6/26南祖祭(なんそさい)を開催します

当山には

南祖法師尊像(なんそほっしそんぞう)

という御像がお祀りされております。

 

南祖法師とは

十和田湖伝説に登場する

南祖坊(なんそのぼう)のことです。

 

南祖坊は

当山にて修行したとされ

十和田山の開祖であり

十和田湖青龍大権現という

龍神になったとされる

伝説の僧侶です。

 

6/26午前10時より

当山本堂にて

南祖坊とご縁をお結び頂く

南祖祭(なんそさい)

〜祭事と「龍の特別授業」〜

という行事を行います。

 

祭事では

巫女さんにもお手伝い頂き

まさに神仏習合の法要を

執り行わせて頂きます。

 

祭事に加え

伝説についてのお話をさせて頂き

さらにゲストスピーカーとして

八戸の太陽信仰について

調べていらっしゃる

髙山正道さんをお招きして

伝説にまつわるお話を

して頂きます。

 

「祭」は祈りを捧げる

ひとときであると同時に

神話や伝説と

“つながる”ひとときであり

“向き合う”ひとときです。

 

伝説とつながるひとときを

是非ご一緒下さいませ。

 

日程:令和元年6月26日(水)

時間:午前10時〜正午頃

会場:普賢院本堂

会費:お一人2000円

※会費の一部は、国内の震災復興を

含めた国際協力活動への寄附に

あてさせて頂きます。

学と思

昨年に引き続き

本年も開催されております

親子で学ぶ子ども論語塾

 

6/1は本年2回目の

子ども論語塾でした。

 

子ども論語塾では

講師の川崎葉子さんのご指南のもと

素読を行いながら

章句の内容についても

ご説明頂いております。

 

論語は今から

約2500年前の戦乱期を生きた

孔子の言行録です。

 

専門用語を用いると

“祭政一致”という

現代とは異なる背景を

踏まえて読むべき所が

あるかとは思いますが

時代や地域を超えて

「人の心を育む」ものとして

現代においてもなお

その輝きを放ち続けている

ということが出来るものです。

 

今回は「学」を

中心的なキーワードとして

論語と向き合わせて頂きました。

 

沢山の章句に触れさせて頂いた

1時間でしたが

ここではそのうち

1章句を紹介させて頂きます。

 

子曰(のたま)わく

学びて思わざれば則ち罔(くら)し

思いて学ばざれば則ち殆(あやう)し

(為政二−⑮)

 

大学時代に

論語における「学」は

主に「礼」を学ぶことだと

教授がおっしゃられていた

記憶があります。

 

祭政一致の世の中においては

礼法や儀礼などが

すこぶる重要視されていたのです。

 

先に紹介した文言は

とても有名なものですし

現代的な意味で噛み砕けば

「学ぶこと」と「考えること」が

車の両輪の如くに重要であり

いずれかに偏ってはならない

といった意味であることは

容易に分かるものです。

 

この文言を紹介させて頂いたのは

「礼」(儀礼や礼法など)を

大切なものとしている

僧侶としての拙僧(副住職)が

感じたことがあったためです。

 

仏事をはじめ仏道の諸作法には

意味が込められております。

 

拙僧(副住職)が尊敬する

僧侶の先生がかつて

「修行で伝授されたものの意味は

生涯を以てつかんでいくもの」

とおっしゃられておりました。

 

このことは僧侶においてのみならず

あらゆることに通じるものだと

拙僧(副住職)は感じております。

 

昨今は

多くの分野でマニュアル化が進み

簡略化や合理化が図られております。

 

それはそれで

とても尊いことだと思います。

 

しかしながら

本来的な意味あいが薄れてしまい

形式化してしまいがちなものも多く

仏事においても

その現象は見られるといえます。

 

形骸化して意味をなさなくなれば

跡形もなくなってしまったり

本来的なものとはかけ離れた

ものに展開してしまったりする

可能性も大いにあります。

 

