双極性障害(躁うつ病)と向き合う㉓

当山住職は長く

双極性障害(躁うつ病)という

脳疾患を患っており

現在は躁状態にあります。

 

双極性障害の治療では

躁状態をいかに抑えるかが

重要なポイントになります。

 

社会的認知度が低く

誤解を生じる場合が想定されるため

当山では

住職が躁状態にある際

健康状態についてや

病気について

特に有縁の方に把握していただくべく

当ブログやSNS各種を通じて

周知に努めております。

 

▼これまでの記事はコチラです

双極性障害(躁うつ病)と向き合う

 

躁状態になると

患者本人は自身の感情や行動を

コントロールすることが出来ず

衝動的になり

易怒的に(怒りやすく)なり

かなり横柄になり

自己中心的で自分勝手になり

注意散漫になり

冷静な思考や判断が難しくなり

多動的になり

多弁的になり

自身が偉くなったような誇大性が高まる

といったように様々な症状が

引き起こされてしまいます。

 

これらは脳疾患による症状なので

患者本人の人格や倫理といった

こととは別物です。

 

躁状態での

明らかな異常行動を

患者本人が異常とは感じない点が

また難しい所でして

社会的信用の喪失

家族崩壊を引き起こしやすい

大きな理由だと言えます。

 

家族内では

まさに自己中心的な言動が目立ち

異常と感じられる

自分勝手な行動が多く見られます。

 

ご飯を食べるよう促したり

お風呂に入るよう促したり

やることをやるよう促したり

といったごく自然な声がけに

逆上して声を荒げたりすることも

少し前より増えたように感じます。

 

家族崩壊につながりやすいというのは

身をもって感じています。

 

適度な距離を保って

接することも大切という

アドバイスをいただいたことがあるので

躁状態の時は

ある程度距離を保って

向き合うようにしております。

 

生活リズムを整えることが

双極性障害の治療において

とても大切とされ

社会リズム療法という

アプローチも存在します。

 

社会リズム療法は

周囲の者だけが意識しても

成就するものではなく

患者本人も意識しなければ

成り立ちにくいものです。

 

現状

当の患者本人が

生活リズムを整えたいという

意識に欠けているため

自分本位の時間の流れで

過ごしているように

見受けられます。

 

とにかく

生活リズムが乱れており

天の邪鬼のような感じで

周囲のアドバイス通りには

動くことが出来ず

何かしら理由をつけて

複数の脱線行為が連鎖してしまい

一つのなすべきことに至るまでに

余計なこと(衝動的な諸行動)が

介在してしまうので

その結果

生活リズムが乱れてしまうと

まとめられるかと思います。

 

最近の住職は

一時躁が落ち着いたようにも

感じられたのですが

ここ数日は

悪化しているように思います。

 

筋道を立てて物事を

考えられない状態であることも

相俟って

生活リズムは狂ってしまい

服薬の時間も乱れたうえ

睡眠時間が少なくなったことも

影響して体の疲れが取れず

躁状態が悪化したのではと

推測しています。

 

躁状態では

次々と考えがめぐってしまい

注意散漫になるため

一つのことに集中して

取り組むことは困難で

あれこれと着手してしまう

といった行動が顕著になるのですが

ここ数日は

まさにそういった様子です。

 

医師の話ですと

二人暮らしや

核家族世帯では

患者家族に相当の

ストレスがかかるため

躁の場合は患者のためのみならず

家族のためにも入院することが

とても効果的だそうです。

 

双極性障害でいう

躁状態とうつ状態というのは

気分の浮き沈みといった

ごく一般的なものとは

全く異なりまして

脳疾患が原因となって

引き起こされるものです。

 

身は一つでも

両極端な状態を

行ったり来たりするわけなので

患者本人への負担は

かなり大きいようで

年をとる速度も

早いように見えます。

 

 

ウイルス感染の拡大が

各所で見られ

特に最近は八戸でも

顕著な増加傾向にあり

不要不急の外出を

避けなければならない状況が

続いております。

 

ですが

最近の住職は

そういったことは

お構いなしでして

明らかに不要不急の用事でも

必要な用事であると

声を荒げて主張して

強引に出かけるという状態です。

 

