にこやかに安らかに

長い間

普賢院の役員として

ご尽力下さった方の

葬儀が本堂で行われました。

 

日々の祈りを

とても大切にされた

総代さんでした。

 

境内や堂内で

静かに過ごされるのが

お好きだった故人様。

 

法事や会議の際は

1時間程早くお越しになられ

本堂をお参りされ

ご親戚の位牌壇をお参りされ

そしてイスに腰を掛けられて

静かに流れる時間に

その身を委ねられて

いらっしゃったのが

思い出されます。

 

本日は

雨が降ったり止んだり

時折強い日差しが差し込むなど

天候が不安定でしたが

不思議と要所要所で

天候が安定しまして

滞りなく納骨まで

ご一緒させていただきました。

 

葬儀の読経が始まると

外は雨足が強くなり

堂内にも雨音が響きました。

 

梅雨らしい静けさの中

響き渡る雨音と読経。

 

葬儀も終盤に差し掛かると

雨は上がり日差しが

時折差し込まれ

故人様の遺影が

優しく照らし出され

導師の場所からは

遺影のお顔が

一層穏やかな表情に見えました。

 

にこやかに

安らかに

これからを歩む私達を

見守って下さい。