お盆は盂蘭盆(うらぼん)
という言葉の略です。
夏休みの時季に合わせて
多くの方が帰省されます。
当山では8月13日より
新盆(にいぼん)を迎えられる
有縁の方のご自宅をお参りする
棚経(たなぎょう)を行います。
新盆は大切な節目の1つです。
ご自宅に設えられる
お位牌に手を合わせ
お盆のお勤めをさせて頂きます。
お盆は盂蘭盆(うらぼん)
という言葉の略です。
夏休みの時季に合わせて
多くの方が帰省されます。
当山では8月13日より
新盆(にいぼん)を迎えられる
有縁の方のご自宅をお参りする
棚経(たなぎょう)を行います。
新盆は大切な節目の1つです。
ご自宅に設えられる
お位牌に手を合わせ
お盆のお勤めをさせて頂きます。
ご法事の後席にて
戦時中と戦争直後のお話を
お伺いする一幕がありました。
戦争が終わり満州より
引き上げられた故人様は
戦時中のことについて
ほとんどお話することは
無かったそうですが
「満州の花は綺麗だった」と
おっしゃられていたそうです。
戦争中は小学校の学舎に
多数の負傷兵が滞在したことも
あったそうです。
戦争を知らない世代にとって
戦争の時代を
知っている方々に
当時お話をお伺いすることは
とても貴重なことだと感じます。
東北はお祭りの時期を
迎えようとしております。
八戸では
三社大祭(さんしゃたいさい)が
7月31日より幕を明けます。
本年は
ユネスコ無形文化遺産登録を
記念した催事もあるようです。
お囃子と太鼓の響きは
胸を踊らせ
気持ちを高ぶらせます。
三社大祭で運行される
30台もの山車(だし)は
豪華絢爛な「歴史絵巻」です。
拙僧(副住職)は
幼少の頃より山車が好きで
題材として採り上げられる
歴史を色々調べたものです。
三社大祭は
神事でもあります。
今年も夏を迎えられることを
ありがたく感じながら
お祭りを味わいたいと思います。
仏道において
紫色はとても尊い色です。
『令義解(りょうのぎげ)』という
律令時代の”法律”の中に
色について定めたものがあります。
そこにおいても
紫は非常に高貴な位を
象徴する色であるとされております。
盛岡市紺屋町(こんやちょう)に
草紫堂(そうしどう)という
染物屋があります。
紫根(しこん)染めについて
色々とお伺いするべく
盛岡を訪ねました。
突然の訪問にも関わらず
紫根染めについて
ご丁寧に教えて下さいました。
美しい色と柄を
生み出しているのは
想像以上に高度で
手間のかかる技でした。
紫草の根が紫根となります。
紫草は絶滅危惧種です。
紫草全ての根が
染料となるわけではないようで
染物に使用する紫根は
外国から輸入する物に
頼らざるをえないのが
現状だとのことでした。
紫根染めの美しさと
紫草の奥深さ。
貴重な学びとなりました。
人と実際に会うこと。
面と向かって
様々なお話をお伺いすることは
とても大切なことだと
感じております。
ご法事の際や
寺子屋の際に
直にお聞きするお話に
深く考えさせられる
ということが沢山あります。
「人はみな仏」とされます。
色々なことを教えていただいたり
様々なきっかけを頂いたり。
向き合わせて頂く方々との
ご縁を尊い“仏縁”と感じながら
しっかりと歩みたいものです。
遠州流茶道の祖である
小堀遠州(こぼり えんしゅう)。
茶道は仏道にも通じる道です。
拙僧(副住職)は
茶道をたしなんでいる
わけではありませんが
小堀遠州に魅力を感じます。
「綺麗さび」という
小堀遠州の研ぎ澄まされた
世界観は今もなお
多くの人の心のより処と
なっております。
茶道は
日本の総合芸術とも
言われるそうです。
小堀遠州の歩みに触れると
そのことを実感させられます。
藤原定家の書を継承し
建築や庭園にも精通するなど
マルチな才能を
いかんなく発揮した
日本を代表する文化人。
今の時代において
その歩みに学ぶべきことが
多いように感じます。
7/25は寺子屋ワークショップ
写経カフェが開催されました。
当山で開催しております
各種寺子屋ワークショップは
精進のひとときであると同時に
国際協力活動の一環でもあります。
自身のためとなることと
他者のためとなることが
一体となった行いを尊いとする
自利利他(じりりた)を
大切な理念としております。
写経カフェでは
参加費の一部を
アーユス仏教国際協力ネットワーク
を通じて国際協力団体に
寄付させて頂いております。
写経カフェのカフェタイムでは
フェアトレード製品を
使用しております。
フェアトレードは
購買を通じてなされる
国際協力活動の1つです。
本日もご参加の皆様の
お陰様をもちまして
和やかな自利利他のひとときを
過ごすことが出来ました。
今回も
かわいいアロマひつじやの
小松美央さんに
季節をイメージした香りを
ブレンドして頂き
見た目にも美しいアロマポッドを
ご用意頂きました。
カフェタイムでは
タンザニア産のコーヒーと
ブルーベリーマフィンで
一休みして頂きました。
初めて写経に励まれた方も
多数いらっしゃいましたが
ご参加の皆様全員が
それぞれの写経を書き上げられ
達成感を感じられていた様子でした。
ご供養について
まとまった資料を
作って欲しいという
ご要望がありました。
拙僧(副住職)も
かねてより
「ご供養の手引」の
必要性を感じておりました。
お寺にいつお参りすれば良いのか?
法事では何を準備すれば良いのか?
お布施はどのように考えれば良いのか?
などなどご供養の際には
様々な疑問がわくものです。
特に初めて“仏様を持つ”方は
不安や心配が多いのが
現実かと思います。
つい先日のお弔いの際にも
手引のようなものがあると
非常に助かるというご意見を
頂いたので早速制作に
とりかかろうかと思います。
当山の行事や地域の慣習など
スッキリとまとまった資料に
仕上げたいと思います。
7/23に八戸市類家の
なぎさカフェを会場に
食の寺子屋が
開催されました。
当山の
寺子屋ワークショップと
なぎさカフェの
コラボ企画として
実現したワークショップでした。
メインテーマは「食」ですが
様々な話にも花が咲き
充実した時間となりました。
なぎさカフェのオーナーである
なぎさなおこさんが作られた
精進料理はとても美味しく
ありがたく頂戴しました。
拙僧(副住職)は料理教室に
参加したことがなかったのですが
レシピ通りに料理を作るだけではなく
ごく身近な所で大いに役立つような
工夫や知恵にあふれた
クッキングタイムでした。
確かな理念と経験に
裏付けられた
素晴らしい料理家であると
改めて感じた1日となりました。
食べることは生きることです。
忙しい中では
中々ゆっくりと食事について
考えることが出来ない中で
時折こうした時間を持つことは
とても尊いことであると
つくづく感じさせられました。
食の奥深さを
ゆっくりと味わうことが出来た
ワークショップとなりました。
当山では御詠歌(ごえいか)を
お伝えしております。
お寺では第1、3金曜
NHK文化センターでは第3火曜に
御詠歌の稽古を
行っております。
御詠歌の講座を持ち
早いもので6年目です。
初期よりご一緒頂いている方も
随分と腕を上げていらっしゃいます。
お寺での講習では
同行(どうぎょう)
という御詠歌に
取り組んでおります。
この御詠歌は
当山でお伝えしている
豊山流御詠歌の代表曲であり
とても“唱えごたえ”のある曲です。
7月はうだるような暑さの中
ご参加の皆様と共に
汗を流しながら
“大曲”と向き合いました。