この点も

最近は心配な所でして

近くの地域でも

感染者が相次いでいるので

口だけではなく行動として

感染対策をして欲しいのですが

そもそも躁状態の

代表的な症状に

他人の意見に耳を貸さない

と挙げられているので

躁状態では難しそうです。

 

つい最近あった話ですが

とある葬儀会館に

どうしても自分で

届けたいものがあり

すぐに行くと

意固地になってしまい

母が車で送ることになりました。

 

先に触れたように

ウイルス感染対策が

重んじられる昨今なので

事前にその葬儀会館に

連絡させていただき

事情をお伝えして

ご対応にご協力いただきました。

 

今回は

状態が少し悪化していることに

ついて述べてまいりましたが

躁による言動の激しさが

なかなかおさまらない

といった方が的確かもしれません。

 

というのも

最近の住職は眠気や疲れを

感じているようで

この点についていえば

躁状態は落ち着いてきたとも

いえるかもしれません。

 

かなりの躁状態であれば

寝なくても活発に活動できるような

状態なので

眠気や疲れを感じていることは

寛解への兆しとも

捉えることが出来ると思います。

 

躁状態が激しいと

その分うつが長く激しいものに

なりやすいと聞きます。

 

双極性障害は

躁とうつを繰り返す脳疾患です。

 

言い方を変えると

躁状態の後に

必ずうつになります。

 

躁状態の後に控える

うつ状態のことも

見据える必要があります。

 

両極端な状態の幅を

小さくすることが

双極性障害の治療の

目指すところです。

 

7月後半頃から躁状態になって以降

週1回の通院で治療をしているのですが

それだけ丁寧な治療を要する

状態だということです。

 

本来は

誠実で優しく真面目な性格の住職ゆえ

治療や服薬はきちんと行っており

寺族一同

双極性障害と向き合っております。

 

躁状態で

いかに横柄で自分勝手な言動が

見られたとしても

それは脳疾患により引き起こされている

いわば“幻像”と捉えています。

 

とにかく

早く寛解期に

入ってもらえればと願っています。

 

愛用の頭陀袋を修理していただきました

拙僧(副住職)には

愛用の頭陀袋(ずだぶくろ)

があります。

 

今年の初夏に

親しくさせていただいている

有縁の方が

あまりに傷んでいるのを

気にかけて下さり

修理して下さいました。

 

着物の生地などを

あてて下さり

とても素敵に

直して下さいました。

 

まごころ込めて

お手入れしていただいたものなので

ありがたく大切に

使わせていただきたいと思います。

 

新本堂建設の施工部会が行われました

新本堂建設工事の

施工部会が行われ

有意義な会議となりました。

 

今後の工程についての

お話によると

建方の時期は

建前に必要な加工が

終わり次第とのことで

時期的には10月末〜11月中旬頃

になるとのことでした。

 

また

上棟式は来年3月頃が良いのでは

というお話でした。

 

業者さんが作成された資料に

建材の加工状況の写真が

掲載されていましたが

見事なものだと

感心させられます。

 

普賢院の週末のお昼のよくある光景

週末はお弟子さんである

中野太陽さんが

おいで下さいます。

 

太陽さんは

平日は市内の福祉施設でお勤めされ

週末は当山においでになられるうえ

様々な活動もされていらっしゃるので

とてもお忙しい様子です。

 

太陽さんと

お昼をご一緒する時は

ハナレで拙僧(副住職)妻

お手製のスパイスカレーを

いただくことがほとんどです。

 

昨年より

当山においでいただくようになって以降

週末は2人でお昼をいただくのが

いわばルーティーンとなっています。

 

つい先日

ハナレにようやくエアコンが

設置されたのですが

エアコン設置前は

暑さに辛抱しながら

食事をしておりました。

 

エアコンを導入してから

太陽さんとハナレで一緒に

食事をするのが本日が最初でしたので

“快適空間”でランチをと思ったのですが

室内はエアコンを

稼働するまでもない程

秋の涼が感じられる状態だったので

スイッチを入れる必要はありませんでした。

 

初稼働は次回に持越しです。

 

新本堂基礎工事の様子を振り返る

基礎工事の様子をお伝えすべく

工事直前から本日までの

主な写真を並べてみました。

 

