夏休みの自由研究

小学校が夏休みに入ってすぐに

夏休みの自由研究で

普賢院のことを調べるために

市内の小学生のご姉弟が

お父さんお母さんと一緒に

取材に来てくれました。

 

そして

10日前の8/20に

完成した宿題を

持ってきてご披露下さいました。

 

取材の時の情報のみならず

HPなどの情報も

かなり調べられているうえ

画像も多く散りばめられ

とても素敵な出来栄えで

感心させられました。

 

姉弟を代表して

お姉さんから感謝状をいただいたのですが

裏には薬師如来の写仏がしたためられており

心がほっこりいたしました。

 

力をもらったように思います。

 

そんな令和4年の

夏の思い出のひとつの

お話でございます。

 

本日から新潟へ行ってまいります

住職は

便壇灌頂(びんだんかんじょう)

という儀式に臨むため

本日より4日間

新潟県柏崎へ行ってまいります。

 

伝法大会(でんぼうだいえ)と

便壇灌頂(びんだんかんじょう)という

ふたつの尊い儀式を

両大会(りょうだいえ)といいます。

 

拙僧泰峻は

数年前に本山の長谷寺にて

伝法大会は成満(じょうまん)

しております。

 

この度臨む便壇灌頂を終えると

両大会を無事に成満することとなり

阿闍梨(あじゃり)位に

登らせていただくことになります。

 

両大会の詳細については

秘する習わしとなっているので

ご紹介することは出来ませんが

尊く厳かな一連の儀式に

臨んでまいります。

 

今回赴く

新潟県柏崎は

普賢院の現在の寺族である品田家の

祖先の地でもあり

さらには

灌頂道場(灌頂の会場の意)の

善照寺は祖先の菩提寺でもあります。

 

曽祖父の文書によれば品田家は

上杉家に仕えた家のひとつだそうです。

 

色々な意味に

思いを重ねながら

今朝は歴代住職墓と

品田家のお墓をお参りし

祈りを捧げたのでありました。

 

それでは

行ってまいります。

 

運営費の見直しの必要がありそうです

昨日午後は本堂建設委員会の

施工部会という会議でした。

 

その中で

新本堂の保険について

農協の担当者から

ご説明いただいたのですが

旧本堂と比べ

査定額が格段に高くなり

ご提案いただいたプラン通りだと

これまで通りの会計体制で

毎年支払うことが

出来ないという事態に

直面しております。

 

檀家の皆様に運営費・斎米料(ときまいりょう)

として毎年4000円お納めいただき

その中から保険料も拠出してまいりました。

 

様々なシュミレーションを行い

目的を明確化したうえで

具体的にどのような形にすれば良いのか

見直す必要があると感じました。

 

新本堂の保険料の拠出が

これまで通りの会計状況では

対応が難しいからといって

単に金額を上げれば

良いという話ではないのは

言うまでもありません。

 

運営費・斎米料を

どのような理由で

見直すこととなったのか

現状はどうなのか

ここ数年はどうだったのか

これからどのようにしたいか

何を目指した改訂なのかなど

具体的にして

ビジョンを有縁の皆様と

共有したうえで

サスティナブル(継続可能)な

状況に落ち着けられればと願っております。

 

時の流れを感じる法事

一周忌、三回忌、七回忌という様に

法事は時の経過と関わるものです。

 

その都度その都度に

時の経過の速さに

気が付かされるものと思います。

 

かくいう拙僧泰峻も

間もなく父である先代住職の

一周忌を迎えます。

 

本年年末に本葬があるため

一周忌は家族と父の兄弟家族のみで

執り行います。

 

たまたまですが

便壇灌頂(びんだんかんじょう)

という阿闍梨(あじゃり)にとなる

儀式を終えて

普賢院に帰山して

初めて執り行う法事が

先代住職の一周忌となりました。

 

こういった

めぐり合わせを

前向きに捉えたいと思います。

 

それにしても

この1年という期間は

本当にあっとういう間だったと感じます。

 

さながら

法事

祈祷

打ち合わせ

引越し作業

といった具合に

あれよあれよと時間が過ぎ

気がつけば夜といった感じです。

 

明日は

本堂建設委員会の会議があるので

それにあわせて

堂内に設置する

額類の整理をしてみました。

 

数が多いので

全てが整ったわけではありませんが

大部分の配置が定まりました。

 

掲額は来月に入ってからですが

全てが設置されると

さながら美術館のような

素晴らしい空間となりそうです。

 

バタバタしている中で

今月中に提出を求められていた

研究資料のことを

すっかり忘れていることに

気がつきました。

 

明日、明後日、明々後日と

予定が立て込んでおり

明々後日からは

便壇灌頂(びんだんかんじょう)

という儀式に出かけるため

スリル満点な心持ちでおります。

 

とりあえず

本日は疲労困憊なので

早めに休ませていただいて

スキマ時間を駆使して

大急ぎで資料作りをしたいと思います。

 

いくつかの節目にあたる、ある決意

電柱の移設工事と

外構工事が行われているため

日中の境内には

機械音が響いております。

 

外構工事は

これから本格化するわけですが

少しづつ光景が

変化していることを

見て取ることが出来ます。

 

