令和8年おこもりのご案内

令和8年の

おこもりのご案内です。

 

本年は 3月5日(旧暦1月17日大安)が

おこもりとなります。

 

年に一度の

厳かな法要なので

ご興味をお持ちの方

ご都合のよろしい方は

どなた様もご一緒ください。

 

以下、おこもりのご案内です。

 

  • 受付:19:00〜(受付用紙に願い事などご記入いただきます)
  • 法話:19:30〜
  • 法要:20:00〜
  • 持ち物:お布施・加持物(かじもつ、護摩の炎・煙にあててお加持します。詳しくは後述します)

秘仏・七崎観音(ならさきかんのん)をご開帳し、護摩法要を行います。七崎観音は旧暦1月17日にのみご開帳されます。この行事は「おこもり」と通称されます。令和8年の「おこもり」も、大般若附護摩(だいはんにゃつきごま)という法式で法要を行います。

ご用意いただくもの
①お布施:金額は定めておりません。
②加持物(希望者):法要中に護摩の炎・煙にあて、お加持します。内容に決まりはありませんが衣類・ペン、参考書、仕事にまつわるものなど、カバン・袋に入れてお持ち下さい。加持物は法要後、お返しします。

ご参列の手順
①受付所にて受付をして下さい。受付は午後7時より行います。受付用紙をお渡しするので、そちらにお名前と願い事をご記入いただき、お布施と一緒に受付にお納め下さい。護摩の炎・煙にあててお加持する加持物をお持ちの方は、受付にてお預かりします。

②清酒や供物をお持ちの方は、受付にて拝受いたします。熨斗(のし)を用意される場合は「御宝前」(ごほうぜん)とお書き下さい。(神仏習合の伝統があるので「御神前」(ごしんぜん)でも結構です。)

③護摩木(1本500円)奉納所も設けるので、そちらで護摩木を納めていただけるとありがたく存じます。

④法要の中で、祈願者名(受付用紙ご記入のお名前)を読み上げます。ご自身のお名前が読み上げられた際は、心願成就を願い、柏手(かしわで)を2度お打ち下さい(2拍手)。また、法要の最後にもご参列の皆さまと拍手を2度打つ作法があるので、心を込めてご一緒下さい。(2拍手のことを仏道では拍掌[はくしょう]といい、祈りを捧げる作法の一つです。)

⑤法要後、参列者の皆さまに大般若経(だいはんにゃきょう)という経本をあてて、お加持します。お加持の際は、頭を少し下げて、合掌してお待ち下さい。

⑥法要後、授与所を設けるので、お守り・お札を入用の方は、そちらでお求め下さい。

⑦数に限りがありますが、お護符(ごふ)として落雁(らくがん)をお渡しします。

小正月にオシラサマ祭壇を用意しました

当山には

オシラサマが何組か祀られます。

 

スペースの関係で

平時は人前にお祀りしていませんが

小正月を迎えるにあたり

オシラサマの祭壇を設えてみました。

 

オシラサマの祭事を行うことを

“あそばせる”とも言います。

 

昔はイタコさんに来ていただいて

“あそばせ”をしていましたが

お世話になっていたイタコさんが

お亡くなりになられてからは

イタコさんの”あそばせ”は行なっていません。

 

普賢院では

16日が閻魔様のご縁日であることもあり

1月16日に旧正月の行事を行なっています。

 

オシラサマは15日が「ご縁日」とされるので

当面の間は1月15日に祭壇前でお勤めをして

16日の行事が終わったら

オシラサマ祭壇を片付けることにします。

 

祭壇を用意して

改めてオシラサマを眺めてみると

オセンダク(着衣)が

かなり傷んでいるものもあるので

今年はどこかのタイミングで

衣替えをしようと思います。

 

オシラサマは

北東北における

信仰のひとつの形であり

郷土の神様です。

 

一人の女性と飼い馬の物語に由来する

二体一組の神様です。

 

本年は午年ですし

お祀りの方法について

再検討したうえで

出来る形で丁寧に

向き合わせていただきます。

 

青森県では

南部地方と津軽地方の

オシラサマには

やや異なる趣があります。

 

郷土における

このような祈りのあり方は

とても大切なものだと捉えています。

 

お参りの際に

オシラサマ祭壇をお見かけしたら

ぜひお手合わせしていただければと思います。

 

