伝統に「思い」をのせて

全国的に通夜・葬儀は簡略化傾向にあります。

現代的な背景があることなので、簡略化そのものに善悪はありません。

大切なのは「思い」を通わせることです。

 

当地域には通夜で「数珠回し」(「百万遍」ともいいます)を行う伝統がありました。

念仏を唱えながら縁者の方々と大きな数珠を回し、祈りを捧げる儀式です。

 

昨日、久しぶりに通夜にて、数珠回しを行いました。

数珠回しは通夜読経の後に行われます。

「先に送った父と同じように母も弔いたい」との喪主様のご意向でした。

通夜読経では、導師が読経し、その中でご参列の皆様にはご焼香を頂きます。

数珠回しでは、導師が先達となり、ご参列の皆様が念仏を唱えながら数珠を回し祈りを捧げます。

 

伝統には伝統の尊さがあります。

伝統を守るためには、時代に即した“手直し”も必要であることはいうまでもありません。

各所で省略・簡略化が進み、本来の意味が薄れて形骸化が進みがちな昨今にあって、“伝統の温もり”を改めて教えて頂いた1日となりました。

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5年の歳月

5年前の3月5日、普賢院本堂にて当山副住職の結婚式が仏式にて執り行われました。

披露宴はプラザアーバンホールにて行いました。

 

それからわずか6日後が東日本大震災でした。

 

結婚と震災。

結婚して5年、震災から5年。

 

忘れ得ぬ平成23年の3月。

多くの教訓を得た平成23年の3月。

 

誰しもに等しく訪れた5年の歳月。

これからも積み重ねられて行くひととき。

 

仏道では、「今」を大切に歩みを進めて行くことの尊さを説きます。

「今」を大切にすることが「過去」に報い、「未来」に繋がるとされます。

 

ひとときひとときを大切に、覚悟と情熱を以て日々の研鑽に励もうと思います。

改めてそのような志を立てた平成28年3月5日でした。

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ひな祭り

3月3日は「桃の節句」です。

 

日本には様々な節目があります。

年の変わり目、季節の変わり目。

元日、節分、五節句などなど。

その節目節目に無病息災や身体堅固などを願う伝統が今に伝えられます。

 

仏道において「願い」は「誓い」と深い関係にあります。

「願い」の成就のために、自己を省みて志を新たに歩みを進める「誓い」を抱く。

季節の訪れと共に重ねられる幾つもの節目にあたり、ご自身の「願い」と「誓い」に向き合われてみてはいかがでしょうか。

 

当山でも、ひな人形を飾りました。

副住職妻がパステルアートで描いた「立ち雛」も客殿に飾っております。

おだいり様とおひな様が季節の彩りを添えております。

 

無病息災、身体堅固を祈る傍ら、当山ではインフルエンザが大流行でした。

副住職が罹り、娘が罹り、息子が罹り、住職が罹り、副住職妻が罹り、もう1度息子が罹り。

おかげさまで、健康の尊さを身にしみて感じさせて頂きました。

自身の健康を保ちつつ、日々のお勤めに邁進させて頂きたいと思います。

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御詠歌(ごえいか)のススメ

当山では

毎月第1・3金曜日の午前10時より

『御詠歌(ごえいか)の会』を開催しております。

 

NHK文化センター八戸教室でも

毎月第3火曜日の午後1時半より

御詠歌の講座を開催しております。

 

御詠歌をご存知ない方も多いかと思います。

御詠歌とは、その字の如く歌です。

 

鈴(れい)と鉦(しょう)で拍を取り

大和言葉で綴られた和歌に

節をつけてお唱えします。

 

仏道の教えが

分かり易い言葉で歌われます。

 

当山では御詠歌を

通夜や季節の法要にて

お唱えさせて頂いておりますが

その内容は実に豊かです。

 

ご供養について

仏道について

お釈迦様について

お寺の年中行事についてなど

内容は様々です。

 

歌い継がれてきた

伝統の響きに触れてみませんか?

 

御詠歌を通じ

仏道を深めてみませんか?

 

御詠歌をご一緒下さる方を随時募集しております。

老若男女、“歌心”は不問です。

 

どなた様でもご参加頂けますので

興味のある方は是非お問い合わせ下さい。

 

皆様のご参加、心よりお待ちしております。

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『いのちのワークショップ〜お寺のおはなし会〜』が開催されました

3月1日は寺子屋ワークショップ『いのちのワークショップ〜お寺のおはなし会〜』が開催されました。

「いのち」を見つめ「心の豊かさ」を考えるるひととき。

副住職の法話と絵本作家たにもとあゆみん さんによる絵本の読み聞かせが行われました。

 

たにもとさんは「生きているだけで宝物」というメッセージを、ご自身が作られた絵本『ままへの手紙』に託されております。そのメッセージは仏道にも通ずる所です。

 

たにもとさんは「命の尊さを伝える」という誓いと、「一人でも多くの方に心豊かな日々を送って頂きたい」という願いをお持ちです。

 

仏道では、尊い「誓い」と「願い」を宿し、衆生済度に励まれる姿を「菩薩(ぼさつ)」といいます。

たにもとさんの取り組みは、まさに菩薩道といえるかと思います。

 

寺子屋ワークショップでは、ご参加の皆様からお納め頂いた浄財の一部を国際協力NGO団体に寄付させて頂いております。

寺子屋ワークショップは自利利他(じりりた)を理念としております。

自己を高めること(自利)、他者のためとなること(利他)、それらが一体となることが仏道では尊いとされます。

 

理念の実践の形として、寺子屋ワークショップを通じた国際協力活動に取り組んでおります。

ご参加の皆様が研鑽を積まれることが、そのまま国際協力活動にもなります。

 

寺子屋ワークショップでは写経カフェ、お寺ヨガ、香りのこころ、ほとけさまパステルなど不定期に開催しております。どなた様でもご参加頂けますので、興味のある方は是非ご一緒下さい。IMG_4724

※お問い合わせはメール、問い合わせフォームにてお願いいたします。

護摩法要が行われました

当山に祀られる観音様は

毎年旧暦1月17日にのみ

御開帳(ごかいちょう)され

その御宝前にて護摩法要(ごまほうよう)が

厳修(ごんしゅう)されます。

 

本年は2月24日に執り行われました。

 

護摩とは

願いを清め、その成就を願う

「火の修法(しゅほう)」です。

 

その起源は古代インドにまで遡ります。

 

本年は当山副住職の他

愛媛県松山市の浄明院(じょうみょういん)様

東京都江戸川区の善養寺(ぜんようじ)様に

御足労頂き、3名でお勤めさせて頂きました。

 

護摩法要は毎年午後8時から行われております。

 

照明が落とされた本堂は

灯明の光、護摩の炎の光で包まれ

とても幻想的な空間であったかと思います。

 

一時は“存続の危機”に瀕していた行事ですが

年々お参りされる方も増えて参りました。

 

天候にも恵まれ

本年はここ数年で最も賑やかな護摩法要となりました。

 

来年は2月13日(月)が旧暦1月17日にあたります。

 

来年も賑やかな護摩法要であればと願っております。

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