要は当山の行事中
大きなものとなります。
本年も
多くの方にお支えいただきながら
大きな四行事を終えることが出来ました。
ご協力下さった皆様には
心より御礼申し上げます。
コロナ禍以前は
法要にて「数珠回し」を行っていましたが
最近は実施を見送っています。
状況も落ち着いてきたので
数珠回しを一部復活しても
良いように感じています。
例えばですが
お盆に数珠回しを行うというような形で
限定的に復活したらどうかと
考えています。
数珠回しは
地域的で歴史ある祈りの作法なので
完全に消滅するのは残念に思います。
新本堂では
まだ数珠回しを行ったことはありません。
来年は
どこかのタイミングで
数珠回しを行えればと思います。





明日の中日は
12時30分から法話
13時から法要を行います。
明日は多くの方が
お参りされるかと思います。
天気も問題なさそうですし
秋を感じながら
お参りいただけるかと思います。
拙僧住職は
本堂にて受付をしておりますので
お布施などお持ちの方は
そちらへお納め下さい。
受付に寄られた方には
冊子『光明』
寺報『おてら通信』
終活サロン・終活カフェのご案内を
お渡しいたします。



10月は終活イベントを
2つ開催いたします。
10/6は終活サロン
10/16は終活カフェを行います。
終活サロンは
ご縁あって本年から始めた取り組みで
福祉施設との共催イベントです。
終活サロンでは
「人生100年時代をよりよく生きる」
をテーマにしており
一般的にイメージされる終活の
内容にも触れますが
心身の健康に重きを置いた催事です。
今回は
認知症サポーター養成講座を行います。
認知症は
誰もが向き合うことになる
可能性が大きなものです。
認知症について
正確な情報を把握することは
今後必要なことになると思います。
認知症サポーター養成講座では
専門的な講習を受けた方が
講師をお勤め下さいます。
とても良い機会になると思うので
ご一緒いただければ幸いです。
終活カフェは
春と秋に開催を重ねており
これからのお墓や葬儀について
考えることをテーマにしています。
今回の終活カフェは
葬儀屋である山村総本店さんに
ご協力いただいて開催します。
最近の葬儀や法事の事情や
当山の合葬墓についても
お話したいと思います。
ここ数年の変化を
痛感されている葬儀屋さんの
お話も大変参考になると思います。
終活サロンも終活カフェも
参加者を募集しております。
いずれも会場は
ふれあい豊山館です。
会費は無料です。
どなた様でも
ご参加いただけるので
ご参加される方は
お気軽にお申し込み下さい。


彼岸の入りということで
今朝から多くの方がお見えでした。
当地では
供養のために彼岸団子が供えられます。
彼岸といえばお団子といえる程
お供物の定番です。
ときおり堂内を行き来していたときに
久しぶりにお会いする方もいらっしゃり
よもやま話に花が咲いたりする場面もありました。
「YouTubeみてますよ〜」
とおっしゃって下さった方も
ちらほらいらっしゃり
意外と多くの方が
ご覧になられているものだなと思いました。
SNS全般を
今月は休止してしたのですが
ボチボチ再開しようと思います。
ここ数日は
たまたま夜にオンラインでの
ミーティングが続いています。
オンラインで
全国各地にいながら
重要事項について会議する
このスタイルは
すっかり定着しまして
とても便利だと感じます。
オンラインでのミーティングの形式を
お寺での何かしらの会合にも
応用出来そうに思っています。
説明会や懇話会や法話会など
機会を作ってチャレンジしてみたいと
思案している今日この頃です。


本年の秋彼岸の入りを直前に
寺報『おてら通信』が届きました。
『お寺通信』は年4回の刊行で
本年は今号がラストになります。
堂内に掲示したので
お参りの際は
目を通していただければ幸いです。
位牌堂には
何部か置いてあるので
よろしければお取りください。
彼岸は供養と精進の期間とされます。
秋彼岸は
秋分の日を中日(ちゅうにち)として
前後3日ずつを合わせた一週間です。
ご縁ある方と
改めて向き合っていただくとともに
ご自身とも向き合っていただく期間ともいえます。
彼岸の入りに
お寺参りやお墓参りに
お出かけの方が
多いと思います。
お参りの際は
お気をつけてお運びください。


日が短くなるにつれ
朝明るくなるのも
遅くなってきました。
朝のお勤めなど諸事を
開始するときは真っ暗でも
終わる頃には
太陽の光で堂内が
まばゆく明るくなっていきます。
今朝は特にきれいに
感じられました。
朝夕涼しくなった分
そういったことに
目を向ける余裕が
出てきたのかもしれません。
明後日は
秋彼岸の入りとなります。
秋彼岸モードに切り替えて
有縁の皆さまがお参りされる
準備を整えたいと思います。


