笑い、滴り、粧い、眠る

四季にちなんだ表現は

様々ありますが

山という言葉を用いたものに

山笑う

山滴る(したたる)

山粧う(よそおう)

山眠る

という言い回しがあります。

 

四季の情景が想起される表現ですが

夏と冬の存在感が増す

昨今の四季感からすれば

山の情景と四季の対応関係にも

ズレが出てきたような気もします。

 

春と秋が短いように思われる現代

山が笑って

山が粧いを施すと

先人が表現した情景は

肌感として異なっているようにも思うのです。

 

その一方で

暑さが際立ってきた分

夜空の月の清涼感にまつわる表現は

これまで以上に

共感出来るというか

もしかしたら

先人以上に納得いく形で

情景を味わえるようにも思います。

 

そんな言葉と情景について

ふと思いが至った

11月の弘法大師の御縁日でした。