涼を感じる雨で

令和4年の上半期も終わりです。

 

本日も早朝から

法務が続いていましたが

無事に終えることが出来ました。

 

夕方は涼をもたらす

ホッとするような雨が降り

疲れが少し癒えたように感じます。

 

本年の上半期は

とても忙しかったです。

 

正月や彼岸や御開帳法要などの

年中行事のほか

新本堂の上棟式という

とても歴史的行事があり

それらに加えて

論文の原稿締め切りや

パネリストとしての発表もありと

ボリューム満点の事柄が多数でした。

 

大変だった分

得るものも多くありました。

 

本年もあと半分。

 

しっかりと

事に当たらせていただき

下半期も良いものにしたいと思います。

 

【本日の工事の様子】

▼石造物の設置のための基礎作り

 

▼正面入口の階段下に石を敷くための基礎作り

 

▼正面からの図

 

▼縁側の柱が立てられました

 

▼縁側の柱にも複雑な継ぎ手が見られます

多くのご期待を感じます

本堂建替工事では

境内整備も一部

進められています。

 

境内の石造物も

きれいに再配置されますし

足元もアスファルトで

整備される予定です。

 

法事や葬儀の折に

本堂の話題になることが多いのですが

多くの有縁の皆様に

本堂の完成を楽しみに

していただいていると感じます。

 

間違いなく当初の予定よりも

素晴らしい本堂や境内が

完成しようとしています。

 

歴史的な節目に

立ち会うことが

出来ることに

感謝しております。

 

本堂建替と一言でいっても

その内容はかなりトピックが豊富で

後世に伝えるべきことは

かなり多いと言えます。

 

そういったことに触れながら

装い新たな本堂を

ご案内する機会があっても

良いかもしれません。

 

やれることは

沢山ありそうに思いますし

形にしていきたいと考えています。

 

晋山と落慶の記念として冊子を制作します

晋山(しんざん)や落慶(らっけい)の

記念品をどうするかについて

総代会で話し合った結果

記念誌を作ることになりました。

 

制作にあたっては

昨年クラウドファンディングで

絵本『龍になったおしょうさま』を

刊行したチーム「かたり部(ぶ)」に

力を貸していただこうと思います。

 

12月の

本葬・晋山式と落慶式までに

仕上げなければならないので

7月からミーティングを重ねて

制作に本腰を入れてまいります。

 

八体仏のうち4体を修繕します

昨日の建設委員会の会議にて

破損や欠損の見られる

八体仏(はったいぶつ)の

修繕について相談したところ

本堂建替事業にて

修繕を実施出来ることとなりました。

 

修繕内容ですが

八体仏のうち4体の

台座を修繕していただきます。

 

4体のうち

2体については光背の修繕も

行っていただきます。

 

弘前在住の仏師である

小堀寛治さんに相談したところ

本堂完成までには

何とか間に合いそうとのことでした。

 

小堀さんには

これまでも大変お世話になっておりまして

素晴らしい十一面観音三尊を

制作していただいたうえ

不動明王像や地蔵像などの修繕も

行っていただいております。

 

八体仏の破損については

気がかりであったので

今回修繕が行えることとなり

住職として安堵しております。

 

7月に入ってすぐに

修繕する4体は

弘前の工房へお連れしてまいります。

 

また修繕する4体に加え

修繕箇所の見本となる仏像も1体

お連れする必要があるため

保存状態が最良である

千手観音像もお連れしてまいります。

 

よって当面の間

八体仏のうち5体は不在となります。

 

充実した建設会議と総代会でした

本堂建設委員会の施工部会に続き

総代会が開催されました。

 

いずれの会議も

役員の皆様のおかげで

とても充実したものとなり

今後の方針を

かなり鮮明にしていただきました。

 

モヤモヤと

考え悩んでいたことが

多々あったのですが

おかげさまで

視界が良好となり

今後の準備に

一層注力することが出来そうです。

 

大きな決定もいくつかあったのですが

おいおい有縁の皆様にも

お伝えしてまいりたいと思います。

 

【本日の境内アルバム】

 

【脇玄関の外観と内部】

八体仏コードを読み解く

八体仏(はったいぶつ)と呼ばれる

十二支の守り本尊が

当山には祀られています。

 

これらの仏像は

弘化年間(1844〜1848)に

奉納されたものです。

 

