意味や意義を備えるひとときを模索しています

旧本堂が解体されて以後

全ての法務(葬儀、法事、ご祈祷など)や

行事・催事は仮本堂で行っております。

 

新本堂が今秋完成するので

新本堂での新体制に向け

ここ数年は諸事見直しや手直しを

行っています。

 

さらにいえば

昨年住職が代替わりしたため

見直し手直し検討に

一層力が入っています。

 

なかでもご祈祷については

熟考を重ねています。

 

普賢院は

檀家寺という側面のみならず

祈祷寺という側面もあるお寺で

様々なご縁の形があるといえます。

 

祈祷寺でいうと当山は

南部藩祈願所でもあったので

由緒に大きく関わる要素です。

 

ご祈祷の際のみの話ではありませんが

法務をご一緒させていただくということは

儀式の意味やお寺の背景などにも

触れていただくことと考えています。

 

そういった意味や意義を

十分に備えることが

出来るようにするために

どのようにすればよいかを模索しながら

さらに熟考していきたいと思います。

 

浮かび上がる江戸期の七崎観音の祀られ方

普賢院に祀られる

七崎観音(ならさきかんのん)の

ご開帳が近づいてまいりました。

 

本年は2月17日となります。

 

ご開帳された観音様のご宝前で

午後8時から法要が

執り行われます。

 

詳細は下記リンクを

ご参照下さい▼

令和4年おこもりのご案内

 

当山では

文化8年(1811)以来の

本堂建替を行っており

それに伴い

仏像仏具等の再整理・調査も

行ないました。

 

そのおかげで

判明したことや確認されたことなどが

沢山ありました。

 

七崎観音についても

色々と浮かび上がったことがあります。

 

以前もお伝えしたように

現在普賢院には

「2体の七崎観音」が

祀られています。

 

区別するために拙僧泰峻は

現 七崎観音(げんならさきかんのん)

本 七崎観音(もとならさきかんのん)

と呼び分けております。

 

昭和51年に

旧本堂の大改修が

行われるまでは

本七崎観音は大きな春日型厨子に

納められていました。

 

また

現七崎観音と本七崎観音は

並列(横並び)に

安置されていたそうです。

 

本七崎観音の厨子は

かなり傷みが激しかったようで

かなり前に処分されています。

 

本七崎観音像は

蓮弁に激しい鼠害が見られました。

 

また

本七崎観音が奉納された際の

観音堂並末社十二宮再興棟札も

古い鼠害が見られるため

恐らく観音像の後ろに

棟札が祀られていたと思われます。

 

そういったことを

図像資料にしてみたので

ご覧いただいて

七崎観音とのご縁を

深めていただけると幸いです。

 

 

令和4年最初の写経カフェ

本日は寺子屋ワークショップ

写経カフェが開催されました。

 

一昨年から引き続き

規模を縮小しての

実施となりました。

 

写経カフェの様子を

お伝えする動画を用意しました。

 

法話では

七崎観音(ならさきかんのん)

についても触れております。

 

七崎観音は秘仏で

年に1回

旧暦1月17日にご開帳されます。

 

本年は2月17日が

ご開帳となり

その日に法要が行われます。

 

ご開帳しての法要の詳細は

こちらをご参照下さい▼

おこもり法要のご案内

 

写経カフェで

納経された写経は

ご開帳して行われる法要にて

改めてご宝前に奉呈します。

 

そういった関わりもあり

写経カフェで

七崎観音についても

お話させていただきました。

 

ご覧いただけると幸いです。

 

令和4年も終活カフェを開催します

昨年から開催しております

終活カフェは本年も

開催いたします。

 

4月と10月に開催予定で

本年のテーマは「お墓」です。

 

普賢院では

本年新本堂が完成しますが

その境内整備の一環で

墓地整備も行ないまして

合葬墓も建立されます。

 

拙僧泰峻

ここ何年も合葬墓(永代供養墓)に

ついて色々と研究・検討させていただき

今後の運営方針を

大まかに定めさせていただきました。

 

