紐解き七崎観音⑨

さまざまな尊格について語り

お寺について語り

お寺の本尊の霊験や

巡礼や修行などの功徳など

アラカルトなものを

広く巧みに語った方々が

全国各地に存在しました。

 

時代により

その様相は異なりますが

仏教伝来以前にもまた

巫術に通じる方が

“聖なる言葉”を

述べていたらしいことが

古い史料は伝えています。

 

七崎観音についてもまた

「語り」を担った方が

いたということを

今回のテーマとして

述べてみたいと思います。

 

高野聖

念仏聖

勧進聖

修験者

行者

山伏

などといった言葉は

誰もが聞いたことがあると思います。

 

当地における資料を管見すると

山伏や修験者といった言葉が

好んで用いられているものの

無警戒かつ広義的に

使用されているような感が

あるように思います。

 

このことは

真言宗や天台宗といった

用語についても同様で

専門的な観点からすると

違和感ある宗派感覚で以て

片付けられてしまっている

印象があります。

 

現在でいうところの宗派は

実はかなり現代的なものであり

江戸期であっても

表の法流(行政上のもの)と

実際の中心的な法流が

異っているという場合もあるのです。

 

横のつながりや交流も盛んゆえ

諸宗諸派の交流を通じた研鑽・修行は

珍しくないわけで

在地の山伏や行者や聖といった方は

もっと習合的様相があったということが

出来るので

どのような意味を託して

用語を用いているのかについて

定義するなり含みを持たせる

一手間が必要だと思います。

 

僧侶と一言でいっても

正式な得度ではない形で

沙門となった私度僧という

あり方もありますし

私度僧を修験者や山伏に

含めて表現することもありますし

歴史があってバリエーションもある

用語の使用というものは

とてもデリケートなことだと感じます。

 

七崎観音ほか

当山には十和田湖南祖坊伝説など

いくつか語り継がれるものがありますが

それら諸縁起・伝承・伝説を

受容する社会側からの検討が大部分で

それを主導した仏教者側の

思想的背景や意図などに

焦点を当てた検討は

ほとんど見られません。

 

これは当シリーズでも

何度か触れている点ですが

日本的な仏教的文脈にて語られ

共有されてきたと思われるものゆえ

仏教学的アプローチは

とても有効的であると確信します。

 

そういう課題意識を

抱いていることを

明言させていただいたうえで

本シリーズでは先に触れた

諸聖や山伏や修験者や私度僧などを

ヒジリと表現させていただきます。

 

漢字の聖ですと

尊い僧侶を意味することもあるので

カタカナでヒジリと

表記させていただき

広義的意味で用いたいと思います。

 

当地では現在

修験者という言葉が

山伏という言葉と区別なく

用いられている印象がありますが

諸国を遊行する山林修行者のうち

特に祈祷に効験ありとされたものが

修験者と称され

人々に支持されたわけなので

行状の程度等を無視して

用いてしまうと

限定的理解を招きかねないと思うのです。

 

山林修行の歴史はかなり古いとされ

近年では古代仏教の研究の成果により

かなり重層的なあり方であったことが

解き明かされてきました。

 

奈良時代になると

日本では山林修行に励む

仏教者が顕著となり

それは大乗仏教的菩薩行の一環として

実践されており

修行者は自利利他の二利を志向した

幅広い活動を行い

それは広く社会に及んでいたとされます。

 

当山の開創開山は

1200年以上さかのぼる

延暦弘仁年間(782〜824)に

圓鏡上人によるとされ

七崎観音のご出現もまた同等に遡る

天長元年(824)とされ

当地遷座は承和元年(834)とされ

時代区分でいうと平安初期にあたります。

 

古代仏教についての

先学の膨大な研究成果の力も借りながら

当山の諸縁起について検討することは

有意義であることは言うまでもないですし

当山当地の次代の方々に

竪横な手法のあり方を

示唆することにもつながると思います。

 

話が専門的になりつつあるので本稿は

語りの一端を担い

その拡散に一役かったのは

ヒジリたちだったとして

結ばせていただきます。

 

3月の不動護摩をご一緒しませんか?