「おこもり」にちなんだ歌を作りました

旧暦1月17日は

秘仏・七崎観音をご開帳して

法要が行われます。

 

旧暦は月の暦です。

 

旧暦1月17日は

必ず大安であり

その月の位相は

古くから愛でられてきました。

 

十五夜(満月)以降の位相には

細やかに名称が当てられており

いかに関心が寄せられていて

尊いものとされてきたかが

伺われるように思います。

 

ご開帳は

単に秘仏の厨子(ずし)の

扉を開いて

そのお姿にお目見えする

という意味にとどまりません。

 

旧暦1月17日であることの意味

観音菩薩に託された願い

祈るということ

集うということなど

色々な意味が相まってこそ

この行事の尊さが

際立ってきます。

 

そのようなことを踏まえ

さらに“遠く”の

大切な人たちへの思いを込めて

「十七夜の祈り」という

歌を作りました。

 

歌詞は自作ですが

曲・歌声はAIで生成しています。

 

ぜひお聴きいただければと思います。

 

僧侶手彫りの地蔵菩薩像

昨日のブログでも紹介した

当山先師(代務住職ですが)

赤穂覚信師が手彫りされた仏像のひとつに

地蔵菩薩像(一説に弘法大師像)があります。

 

袈裟をまとい

左手に宝珠らしきものを携え

右手に錫杖を持つ姿なので

弘法大師像ではなく

地蔵菩薩の立像であると

高確率で断定出来ます。

 

というのも

弘法大師像で同様の

お姿のもの(修行大師像など)も

ありますが

その場合は袈裟(地蔵袈裟)を

着衣した姿ではありませんし

持仏についても念珠や鉢であることが多く

笠を着けていることも多いので

総合して考えると

地蔵菩薩であると判断出来ます。

 

この御像は旧本堂時代

本尊愛染明王の脇仏として

祀られていました。

 

新本堂建立にあたって

もともとの本尊が十一面観音だったという

いわれを踏まえて

長谷式十一面観音三尊を造立し

現在はそちらを本尊脇仏として

お祀りしています。

 

覚信仏である

この地蔵菩薩は

新本堂の地蔵堂にて

お祀りしています。

 

先日の地震では

転倒してしまいました。

 

以前から台座が不安定だったので

今後のことを考えて

こちらの仏像も

仏師さんに相談して

台座を作成してもらおうと思います。

 

将来のいつか

大きな地震は必ず来ます。

 

その際には

倒れることのないように

今のうちから

出来ることは

実行してまいります。

 

▼地震発生超後の転倒の様子

僧侶手彫りの不動明王像

地震で落下して

修繕が必要な不動明王像。

 

こちらは

円空仏といういわれや

奇峰学秀の作った学秀仏

といういわれがありますが

本堂建替の際に

仏像・古文書の悉皆調査を踏まえるに

当山代務者を一時期務めており

田面木の善照院先師でもある

赤穂覚信師が作仏したものだと

拙僧泰峻は考えています。

 

当山には覚信師の仏像は他にもあり

さらに同宗派の他寺院にも

何体か現存しています。

 

覚信師の不動明王像は

来年修繕する仏像のうちの一体です。

 

自立が不安定だったので

壁面に立てかけるような形で

観音堂脇堂最上段に

お祀りしていたので

地震が来た時に

こちらのお仏像は

たぶん落下したであろうと思っていた所

案の定の結果でした。

 

ということで

台座をきちんとしていただいた上

何年か前に取り外した

後背と持物(じぶつ)を

作り直していただこうと思います。

 

▼不動明王像の足元部分

台座とは接着剤で

つけられていたようです。

南祖祭で“南祖護摩”を行います

南祖法師を本尊に

法要を行い

そのご宝前で

伝説にまつわる法話をする

南祖祭(なんそさい)。

 

法要の準備をしている中で

護摩を行うことにしました。

 

今年の節分で

市川の願成寺(浄土宗)さんの

本堂で護摩法要をご依頼された時に

他所で護摩が出来るように炉を

用意したのですが

今回はそれを活用して

南祖堂の所で護摩を行ってみます。

 

不動護摩のように

高く炎を上げることは

場所的に出来ませんが

とても良い時間になると思います。

 

こじんまりした行事なので

大々的にご参列いただいている

法要ではありませんが

ご興味をお持ちの方は

ご一緒いただけます。

 

ご参列される方はj

受付にて

お名前・願い事をお書きいただき

お布施(金額は決めません)を

お納めください。

 