そのことについても

終活カフェでお伝えしたいと思います。

 

春の終活カフェは

4月12日午後1時から開催します。

 

どなたでもご参加いただけますので

ご興味をお持ちの方は

おいで下さいませ。

 

今回は住職のお話に続き

お弟子さんで

終活カウンセラー1級の

中野太陽さんにもお手伝いいただきます。

 

太陽さんは

当山の終活窓口を

ご担当いただきますので

何かありましたら

お気軽におたずねいただきたいと思います。

 

 

▼昨年4月に用意した資料の一部

本年も子安さまの行事が中止となりました

1月23日は

「子安さま」こと

子安地蔵菩薩の

行事の日でしたが

本年も中止となりました。

 

昨年に続き

子安さまの行事は中止で

ご宝前でのお勤めのみ

行う形となりました。

 

昨年と本年は

これまで通りに行うことが

出来なかったものの

これまでとは違う形を通して

色々なアイディアを

得ることが出来たようにも思います。

 

今秋に完成する新本堂では

子安さまは地蔵堂の本尊となり

以前よりも大きな空間に

荘厳に祀られることになります。

 

地蔵堂においても

様々な取り組みと

関連づけたいと思案中です。

 

子どもを抱く地蔵菩薩「子安さま」

「子安さま」は

胸に子どもを抱いたお地蔵さまで

当山にもお祀りされており

様々な願いが捧げられております。

 

子宝祈願

子どもの成長祈願

といった願いはもちろんのこと

先立った子どもたちの

安らかなることへの

供養の思いも捧げられてきました。

 

お地蔵さまのご縁日は

毎月24日となります。

 

お地蔵さまに限らず

ご縁日の前日に行事が

行われることが

よく見られますが

当山の子安さまも

毎年1月23日と8月23日に

地元町内会が輪番で

担当する行事があります。

 

行事といっても

法要を伴う大掛かりなものではなく

町内会の班の女性の方が

子安さまをお参りし

お堂で歓談しながら過ごす

というものです。

 

ウイルスの感染対策のため

昨年以降は休止状態ですが

行事の有無関わらず

僧侶によるお勤めは行っております。

 

本年は1月23日が

朝から法務がたて込んでいる関係で

子安さまへのお勤めを

本日行わせていただきました。

 

その様子を

お伝えする映像を用意したので

ご覧いただけると幸いです。

 

旧本堂の大改修の記憶

令和4年から46年さかのぼる

昭和51年(1976)に

旧本堂(文化8年再建、令和2年に解体)の

大改修事業が行われました。

 

この時に

茅葺き屋根は

トタンに葺き替えられ

境内も整備されています。

 

当時の様子を伝える写真を

動画に編集しました。

 

当時のことを懐かしまれる方も

多いのではないかと思いますし

世代によっては

昭和の一幕を知る

ひとつの映像資料という

印象を抱かれるかもしれません。

 

地域の方やご縁ある方が

大勢お集まりになられ

作業に取り組まれ

完成時には皆さんで

お祝いのひとときを

過ごされた様子を

ぜひご覧くださいませ。

 

屋根に銅板が葺かれてきました

新本堂の屋根は銅板葺きとなります。

 

真新しい銅板が葺かれてきたので

葺き終わった箇所は

眩しい程に輝いております。

 

工事の様子をお伝えする

映像を用意したので

ぜひご覧いただき

ご確認いただければと思います。

 

観音さまのお経

観音様のお経は沢山ありますが

最も有名なものといえるのが

「普門品(ふもんぼん)」です。

 

正式には

妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五

といい

観音経(かんのんぎょう)と通称されます。

 

当山では

旧暦1月17日(令和4年は2月17日となります)

に観音様の行事があるので

最近は観音菩薩にまつわる記事を

投稿することが多くなっておりまして

今回は観音経について

紹介したいと思います。

 

観音経全文は次のようになります。

 

妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五

 