不動護摩

  • 開催日:毎月28日
  • 受付は午後6時30分から
  • 法要は午後7時から
  • 会費等は設けませんので、お布施や護摩木奉納(護摩木は1本500円です)にて、お気持ちの程お納めいただきますようお願いいたします。お布施などは、受付でお納めください。
  • 供養護摩木(1本1000円)を用意しました。ご供養されたい方の戒名またはお名前を、供養護摩木申し込み用紙にご記入いただき、それを住職が護摩木にしたため、護摩の火にくべさせていただきます。
  • 参加される方は、受付にて受付用紙へのご記入をお願いします。事前受付も可能です。事前受付はコチラ:https://forms.gle/CBQ6XuMLJzhA3bEz7
  • 参加される方には、お経を記載した法要次第をお渡しします。よろしければご一緒にお唱えください。もちろん、お心静かにご参列いただいても構いません。法要次第はお持ち帰りいただいて構いません。
  • 授与品として不動明王お守り(1体1000円)を用意しているので、入用の方は受付でお声がけください。

 

3月も不動護摩を行います。

 

春彼岸が明けて迎える

護摩のひとときを

ご一緒いただければと思います。

 

前回は制作が間に合わなかった

供養護摩木が完成したので

今月から導入いたします。

 

すでに述べておりますが

供養護摩木は

思いを捧げたい方の

お名前や戒名を

供養護摩木申し込み用紙に

お書きいただきまして

それを住職が護摩木に

したためさせていただきます。

 

それと今月も

前回同様に法要冒頭に

ご詠歌をお唱えしたいと思います。

 

その時季に関わりあるご詠歌を

冒頭にお唱えするシーンを設けて

本年はお勤めしてみたいと思います。

 

これまで

不動護摩でお納めいただいたご浄財で

不動明王の脇仏である二大童子像を

建立することにいたしまして

現在制作中です。

 

二大童子像は

4月末〜5月頃の完成予定です。

 

令和5年1月から本年5月までの間

不動護摩にご参加いただいた皆様を

施主とさせていただき

二大童子像を奉納させていただく

という形にいたします。

 

どなた様でも

ご参加いただけますので

ご興味をお持ちの方

ご都合よろしい方は

お気軽にお運びくださいませ。

 

 

▼二大童子像は4月末〜5月頃に完成予定です。

 

歴史的背景も宿す田沢湖の姫観音

拙僧泰峻は

現代の諸相を扱う研究機関の

常勤研究員として

浅学非才ながらも在籍しており

複数のテーマをもって

事にあたらせていただいています。

 

各テーマについて詳述することはしませんが

研究は広大な海を彷徨うことに似ていると

例えられることがあるように

果てが見えないような広大さに

圧倒されて途方に暮れるような

気持ちになることもしばしばです。

 

何かを突き詰めようとすればするほど

自身の力不足を再確認させられますし

先に触れた“大海の広大さ”を痛感します。

 

このように書くと

つねに歯をくいしばって

事にあたっていると

思われてしまうかもしれませんが

そういうわけでもなく

味わい深さを堪能しつつ

前向きに励ませていただいています。

 

ふと意外な発見や気づきを得られるのもまた

研究の醍醐味だと思います。

 

という前置きをさせていただきまして

ここから本題に入ります。

 

とある研究テーマの関係で

在日外国人に関して調べを進めていると

秋田県の田沢湖の事例に

触れることになりました。

 

普賢院は十和田湖伝説にゆかりがあり

その伝説の発信の拠点だった寺院です。

 

伝説は様々に語られ

最近では秋田県の八郎潟と田沢湖も含めた

三湖伝説として語られることもあります。

 

三湖伝説がいつ頃から

語られているのか定かでありませんが

現在語られるバリーションのひとつとして

意義あるものと考えます。

 

当山には

十和田湖伝説を象徴する御像である

南祖法師尊像が祀られるのですが

同所に龍王・龍女像という

男形・女形一対の龍王像を

造立・安置しております。

 

男形の龍王像は

八郎潟の八郎をモチーフとし

女形の龍王像は

田沢湖の辰子姫をモチーフにしており

つまりこの二龍王像は

現在に語られる三湖伝説を

意識したものになっています。

 

田沢湖には姫観音という

観音像が鎮座しており

辰子姫伝説が意識されたものであることは

明らかなのですが

建立経緯については

昭和前期の歴史的背景が

大いに影響していることを

最近になって知るところとなりました。

 

信仰あるお山や湖が

開発の適地と判断され

実際に諸事業が進められたのは

三湖伝説の三湖に共通する事実です。

 

信仰や伝説と開発や観光は

現代において深く考えるてみるべき

大きなテーマといえます。

 

そのことは置いておきまして

『姫観音像建立趣意書』という

姫観音の建立について述べられた

文書について見てみましょう。

 

姫観音像建立趣意書(※以下はブログ筆者による画像資料の翻刻です。赤字はブログ筆者によります。)