法事と葬儀を終えて
お寺に戻ってからは
今後予定されている法事の
塔婆をひたすらにしたためました。
寒くなる前に
前倒しで回忌供養をされる方は
多くいらっしゃいます。
とても過ごしやすい10月は
法事を予定される方が多い月です。
10月以降は出張も多いので
今のうちから塔婆を
用意させていただいています。
塔婆を書いている間は
無心になることが出来ます。
慌ただしい時にこそ
無心になれる時間を
保つことは効果があるように感じます。

今月冒頭に参加した
高野山・大阪・京都での研究調査以後
葬儀や法務のほか
様々な庶務に追われまして
ややバテ気味な住職です。
ブログ以外のSNSの類は
一旦休憩しています。
9月以降は
研修会や研究会などの行事が
盛んになる時期でもあります。
秋彼岸の行事の準備もさることながら
研究関係の諸準備にも時間をさく必要があり
あまり穏やかでない日々を過ごしております。
昨日のブログでも記したように
将来を見据えた運営体制の
検討もしなければなりませんし
掃除もしたいですし
いくら時間があっても足りないように思います。
いずれもに
果敢にチャレンジしたいという
強い思いはあるのですが
体がついてこない印象です。
「将来を見据えた運営体制」
というフレーズを出しましたが
現在真剣に思いを巡らせております。
10年の月日を用して結実した
本堂建替事業と
昨年末に挙行させていただいた
先代住職本葬・現住職晋山式といった
特別な機会に催される儀式は
実に尊い経験となったうえ
「将来を見据えた運営体制」について
考えなければならない多くの事案を
身をもって感じた機会となりました。
大掛かりな修繕や改築
または特別な機会の儀式を
挙行する機会は
今後必ず予定されます。
必ず予定されることを
出来る限り具体的に想定して
それに向けて
今から出来る形で
準備をしていく方針を
固めていくべきと考えています。
現時点で予想されている
未来の人口動態を踏まえると
現行の運営体制では
通用しなくなるのは明らかです。
どういったビジョンと理念をもって
運営体制を改めるのかについて
計画書を作成して
有縁の皆さまと共有していく作業を
丁寧に行う時期が今だと感じます。
何をするにも「たたき台」が必要なので
新たな運営体制に関する計画書作りに
本腰を入れていきたいと思います。

秋彼岸に刊行する『おてら通信』第44号を
ようやく書き上げて入稿しました。
秋彼岸号はその年の季刊ラストなので
年末年始のことにも言及します。
今後の予定や
年末年始の行事のご案内も掲載するのですが
今回の『おてら通信』には
将来的な方針に関わる内容にも
触れさせていただきました。
具体的には運営費・斎米料についてです。
当山では
檀家の皆さまに年間4,000円を
納めていただいております。
そのうち3,000円を運営費
1,000円を斎米料として
お預かりしております。
運営費は役員さんが管理する
一般会計に納められ
そこから建物の保険料や
本堂・会館の水道光熱費
本山冥加料や仏教会会費などを
拠出していただいています。
本堂建替に伴い
本堂の査定が大きく変わり
火災保険の金額が
以前よりも約70万増額となり
令和4年度の一般会計の収支が
大幅な支出超過となりました。
金額にすれば140万弱の
支出超過という現状です。
繰越金や
本堂解体時の保険解約金もあるため
一般会計にはまだ余力があるのですが
このままですと
5年程で底をついてしまいます。
こういった現状を鑑みてという
理由だけではなく
人口減少や今後のランニングコストを想定した
運営スタイルの模索が必要であると
考えております。
これまでの
一般会計の決算報告を
振り返ってみると
本堂や会館の使用料を除いた
運営費のみに注目して収支をはじきだすと
常にマイナスの状態でした。
そのマイナス部分を
本堂・客殿の使用料で補填するという形で
これまでは運営がなされております。
この形ですと
積立金を拠出することも難しく
将来想定される各所修繕や修理に
十分に対応出来ないと思われます。
その年その年の運営費収入で
毎年ほぼ固定の支出項目に対応出来て
本堂や会館の使用料は
修繕などを想定した積立金に
あてられる形が良いように感じています。
総代会や役員会で
もんでいただく案件ですが
将来のことを見据えた良い形に
落ち着けられるようにしたいと思います。