爾時無盡意菩薩即従座起偏袒右肩合掌

向佛而作是言世尊観世音菩薩

以何因縁名観世音

佛告無盡意菩薩

善男子若有無量百千萬億衆生受諸苦悩

聞是観世音菩薩一心稱名観世音菩薩

即時観其音聲皆得解脱

若有持是観世音菩薩名者設入大火

火不能燒由是菩薩威神力故

若為大水所漂稱其名號即得淺處

若有百千萬億衆生為求金銀瑠璃硨磲瑪瑙

珊瑚琥珀眞珠等寳入於大海假使黒風

吹其船舫飄堕羅刹鬼國其中

若有乃至一人稱観世音菩薩名者

是諸人等皆得解脱羅刹之難以是因縁名観世音

若復有人臨當被害稱観世音菩薩名者

彼所執刀杖尋段段壊而得解脱

若三千大千國土満中夜叉羅刹欲来悩人

聞其稱観世音菩薩名者

是諸悪鬼尚不能以悪眼視之況復加害

設復有人若有罪若無罪杻械枷鎖

検繋其身稱観世音菩薩名者皆悉断壊即得解脱

若三千大千國土満中怨賊有一商主将諸商人

齎持重寳経過険路其中一人作是唱言

諸善男子勿得恐怖

汝等應当一心稱観世音菩薩名號

是菩薩能以無畏施

於衆生汝等若稱名者於此怨賊當得解脱

衆商人聞倶發声言南無観世音菩薩

稱其名故即得解脱

無盡意観世音菩薩摩訶薩威神之力巍巍如是

若有衆生多於婬欲常念恭敬観世音菩薩便得離欲

若多瞋恚常念恭敬観世音菩薩便得離瞋

若多愚痴常念恭敬観世音菩薩便得離癡

無盡意観世音菩薩有如是等大威神力

多所饒益是故衆生常應心念

若有女人設欲求男禮拝供養観世音菩薩

便生福徳智慧之男

設欲求女便生端正有相之女宿植徳本衆人愛敬

無盡意観世音菩薩有如是力

若有衆生恭敬禮拝観世音菩薩福不唐捐

是故衆生皆應受持観世音菩薩名號

無盡意若有人受持六十二億恒河沙菩薩名字

復盡形供養飲食衣服臥具医薬於汝意

云何是善男子善女人功徳多不無盡意言甚多

世尊佛言若復有人受持観世音菩薩名號

乃至一時禮拝供養是二人福正等無異

於百千萬億劫不可窮盡

無盡意受持観世音菩薩名號

得如是無量無邊福徳之利

無盡意菩薩白佛言世尊観世音菩薩

云何遊此娑婆世界云何而為衆生

説法方便之力其事云何

佛告無盡意菩薩善男子若有國土衆生

應以佛身得度者観世音菩薩即現佛身而為説法

應以辟支佛身得度者即現辟支佛身而為説法

應以声聞身得度者即現声聞身而為説法

應以梵王身得度者即現梵王身而為説法

應以帝釈身得度者即現帝釈身而為説法

應以自在天身得度者即現自在天身而為説法

應以大自在天身得度者即現大自在天身而為説法

應以天大将軍身得度者即現天大将軍身而為説法

應以毘沙門身得度者即現毘沙門身而為説法

應以小王身得度者即現小王身而為説法

應以長者身得度者即現長者身而為説法

應以居士身得度者即現居士身而為説法

應以宰官身得度者即現宰官身而為説法

應以婆羅門身得度者即現婆羅門身而為説法

應以比丘比丘尼優婆塞優婆夷身得度者

即現比丘比丘尼優婆塞優婆夷身而為説法

應以長者居士宰官婆羅門婦女身得度者

即現長者居士宰官婆羅門婦女身而為説法

應以童男童女身得度者即現童男童女身而為説法

應以天龍夜叉乾闥婆阿修羅迦樓羅緊那羅

摩睺羅伽人非人等身得度者即皆現之而為説法

應以執金剛神得度者身得度者

即現執金剛神而為説法

無盡意是観世音菩薩成就如是功徳

以種種形遊諸國土度脱衆生