夫レ菩薩ノ誓願ハ衆生ノ抜苦與楽ナリ。衆ト共ニ楽土建設ニ不退転ナリ。自ラハ假令苦海ニ沈淪ストモ他ヲシテ安養土ニ渡ラシメ玉フナリ。顧ルニ田澤湖ノ主トナレル往昔ノ辰子姫ハ自己一身ノ美貌ヲ保持センガ為メ観音菩薩ニ祈願ヲ籠メ遂ニ永久不變ノ龍身ニ化シ入水シテ湖神トナレリト傳ヘラル。是レ即チ女性ノ矜持スル徹妙ナル心術ノ發露ニシテ寧ロ同情ニ値ヒスルモノアリト雖モ現代ノ文明思潮ヨリ觀ズレバ甚ダ遅疑退嬰ニ屈シタルノ感ニ堪ヒズ。今ヤ國ヲ擧ゲテ新東亞ノ建設途上ニ邁進シツツアリテ外ニハ大陸ノ開發アリ内ニハ産業ノ鑛充アリ苟モ八紘一宇ノ大理想下ニハ往昔ノ辰子姫ノ如キ小乗的自己満足ニ堕在スベキニアラズシテ宜シク大乗的ノ日本精神ヲ發掉シ以テ國策ニ順應スベク宛カモ菩薩道ノ修行ニ不退轉ナルガ如ク勇猛精進寸毫ノ懈怠アルベカラザルナリ。

此ノ時ニ方リ昭和十一年我ガ東北ヲ打シテ樂土タラシムベク東北興業會社並ニ東北振興電力株式會社ノ創立アリ隨ッテ同十二年田澤湖生保内發電所建設工事着工サル。同發電所ハ玉川ノ水流ヲ田澤湖ニ導入シ湖ヲシテ一大貯水池タラシムルモノニシテ斯ノ水漸次湖水ヲ保チ難ク忽チ變ジテ汚濁化セラルルヲ免レザルベク湖水ノ主タル辰子ノ窘蹙苦難タル洵ニ察スルニ餘リアルナリ。

然リト雖モ我等辰子姫ノ穎智ト聰明トヲ知ルガ故ニ此ノ際姫ハ必ズヤ從来ノ消極的心情ヲ精算シテ一躍大乗菩薩道ニ悟入シ自ラハ假令無量ノ苦難ヲ受クルトモ衆生ニ安養福利ヲ施與シ得ベキ斯業ノ開發成就ヲ誓願セラルベキコトヲ確信スルモノナリ。

茲ニ於テ乎我等ハ湖畔ノ適地ヲ相シテ姫観音ノ尊像ヲ建立シ其ノ應現ノ威神力ヲ如意ナラシメント發願スルニ至レル所以ナリ。

近時湖水ノ異變頻々トシテ起リ巷問之レニ関聯シテ種々ノ憶測ヲ為シ流言飛語近郷ノ人心ヲ惑亂シ甚ダ穏カナラザルモノアルヲ聞ク若シ徒ラニ妄語邪説ノ流布ヲ放任スルトキハ郷在傳来ノ信仰を破壊シ延イテ自暴自棄ノ懦民ヲ生ズルノ危惧ナシトセズ。是以即チ穎智ナル姫観音大菩薩ノ圓通自在ノ妙智力ヲ具現スベク尊像ヲ建立スル大肯ニシテ只單ニ民衆ノ信念ヲ安定シ以テ國運發展ニ資スベキ各事業ノ振興成就ヲ祈念シテ止マザル所ナリトス矣 昭和十四年五月

附言

本姫観音建立成ヲ告ゲ其ノ開眼式ヲ行フ時ニ際シテハ各會社ノ從業関係者ニシテ其ノ職ニ殉シ貴キ犠牲トナリタルモノノ追悼慰霊ノ弔會式ヲモ施工シテ其ノ冥福ヲ祈ラントスルヲ以テ茲ニ併セテ之レヲ附言ス

槎湖佛教會 發願主 才田鼎鉉 菅原宗展 杉村祥雲 森澤正穎

※画像資料掲載論文:李修京2023「秋田に散在する負の歴史の痕跡」『東京学芸大学紀要』74巻、pp.16-26。

 

ここに色々な情報を

読み取ることが出来ます。

 

辰子姫のいわれについて触れられ

国運に関わりうるものとして進められる

田沢湖の開発にあたって

在来の信仰と在地の人心を慮って

観音妙智力を発現いただくために

造像安置されたという内容です。

 

そして附言として

事業による殉職者の追悼慰霊も

志されていたことが明記されており

この点が

拙僧が抱えている一研究テーマと

クロスした部分でもあります。

 

