便利さとモヤモヤと

目を凝らすと

葉っぱに乗ったカエルが

境内のあちらこちらに。

 

ちなみにですが

仏様がお座りになる座の一つに

荷葉座(かようざ)という

“葉っぱの座”があります。

 

あらゆるものに

仏性(ぶっしょう)と呼ばれる

仏としての尊さが宿るという

悉有仏性(しつうぶっしょう)の

考え方からすれば

このカエルもまた仏となります。

 

寺務室の窓から

そのような梅雨らしい景色を眺めつつ

本日はリモート会議でした。

 

外出せずとも

会議や研修が出来るという

このスタイルに大分慣れてきましたが

“難しさ”を感じる所もあります。

 

“難しさ”を感じる一方で

沢山の可能性も感じています。

 

毎月はるばる上京していたのが

現在では移動時間ゼロとなり

体力的負担の激減して

当山の法務にさける時間も

大幅に増えました。

 

その便利さと引き換えに

削られているものも

あるように思います。

 

良い点は

積極的に活かしつつ

限界についても

しっかりと考える姿勢が

大切ではないかと感じます。