約180年前のものなので

それ相応の傷みは把握していたのですが

旧本堂から現在の仮観音堂へ

引っ越しする際に

改めて行った観察や

最近行った再観察により

浮かび上がってきたことがあります。

 

8体のうち3体は

台座の保存状態が良いのですが

他の5体については

何らかの理由で

程度の大きい破損や欠損が発生し

応急処置による修繕が

なされたと思われます。

 

特に大きな破損を被っているのは

文殊菩薩像です。

 

おそらく

地震などで落下・被災して

破損してしまい

散らばってしまった部材を

回収して接着したと思われます。

 

破損が見られる他の仏像についても

不足パーツが多く見られるので

同じような状況があったと

推測しています。

 

本堂建替事業の

関連事業として

八体仏の修繕にも

取り組みたいと考えております。

 

本堂建替事業では

本尊像や仁王像など

主だった仏像の修繕を

行うことが出来ましたが

八体仏の修繕までは

手が回りませんでした。

 

なので

八体仏の修繕など

本堂建替事業では手の回らなかった

事柄については

今後何らかの形で

取り組みたいと思います。

 

ご縁を深めていただいたり

歴史や文化や祈りに

触れていただけるような形で

取り組ませていただきたいと思うので

こちらの事業についても

しっかりと準備を

進めたいと思います。

 

 

 

 

強烈な眠気におそわれつつ

葬儀や法事が

連日続いているからか

時折強烈な眠気に襲われます。

 

本日は法事等がなかったので

明日からの法事の準備や

今度の葬儀の準備を

早めに整えさせていただいて

2時間おきに休憩をとりつつ

ひたすらデスクワークに

取り組みました。

 

GW明けからお盆前にかけては

毎年やることが山積みで

調べ物であったり

各種企画であったり

会議であったり盛り沢山です。

 

大きな行事が

いくつか控えていることに加え

本年の年末から

全行事が新本堂での開催になるため

全ての行事の見直しも行っているため

例年以上に課題が高く山積しています。

 

本年のお盆には

今後について色々と

お伝えしたいと考えております。

 

 

▼本堂裏手の整備が進んでおり

側溝が設置され

砂利なども敷かれてきました。

 

▼本堂と両横建造物との

接続部分の外観も

ほぼほぼ出来てきました。

 

▼建設して20年が経過する会館は

来春以降に塗装工事を

行いたいと考えております。

より厳かに

本堂正面に

新たな彫刻が設置されました。

 

本堂建設を手掛けて下さっている

松本工務店の清水棟梁のご厚意で

牡丹の細やかで素晴らしい彫刻が

取り付けられました。

 

また一層

見応えが増した構えとなったので

お運びの際は

ぜひ注目してみて下さい。

 

▼before

 

▼after

御詠歌をお唱えする機会が通夜だけとなっています

当山では通夜の中で

御詠歌(ごえいか)を

お唱えしております。

 

御詠歌とは

和歌に節をつけて

お唱えする仏讃歌です。

 

“コロナ禍”以前は

毎月2回

「御詠歌の会」という

御詠歌をお伝えする時間が

あったのですが

現在に至るまで休止状態です。

 

考えてみると

以前は何やかんやで

御詠歌をお唱えする機会が

沢山あったのですが

今では通夜でしか

お唱えしておりません。

 

「御詠歌の会」を再開するにも

本堂建替や本葬・晋山式・落慶式などの

準備に追われていることもあり

なかなか実施出来ないでおります。

 

諸事落ち着いてから

徐々に再開出来ればと思います。

 

青空の夏至アルバム

1年で最も日が長い夏至。

 

本年の夏至は

1日を通して好天でした。

 

朝のお勤めをして

総代会の資料作りに精を出し

法事をご一緒して

そしてまた資料作りに精を出す

という1日でしたが

合間合間に目にする境内の

光景が何とも美しく感じられました。

 

今週末には

建設委員会の施工部会があり

その会議のあとに総代会にて

年末の大きな行事のことや

合葬墓の運用方針についてなど

とても重要な議事が取り上げられます。

 

多くの時間を

資料作りにさいた甲斐あって

たたき台となるものが

何とか形になってきたので

有意義な会議になると

期待しております。

 

▼本日のきれいな風景をご覧ください。