7月から本格化した

基礎工事もあと一か月です。

 

日に日に完成に近づいているのも

お支えいただいている

多くの有縁の皆様のおかげと

心より感謝しております。

 

昨年の今頃のブログ記事を

見返してみると

「旧本堂写真集」を

何回かに分けて投稿していました。

 

今となっては懐かしさを

感じる景観です。

 

基礎工事の様子とあわせ

旧本堂の様子も

ぜひご覧いただき

懐かしんでいただければと思います。

 

▼旧本堂の写真集はコチラ(2020/8/20撮影)

旧本堂の最後の夏の写真集①

旧本堂の最後の夏の写真集②

旧本堂の最後の夏の写真集③

 

▼アーカイブ(2021/6/29)

 

▼アーカイブ(2021/7/12)

 

▼アーカイブ(2021/7/14)

 

▼アーカイブ(2021/8/8)

 

▼アーカイブ(2021/8/10)

 

▼アーカイブ(2021/8/18)

 

▼アーカイブ(2021/8/23)

 

▼本日の様子(2021/8/27)

今夏凄まじい暑さだったハナレにエアコンを設置しました

本年3月に

境内周辺の立木が伐採されたこともあり

これまで以上に

日当たりのよろしくなりました。

 

そのため

本年のような酷暑は

ものすごいことになり

例えばハナレ一階では

室内気温40℃を超えることも

ある程でした。

 

当山では

会館1階にエアコンが設置されていますが

その他には一部の所にしか

エアコンが設置されていません。

 

北国にも

厳しい暑さが訪れるようになり

暑さ対策の必要を感じています。

 

とはいえ

各所へ一気にエアコンを

設置するのは難しいため

優先順位を考慮しながら

少しずつ環境を整えたいと思います。

 

つい先日

人が集まる機会の多い

ハナレ1階に

エアコンを設置しました。

 

夏場はあまりにも暑かったため

こちらでの用事は

ここしばらく全て休止していました。

 

エアコンを設置したので

来年以降は夏場でも

過ごすことが出来そうです。

 

はじめてのはまはげ

23日の子安様(こやすさま)

というお地蔵様の行事が終わると

一連のお盆の行事が終了です。

 

7月や8月の

地蔵縁日である24日前後に

行われるお地蔵様の行事は

地蔵盆(じぞうぼん)ともいわれます。

 

行事といっても

本年は仮本堂に

子安地蔵をお祀りしただけですが

8月23日を過ぎると

とりあえず一段落といった感じです。

 

つい先日

YouTubeに動画をアップしました。

 

6月に秋田へ行った際の探訪記です。

 

仏像仏具の修繕の確認と打ち合わせのため

秋田へ赴いた際

せっかくの機会ということで

強行日程で各所を巡りました。

 

その時の様子を

ちょくちょく動画にして

アップしております。

 

ご笑覧いただければ幸いです。

 

夏休み最終日の子安様

8月23日は例年ですと

子安様(こやすさま)と称される

行事がありますが

本年は昨年同様

ウイルス感染防止のため

仮本堂に子安地蔵を

お祀りするのみとなりました。

 

子安様の行事は

1月23日と8月23日に

行われるもので

当山では地元の永福寺町内

各班の婦人部の皆様に

輪番でご担当いただいておりました。

 

昨年より休止が続いており

もしかしたら将来的には

形式を大幅に

変更されるかもしれません。

 

時代即応の形の模索を

検討していきたいと考えています。

 

行事名である子安様は

子安地蔵(こやすじぞう)菩薩を

指しています。

 

子どもを抱くお姿が特徴的です。

 

お地蔵様は

子どもと深いご縁がある菩薩とされます。

 

当山の子安様は

子どもたちの健やかな成長であったり

先立った子どもたちの安寧であったり

子宝を授かりたいという願いであったり

様々な願いが託されています。

 

そのような願いをはせて

本日は仮本堂中央に

お祀りさせていただきました。

 

八戸では8月23日が

小学校の夏休み最終日でした。

 

八戸ではここ数日

ウイルス感染者が相次いでおり

様々な心配が尽きませんが

子どもたちには

新学期も健やかに

過ごして欲しいと思います。

 

