己に厳しく

八戸は本日も

夏らしい1日でした。

 

明日は雨だそうです。

 

この時季になると

本山での修業の日々が

思い出されます。

 

この時季になると

本山での修行の日々が

思い出されるので

心持ち新たに

精進に励むことが出来ます。

 

仏道とは

歩み方です。

 

仏道とは

心豊かな歩みのために

己を戒め

己を高める道でもあります。

 

十善戒(じゅうぜんかい)という

尊い戒めがあります。

 

これはとても大切なものです。

 

不殺生(ふせっしょう)

不偸盗(ふちゅうとう)

不邪婬(ふじゃいん)

不妄語(ふもうご)

不綺語(ふきご)

不悪口(ふあっく)

不両舌(ふりょうぜつ)

不慳貪(ふけんどん)

不瞋恚(ふしんに)

不邪見(ふじゃけん)

 

10の戒めのうち

4つが“口”にまつわるものです。

 

仏道において

“うそいつわり”は

特に戒められます。

 

「口は災いの元」であるのは

今も昔も同じであると

言えるかもしれません。

 

世の“不祥事”は

大方“うそいつわり”が

原因です。

 

“口”にまつわる戒めが

多い十善戒ですが

当然ながらただ単に

口に気をつけなさい

ということではありません。

 

十善戒は

心身を調え

精進を重ねる上での徳目です。

 

僧侶は

有縁の方々を前に

法話する機会が多くあります。

 

法話が

“うそいつわり”に

ならぬよう

覚悟と情熱をもって

己に厳しく研鑽に励まねば!

 

かつての修行の日々が

思い出されるこの時季に

そのような思いを抱いた1日でした。

 

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心の風景

7月も半ばに

さしかかろうとしております。

 

とんぼが

境内を飛んでおります。

 

ヒグラシの鳴き声が

境内にも響いております。

 

夜には

ホタルが飛んでおります。

 

夏が感じられる

今日この頃。

 

お盆がもうすぐやって参ります。

 

思い出される

夏の思い出。

 

皆様のお心には

いかなる風景が

思い出されますか?

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「おさがり」を「おすそわけ」

お寺から

「おそなえ」を

「おさがり」として

「おすそわけ」する

おてらおやつクラブhttp://otera-oyatsu.club)。

 

7/5に発送作業を行いました。

 

発送先にて

当山からの「おすそわけ」を

少しでもお役立て頂ければ幸いです。

 

出来ることを

継続するということが

大切なことかと思います。

 

「おすそわけ」で

お送りしたお菓子などは

ご法事などにて

心が通わされた「おそなえ」です。

 

有縁の皆様の尊い御心が

あたたかく巡らされることを

願っております。

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上って落として積み上げて

お寺の屋根の上には

たくさんの枯れ葉が

降り積もっておりました。

 

屋根に上り

枯れ葉を落とし

それらを集めて積み上げて。

 

強い陽射しでしたが

そよぐ風が心地よい

本日の昼下がりでした。

 

好天の下での

掃除は気持ちのよいものです。

 

仏道において

掃除は1つの修行とされ

作務(さむ)といいます。

 

お盆を迎えるにあたり

穏やかな“修行の時間”に

自身を置かせて頂いた

7月上旬のひとときでした。

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うるわしき五重の塔

五重宝塔(ごじゅうほうとう)。

 

「五重の塔」ともいいます。

 

天高くそびえる塔は

尊い「願い」と

尊い「誓い」の

シンボルでもあります。

 

ご法事の際などに

お墓に建てられる

五輪塔婆(ごりんとうば)は

“建立の誠”そのままに

五重の塔を簡略化したものです。

 

7/1はお寺で

御詠歌(ごえいか)のお稽古でした。

 

現在、当山では

総本山長谷寺五重宝塔和讃

総本山長谷寺五重宝塔御詠歌

という曲の

研鑽に励んでおります。

 

奈良県桜井市の

長谷寺にそびえる

五重の塔についての歌です。

 