詳しくは述べませんが

姫観音慰霊祭と朝鮮人無縁仏追善供養

という催事の開催が

重ねられています。

 

姫観音は

在来の伝説との関わりだけでなく

現代史的背景をも背負っており

切実な祈りが込められた観音様といえます。

 

祖国を離れ

日本で命を落とした多くの方の

慰霊願意も宿していることは

大きな意味を持つものだと感じます。

 

東日本から13年が経過し

その記憶をいかにとどめ

教訓を未来に託すかが模索されています。

 

三陸沿いの各地には

「伝承館」が設立され

3.11にまつわる伝承が目指されています。

 

戦争にまつわる伝承も

時代の経過とともに

難易度が高まっている印象があり

当山でも戦災物故者の供養や

その「伝承」のあり方を

現在進行形で模索しています。

 

様々な「語り」を

どのように語っていくかは

お寺にとっては

とても重大な案件です。

 

話の枝葉が広がってしまいましたが

田沢湖伝説の辰子姫のお話が

自身が取り組んでいる一研究と

つながる部分があったことに

不思議なご縁を感じることとなり

3.11の日でもあることから

あれこれと思うところが

ありましたというお話でございます。

 

▼2017年に田沢湖に行った際のブログ記事

辰子姫のお話〜秋田 田沢湖伝説〜

 

▼2017年8月撮影の姫観音と田沢湖

▼姫観音近くの案内板(2017年8月撮影)

▼南祖堂・中段(浄鏡脇に祀られる木像が龍王・龍女像)

▼龍女像(田沢湖の辰子姫をモチーフにした御像)

▼龍王像(八郎潟の八郎をモチーフにした御像)

春彼岸中日のお手伝いのお願い

3月20日(春分の日)に

お手伝い頂ける方を募集しております。

 

年齢不問です。

 

ご家族連れでも大歓迎です。

 

当山では春分の日に

春彼岸中日の

行事がございます。

 

お手伝い内容は

下記の通りとなります。

 

①朝のお膳あげ

午前7時にお寺に集合して頂き

位牌堂位牌壇のお膳上げをお手伝い頂きます。

早朝おいで頂いた方には

お弁当も用意させて頂きます。

 

②午後のお膳さげ・後片付け

午後1時から本堂での

法要を終えてから(午後1時半頃〜)

位牌堂の後片付けをして頂いて

終了次第解散という流れになります。

 

終了は遅くとも4時半頃かと思われます。

 

①、②のいずれかでもお手伝い頂ける方

いらっしゃいませんか?

 

①のみ、②のみでも構いません。

 

①、②いずれもお手伝い頂ける方は

早朝の作業が終了後

午後の後片付けまで時間がありますので

1度お帰り頂いて結構です。

 

なお

足元が冷えるので

厚手の靴下を重ね履きして

いただくなど

防寒していただくことを

おすすめいたします。

 

お手伝いのご検討の程

何卒よろしくお願い申し上げます。

 

お手伝い頂ける方

いらっしゃいましたら

ご連絡下さいますようお願いいたします。

 

メール:fugenin643@gmail.com

 

3月の写経カフェのご案内です

寺子屋ワークショップ

写経カフェのご案内です。

 

令和6年3月25日(月)

午前10時〜正午頃

会場 普賢院ふれあい豊山館

会費 1500円

定員 24名

申し込みフォームからもお申し込みいただけます https://forms.gle/WsuLttYAQ4aZUvot6

 

参加者を募集しています。

 

寺子屋ワークショップは

自利利他(じりりた)を

大切な理念としています。

 

自分のため(自利)だけでなく

他社のためになる(利他)

ひとときとして

お過ごしいただきたいとの思いで

当初から取り組んでいます。

 

利他の具体的行いとしては

会費の一部を

アーユス仏教国際協力ネットワークへの

寄付を通じて

国内を含む国際協力活動の支援に

あてさせていただいております。

 

当面の間は

能登での震災復興支援に

支援を回していただきたいと

考えています。

 

寺子屋ワークショップとして

現在は写経カフェとお寺ヨガを

開催していますが

これらにご参加いただくことが

そのまま支援活動にも重なります。

 

そのことも

お心におとめいただいて

ご一緒いただければと思います。

 

どなたでもご参加いただけるので

ぜひご一緒くださいませ。

 

皆様のご参加

お待ちしております。

 

現住職としてのToDoリストのひとつ

昨年末に

論考作成のために

取材させてほしいとの

ご依頼を受けて

昨日対応させていただきました。

 