そういった願いも

捧げさせていただいた

夏休み最終日の子安様でした。

 

双極性障害(躁うつ病)と向き合う㉒

躁(そう)状態うつ状態

を繰り返す脳疾患である

双極性障害(躁うつ病)

当山住職は長く患っており

現在は躁(そう)状態にあります。

 

双極性障害は

「双極」との名称が表すように

かなり極端な状態を

繰り返すという難しい疾患で

社会的信用の喪失と

家族崩壊につながりやすいとされます。

 

そのような心配要素があるため

当山では住職が躁状態になった際は

病気のことや

住職の健康状態について

ブログ等でとりあげております。

 

▼これまでの記事はコチラです。

双極性障害(躁うつ病)と向き合う

 

今回は

躁(そう)状態と

平時の寛解(かんかい)期の

大きなギャップについて

つづらせていただきます。

 

躁状態をいかに

抑えるかが

この疾患との

向き合い方においては

とても大切なこととされます。

 

躁状態は脳疾患により

引き起こされる症状で

患者本人は自身の感情や行動を

コントロール出来なくなる様な

状態になってしまいます。

 

住職は

徐々に落ち着いてきておりますが

まだまだ躁状態にあります。

 

住職はもともと

誠実で心優しい僧侶なので

躁状態にあっても

家族のため

お寺のために

色々と行いたいという

思いが伝わってまいります。

 

ですが

躁状態ですと衝動的で

角が立つような振る舞いに

なってしまうことが多いため

周囲の者は

困惑してしまうこともありますが

住職も周囲の者も

それぞれに現況と向き合いながら

日々を過ごしています。

 

躁状態の主な症状として

以下の画像にあるような

ものがあげられます。

 

 

住職自身は

寛解(かんかい)期

つまり普段は

冷静に物事を考えて

慎重に行動する性格で

資料にあげられるような

姿とは全く異なります。

 

冷静で慎重な人物が

全く別人格とも感じられるような

「症状」を引き起こすのが

この疾患の特徴です。

 

当山では

疾患との向き合い方のひとつとして

躁状態になった際には

当ブログや各SNSを通じて

そのことをお伝えして

症状を踏まえたうえで

住職とお向き合いいただけるよう

努めております。

 

現在当山では

本堂建替事業を進めており

建設関係の会議を

定期的に開催しているのですが

役員さん方にも

健康状態については

お知らせしております。

 

先に示した画像資料中に

「散財する」とありますが

活発な多動や外出に伴い

様々な買い物を

過度に重ねることと

言えると思います。

 

5年前に躁状態になった際の

散財はかなりのものでしたし

その時は

独断での行動が

今回よりも激しいものがあり

役員会にて大切に管理して

それまで必要な場合にのみ

使用してきた特別会計のお金を

何の承認を得ることなく

一部使うことになってしまい

役員会で問題になった

前例があります。

 

ある専門書によれば

躁状態にあるときは

患者本人に万能感があり

自身は特別な人間であるという

誇大感情にあふれるそうで

所定の手順や段取りを経て

なされるべきものでも

それらに囚われず

衝動的に動いてしまうことが

多々あるとのことです。

 

あくまでも脳疾患により

引き起こされるものですが

疾患についての前情報が無ければ

患者本人の人格や倫理の

問題として受け取られかねませんし

社会的信用の喪失に

なりかねないため

会議の案内とあわせて

役員の方々には

疾患についてお知らせしています。

 

最近はウイルス禍により

この1年以上かけて模索されている

新しい生活様式や

ニューノーマルと称されるものが

それまでの慣習を

塗り替えつつあるものが

多々見られます。

 

おそらくウイルス禍は

まだまだ収まりを

見せないでしょうし

他にも以前から指摘されている

現代的な諸々の課題も

踏まえなければ

有意義な検討は出来ません。

 

これまでの

本堂建設関係の会合でも

色々と踏まえて

専門家の方々のご意見や

収集したデータも参考にしつつ

これまで何年もかけて

会議で検討を重ね

方針をたててきました。

 

本堂工事や墓地・境内整備など

すでに内容が決定されており

各業者さん方が

事を進めて下さっていることの

進捗状況を確認することに

時間をさくべき段階でもあるので

話し合いを円滑に進めるためにも

役員の皆様や関係業者の方には

病状のご理解をお願いしております。

 

