出来る形での小正月法要

仮本堂での

初めての大きな年中行事。

 

初めてなので

お寺の者も

ご参拝の皆様も

“手探り”しながらの一日でした。

 

その分

とても新鮮な心持ちで

臨ませていただいたと

感じています。

 

今朝は

あちこちで

危険なアイスバーンとなり

お寺までたどり着くのが

とても大変だったようです。

 

また

このような悪路の中

本日も多くの方に

お手伝いいただきました。

 

おかげさまで

いま出来る形で

大切な年中行事を

行うことが出来

心より感謝しております。

 

 

令和3年の年回のご案内

年回とは

大切な方と改めて向き合い

ご供養の真心を捧げると共に

ご自身とも向き合う

大切な節目です。

 

ご法事を

営まれる際は

あらかじめお寺に

ご連絡頂き

日程等をご確認下さい。

 


令和3年 年回表

1周忌 令和2年(2020年)

3回忌 令和元年(2019年)

7回忌 平成27年(2015年)

13回忌 平成21年(2009年)

17回忌 平成17年(2005年)

23回忌 平成11年(1999年)

27回忌 平成7年(1995年)

33回忌 平成元年(1989年)

37回忌 昭和60年(1985年)

43回忌 昭和54年(1979年)

47回忌 昭和50年(1975年)

50回忌 昭和47年(1972年)


お墓のある方は

回忌供養にあたり

塔婆(とうば)を

お建て下さい。

 

回忌の塔婆と共に

「先祖代々」の塔婆も

お建て頂くとより丁寧な

ご供養となります。

 

当山では

塔婆1本2000円を

塔婆代として

お納め頂いております。


 

各種お問い合わせは

お気軽にお寄せ下さい。

 

▼法事のご案内(まいてら)

https://mytera.jp/tera/fugenin55/houji/#tera_tab_block

 

これからの「形」の模索

仮本堂として使用している

広間の隣には

14畳程の脇間があります。

 

昨年上旬

この脇間も多用途に

使用出来るように

床の間を改造して

祭壇を設えて

十三仏と曼荼羅を掲げました。

 

こちらで小規模な法事であったり

ご逝去された方のご安置であったり

各種仏事でも使えるように

模様替えいたしました。

 

新本堂でも

このように多目的に使用できる

スペースを用意いたします。

 

社会の変化の影響もあり

ご供養(特に葬儀)には

様々なケースが見られますが

少しでもご安心いただける環境を

整えていくことは

お寺の大切な役割だと感じています。

 

新本堂建替事業の一環として

合葬墓も建立されますし

それに伴い

様々な形でのご供養を模索中です。

 

本年は

「これからのご供養」について

例年以上に考えさせていただき

今後の「形」に

つなげさせていただきたいと思います。

 

忘れじの人々と

「これまで通り」に行うことが

出来きないことが多かった令和2年。

 

お寺の行事や

葬儀や法事も

例外ではありません。

 

最期のお別れを

したくても出来ないというのは

残酷な側面があると感じました。

 

本年は葬儀や法事に

かけつけたくても

かけつけることが

叶わなかった方は

大勢いらっしゃいました。

 

そのような方の分まで

思いが届けられるようにとの

願いをいつも以上に強く

心に抱いて儀式に

臨ませていただいております。

 

儀式における

諸々の作法や設えには

意味が通わされており

その空間そのものが

今を生きる我々に対しての

“みおしえ”となります。

 

真言宗では

お弔いにおいて

引導作法(いんどうさほう)という

お作法を通じて

仏弟子(ぶつでし)としての

お名前である戒名がお授けされます。

 

当山では

主に火葬前に行われる出棺供養の

次第中に引導作法を行わせていただき

真言宗において

仏弟子に授けられる

印言(いんごん)とともに

戒名をお渡ししております。

 

戒名が授けられたから

「仏となる」のではなく

命のお歩みそのものが

すでに“仏”としての

お歩みであったという点が

真言宗では

大切な部分といえます。

 

戒名は

仏弟子の証である

戒律を授かった者の名です。

 

戒律とは

仏道の“みおしえ”の一つの形であり

“みおしえ”そのものと

いうことも出来ます。

 

なので戒名は

法名(ほうみょう)ともいわれ

“みおしえ”そのものでもあります。

 

これまで記したものは

全体の一部ではありますが

“みおしえ”を紐解いて

自身の歩みの糧として

各自の日々を励んでいくことが

「仏道における供養」といえます。

 

本年も「忘れじの人々」の

お弔いが多くありました。

 

ウイルスへの不安が

世界を覆っている昨今だからこそ

ひとつひとつの意味合いと

丁寧に向き合い直して

有縁の「忘れじの人々」

お一人お一人と

謹んで向き合わせていただいた

一年だったと思います。

 

水子供養について

ここ2〜3年

水子供養のご相談が

多くなったように感じます。

 

普賢院では

水子供養を行っております。

 

仏道では

母のお腹に命が宿ったその時を

年齢を数える起点とします。

 

葬儀などで

故人の満年齢にひとつ足して

行年とするのは

そういう理由があるからです。

 

命が宿ること自体が

とても尊いこととされます。

 

生まれ出ることが

叶わなかったとしても

宿った命は尊いものであり

けがれなき清らかなものだと

いわれます。

 

ある方が

お話して下さった所によると

口に出さずとも

水子供養のことでお悩みの方は

結構多いのだそうです。

 

水子供養でお悩みの方は

ご相談下されば

ご供養させていただきますので

お気軽にお問い合わせ下さい。

 

