4月病のお話からの行事案内

4月病なるものが

流行しているそうです。

 

環境が変化したり

どこかせわしない感じの4月に

積もり積もったストレスに因り

やる気が喪失したり

倦怠感に襲われたりするような

「病」だと聞きました。

 

拙僧泰峻にも

4月病の症状らしきものが見られますが

やる気があろうがなかろうが

倦怠感があろうがなかろうが

慣習に身を任せている所があるので

法務に支障をきたすことは

あまりありません。

 

研究機関関連の

調べ物や執筆については

話は別でして

こちらは深刻な“4月病”に

冒されていると

言えるかもしれません。

 

調べ物や研究については

半分冗談めいて述べておりますが

こういう時(やる気喪失時)は

思い切って何もせずに

別のことに時間を割くようにしています。

 

どこかのタイミングで

スイッチが入るのを待って

日々を過ごした方が

結果的に良いと

個人的に感じています。

 

気分の浮き沈みは

誰にでもあるものですが

それを客観的に捉えることが

重要であると思います。

 

これは瞑想や空の思想に

通じるものといえます。

 

自心のあり方は

変化に富んでいるのであれば

変化に富んでいることを踏まえて

時々の自心のあり方の

客観的把握に努める姿勢は

現代に求められているように思います。

 

瞑想の話題に軽く触れたのは

今週末にお寺ヨガがあり

そこでの法話で

こういった話題に

触れたいと考えていたからです。

 

いままで触れてきた内容は

お寺ヨガに特化したものではなく

仏道における広い文脈でも

重んじられることだと言えます。

 

お寺の空間は

多くの方にとっては

まさに非日常であり

日常から離れて

日常を客観視しやすい

環境であると思います。

 

普賢院では

毎月何かしらの行事がありますが

テーマや内容に違いがあれども

お寺の空間で行うという点は

大きな意味があります。

 

新年度となり

心身ともにお疲れ気味の方は

多いことと想像します。

 

新年度が始まった月の

締めくくりは

日常の時間から

少しだけ離れて

お寺の空間で

ご一緒に過ごしていただいて

ひと息ついていただければと思います。

 

▼4/27と4/28はぜひご一緒ください。

 

▼5/11は開山忌と供養祭を行います。

 

▼おやつクラブの今後の取り組みについて

あれこれと思案してまいります。