当山ならではのというか

当山でしか出来ない形の

伝説との向き合い方です。

 

“ならでは”の形式を通じて

祈りをお捧げいただければと思います。

 

12/7南祖祭のご案内

南祖坊(なんそのぼう)として

有名な南祖法師(なんそほっし)に

祈りを捧げるひとときです。

 

南祖法師は

普賢院第2世住職

月法律師(がっぽうりっし)の

弟子とされ

全国行脚の果てに

十和田湖の龍神

青龍大権現(せいりゅうだいごんげん)に

なったと伝えられます。

 

当日は法要の後

「南祖法師の物語に見る仏道アラカルト」

と題して法話を行います。

  • 参加される方は、受付用紙にお名前・願い事をお書きいただきます。
  • 会費は設けないので、お気持ちの程、お布施としてお納めください。
  • 授与品を用意するので、入り用の方はお求めください。※お納めいただいた浄財は、国際協力活動への寄付と、観音堂・南祖堂の仏具等にあてさせていただきます。

 

授与品は以下の通りです。

  1. 南祖法師紙札:1体500円
  2. 南祖法師お守り:1体1000円
  3. 絵本『龍になったおしょうさま』(ハードカバー):1冊3000円
  4. 絵本『龍になったおしょうさま』(ソフトカバー):1冊1500円

 

こじんまりとした法要ですが

ご興味をお持ちの方は

お気軽にご一緒ください。

 

そろそろ南祖祭の準備も

12月上旬に開催を重ねている

南祖祭(なんそさい)。

 

本年は12月7日(日)

午後3時より行います。

 

詳細は後日ご案内します。

 

南祖祭は

南祖坊(なんそのぼう)として

地元では知られている

十和田湖龍神伝説の

南祖法師の行事です。

 

南祖法師は

当山2世住職の弟子であると

言い伝えられております。

 

南祖法師の師は

月法律師という方で

「律師」である点は

とても大きな意味があると

最近は考えています。

 

そんなことを

今年のいつだったかに

やや専門的に当ブログで

記述したことがあったと記憶しています。

 

律師は

戒律に通じた僧侶であることを意味するのは

言うまでもありません。

 

戒律をめぐる歴史は

その時々に非常に重要な契機となっています。

 

南祖法師にまつわる伝説の内容について

これまでとは異なる角度から

(専門的な仏道からの視点から)

アプローチすることで

とても“豊かなもの”が

浮かび上がってくる実感があります。

 

本年も

そんなアプローチからの

南祖法師伝説について

お話ししてみたいと思います。

 

南祖堂マイナーチェンジ

観音堂脇の祭壇には

南祖法師(なそほっし)尊像が

祀られており

ここは南祖堂と呼んでいます。

 

これまで

最上段に厨子(ずし)という

尊像が納められた化粧箱を

じか置きしていたのですが

親しい仏具屋さんに

少し高くした方が

バランスが良いように感じると

アドバイスいただいたので

位牌堂で使っていた台の一部を

厨子の下に設置してみました。

 

ちょっとしたことですが

明らかに雰囲気が

良くなった感じがします。

 

南祖法師は

普賢院の第2世住職の弟子として

修行・研鑽を積み

全国行脚の果てに

十和田湖の龍神となったと

伝えられる伝説の僧侶で

県内では南祖坊(なんそのぼう)

という呼び名で有名です。

 

南祖伝説は

現代でも様々な語りがあり

興味を持たれる方も多いです。

 

様々なバージョンがあり

場所場所でカスタムされてきたので

豊かな内容につながっているのが

南祖伝説の特徴です。

 

その南祖伝説を

仏教的視点で紐解くと

より豊かで深い内容が

浮かび上がってきます。

 

ここでいう仏教的視点というのは

教理的なものだけでなく

実践理論を踏まえての

専門的な視点ということです。

 

そういった視点で

ここ何年かアプローチをしていまして

成果の一部は

12月の南祖祭でお伝えしています。

 

ここ何年かのブログでは

メモ的なものは紹介しても

専門的な内容について

記すことはありませんでしたが

研究所で担当している

諸テーマの研究が

良い感じに進展・深化するのに伴い

南祖伝説に関しての理解も

実は深化してきています。

 

深化しているのですが

超専門的な内容なので

講式という

“専門的な形式”の

次第にするなどして

次代住職に託す方法も

良いかなと考えてたりします。