会津斗南藩縁故者のお位牌が出来ました

当山には

会津斗南藩(となみはん)の

縁故者の墓石が16基現存しており

位牌堂には

その方々の戒名が記された

大きな位牌が祀られています。

 

その位牌に加え

この度「会津斗南藩縁故者諸霊位」の

文言で新たに位牌を建立しました。

 

斗南藩の歴史は

“激動の歴史”といえます。

 

その歴史を一人でも多くの方に

認知して頂ける環境を整えることも

供養の形であると捉えています。

 

位牌堂前方の右側祭壇に

斗南藩の位牌をお祀りしているので

当山にご参詣の際は

こちらにもお手合わせ頂ければと思います。

 

修繕を終えた子安地蔵

昨年末に

弘前の仏師・小堀寛治さんに

修繕をお願いしていた

子安地蔵像の修繕が

終わったとのご連絡を頂いたので

弘前へお迎えに行ってまいりました。

 

子安地蔵は

子安様(こやすさま)と通称され

当地域では親しまれている

お地蔵様です。

 

あちらこちらが

壊れていたお仏像でしたが

丁寧に修繕して頂いたおかげで

いっそう柔和な雰囲気を

まとわれた子安様に

なったように感じます。

 

こちらの子安様は

新本堂の地蔵堂にて

お祀りする予定です。

 

それまでは

位牌堂の前方祭壇スペースに

お祀りいたします。

 

子ども達が健やかなることや

先立った幼い子ども達が

安らかであることを

願いとして託された

尊いお地蔵様なので

お運びの際は

是非お参り頂ければと思います。

 

▼修繕前

 

▼修繕後

斗南藩縁故者のご供養に思いをはせて

当山には

会津斗南藩(となみはん)の

縁故者の墓石が16基現存します。

 

位牌堂にも

当山にて弔われた方々の

戒名が列記された位牌が

祀られており

激動の歴史を今に伝えます。

 

当山の本堂建替事業における

境内整備の一環として

会津斗南藩縁故者の墓地を

整備して供養碑を建立したいと

考えております。

 

また

位牌についても

思う所がありまして

「会津斗南藩縁故者諸霊位」

という文言で新たに1基を

建立することといたしました。

 

後世においても

確かに残された足跡に

思いがはせられながら

ご供養して頂きたいと思います。

 

七崎観音の護摩法要にいらっしゃいませんか?

当山本堂にお祀りされる

聖(正)観音(しょうかんのん)は

七崎観音(ならさきかんのん)と

呼ばれており

古くから親しまれてきました。

 

現在の七崎観音は

29代藩主・南部重信公が

貞享4年(1687)に

納められた聖観音(秘仏)で

年に1度だけ

旧暦1月17日のみ御開帳され

その御宝前にて

護摩法要(ごまほうよう)が

厳修されます。

 

年に一度の

とても厳かな法要です。

 

夜の本堂での護摩は

格別のものがあります。

 

どなた様でも

ご参加頂けますので

多くの方にご参加頂ければと思います。

 

現在の本堂は

早ければ本年秋頃に解体予定なので

現在の本堂での

最後の七崎観音ご開帳となります。

 

皆様のご参列

心よりお待ちしております。

 

※詳細については

下記PDFをご参照下さいませ。

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現本堂最後のご開帳〜2/10おこもり護摩法要〜

当山観音堂本尊である

七崎観音(ならさきかんのん)は

毎年旧暦1月17日にご開帳され

そのご宝前で

護摩法要が厳修されます。

 

本年は2/10が

旧暦1月17日にあたります。

 

現在の本堂で行われる

最後のご開帳となります。

 

現本堂で最後という

“歴史的な”おこもり護摩法要を

ご一緒しませんか?

 

どなた様でも

ご参加頂けますので

是非多くの方に

おいで頂ければと思います。

 

一時は存続の危機に

直面した行事でしたが

有縁の皆様のおかげで

ここ数年は沢山の方に

おいで頂けるようになりました。

 

本年も多くの方と

年に一度の尊い時間を

ご一緒させて頂ければと

願っておりますので

よろしければご一緒下さいませ。

 

皆様のご参列

心よりお待ちしております。

 

※詳細は

パンフレットに掲載してあるので

下記をご参照下さい。

 

▼詳細はコチラ

R2おこもり広告(正)

 

▼2019年の様子(youtube)

https://www.youtube.com/watch?v=MRrJStgPkPM

 

七崎観音おこもり護摩法要のお知らせ〜年に一度のご開帳〜

当山観音堂本尊である

七崎観音(ならさきかんのん)は

毎年旧暦1月17日にご開帳され

そのご宝前で

護摩法要が厳修されます。

 

本年は2/10が

旧暦1月17日にあたります。

 

年に一度の厳かな護摩法要を

ご一緒しませんか?

