凄みのある「声」

以前当地の「古代」について

当山の縁起にも触れながら

少しばかり書いたことがあります。

 

▼コチラがその記事です

古代の祈りの痕跡とお寺の起源

 

先の投稿記事にも触れていますが

当地には縄文後期の遺跡が

当山の近くで発掘されています。

 

その遺跡は

喉平(のどひら)遺跡と

いわれるものですが

祭祀に用いられたと見られる

土偶も出土しています。

 

縄文時代後期とは

4000年〜3000年前に

該当する時代区分です。

 

中国でいうと

“伝説”ともされる夏(か)

そして殷(商)の時代です。

 

色々なご縁があり

縄文時代について

学ばせていただく

きっかけがありまして

調べを重ねていくと

とても興味深いことが多く

かなり深いものを

感じさせられます。

 

縄文時代には

確かに当地に住人がいた

ということが明らかであることは

よくよく考えると

凄みのあることだと感じます。

 

その時間の連なりに

今があるという視点でもって

「歴史」を捉えてみることで

見えてくるものも

あるように思います。

 

体を休めつつの一日

“体を休めつつ”

地元の小中学校へ

保護司会の

「社会を明るくする運動」

作文コンテストのお願いにあがり

保護司会の報告書を作成して提出し

“体を休めつつ”

午後は八戸の市役所の方と

新倉庫と取得地の

固定資産税非課税申告の

手続きについてお話を伺い

“体を休めつつ”

法務局へ必要書類を取りに行き

証書で不明なことがあったので

市役所と県庁にお聞きして

“体を休めつつ”

葬儀の打ち合わせと

準備を進めるといった本日。

 

大分体調が

良くなったようにも思いますが

どうもスッキリせずといった感じです。

 

ウイルスの症状では

なさそうですが

万が一を考え予防に力を入れて

過ごしております。

 

先にも触れましたが

本日は新倉庫と取得地の

固定資産税の手続きがあり

申告に必要な書類の準備に

早速取りかかりました。

 

お伝え頂いた必要書類の中に

「法人設立認証書」というものがありました。

 

当山で保管している書類に

法人設立認証書がないため

県庁に問い合わせることに。

 

実は以前から

この書類と県庁に提出している寺院規則を

きちんと確かめたいと思っておりました。

 

寺院規則については

何度か総代人数に変更が加えられており

どの時点のものが提出されているか

あやふやな所があったりしますし

今後は実態に合った形に

手直しする必要を感じていたので

この機会に

設立認証書と一緒に確認したいと思います。

 

少し余談ですが

最近は青森の三内丸山遺跡を

訪れたいとの思いがあります。

 

ご縁があり

論語を学ばせて頂いているのですが

それに触発され古代史について

興味を持ちまして

そこからさらに

縄文時代に魅せられております。

 

三内丸山遺跡は

縄文時代前期中頃〜中期末

つまり約6000〜4000年も昔の

日本最大級集落跡です。

 

設立証書や寺院規則の確認のため

青森市に行くことになったら

三内丸山へ行こうとの思いを

内に秘めながら

県庁の担当の方に色々教えて頂いた所

郵送による書類のやり取りで

謄本を取得出来るとのことでした。

 

三内丸山遺跡への

思いを勝手に膨らませていたのですが

もう少し状況が落ち着いてから

じっくりと訪ねなさいとの

言葉なきメッセージだと

前向きにとらえたいと思います。

 

そんな

“体を休めつつ”な一日でした。

 

前を向いて

本年3月より

普賢院においでいただいている

お弟子さんの中野太陽さん。

 

元ボディービルダーという

印象的な経歴をお持ちの

心優しきヒジリです。

 

本年3月25日に

東京の護国寺で出家の儀式である

得度式(とくどしき)を終えられ

その認可証である度牒(どちょう)が

つい先日宗務所より届けられました。

 

頼もしきお弟子さんの

僧侶としてのお歩みが

着実に進められていることを

嬉しく思います。

 

話は変わりますが

最近葬儀や法事が立て込み

重要な会議も重なったせいか

本日は朝から

ひどく疲れを感じて

体調が優れませんでした。

 

暑い中マスク着用して

お勤めをしたこともあり

体力の消耗が激しのかもしれません。

 

4月から全てのお勤めは

マスク着用で行っていますが

「呼吸の間のとり方」が

大切だという結論に至りました。

 

現行のお勤めは

以前までとは多少異なる

間のとり方で行っているため

まだ体力的負荷が

大きいようにも感じます。

 

葬儀や法事では

県外からおいでの方と

ご一緒する機会もあるので

万が一ウイルスに感染していたら

ということも頭をよぎります。

 

予防には力を入れているので

ウイルス感染の可能性は

とても低いと思いますが

このご時世ですと

少しでも体調を崩すと

ウイルスの心配をしてしまうのは

拙僧(副住職)だけではないかと思います。

 

とにかく

体を休めながら

予防にも力を入れつつ

前を向いていきたいと思います。

 

現本堂解体の予定が仮決定されました

本堂建設委員会の会議が

開催されました。

 

