現住職としてのToDoリストのひとつ

昨年末に

論考作成のために

取材させてほしいとの

ご依頼を受けて

昨日対応させていただきました。

 

年末から年度末にかけては

法務・諸行事・出張・執筆などの

密度がとても高いので

ご依頼いただいてから

かなり時間が経ってしまいましたが

十和田湖伝説や

当山の歴史などについて

お伝えいたしました。

 

昨年末に取材のご相談いただいた際

大まかな質問をまとめた質問書を

頂戴していたので

短い時間をより有効にすべく

回答書も用意させていただき

対応させていただきました。

 

最近は当ブログで

十和田湖伝説について

投稿する機会が

あまりありませんが

実は多角的なアプローチで

向き合わせていただいております。

 

宗祖弘法大師は

学びや探究により

物事を深化して

洞察する姿勢も

大切な修行であるとしています。

 

拙僧は現在所属する研究機関で

複数のテーマのもと

研究をしているのですが

それら全ては

本質的なところで

当山に関わるものであり

最終的につながるものと確信しています。

 

もちろん

十和田湖伝説も含まれるのですが

今回の取材に際して回答書として

それとなく作成した資料の内容を見返すと

ここ何年かで

格段に質が高まっているように思いました。

 

十和田湖伝説ほか

自身が蓄積してきた成果を

これから20年位のうちに

次代以降にお役立ていただけるよう

何かしらの形にすることが

現住職としての使命であると

最近は考えています。

 

20年後は拙僧泰峻が還暦です。

 

段階的に形にするか

まとめて形にするかは

これからのお話になりますが

第65世住職としての

ToDoリストのひとつにしたいと思います。

 

上棟式から2年が経過しました

早いもので

本堂の上棟式から

2年が経過します。

 

上棟式は

先代住職が亡くなってから

あまり日が経たないうちに

準備をして当日を怒涛のうちに迎える

というハードスケジュールだったことが

思い出されます。

 

まだコロナ禍ではありましたが

開催することが出来て

本当に良かったと感じます。

 

この時にお会いしたのが

今生最期になってしまった方も

いらっしゃいました。

 

その時その時に

出来ることを

精一杯行うべきであることを

改めて胸に刻まされた

歴史的行事でもありました。

 

とにかく頑張ります

年度末=春彼岸=バタバタ

という構図が

お寺では成り立ちます。

 

年度末は

次年度の相談も寄せられる時期ですが

昨日とある支所から秋の研修会での

講師のご依頼のご相談がありました。

 

拙僧泰峻は

現代教化研究所という研究機関に

常勤研究員として

所属させていただいており

いくつかのテーマを持っているのですが

それとはまた別のテーマでのご相談で

普賢院での活動を中心としたお話を

というご依頼でした。

 

当山では

様々に取り組みをしてきたのですが

この機会に大小様々なことを整理して

お声がけくださった大切な先輩の

ご期待に応えられるよう

準備をしたいと思います。

 

事情があって

まだ公表出来ないものもありますが

次年度は今年度以上に

出番を頂戴しております。

 

いずれの機会も

自身の研鑽の場にもなり

めぐりめぐって普賢院にも

大いに資すると捉えているので

前向きに励んでまいります。

 

おこもりの記事が新聞に掲載されました

2月26日に行われた

七崎観音おこもり護摩法要の記事が

本日のデーリー東北に掲載されました。

 

八戸は曹洞宗と浄土宗の寺院が多い地域で

八戸仏教会に所属する41ヶ寺のうち

真言宗は3ヶ寺だけ(いずれも豊山派)です。

 

そのためか

真言宗の法式や声明(節つきのお経)は

初見の方には印象深いようです。

 

他宗に比べて

真言宗の際立った特徴をあげるとすれば

三密行法(さんみつぎょうほう)だと思います。

 

独特の声明もさることながら

身・口・意(印・真言・観想)の

作法を重んじる三密行法は

とても奥深いものです。

 

というやや専門的なお話は

とめどなく続いてしまうので

今回はやめておきます。

 

デーリー東北を

とっていらっしゃる方は

ぜひご一読くださいませ。

 

令和5年度最後の所内会でした

年度最後の研究機関の所内会議でした。

 

令和5年度は

常勤研究員という

身に余る役を拝命し

奮闘させていただいた年度でした。

 

毎回毎回

力不足を痛感しつつも

良い刺激をいただきながら

赴かせていただきました。

 

次年度は

今年度以上に励ませていただき

諸事深めたいと考えています。

 

年度末ということは

春彼岸が迫っている

ということでもあります。

 

ということで

寺報の作成や

法話の資料作成など

ボチボチ取り掛かりたいと思います。

 

数珠回しを復活します

令和6年3月20日の

午後1時から行われる

春彼岸中日法要では

久しぶりに数珠回しを行います。

 

コロナ禍以降

全く行っていなかった数珠回し。

 

数珠回しとは

ご参列の方に

念仏をお唱えいただきながら

大きな数珠を回していただく

祈りのお作法です。

 

念仏というと

浄土宗や浄土真宗の

作法であると

思われる方が多いと思いますが

宗派の枠に収斂されるものではなく

かつては広く行われ

共有されていたものです。

 

数珠回しは

地域における供養習俗の

意味合いも強いものであり

ひと昔前までは

通夜の読経後に

よく行われていました。

 

しかし

最近では通夜で行うことは稀で

お寺の行事でしか行っていませんでした。

 

そのような

状況だったうえに

コロナ禍になったため

お寺の行事でも

数珠回しを行わなくなり

今では全く行う機会がなくなりました。

 

祈りの伝統でもあるので

せめてお寺の行事では

数珠回しを行った方が良いと思いまして

今度の中日法要では

久しぶりに数珠回しを

行いたいと思います。

 

現在の本堂で数珠回しを

行うのは初めてなので

どのように行うかは検討中です。

 

数珠回しは

ある程度人数がいないと出来ないので

ご都合よろしい方は

ご一緒いただけると幸いです。

 

先日の不動護摩の動画をアップしました

2月の不動護摩の様子を

お伝えする動画をアップしました。

 

次第のテロップも入れてみたので

ご覧いただけると幸いです。

 

法要後のお話でも述べましたが

昨年から不動護摩にて

お納めいただいている

ご浄財で不動明王脇侍仏の

二大童子像を造立して

お迎えすることにいたしました。

 

これまでご参列いただいた

全ての方を施主として

お仏像を造立させていただきます。

 

不動護摩のひとときを通じて

結ばせていただいたご縁を

尊い形にして

後世に託したいと思います。