外構工事は

全体的に行われます。

 

工事後は

かなり良い雰囲気になるものと

期待しております。

 

今日は

堂内に設えられた須弥壇(しゅみだん)の

追加工事についてであったり

観音堂に掲げる予定の

江戸末に奉納された扁額(へんがく)の

修繕についてであったり

細部の相談もさせていただきました。

 

扁額については

修繕の予定はなかったのですが

新本堂に仮設置してみたところ

明らかにミスマッチだったので

業者さんに相談した次第です。

 

この扁額は横150cm、縦45.5cmあり

金具部分も多いため

完全修復には結構な金額が

かかるそうです…。

 

本堂建設委員会の予算には

もともと予定されてなかったものですし

建設委員会の会計は

余裕十分というわけではない

状況なので

本堂建替事業として

扁額の修繕も行うのは

慎重にならざるを得ません。

 

ですが

観音堂中央に掲げられる

大切な扁額でもありますし

やはりきちんと修繕した方が

良いと思われますので

こちらは住職として

拙僧泰峻が修繕施主と

ならせていただきたいと思います。

 

拙僧にとっては

便壇灌頂(びんだんかんじょう)

という阿闍梨になるための

儀式に臨ませていただく節目でもありますし

未来に託すものでもあるので

しかるべき状態に整えさせていただきます。

 

本堂建替にあたり

当山が所蔵する

仏具・仏像・次第などの文書類を

整理する中で

歴代住職の多くの方が

様々な節目に

仏具や仏像を奉納されたり

何かしらの修繕の施主となられている

ということに気がつかされました。

 

新本堂が完成するという節目

住職が晋山(しんざん)するという節目

便壇灌頂という節目

という尊い節目が

たまたま重なった今

扁額を修繕させていただいて

拙僧も慣例に

なわらせていただけると

光栄と存じます。

 

▼文化13年(1816)奉納の扁額(へんがく)

 

▼境内の様子

秋らしい空でした

朝夕だけでなく

日中も秋を感じられる日和となりました。

 

少し前の暑さと比べると

格段に過ごしやすくなり

諸作業が一気に

はかどりました。

 

最近は

所要の合間に

引越し作業をしているのですが

今朝は本堂に掲げる額の

お手入れをしました。

 

長年の汚れを

洗剤を駆使して

見違える程に

きれいになりました。

 

本日お手入れした

額装された絵画と水墨画は

結構な大きさがあるもので

芸術性も高いものなので

新しい本堂に

掲げられると

とても見応えがあると思います。

 

話は変わりますが

先日受けたPCR検査の結果が

昨晩メールで届きまして

無事に陰性でした。

 

陰性証明を得られたので

来週に臨ませていただく

便壇灌頂(びんだんかんじょう)

という阿闍梨(あじゃり)になるための

大切な儀式に

安心して励むことが出来ます。

 

本番まで

あと数日なので

最後まで準備を行いたいと思います。

 

 

▼before①

▼after①

 

▼before②

 

▼after②

お地蔵様のご縁日に

24日は

地蔵菩薩のご縁日とされます。

 

昨日23日は

子安様(こやすさま)

と呼ばれる行事があり

町内会の担当班婦人部の方が

仮本堂に安置した子安様(子安地蔵)を

お参りされご宝前で歓談された後

お帰りになられました。

 

お線香の煙などで

お仏像が全体的に

ヤニ色になっているのが

とても気がかりだったので

お身拭いを試みました。

 

そうしたところ

思ったよりも

しっかりと汚れが取れ

色鮮やかなお姿に戻りました。

 

新本堂では

地蔵堂の本尊として

お祀りされるお仏像なので

新本堂に安置される前に

お身拭いをすることが出来

安心いたしました。

 

 

▼お身拭い前

PCR検査に行ってきました

今月末に新潟にて

便壇灌頂(びんだんかんじょう)に

臨ませていただくにあたり

陰性証明が必要なため

PCR検査に行ってきました。

 

結果は一両日中に

メールにて通知されるそうです。

 

大丈夫だとは思いますが

結果が出るまでは

何となく心配です。

 

お盆が終わって

便壇灌頂の本番に向けて

次第や資料の読み込みや

諸作法の確認に

集中するつもりだったのですが

本堂の引越し作業や

建設委員会の会計管理などに

追われております。

 

今月終盤も

タイトな予感です。

 

 

▼スロープの型枠が外されました

 

▼本日も外構工事が進められました

「どこに何を」で悩みつつ

引越し作業がボチボチ始まって

一週間になろうとしています。

 

仏像の配置については

設計の段階で

祭壇の大きさであったり

お堂の規模を決定するために

あらかじめ目処を立てる必要があったので

ラインナップはほぼ決まっているのですが

堂内各所に掲げる額の類を

どうするかで悩まされております。

 

旧本堂には

様々な額が多く

掛けられていました。

 

その全てを再度掲げるのは

スペース的に無理なので

頭を抱えつつ吟味しております。

 

大部分のものは

願いが託されて

当山にお納めいただいたものゆえ

可能な限り

飾らせていただきたいと考えております。