未来へ向けての学び

6/10と6/11の2日にわたり

未来の住職塾NEXT

東北ミーティング2019

という宗派を超えた

有志の研修会が

仙台で行われました。

 

今回はたまたま

拙僧(副住職)が事務局を

務めさせて頂きまして

不行き届きが多々ありましたが

ご参加の皆様のお力添えのおかげで

素晴らしい研修会となりました。

 

初日は願行寺様(浄土宗)

2日目は定義如来様(浄土宗)を

会場に開催されました。

 

松本紹圭師のご講演

東北の各地にて

ご活躍の御寺院様方との

ワークや懇談を通じ

多くを学ばせて頂き

多くを気づかせて頂きました。

 

歴史を伝える約300年前の前机

五戸木工の中野久男さんに

お願いしまして

江戸期の前机を

修繕して頂きました。

 

当山の設えの多くは

五戸木工さんに

作って頂いたもので

いつも本当にお世話になっております。

 

今回修繕して頂いた前机は

裏書きによると

今から約300年前の

享保9年(1724)3月3日に

五戸町の三浦家により

奉納されたもので

かなり傷んだ状態で

物置で保管されていました。

 

修繕して頂いた上に

塗り直して頂いたので

おかげさまで

装い新たな素晴らしい

前机となりました。

 

五戸木工の中野さんには

心より感謝申し上げます。

 

おそらくですが

年代が分かっている設えとしては

この前机が最古のものだと思います。

 

享保期といえば

当山は快傅(かいでん)大和尚により

中興開山(ちゅうこうかいさん)された時期です。

 

当山の中興期に

奉納されたものだということは

とても意味のあるものだと感じます。

 

歴史を今に伝える

貴重な前机なので

これからも長く

使わせて頂きたいと思います。

 

「父の日」に愛を込めて

パパにありがとう!

コーヒー豆焙煎体験

という催事が6/9に

当山境内で開催されました。

 

「父の日企画」ということで

お父さんに美味しい

珈琲を焙煎してみようという

今回のイベントですが

天候にも恵まれ

和やかなものとなりました。

 

子ども達のにぎやかな声が

境内に響くことは

とても良いものだと感じます。

 

今回のメインイベントである

珈琲豆焙煎体験は

「森のようちえん」という

おいらせ町で行われている催事で

取り入れられていたものです。

 

それを八戸でも

開催しようとの声があがり

有志の素敵な方々が

企画され開催されたのが

今回の催しです。

 

珈琲豆焙煎体験の他にも

レザークラフトで

キーホルダーやコインケースを作ったり

パラコードでブレスレットを作ったり等

ワークショップも行われ

とても充実した時間となりました。

 

しっかりと着実に

6/9午後2時より

当山ふれあい豊山舘にて

普賢院本堂建設委員会

検討委員の皆様による

小委員会が開催され

これまでの経過報告と

これからの事について

ご審議頂きました。

 

200余年振りとなる

当山本堂の建替えは

“超難事業”だと感じます。

 

ちなみにですが

超難事業という言葉を

悪い意味では使っておりません。

 

本堂建替事業を進めるにあたり

触れたことのなかったこと

知らなかったこと

考えが及ばなかったこと等と

向き合うことが出来ましたし

非常に沢山のことを

学ばせて頂いております。

 

当山の歴史や伝承などと

向き合い直す契機ともなりました。

 

そもそものお寺の存在意義や

伝えられ守られてきた志について

考える契機でもありました。

 

拙僧(副住職)は

地域に育てられ支えられてきた

という思いが非常に強いのですが

そのお世話になった地域において

お寺として僧侶として

どのような貢献が出来るか

ということも改めて

考えさせられました。

 

あげれば切りがありませんが

本質的な部分に至るまで

非常に多くの事柄へ

考えや思いを廻らさせて

頂いております。

 

そういったことを踏まえ

単に困難な事業である「難事業」

ということ以上に

「大きな功徳」がもたらされた

難事業であるという意味で

“超難事業”という言葉を

使っております。

 

温かくご協力下さっている

檀信徒の皆様や

心強い役員の皆様のおかげで

歴史的大事業に

積極的に向き合わせて頂き

当事業が着実に

推進されていることは

本当にありがたいことです。

 

沢山の有縁の方々のご期待に

必ず応えさせて頂きたいと思います。

 

当山の本堂建替事業は

着工前に必要な

境内の整備や工事が始まる

段階に入ってまいりました。

 

まだまだ先は長そうですが

しっかり着実に

事業を推進させて頂きます。

 

▼本堂建替事業について

https://fugenin643.com/blog/新たな歴史を紡ぐ/

心無い一言としないために

親しい仲だとしても

たまたまだとしても

意図せず人を傷つける言葉や

言われたくない言葉や

言ってはならない言葉など

人それぞれにあるかと思います。

 

十人十色の

環境があり

事情があり

そういった中で

私達一人一人は暮らしています。

 

その人の立場に立つことを

仏道では同事(どうじ)

といいます。

 

個々の事情や背景は

当事者しか分からないことですし

分からないとしても

個々には様々な背景があることを

大前提として

人と向き合うことが

不特定多数の方と接する

僧侶には必要だと

拙僧(副住職)は

以前より感じております。

 

時間の経過の中で

環境が大きく変わり

環境が変われば人も変わり

そうすれば心の持ちようが変わり

おのずと周囲との接し方が

変わったりするものなので

例えば何年も前の

ある場所での「気になる行い」を以て

その行為者の性格や習慣と

して捉えることは出来ません。

 