散財に関連してですが

躁状態になった際(今回も前回も)

住職は自身の僧階(そうかい)を

上げたくなる衝動に

駆られる傾向があります。

 

躁状態ではない時は

僧階を上げることへの

強烈な願望はないのですが

躁状態にある時は

階級を上げたくなる様です。

 

ここでいう僧階(そうかい)とは

真言宗豊山派僧侶の階級のことで

上げるためには

かなりの費用を必要とします。

 

当山は地方の小さな一寺院でして

経済的に恵まれたお寺ではありませんし

今後ますます厳しい

環境になっていくことは

間違いありません。

 

僧階が関わってくるような

大人数の僧侶が集まって

開催されるような

大きな儀式も修行もないですし

将来的にも予定がないので

はっきり言って

僧階は全く関係ありません。

 

ちなみにですが

拙僧(副住職)は資金を用立てて

現在以上に僧階を上げない予定です。

 

拙僧(副住職)祖父にあたる先代も

僧階を上げない方針を貫きました。

 

自身の僧階を上げるために

多額の費用を使うよりは

有縁の皆様に資するような催しの充実や

当山で注力している

寺子屋ワークショップなど諸活動にあてたり

後進育成の環境を整えるために

あてさせていただきたいとの

思いを強く抱いています。

 

僧階を上げることは

宗派の中という

ごく限られた世界でのみ通用する

僧侶としての階級を上げるというだけで

有縁の方々のためになることではないですし

それによって自身の技量が

高まるわけでもありません。

 

躁状態における

衝動的な考えだと思われますが

地方の小さな一寺院であり

維持管理に様々な難しさが

生じ始めている

という現実をはじめ

諸事情を冷静に踏まえて

賢明な判断をして欲しいと

心から思います。

 

本来は

誠実で冷静で

慎重に行動する住職ですが

躁状態では

本来とは全く異なる

言動が疾患により

引き起こされてしまう

ということが

今回見てきた事例からも

うかがい知ることが

出来ると思います。

 

双極性障害では

躁状態における

衝動的な考えに基づいて

なされた行動を

後々振り返った時

深く後悔することが多い

ということが分かっているので

後々の後悔に繋がりうることは

明確な根拠を示したり

考えるための視点の手がかりを

伝えるようにするなどを

心がけております。

 

躁状態と寛解期で

これだけ大きなギャップを

感じさせるゆえ

この疾患については

当山有縁の方に

大まかにでも

把握していただく必要が

あると感じています。

 

躁状態の時の様子について

仏道の表現を用いると

「執着」が強くなると

言えると思います。

 

自我が肥大化され

感情や行動のコントロールが

難しくなっているように感じます。

 

そもそも「執着」は

仏道において離れるべきものです。

 

離れるべき状態に

陥ってしまうという症状は

客観的にみていて

僧侶として何よりも辛いものであろうと

想像しています。

 

双極性障害で

一番辛いのは

患者本人です。

 

これまでのブログでも

取りあげてきたような

極端な症状は

自身の脳や体に

とても大きな負担を与えます。

 

躁状態では

あまり睡眠せずとも

動き続けることが出来る程

脳内には過剰に

ドーパミンが放出されます。

 

換言すると

脳が疲れを感じない様な状態にあるだけで

体は無理に動かされているので

過度に負担がかけられているわけです。

 

先にも触れたように

少しづつ住職の躁状態は

落ち着きつつあります。

 

当山住職の場合

本来的な真面目な性格もあって

何年も治療を継続しており

通院は欠かすことなく

定期的にしていますし

状況に応じて処方される薬の

服用も欠かすことがないので

ある程度上手に

疾患と向き合えているように思います。

 

一日も早く

躁状態を脱して

穏やかな状態に

なってもらいたいと思います。

8月のお寺ヨガは中止します

八戸でも

ウイルス感染者が

増加してきた状況を鑑みまして

今月開催予定だった

寺子屋ワークショップ「お寺ヨガ」

を中止することにしました。

 

状況を見ながら

また再開したいと思います。

 

今一度

感染対策への意識を高め

諸事あたりたいと思います。