おかげさまを感じながら

7/17は作務(さむ)を

行いました。

 

作務とは

単に清掃であるだけでなく

空間と心を清める

修行でもあります。

 

おてらサポーターの方や

お声がけに応じて下さった方に

お手伝い頂きまして

堂内の清掃を行いました。

 

拭き掃除

掃き掃除

仏器磨き。

 

多くの心温まるご協力に

とても感激いたしました。

 

本堂の窓は鏡のごとくに

境内の光景を映しております。

 

磨き込まれた仏器は

一層の輝きを放っております。

 

お手伝い下さった皆様に

心より感謝申し上げます。

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戒名と御布施について

仏事において

最も多く寄せられるご質問は

戒名(法名)と御布施についてです。

 

この戒名であれば

どれ位の御布施を

お渡しすればよいですか?

 

この問いには

明確な金額を伴う答えは

ありません。

 

実際の所では位号(いごう)と

言われる部分を1つの基準として

納める御布施を

決められる方が

多いようですが

本質的な意味からすれば

微妙な所です。

 

お寺によっては

戒名料という形で

御布施とは別に御浄財を

お納め頂いたり

戒名別に御布施の目安を

定めている所もあります。

 

それらは多くの場合

お寺の運営や護持において

採用されている方法なので

本質的にどうこうという話とは

少し異なります。

 

話がそれましたが

位号(いごう)とは

孩児(がいじ)、孩女(がいにょ)

童子(どうじ)、童女(どうにょ)

信士(しんじ)、信女(しんにょ)

居士(こじ)、大姉(だいし)など

戒名(法名)の最後に添えられる

部分のことです。

 

次のような

ご要望もよく耳にします。

 

御布施の額に失礼があっては

ならないので戒名は

居士や大姉ではなく

信士や信女でお願いします。

 

こういったご要望は

珍しいことではありませんし

お気持ちも分かります。

 

しかし当山において

歴代住職が守り伝えてきた

志や姿勢からすれば

こういったご要望通りに

戒名を調整することは

出来かねます。

 

戒名は商品ではありません。

 

しかるべき戒名を

しかるべき方に

お授けさせて頂いております。

 

そもそも戒名は

位号によって

良いとか悪いとか

位が高い低いなどという

次元のものではありません。

 

仏弟子として

悠久の昔より受け継がれる

尊いお諭しである戒律を

正式に授かり

御教え(法)を担う者である

あかしが戒名(法名)です。

 

葬儀における戒名(法名)は

その方の歩みを讃えるものであり

現世的ものさし

金銭的ものさしにより

左右されるものではありません。

 

尊い命を授かり

立派に尽くされ

生涯を全うされた方の

お弔いに際し

御布施の事をはじめ

金銭的な不安を要因に

“違和感のある戒名”を

授けることは感心しません。

 

信士の戒名が”安い・平凡”

居士の戒名が”高い・偉い”など

いう考えは間違いです。

 

そういった「目」でもって

多くの戒名を見ることは

これまでに戒名を授かった方に

対しても大変に失礼なことです。

 

お気持ちは良く分かるのですが

僧侶としては

この点をしっかりと

お伝えしなければなりません。

 

有縁の方々に

儀式を執り行って頂き

お心をお運び頂き

新たな歩みの志を

お捧げすることこそが

最も大切です。

 

葬儀や仏事は

お弔いであると同時に

今を生きる方々の

心の修養の場でもあるのです。

 

それが本義であり

その部分がないがしろにされれば

古い祈りの形を受け継ぎ

諸々の作法をなすことを許された

僧侶が儀式を執り行う必要は

ないように感じます。

 

葬儀や法事のみが

ご供養ではありません。

 

それらはご供養の節目であり

自身ともお向き合い頂く

尊い機会です。

 

金額の価値は

尊い命の価値ではありません。

 

お金の価値は

相対的なものであり

日々刻々激しく変化しうるものですが

命の尊さははかり知れないものです。

 

尊い命の歩みを

讃えるものである戒名を

そのような「金額としての御布施」で

もって向き合うようなことは

仏道にはそぐいません。

 

どのように御布施を納めるか

明確に提示して頂きたいという

お声も寄せられますが

それでは御布施の本来の意味が

失われてしまいます。

 

時間の経過の中で

故人をお偲び頂きながら

どうするかをお考え頂いて

思いを通わせて頂いた上で

御布施をお納め頂きたく存じます。

 

先にも触れましたが

お気持ちは痛いほど

良く分かるのです。

 

当山では本義にのっとり

謹んで全ての儀式を

“全力で”執り行っております。

 

命に優劣がないゆえに

お弔いの儀式そのものにも

差別はありません。

 