本山にそびえる

五重の塔は昭和29年に

戦没者供養のために

建立されたものです。

 

平安への「願い」

自身の歩みへの「誓い」。

 

ご参加の皆様とともに

五重の塔に託された

「こころ」を

奏でさせて頂きました。


 

▼御詠歌(ごえいか)のご案内

https://fugenin643.com/category/御詠歌(ごえいか)のご案内/

 

▼五重塔(長谷寺)

五重塔

南祖坊 生誕の地

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糠部(ぬかべ)三十三観音霊場

第16番札所である

斗賀 霊現堂(とが りょうげんどう)

 

明治まではお寺でしたが

現在は斗賀神社という

神社となっております。

 

十和田湖伝説に登場する

南祖坊(なんそのぼう)

こちらで生まれたとされます。

 

斗賀神社の裏手には

十和田神社があり

南祖坊が祀られております。

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かんのんまいり〜法光寺〜

 

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名峰・名久井岳(なくいだけ)。

 

古くより愛でられてきた

美しい自然に囲まれて

法光寺(ほうこうじ)様が

佇んでおります。

 

北条時頼公により創建され

七百数十年の歴史をもつ

名刹です。

 

法光寺境内にそびえる

三重塔のすぐそばに

観音堂がございます。

 

この観音堂に

祀られる観音様は

糠部(ぬかべ)三十三観音霊場

第19番札所の観音様でもあります。

 

糠部三十三観音霊場は

南部地域にまたがる霊場で

当山は第15番札所です。

 

お時間がございましたら

「かんのんまいり」に

お出かけされてはいかがでしょう。

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アジサイとカエルと

アジサイの花が

初夏らしさを

感じさせます。

 

アジサイの葉に

とどまるカエルが

梅雨らしさを

感じさせます。

 

四季折々の光景は

それ自体が

絶妙な“語り”です。

 

アジサイとカエルと

蒸し暑さと

時季の虫たちと。

 

もうすぐ暑い夏が

やってきます。

 

当山は

お盆の準備に

取りかかろうとしております。

 

もうそんな時季で

あることを

アジサイとカエルと季節の光景が

“告げて”おります。

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田村麿公への祈りに触れる

征夷大将軍

坂上田村麿(さかのうえの たむらまろ)公。

 

田村麿公の伝説は

東北各地にございます。

 

当山にも

田村麿公の伝説が

伝えられます。

 

普賢院の前身である

永福寺(えいふくじ)は

延暦19年(西暦800年)に

奥州六観音の1つとして

現在の当山の地に

楢崎観音(ならざきかんのん)として

坂上田村麿公により

建立されたと伝えられております。

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6/27に奥州市、一関市を訪れた際

平泉にございます

達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわや びしゃもんどう)

にも立ち寄らせて頂きました。

 

こちらは国指定史跡であり

延暦20年(西暦801年)に

田村麿公が創建した名刹です。

 

たまたま訪れた所

金堂(こんどう)にて

大将軍会(だいしょうぐんえ)

という田村麿公の法要が

営まれておりました。

 

毎年旧暦5月23日に

厳修されている

1年に1度の法要だそうです。

 

偶然とはいえ

光栄にも尊い法要に

立ち会わせて頂きました。

 

平泉は

仏教文化が荘厳に花開き

国土安寧の願いが

託された地でもあります。

 

歴史を今に伝える

平泉の地にて

受け継がれ祈り継がれた

“色あせぬ風土”を観させて頂きました。


▼達谷窟毘沙門堂

http://www.iwayabetto.com/mysite1/bisyamondou.html

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お墓事情の変化

奥州市、一関市を

研修会で訪ねました。

 

昨今話題となっております

合葬墓(がっそうぼ)や

永代供養墓(えいだいくようぼ)。

 

お墓のあり方が

大きく変わってきております。

 

現代は

お墓を持ちたくても

持つことが難しい方が

沢山いらっしゃる時代です。

 

様々な選択肢の必要を

痛感させられた

研修会となりました。

 

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