当山においても

この3〜4年前と現在では環境も

携わる者の状況も“心持ち”も

全く異っております。

 

そもそも人は

良くも悪くも「気になる行い」が

記憶に留められやすいものなので

実際に直接的な会話や交流を

通じなければ分からないことが

多々あります。

 

何年か前の

「気になる行い」に対し

言われる所の「常識」であったり

「常識とされるもの」等の

スケールで以て

強く叱咤することは

時として当事者を深く傷つけ

あまり思い出したくない

当時のことを思い起こさせ

怒りの心を生じさせます。

 

叱咤自体は

悪いことでは無いですし

ありがたいことでもあり

とても必要なことですが

「言い方」次第では

「心無い発言」として

捉えられてしまうものです。

 

心無くうかつな発言に対し

どうしても看過できず「憤り」を感じ

その「憤り」を伝えたとしても

「じゃあ前もって伝えて欲しかった」

といった感じで

日常的な付き合いが薄いにも関わらず

個々のプライベートの深い部分まで

伝えなかった本人の

“説明不足”が悪いとも

取れるような発言をされたり

独特で理屈的な話をされたりした

経験はないでしょうか?

 

「昔からこういうものだ」

「こうあるべきだ」という

価値観のようなもので

それに沿った行いでなければ

「非常識」とみなされるような

状況に出くわしたことは

ないでしょうか?

 

冠婚葬祭の場面でいうと

こういった“すれ違い”は

よくあることなんだそうです。

 

案外こういった部分は

僧侶であっても

深く考えられないことがあり

「お寺から心無い一言を言われた」

といった相談もしばしばです。

 

「心無い一言」の実態は

単なる流れで生じたもの

無自覚的なもの以外に

親切心であることや

ある種の「責任感」だったり

することがあると思いますが

「言い方」や「配慮の不足」により

意図せずとも

ある意味“暴力性”を帯びたものに

なってしまいます。

 

個々千差万別の

お歩みをされてきた

不特定多数の人と

日常的にも

お弔いなどの大切な場面においても

向き合わせて頂く僧侶にとって

心無い一言としない心がけは

大切なことだと思います。

 

このことは

先にも触れた

同事(どうじ)という

仏道において大切な姿勢や心がけに

通じることだと感じますし

変化の激しい現代や

これからの時代において

重要性が増すように感じております。

必要な時間

梅雨っぽい気候に

なってきました。

 

今月は

会議や研修や視察調査など

沢山の予定が組まれております。

 

昨日は盛岡にて

青森と岩手と秋田と宮城4県の

真言宗豊山派寺院で構成される

東北宗務支所の総会がありました。

 

ここ最近の疲労からか

時間の勘違いにより

盛岡から八戸への

最終の新幹線を逃してしまったので

盛岡のホテルに一泊して

始発の新幹線で帰山しました。

 

結果的には

色々とゆっくり

考える時間になったので

良かったのかもしれません。

 

今の拙僧(副住職)には

「必要な時間」だったと

感じております。

 

明日も明後日も

当山にとってとても大切な予定が

組まれているので

一つ一つとしっかり

向き合いたいと思います。

 

父の日に珈琲を

様々なご縁が

様々な取り組みとなり

様々なひとときとなります。

 

6/9に

パパにありがとう!

コーヒー豆焙煎体験

が開催されます。

 

父の日企画だそうです。

 

お父さんのために

珈琲焙煎をして下さい。

 

詳細は

フェイスブックの

イベントページをご参照下さい。

 

 

▼イベントページ(fb)

https://www.facebook.com/events/2078928768871191/

親愛なるある友へ

また会いたいと

思える友に

恵まれたことを

拙僧(副住職)は

誇りに思っています。

 

友の存在は

とてつもなく大きいと

心から思います。

 

素晴らしい出会いに

心から感謝しています。

 

青春時代をともにした

かけがえのないある友。

 

今度会えたら

ものすごい沢山のことを

語り合いたいと思います。

 

語り尽くせないとは思いますが

とことん語り合い

笑い合いたいと思います。

 

また会える日は

ずいぶん先に

なるかもしれませんが

また会う日まで

しっかりと歩みを

進めたいと思います。

 

親愛なるある友へ。

 

どうか安らかに。

 

合掌

光の旋律に包まれて

民族楽器奏者である

奈良裕之(ゆうじ)さんが

当山においで頂き

寺子屋ワークショップ

光の旋律〜瞑想と精進カレー〜

が開催されました。

 

まずは

奈良さんご指南のもと

ご参加の皆様には

瞑想に取り組んで頂きました。

 

瞑想の最後は

「光の旋律」ともよばれる

奈良さんの民族楽器の奏で。

 

異国情緒を感じつつ

どこか懐かしさも

感じられるような響きに

浸らせて頂きました。

 

瞑想は自心と向き合うことであり

「今」と向き合うことでもあります。

 

瞑想の最後

静かな空間に奏でられた

心地よい響きは

全身に染み渡るようでした。

 

瞑想後は

“名物”奈良精進カレーで

“腹ごしらえ”です。

 

奈良精進カレーは

具材が「ぶつ切り」され

その原形が留められているので

スパイスの味わいもさることながら

個々の具材本来の味わいも

しっかりと感じることが出来ます

(拙僧(副住職)の感想です)。

 

今回も美味しく

舌鼓を打たせて頂きました。

 

おかげさまで

心もお腹も大満足の

光の旋律となりました。