先の章句は

仏事についていえば

込められた意味があることを

自身もしっかりと踏まえて

実践と研鑽を重ね

かつ伝えるべきことを

伝えていくことの大切さへと

つながるものだと

個人的には感じました。

 

学と思について説かれた

先の章句は

現代的な文言通りに

意味を捉えてみても

大切なものですし

当時の背景を踏まえて

紐解いてみると

さらに“深み”を増した

メッセージがあるように思います。

 

様々なご縁があり

子ども論語塾が当山を会場に

開催されているわけですが

論語について

学ばせて頂く機会を

頂戴出来たことは

とてもありがたいことだと

いつも感謝しております。

 

各分野様々に

携わられていらっしゃる皆様と

古典中の古典である論語について

素晴らしい講師の先生に

ご指南頂ける何とも贅沢な

時間であると感じます。

 

次回は9/7の開催となりますので

ご都合のよろしい方

ご興味をお持ちの方は

是非ご一緒下さいませ。

 

ほのぼの愛らしいお地蔵様

3年前に八戸市根城の

番地石材店より

ご寄贈頂いた

愛らしいお地蔵様が

鐘楼堂に座っております。

 

こちらは

いわゆる「なで仏」で

頭などをなでて頂いても構いません。

 

新たな本堂が完成したら

入口近辺に置かせて頂き

多くの方に

親しんで頂きたいと考えております。

 

当山にお参りの際は

是非頭なり体なりを

なでていただいたり

抱きついていただいてリ

写真を一緒に撮って頂くなどして

ご縁を深めて下さいませ。

仏師をたずねて弘前へ

親交のある

平川市の真言宗醍醐派(だいごは)

赤倉山金剛寺(あかくらさんこんごうじ)

副住職の蒔田大就師に

仏師である小堀寛治さんを

ご紹介頂きまして

当山の仏像修理や作仏などの

相談に乗っていただきました。

 

蒔田大就師は

真言宗醍醐派総本山である

京都の醍醐寺に

奉職されていたご経歴を持ち

ご自坊の金剛寺においても

様々にご活動されていらっしゃる

素晴らしい方です。

 

当山では

本堂建替に向け

事業を推進しております。

 

歴史的機会である

本堂建替事業と並行して

仏像の修理や造立なども

進めたいと以前より考えており

仏師さんの情報を集めておりましたが

ようやくご縁が整いまして

拙僧(副住職)の願いや考えを

直接伝えることが叶いました。

 

未来へ託すものでもあるので

仏師さんのお力を借りながら

思いを形にしていきたいと思います。

 

星がくだったお寺 小岩の善養寺

東京都江戸川区の小岩にございます

星住山 善養寺(せいじゅうさん ぜんようじ)。

 

こちらのご住職である

名取玄喜師は

当山の七崎聖観音おこもり護摩法要に

毎年おいで頂いております。

 

毎年5/27は善養寺にて

大施餓鬼会(だいせがきえ)という

大きな行事が行われ

拙僧(副住職)も毎年

微力ながらお手伝いに

赴かせて頂いております。

 

本年も暑い中での行事でしたが

多くの方とご一緒させて頂きました。

 

善養寺の寺紋は

十六花弁の菊に山の紋章で

昔このお寺は

京都嵯峨御所の御用寺だったそうで

皇室の紋である菊紋の使用が

許可されたそうです。

 

境内には巨大な黒松があり

「影向(ようごう)の松」と呼ばれ

国の天然記念物に指定されております。

 

星住山(せいじゅうさん)という山号は

こちらのお寺に明星が降ったとされる

ことに由来しております。

 

善養寺9世住職の賢融(けんゆう)和尚が

虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじほう)

という修法をしていたところ

その最後の日に明星が降ってきて

境内の老松に留まったそうです。

 

その明星は

現在も善養寺の宝塔に

星精舎利(せいせいしゃり)として

お奉りされているとのことです。

 

僧侶としても

見所や学ぶべきことが

とても多いご寺院様であると

いつも感じております。

 