これまでの経過と

今後の予定について

審議がなされ

有意義な会議となりました。

 

本堂解体をご担当頂く

業者さんも決議され

さらには解体の予定も

目処が立ちました。

 

秋彼岸を終えて

すぐに引越作業を仕上げ

10月初頭に現本堂解体

というスケジュールで

事業が進められる

予定となりました。

 

通常の法務は

止められないので

無理なく引越作業と

仮本堂設営作業を

秋彼岸後に仕上げられるように

出来ることは

早くから済ませたいと思います。

 

有志の皆様と勉強会

今月から始まった

有志による論語勉強会。

 

知識としての学びではなく

生き方としての学びだったと

感じています。

 

業種も立場も様々な皆様と

ご一緒させて頂き

とても良い学びの

ひとときとなりました。

 

このようなご縁に

恵まれることは

とてもありがたいことです。

 

素敵なアイディア

当山では本堂建替にあたり

境内整備も行うのですが

この機会に

何か“名物”となるような花を

植えてはどうかということを

何人かの方に

ご提案いただいたことがあります。

 

確かにこのような節目に

願いを込めて

何かしらの花のお手入れを

始めることは

有意義なことだと感じます。

 

現在の境内にも

様々な木々花々が

ビッチリと植えられていますが

ご提案下さった方々の意図としては

テーマが通わされた植栽を

してはどうかということだと思われます。

 

本堂や境内を改めるにあたり

このような話題を

寄せていただけることは

とてもありがたいことです。

 

とても素敵なアイディアも

いくつかお寄せいただいたので

前向きに検討したいと思います。

 

装い新たな十二天屏風

屏風の仕立て直しをお願いしていた

十二天屏風(じゅうにてんびょうぶ)が

仕上がって納品していただきました。

 

十二天屏風は

尊い儀式で用いられる

仏具でもあります。

 

また

今後のことも考えて

屏風裏側を弔事の際に

使えるように

布を打っていただきました。

 

この十二天の仏画は

もともと額装されていましたが

本堂建替の準備を進める中で

額装のままでは

使うことも飾ることも

難しいと判断しまして

屏風として

仕立て直すことにいたしました。

 

またひとつ

事を進めることができ

安心しております。

 

にこやかに安らかに

長い間

普賢院の役員として

ご尽力下さった方の

葬儀が本堂で行われました。

 

日々の祈りを

とても大切にされた

総代さんでした。

 

境内や堂内で

静かに過ごされるのが

お好きだった故人様。

 

法事や会議の際は

1時間程早くお越しになられ

本堂をお参りされ

ご親戚の位牌壇をお参りされ

そしてイスに腰を掛けられて

静かに流れる時間に

その身を委ねられて

いらっしゃったのが

思い出されます。

 

本日は

雨が降ったり止んだり

時折強い日差しが差し込むなど

天候が不安定でしたが

不思議と要所要所で

天候が安定しまして

滞りなく納骨まで

ご一緒させていただきました。

 

葬儀の読経が始まると

外は雨足が強くなり

堂内にも雨音が響きました。

 

梅雨らしい静けさの中

響き渡る雨音と読経。

 

葬儀も終盤に差し掛かると

雨は上がり日差しが

時折差し込まれ

故人様の遺影が

優しく照らし出され

導師の場所からは

遺影のお顔が

一層穏やかな表情に見えました。

 

にこやかに

安らかに

これからを歩む私達を

見守って下さい。

 

日頃の心強いお気遣い

有縁の方の葬儀や法事で

総代さんがおいでになられた際

現在の本堂の様子や

倉庫の様子を

時折確認して下さっています。

 

本堂建替事業が

重要な局面を迎えているだけに

日頃からお気遣い

下さっていることは

大変心強く感じています。

 

今週末は

本堂建設委員会の

会議が開催されます。

 

大切な会議に向けて

もっか準備中です。

 

お寄せいただいている

ご期待に応えられるよう

邁進する思いを

新たにした

本年の七夕でした。

 

便利さとモヤモヤと

目を凝らすと

葉っぱに乗ったカエルが

境内のあちらこちらに。

 

ちなみにですが

仏様がお座りになる座の一つに

荷葉座(かようざ)という

“葉っぱの座”があります。

 

あらゆるものに

仏性(ぶっしょう)と呼ばれる

仏としての尊さが宿るという

悉有仏性(しつうぶっしょう)の

考え方からすれば

このカエルもまた仏となります。

 

寺務室の窓から

そのような梅雨らしい景色を眺めつつ

本日はリモート会議でした。

 

外出せずとも

会議や研修が出来るという

このスタイルに大分慣れてきましたが

“難しさ”を感じる所もあります。

 

“難しさ”を感じる一方で

沢山の可能性も感じています。

 

毎月はるばる上京していたのが

現在では移動時間ゼロとなり

体力的負担の激減して

当山の法務にさける時間も

大幅に増えました。

 

その便利さと引き換えに

削られているものも

あるように思います。

 

良い点は

積極的に活かしつつ

限界についても

しっかりと考える姿勢が

大切ではないかと感じます。