星がくだったお寺 小岩の善養寺

東京都江戸川区の小岩にございます

星住山 善養寺(せいじゅうさん ぜんようじ)。

 

こちらのご住職である

名取玄喜師は

当山の七崎聖観音おこもり護摩法要に

毎年おいで頂いております。

 

毎年5/27は善養寺にて

大施餓鬼会(だいせがきえ)という

大きな行事が行われ

拙僧(副住職)も毎年

微力ながらお手伝いに

赴かせて頂いております。

 

本年も暑い中での行事でしたが

多くの方とご一緒させて頂きました。

 

善養寺の寺紋は

十六花弁の菊に山の紋章で

昔このお寺は

京都嵯峨御所の御用寺だったそうで

皇室の紋である菊紋の使用が

許可されたそうです。

 

境内には巨大な黒松があり

「影向(ようごう)の松」と呼ばれ

国の天然記念物に指定されております。

 

星住山(せいじゅうさん)という山号は

こちらのお寺に明星が降ったとされる

ことに由来しております。

 

善養寺9世住職の賢融(けんゆう)和尚が

虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじほう)

という修法をしていたところ

その最後の日に明星が降ってきて

境内の老松に留まったそうです。

 

その明星は

現在も善養寺の宝塔に

星精舎利(せいせいしゃり)として

お奉りされているとのことです。

 

僧侶としても

見所や学ぶべきことが

とても多いご寺院様であると

いつも感じております。

 

尊い法縁により

本年も沢山のことを

学ばせて頂きました。

 

▼本堂

▼不動堂と影向の松

▼影向の松と星降り松

▼浅間山噴火物故者供養塔

▼修行大師

▼鯖大師(さばだいし)

サバを持つ弘法大師です。