是故汝等應當一心供養観世音菩薩

是観世音菩薩摩訶薩

於怖畏急難之中能施無畏是故此娑婆世界

皆號之為施無畏者

無盡意菩薩白佛言世尊

我今當供養観世音菩薩

即解頸衆寳珠瓔珞價直千両金而以與之作

是言仁者受此法施珍寳瓔珞時

観世音菩薩不肯受之

無盡意復白観世音菩薩言

仁者愍我等故受此瓔珞

爾時佛告観世音菩薩當愍此

無盡意菩薩及四衆天龍夜叉

乾闥婆阿修羅迦樓羅緊那羅

摩睺羅伽人非人等故受是瓔珞

即時観世音菩薩愍諸四衆及於天龍

人非人等受其瓔珞分作二分

一分奉釈迦牟尼佛

一分奉多寳佛塔

無盡意観世音菩薩有如是自在神力遊於娑婆世界

爾時無盡意菩薩以偈問曰

世尊妙相具 我今重問彼 佛子何因縁 名為観世音

具足妙相尊 偈答無盡意 汝聴観音行 善應諸方所

弘誓深如海 歴劫不思議 侍多千億佛 發大清浄願

我為汝略説 聞名及見身 心念不空過 能滅諸有苦

假使興害意 推落大火坑 念彼観音力 火坑變成池

或漂流巨海 龍魚諸鬼難 念彼観音力 波浪不能没

或在須弥峰 為人所推堕 念彼観音力 如日虚空住

或被悪人逐 堕落金剛山 念彼観音力 不能損一毛

或値怨賊繞 各執刀加害 念彼観音力 咸即起慈心

或遭王難苦 臨刑欲壽終 念彼観音力 刀尋段段壊

或囚禁枷鎖 手足被杻械 念彼観音力 釋然得解脱

呪詛諸毒薬 所欲害身者 念彼観音力 還著於本人

或遇悪羅刹 毒龍諸鬼等 念彼観音力 時悉不敢害

若悪獣圍繞 利牙爪可怖 念彼観音力 疾走無邊方

玩蛇及蝮蠍 気毒煙火燃 念彼観音力 尋聲自回去

雲雷鼓掣電 降雹澍大雨 念彼観音力 應時得消散

衆生被困厄 無量苦逼身 観音妙智力 能救世間苦

具足神通力 廣修智方便 十方諸國土 無刹不現身

種種諸悪趣 地獄鬼畜生 生老病死苦 以漸悉令滅

眞観清浄観 廣大智慧観 悲観及慈観 常願常瞻仰

無垢清浄光 慧日破諸闇 能伏災風火 普明照世間

悲體戒雷震 慈意妙大雲 澍甘露法雨 滅除煩悩焔

諍訟経官処 怖畏軍陣中 念彼観音力 衆怨悉退散

妙音観世音 梵音海潮音 勝彼世間音 是故須常念

念念勿生疑 観世音浄聖 於苦悩死厄 能為作依怙

具一切功徳 慈眼視衆生 福聚海無量 是故應頂禮

爾時持地菩薩即従座起前白佛言世尊若有衆生

聞是観世音菩薩品自在之業普門示現神通力者

當知是人功徳不少佛説是普門品時衆中

八萬四千衆生皆発無等等

阿耨多羅三藐三菩提心

 

以上のようなお経になります。

 

観音菩薩の

変幻自在なる境地と

世を照らし心を照らす

智慧と慈悲のありようが

説かれたお経といえます。

 

細かな内容については

今後折に触れて

紹介いたします。

 

昨年の法要で

観音経(偈文)をお唱えした部分を

動画にしてありますので

ご覧いただき観音経と

ご縁を深めていただければと思います。

 

▼観音経(偈文)の動画

 

【おこもりのご案内】

旧暦1月17日にあたる

令和4年2月17日は

秘仏・七崎観音(ならさきかんのん)

をご開帳してご宝前にて

法要を執り行います。

 

この行事は「おこもり」と通称されます。

 

詳細は下記リンクをご参照ください。

おこもりのご案内

 

 

▼昨年のおこもりの様子