 

どなた様でも

ご参加頂けます。

 

詳細は

パンフレットに掲載してあるので

下記をご参照下さい。

 

▼詳細はコチラ

R2おこもり広告(正)

 

▼昨年(2019)の様子(youtube)

https://www.youtube.com/watch?v=MRrJStgPkPM

 

稲荷大明神の厨子を新調して頂きました

お稲荷(いなり)様として

親しまれる

稲荷大明神(いなりだいみょうじん)を

お祀りする厨子(ずし)を

五戸町の五戸木工さんにお願いして

新調して頂きました。

 

観音堂にお祀りされていたものですが

スペースの関係もあり

現在は位牌堂に安置しております。

 

新本堂では

再び観音堂にお祀りされる予定です。

 

お稲荷様は古くから

五穀豊穣(ごこくほうじょう)

家内安全

商売繁盛などなど

諸願成就の祈りが

捧げられてきた尊格です。

 

これからも祈り継いで

まいりたいと思います。

 

神仏習合祈祷おぼえがき

先日行われた

十和田神社と普賢院の合同祈祷。

 

覚書もかねて

開催への経緯を簡単に

こちらに書き留めたいと思います。

 

今回の件は

拙僧(副住職)が昨年12月中旬に

十和田湖自然ガイドクラブの方へ

本堂建替にあたっての記念事業を

メールで相談したことに始まります。

 

十和田湖自然ガイドクラブの

皆様との素晴らしいご縁を

何かしら形にしたいとの思いがあり

連絡させて頂いた所

快くお引き受け下さいました。

 

当初は記念冊子を作ることを

第一に考えておりましたが

相談を重ねる中で

南祖法師尊像を十和田神社に

出開帳(でがいちょう)して

宮司さんにご一緒頂いて

地鎮式の作法で用いる水を

神仏習合の儀式で

御祈祷出来ないだろうかという

思いに至りました。

 

そこから実現に向け

色々な確認や準備を

とても丁寧に

お手伝い頂きました。

 

合同祈祷の開催時季は

行楽シーズンが一段落してから

ということになり

結果的に12月9日(大安)が

開催日となりました。

 

たまたまですが

当山本堂の建替をご担当頂く

業者が決定した翌日でした。

 

いよいよ本堂建替が

本格的に始まるという

実感の中での諸儀式だったので

一段と強い思いを

一つ一つの作法に

込めることが出来たように思います。

 

また今回の貴重な機会を通じて

儀式は

“おもい”を託す尊い「場」であり

“物語”と“つながる”清らかな「場」

であるということを

改めて痛感しましたし

「祈り」の尊さを

痛感させて頂きました。

 

今回の祭事に

携わって下さった全ての皆様に

改めて感謝申し上げます。

 

▼本年2月5日

十和田湖ガイドクラブの皆様が

当山においで下さいました。

 

▼本年6月19日

十和田湖“三大聖地”をご案内頂きました。

 

▼本年12月9日

十和田神社・普賢院合同祈祷を行いました。

仏法守護尊・仁王

津嶋弥十郎清晴により

奉納された仁王像。

 

享保3年(1718)9月

長谷川新四郎作

と目録に記されております。

 

享保年間は

快傅(かいでん)上人

当山を中興された時期に当たります。

 

同時期に

様々な仏像が請来されたり

寺屋敷が建立されたりと

大きな事業が成し遂げられております。

 

この仁王像は

背丈が2m50cmもある

とても大きく立派な仏像です。

 

力強い腕や脚には

浮き出る血管が表現され

筋肉も物凄く

何ともたくましい仁王様です。

 

現在の塗装は

大分傷んでまいりましたが

これは有縁の方が塗料で

施して下さったものです。

 

300年もの時を超え

「仏法守護の仏」として

今もなお存在感を示し続ける仁王像。

 

本堂建替事業では

仁王門も建て替えられるので

この機会に仁王像も

修繕させて頂く予定です。

 

新たな仁王門に

装い改まった仁王像が

納められることになります。

 

仁王門は

「聖域」への入口であり

結界でもあります。

 

現在と同程度の大きさの

仁王門になる予定ですが

新仁王門も一つの見所かと思います。

 

歴史的な神仏習合のひととき〜十和田神社・普賢院合同祈祷〜

当山は十和田湖伝説とゆかりがあり

南祖坊(なんそのぼう)が

修行したと伝えられる寺院で

南祖坊の御像である

南祖法師尊像(なんそほっしそんぞう)が

祀られております。

 

深くご縁のある十和田湖に

鎮座する十和田神社に

南祖法師尊像を

出開帳(でがいちょう)し

宮司さんとともに

神仏習合の御祈祷を行いました。

 

この御祈祷では

当山の本堂建替に際する

地鎮式の作法に用いるお水を

御清めして御加持させて頂きました。

 

このような形での

神式と仏式を併せての御祈祷は

初めてのことでしたが

とても素晴らしいものとなりました。

 

この御祈祷の開催について

本年上旬に

十和田湖自然ガイドクラブの

中川一樹さんに相談させて頂いた所

懇切丁寧にご対応下さり

諸事の確認や準備を行って頂いた

おかげで実現することが出来ました。

 

十和田湖の地域の方や

十和田神社役員の方や

観光関係の方もご参列下さり

あたたかな雰囲気の中

尊い儀式をお勤めさせて

頂いたことに心より

感謝しております。

 

南祖法師尊像の出開帳は

今回限りのつもりでおります。

 

これまで

前例のないことだったため

宮司さんや関係者の皆様には

色々とご迷惑をおかけしたかと

思いますが

沢山の方のご協力のおかげで

念願していたことを

実現することが出来ました。

 

また本日は快晴で青空が広がり

風もなく穏やかな水面は鏡のようでした。

 

雪化粧された

十和田湖外輪山の稜線も素晴らしく

拙僧(副住職)が見てきた中で

最も美しい十和田湖の景観でした。

 

この歴史的で素晴らしい1日は

一生忘れません。

 

宮司さんご夫妻

十和田湖自然ガイドクラブの

中川さん、森田さん、山下さん

十和田湖の皆様

そして早朝より

お手伝い下さった有縁の皆様

本当にありがとうございました。