▼コチラもご参照下さい。

https://mytera.jp/tera/fugenin55/kuyou/#tera_tab_block

 

出来る形でのお盆法要

これまで通りには

行うことが出来なくとも

出来る形で

お勤めさせていただいた

本年のお盆法要。

 

席の間隔を空けて

ご参列の皆様には

法要の途中で

お焼香していただいて

お焼香を終えた方より

ご退出いただくという形式で

厳修いたしました。

 

例年ですと

ご参列の皆様には

数珠回しをしていただくのですが

ウイルス対策の一環として

数珠回しは行わず

今回の形式で行うことと

いたしました。

 

イレギュラーな形であっても

多くの方のお支えのもと

無事にお盆の全行事を

終えることが出来たことに

感謝しております。

 

線香の香りが無いお盆

夕空がきれいだった

令和2年の8月15日。

 

本日当山では

午前午後とご法事があった上

お盆のお参りの方が

沢山お見えだったので

人の往来が多い一日でした。

 

このお盆中に感じる異質さは

多くの方がお参り

されていらっしゃるにも関わらず

線香の香りが一切しないことに

代表されるように思います。

 

当山では

ウイルス対策の一環として

本堂と位牌堂の線香立て(香炉)を

全て撤収しています。

 

お参りされる皆様には

線香をお立てになることを

お控えいただいているため

本年のお盆は

線香の香りを

ほとんど感じることはありません。

 

例年ですと

沢山の線香が立てられて

時間帯によっては

本堂も位牌堂も

線香の煙で真っ白になる程で

普賢院の“風物詩”の一つです。

 

線香を立てる一連の動きには

心を静め祈りを捧げるという

深い意味合いが込められており

参拝において

意義深いものがあります。

 

その部分がカットされてしまうと

どことなく不十分な

感じがします。

 

本年は事情があることなので

致し方ない部分があるのですが

削ぎ落としてはならない部分について

考えさせられる機会でも

あると感じます。

 

初めてのお盆の里帰り

本日は早朝より

新盆のお宅を一軒一軒

お参りさせていただきました。

 

本年はウイルスへの不安が

ぬぐいきれないため

帰省出来ないお宅もありましたし

相談させていただいた上

ご自宅への訪問を

控えさせていただいて

お寺でご供養させていただいた

お宅もありました。

 

それでも

本年お参りさせていただいた

新盆のお宅は43軒にのぼります。

 

お盆は

先立たれた方々が

ご自宅に帰省されて

過ごされるといわれます。

 

初めてのお盆を迎えられ

ご自宅にお帰りになられた

有縁の故人様方に

改めて向き合わせていただき

謹んでお参りさせていただきました。

 

お参りさせていただいた各所で

声が聞こえなくとも

優しくお声がけして下さっている

ような心持ちがいたしました。

 

いや

きっとお声がけして

下さっていたのだと思います。

 

向き合わせていただいた

故人様方は仏様方なのですから。

 

安らかなることを願うとともに

ご家族ご親戚ご友人の皆様を

お守り下さるよう祈念しながら

本年も無事に

新盆参りを終えることが出来ました。

 

令和2年のお盆となりました

令和2年のお盆。

 

普賢院では

現在の本堂で迎える

最後のお盆です。

 

そういう事情もあり

本日お参りの方の中には

本堂をバックにご家族で

写真を撮られていた方も

チラホラと。

 

本堂は

写真撮影OKなので

お運びの際は

外観のみならず

中の様子も写真に

是非おさめて頂ければと思います。

 

何年も経ってから

そういえば

こんな本堂だったなと

話題にしてみて下さい。

 

それも

立派な「歴史を伝えること」

になります。

 

ひと夏の思い出の光景を

写真におさめつつ

文化8年(1811)〜令和2年(2020)に

当地に確かに佇んでいた

本堂の記憶を“パチリ”して下さい。

 

お盆は

ご先祖さま方が

ご自宅にお帰りになられるとの

いわれがある尊い期間です。

 

ご自宅でごゆるりと過ごすこと自体が

ご先祖さま方とご一緒に

過ごすことでもあり

ご供養になるとされます。

 

当山ではお盆期間中に

棚経(たなぎょう)という

お盆のお経参りで

初めてお盆を迎えられる

有縁の方のお宅と

棚経をご希望されるお宅に

赴かせていただいております。

 

遠方にお住まいの方は

お寺でお勤めさせていただくので

全ての新盆のお宅に

あがらせていただくわけで

はありませんが

それでも四十数軒に

伺わせていただく予定です。

 

本年は

ウイルス対策をバッチリ施して

お参りさせていただきます。

 

ウイルスシフトの葬儀

久しぶりに夏らしい一日でした。

 

日差しが強いとはいえ

カラッとして

心地よい風を感じられる

すがすがしい日和でした。

 

本年2〜3月頃より

葬儀の形式が大きく変わり

今ではその形が

大分定着してきたように思います。

 

その形とは

葬儀一時間前から

30分程一般会葬者の

受付と焼香の時間が設けられ

その後準備を整えて

近親者の皆様と

葬儀をご一緒させて頂くものです。

 

形式の変化には

色々なご意見があると思いますが

儀式への参列者は

近親者の皆様が大部分なので

儀式には心静かに

お臨みいただけるようにも

感じております。

 

最近の形が

そっくりそのまま

今後のスタンダードに

なるわけではないと思いますが

今後のあり方の手がかりを

沢山含んでいると考えております。