年末から年度末にかけては

法務・諸行事・出張・執筆などの

密度がとても高いので

ご依頼いただいてから

かなり時間が経ってしまいましたが

十和田湖伝説や

当山の歴史などについて

お伝えいたしました。

 

昨年末に取材のご相談いただいた際

大まかな質問をまとめた質問書を

頂戴していたので

短い時間をより有効にすべく

回答書も用意させていただき

対応させていただきました。

 

最近は当ブログで

十和田湖伝説について

投稿する機会が

あまりありませんが

実は多角的なアプローチで

向き合わせていただいております。

 

宗祖弘法大師は

学びや探究により

物事を深化して

洞察する姿勢も

大切な修行であるとしています。

 

拙僧は現在所属する研究機関で

複数のテーマのもと

研究をしているのですが

それら全ては

本質的なところで

当山に関わるものであり

最終的につながるものと確信しています。

 

もちろん

十和田湖伝説も含まれるのですが

今回の取材に際して回答書として

それとなく作成した資料の内容を見返すと

ここ何年かで

格段に質が高まっているように思いました。

 

十和田湖伝説ほか

自身が蓄積してきた成果を

これから20年位のうちに

次代以降にお役立ていただけるよう

何かしらの形にすることが

現住職としての使命であると

最近は考えています。

 

20年後は拙僧泰峻が還暦です。

 

段階的に形にするか

まとめて形にするかは

これからのお話になりますが

第65世住職としての

ToDoリストのひとつにしたいと思います。

 

上棟式から2年が経過しました

早いもので

本堂の上棟式から

2年が経過します。

 

上棟式は

先代住職が亡くなってから

あまり日が経たないうちに

準備をして当日を怒涛のうちに迎える

というハードスケジュールだったことが

思い出されます。

 

まだコロナ禍ではありましたが

開催することが出来て

本当に良かったと感じます。

 

この時にお会いしたのが

今生最期になってしまった方も

いらっしゃいました。

 

その時その時に

出来ることを

精一杯行うべきであることを

改めて胸に刻まされた

歴史的行事でもありました。

 

とにかく頑張ります

年度末=春彼岸=バタバタ

という構図が

お寺では成り立ちます。

 

年度末は

次年度の相談も寄せられる時期ですが

昨日とある支所から秋の研修会での

講師のご依頼のご相談がありました。

 

拙僧泰峻は

現代教化研究所という研究機関に

常勤研究員として

所属させていただいており

いくつかのテーマを持っているのですが

それとはまた別のテーマでのご相談で

普賢院での活動を中心としたお話を

というご依頼でした。

 

当山では

様々に取り組みをしてきたのですが

この機会に大小様々なことを整理して

お声がけくださった大切な先輩の

ご期待に応えられるよう

準備をしたいと思います。

 

事情があって

まだ公表出来ないものもありますが

次年度は今年度以上に

出番を頂戴しております。

 

いずれの機会も

自身の研鑽の場にもなり

めぐりめぐって普賢院にも

大いに資すると捉えているので

前向きに励んでまいります。

 

おこもりの記事が新聞に掲載されました

2月26日に行われた

七崎観音おこもり護摩法要の記事が

本日のデーリー東北に掲載されました。

 

八戸は曹洞宗と浄土宗の寺院が多い地域で

八戸仏教会に所属する41ヶ寺のうち

真言宗は3ヶ寺だけ(いずれも豊山派)です。

 

そのためか

真言宗の法式や声明(節つきのお経)は

初見の方には印象深いようです。

 

他宗に比べて

真言宗の際立った特徴をあげるとすれば

三密行法(さんみつぎょうほう)だと思います。

 

独特の声明もさることながら

身・口・意(印・真言・観想)の

作法を重んじる三密行法は

とても奥深いものです。

 

というやや専門的なお話は

とめどなく続いてしまうので

今回はやめておきます。

 

デーリー東北を

とっていらっしゃる方は

ぜひご一読くださいませ。

 

令和5年度最後の所内会でした

年度最後の研究機関の所内会議でした。

 

令和5年度は

常勤研究員という

身に余る役を拝命し

奮闘させていただいた年度でした。

 

毎回毎回

力不足を痛感しつつも

良い刺激をいただきながら

赴かせていただきました。

 

次年度は

今年度以上に励ませていただき

諸事深めたいと考えています。

 

年度末ということは

春彼岸が迫っている

ということでもあります。

 

ということで

寺報の作成や

法話の資料作成など

ボチボチ取り掛かりたいと思います。