有縁の方には

是非ともご理解頂きたい次第です。

 

▼【参考拙稿】お葬式について

https://fugenin643.com/blog/道を示すお葬式/

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示唆に富む脳科学

脳科学は

世の中を考える上で

実に示唆に富むものだと

痛感しております。

 

「脳」のあり方は

人のあり方を

本質的な部分で

司っているといえます。

 

人工知能について

調べていた所

ふとしたキッカケで

脳科学の魅力に

気が付かされました。

 

「心」や「意識」のあり方は

仏道においても

長らく考察が重ねられ

実践の面においても

重視されてきたものです。

 

脳科学はめざましい進歩が

見られる分野だそうで

一般向けの関連書籍も

多く出版されております。

 

脳科学が示す諸々は

仏道における

「心」や「意識」を理解する上で

非常に参考になります。

 

これらかの時代において

とても有効な学びであると

確信しております。

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フル活用

八戸の市立図書館では

利用者カードを作ると

1人5冊まで借りられます。

 

五戸の町立図書館では

利用者カードを作ると

1人7冊まで借りられます。

 

いずれの図書館も

貸出期間は2週間です。

 

当山のある豊崎町は

八戸市ですが

五戸町に隣接しております。

 

この立地を活かし

最近は図書館を大いに

活用させて頂いております。

 

最大12冊まで

借りられるという贅沢さ。

 

殊に五戸図書館は

建物が新しく

開放感のある空間が

実に心地よいです。

 

書籍は借用しているものなので

手元にある時間には

リミットがあるゆえに

借りた書籍と

深く向き合うことが出来るように

感じております。

 

現代は

シェアリングエコノミー

の時代であると言われます。

 

これからの

シェアリングエコノミーを

具体的に考える上で

図書館のあり方は

とても参考になります。

 

色々なことに

イメージを飛ばしながら

図書館を有意義に

使わせて頂いている

今日このごろのお話でした。

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8/19 お寺の上映会 いのちのワークショップ

8/19(土)に

いのちのワークショップを

開催します。

 

いのちのワークショップは

寺子屋ワークショップのうち

殊にいのちを主要テーマとした

ワークショップです。

 

法話と映画上映で

いのちとお向き合い頂きます。

 

上映するのは

ドキュメンタリー映画

『うまれる ずっと、いっしょ』

 

いくつかのご家族の

お歩みに触れながら

千差万別のいのちを見つめ

いのちについて考えてみませんか?

 

当日は

午前の部、午後の部の

2回の開催となります。

 

上映に際しまして

「ママさんタイム」を実施します。

 

「ママさんタイム」とは

赤ちゃんの泣き声も映画のBGMとし

お子様連れでのご鑑賞を

気兼ねなくして頂くものですので

ご家族の皆様で

お越し頂ければと思います。

 

なお当山では

ワークショップへの参加費の

一部を国際協力活動へ寄付させて

頂いておりますので

あらかじめご承知下さいますよう

お願いいたします。

 

日時や参加申込についてなど

詳細は下記に

記載してございますので

ご参照下さいませ。

 

皆様のご参加

心よりお待ちしております。


 

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■開催情報
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日付:2017年8月19日(土)
場所:普賢院
(八戸市豊崎町上永福寺20-2)

参加費
大人:1500円
小人: 700円 (小・中・高校生)
未就学児:無料

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■午前の部
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時間:9:00開場
9:30~上映会+法話(11:45終了予定)
ママさんタイム*上映
人数:60名程度

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■午後の部
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時間:13:00開場
13:30~上映会+法話(15:45終了予定)
ママさんタイム*上映
人数:60名程度

※参加される方は

必ず事前に下記フォームにて

お申し込みください。
————————–———————-
<お申込み>
PC・スマホの方
https://ws.formzu.net/fgen/S36485675/

携帯電話の方(ガラケー)
https://ws.formzu.net/mfgen/S36485675/
————————–———————-

■お問合わせ:
Mail:fugenin643@gmail.com
主催:普賢院寺子屋ワークショップslide06

強化月間 社会を明るくする運動

うだるような暑さが続き

日中は30℃を軽々超え

夜は寝苦しい本年の7月です。

 

7月は

保護司(ほごし)が携わる

社明運動(しゃめいうんどう)

強化月間でもあります。

 

社明運動とは

社会を明るくする運動

の略称です。

 

社明運動の一環として

豊崎小学校と中学校に

赴かせて頂き

作文応募のお願いと

情報交換をして参りました。

 

地域や学校の連携のあり方は

様々ありますが

合同の勉強会や研修会を

開催して情報を

共有することが

大切であろうと感じます。

 

