有志で月に一度
老子の勉強会をしています。
今月印象的だったのは
柔弱なることの大切さを説く章句です。
柔弱の対語として
堅強・強大という語が
用いられていまして
要するに柔軟が
とても重要であることを
主張しているものと捉えました。
風に揺れる草木は
柔軟であるゆえに
しなやかに風に対応します。
ムチのように
しなやかさは
強さともなります。
物質的な意味だけでなく
精神的な意味でも
「柔軟さ」は大切なのものです。
柔弱という表現が
老子の勉強会で
心に残ったのは
柔軟という言葉よりも
「強」が対に想定されていることが
明確であるからだと思います。
一方のみではなく
両極を意識することが
おそらくは老子のスタンスで
これを日常に応用するのであれば
自分だけのことだけではなく
自分以外のことも意識してみる。
このことに
実践的な意味を持たせいけば
自利と利他という菩薩行にも
接続されていくようにも感じます。
両極への意識は
広い視野を持つことにも
つながるものです。
同じ物事を目の当たりにしたとして
十人いれば十通りの向き合い方があります。
広い視野を持つというのは
十人いれば十通りの「世界」が
思い描かれているということを
前提として引き受けて
物事と向き合うということであり
これは仏道修行で
とても重要な点でもあるのです。