尊い法縁により

本年も沢山のことを

学ばせて頂きました。

 

▼本堂

▼不動堂と影向の松

▼影向の松と星降り松

▼浅間山噴火物故者供養塔

▼修行大師

▼鯖大師(さばだいし)

サバを持つ弘法大師です。

令和最初の不動縁日

28日は不動明王のご縁日です。

 

本年2月より

ご縁がありまして

毎月28日に護摩祈祷を

修法させて頂いております。

 

令和元年5月28日は

令和初月のお不動様のご縁日でした。

 

新たな時代が幕を開けての

ご縁日ということで

観音堂脇祭壇にお祀りされる

不動明王像を本尊に

修法させて頂きました。

 

初めての設えでしたが

いつにも増して

不動明王のご威徳が

感じられるような

思いがしました。

 

こちらの不動明王像の

迦楼羅炎(かるらえん)

という炎形の後背(こうはい)を

近々新調しようと考えております。

 

色々な節目と重なっての

令和最初の不動明王のご縁日。

 

今回の護摩の炎は

とても力強いものでした。

 

捧げられた願いが

成就されることを願います。

ふらっとごのへ郷土館へ

諸手続きのため

各所へ赴いていた道中

ごのへ郷土館に

立ち寄らせて頂きました。

 

こちらは

小学校合併により廃校となった

豊間内小学校の校舎を

活用した資料館です。

 

南部鉄道の展示を

拝見させて頂くために

入館させて頂きましたが

他にも様々な展示があり

充実した時間を過ごさせて頂きました。

6/3民族楽器と瞑想とカレーで心とお腹を満たしませんか?

民族楽器奏者の

奈良裕之(ゆうじ)さんが

6/3に当山にいらっしゃいます。

 

奈良さんの演奏は

「光の旋律」といわれ

心に響く素晴らしいものです。

 

そんな奈良さんによる

瞑想と演奏と“奈良精進カレー”で

心とお腹を満たしませんか?

 

奈良さんお手製のカレーは

一度食べたらクセになる逸品です。

 

どなた様でもご参加頂けますので

ご都合のよろしい方は

是非ご一緒下さい。

 

『光の旋律〜瞑想と精進カレー〜』

日程:令和元年6月3日(月)

時間:午前10時〜正午頃

会場:普賢院ふれあい豊山舘

会費:2000円

申込:メールまたは電話

※担当者が不在の事が多いのでなるべくメールでお願いします。

※メール fugenin643@gmail.com

※電話 0178-23-2135(普賢院)

 

▼奈良さんの演奏(動画)

https://www.youtube.com/watch?v=S8Y-pzu8PXs

 

写経修行にお励み頂きました

寺子屋ワークショップ

写経カフェが

開催されました。

 

各所よりお集まり頂いた皆様と

写経修行のひとときを

ご一緒させて頂きました。

 

今回は令和最初の写経カフェでした。

 

新たな時代においても

このひとときは開催を

重ねさせて頂く所存です。

 

日常を離れて

心を整える場として

親しんで頂ければと

願っております。

作務で心を整える

忙しい時は

心にゆとりを持つのが

なかなか難しいものです。

 

今月は拙僧(副住職)も

諸事立て込み

出張も多い月だったので

バタバタと過ごしておりました。

 

バタバタとしていたことで

部屋も雑多になっていたので

時間を作って整理整頓を行いました。

 

掃除や整理を行うことを

仏道では作務(さむ)といいます。

 

作務は

空間と自心を整える

仏道の修行でもあります。

 

スッキリとした空間は

心にゆとりをもたらしてくれます。

 

夏のような暑さと

窓から吹き込んでくる

爽やかな風を肌に感じながら

有意義な作務に

励むことが出来ました。

 

来月は

当山にとって

大きな決定をしなければならない

案件がいくつかあります。

 

心を整えながら

向き合うべきことに

きちんと向き合いたいと思います。