殊にSNS が極身近である

今の世において

薬物絡みのあやまちが

多く見られるようです。

 

少し“どぎつい”テーマにも

感じられますが

正しく「知る」ための

機会を用意していくことも

保護司としての

大切な役割だと感じます。

 

そのためにも

拙僧(副住職)自身も

学びを深めたり

先輩保護司から

経験を交えたお話をお伺いしたり

などの研鑽を積みたいと思います。

 

保護司としての活動は

お寺のあり方と

違和感なく共存できるものです。

 

そもそも保護司の活動のルーツは

お寺にあるそうです。

 

当山の全体的な取り組みの中に

保護司としての活動も

融和させながら

役割を果たせればと思います。

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装い新たな空間で

改装工事が終わった

当山庫裏(くり)のハナレにて

初めて催事が

行われました。

 

当山は会場提供という形で

携わらせて頂きました。

 

有意義なお時間に

ご活用頂き

とても嬉しく感じております。

 

備品も設備も

ほとんど整っておりませんが

少しづつ環境を整え

様々な時間を

紡ぎたいと思います。

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おてら菜園

境内の隅に

プランターを幾つか並べ

おてら菜園として

少々の植物を

育てております。

 

植物は実に奥が深く

色々と学ばせて頂いております。

 

実を大きくしてきたもの

種を落とし始めたもの

花を咲かせてきたもの。

 

それぞれに

それぞれのペースがあり

日々向き合っていると

愛着がわいてくるものです。

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7/18(火)クロストーク八戸のご案内

7/18(火)午後7時より

八戸市街にあります

煮8の2階にて開催される

「クロストーク八戸」に

当山副住職が

ゲストスピーカーとして

参加させて頂きます。

 

ゲストスピーカーは

拙僧(副住職)と杉浦恵一さんが

務めさせていただきます。

 

杉浦さんは気仙沼にて起業され

様々な人や才能が集う空間を

創出されたり

震災復興の取り組みをされたりと

様々にご活躍です。

 

クロストークという企画は

分野を超えて

様々に“語り合う”ものです。

 

同じ時代を様々な分野にて

過ごしながら

大切にしていること

必要と感じていること

取り組んでいることなどなど

様々に語り合えればと思います。

 

ご都合のよろしい方は

是非ご一緒下さいませ。

 

申込先等は下記に

記載してございますので

参加ご希望の方は

下記お問い合わせ先に

ご連絡下さい。


 

『クロストーク八戸 〜いまを紡ぐ 〜 vol.00』
●ゲストスピーカー 品田泰峻 × 杉浦恵一

 

【日時】2017年7月18日(火)

第1部 19:00〜20:30 (18:30〜受付)

第2部 交流会

(1部終了後に参加希望者を集います)

【場所】煮8 の2階(八戸市長横町18 れんさ街)

【定員】15名

【参加費】1000円(1drink付) 、お布施式 ※第2部は実費

——————-

✳︎ お問い合わせ ✳︎

(メール) tomomi53@gmail.com

(電話) 090-2998-0161


【主催】PLAYhachinohe SHIMODA

【協力】普賢院 株式会社今 煮8 PLAYhachinohe

 

 

 

《杉浦恵一氏プロフィール》

熊本県生まれ、愛知県育ち。

気仙沼在住。31歳。

 

高校卒業後、ヒッチハイクで

日本中を旅している最中

東日本大震災をきっかけに

気仙沼に移住し震災復興に携わる。

 

▼被災した建物をリノベーション。

気仙沼初のシェアオフィス『co-ba KESENNMA』

https://www.facebook.com/cobakesennuma/

 

▼『ともしびプロジェクト』

http://tomoshibi311.com/

 


 

▼クロストーク八戸詳細

https://www.facebook.com/events/723472384522591/?acontext=%7B%22ref%22%3A%223%22%2C%22ref_newsfeed_story_type%22%3A%22regular%22%2C%22feed_story_type%22%3A%2217%22%2C%22action_history%22%3A%22null%22%7D

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“ひな壇”を作って頂きました

切谷内(きりやない)の

舘信也(たて しんや)さんに

位牌堂にお祀りされる

御像を安置する棚を

作成して頂きました。

 

舘信也さん宅にて

ご法事が営まれた際に

お話した所

快諾頂きまして

早速作って頂きました。

 

信也さんには以前にも

古い御札を納める木箱を

作って頂いております。

 

棚の表面もきれいに

仕上げて頂きました。

 

おかげさまで

すばらしい祭壇となりました。

 

心より感謝申し上げます。


 

▼設置前

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▼棚を設置して頂きました

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