本年もお盆を終えました

本年もお盆法要が

執り行われました。

 

8月16日は

お寺参りの日でもあり

早朝より多くの方が

お参りされていらっしゃいました。

 

早朝よりお手伝いにも

駆けつけて頂きました。

 

今回も多くの方に助けられました。

 

誠にありがとうございました。

 

雨が降っていたので

外での送り火は難しいかと

思っておりましたが

綺麗な星空を見ることが出来る程に

天候が回復しました。

 

送り火を焚き

親しい友人と子ども達と一緒に

境内で花火をして

本年のお盆を

終えることが出来ました。

 

沢山のご縁を感じさせて頂いた

良いお盆であったと感じております。

 

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お盆のお経参り

当山では

お葬式を終えられて

初めてお盆を迎えられる

有縁の方のお宅にお伺いし

お経参りをする

棚経(たなぎょう)という

慣習がございます。

 

県外含め遠方の方や

お仕事等でご不在の方は

お寺で新盆のご供養を

させて頂いております。

 

本年も13日から

お参りさせて頂きました。

 

五戸、尻内、豊崎の方は

14日にお参りさせて頂き

それ以外の地区の方は13日に

お伺いさせて頂いております。

 

ここ数年は

拙僧(副住職)の妻に

車の運転をしてもらい

各所に赴いております。

 

本年は15日早朝のお参りの

お約束がありまして

そちらのお宅にお伺いさせて頂き

予定されておりました

全てのお盆参りを

終えることが出来ました。

 

本年は40軒の

お宅に伺わせて頂きました。

 

先々で新盆を迎えられた

故人様のお話に花が咲いたり

ご家族の方の近況を聞かせて頂いたり

お茶を頂いたり

冷えたフルーツを食べさせて頂いたり

“お盆らしい”時間を

感じさせて頂きながらの

お参りであったと感じております。

 

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多くの方のお心に寄り添えられるように

当山位牌堂の

前方左手祭壇には

お預かりしております

骨箱(こつばこ)が安置されております。

 

ご事情は様々です。

 

お預かりしている骨箱は

ただ安置されているだけなので

どことなく気がかりな部分がありました。

 

時が経てば経つほど

ホコリも積もりますし

もっと丁寧な方法は無いものかと

思案しております。

 

また将来的には

当山でも合葬墓(がっそうぼ)を

建立する予定なので

そのことも踏まえながら

あれこれと考えております。

 

一案ですが

現在骨箱をお預かりしている

祭壇下のスペースに

棚を作って頂き

そこで骨箱を安置

出来るようにしてはどうかと

考えております。

 

位牌堂前方左手祭壇中央には

当山本尊と同じ

愛染明王(あいぜんみょうおう)が

お祀りされておりますし

地元の檀家さんにお作り頂いた

五重塔も設えられております。

 

五重塔は五輪塔や五輪塔婆と同義であり

ご供養においては

とても尊いものです。

 

そういった祭壇の下に

安置所を設けて

納めさせて頂いて

ご供養させて頂いた方が

丁寧であるように感じております。

 

また合葬墓との関連でいえば

こういった安置所があることで

より多くの方のお考えにあわせた形の

ご供養が出来るようにも思います。

 

さらに

合葬墓をご利用される方や

骨箱の安置所をご利用される方で

当山位牌堂位牌壇の無い方々のための

位牌壇も必要かと思いまして

一列三段の位牌壇を

設置いたしました。

 

この一列三段の位牌壇は

現在の位牌堂を建設する際に

見本として作って頂いたもので

しまってあったものを

位牌堂前方左手に

移動させて頂きました。

 

それぞれのお寺に

お寺ごとのご供養の形式が

あると思いますが

当山にも伝統的なご供養の形があり

その伝統において

位牌堂のお位牌は

大切なものです。

 

どのようなご事情があるにしても

ご供養においては

同じ形で差別なく

お勤めさせて頂きたく

以上のようなことを

一案として考えております。

 

あくまでも拙僧(副住職)の一案ですが

必要なことだという確信がありますので

総代の方や役員の方に

相談させて頂いて

具体的な形に整えたいと思います。

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お盆に思いをはせる

本年もお盆を迎えました。

 

ご先祖様が

迎え火をたよりに

里帰りされるお盆。

 

里帰りされたご先祖様を

ご自宅でおもてなし

ごゆっくりお過ごし頂くお盆。

 

拙僧(副住職)の祖母も

本年は新盆(にいぼん)です。

 

先祖と共に

里帰りする祖母が

くつろぐ光景を心に描きながら

本年はお盆を過ごそうと思います。

 

思いをはせるということ。

 

それがご供養では

とても大切です。

 

思いをはせたお盆を

お過ごしくださいませ。

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8/16午後1時よりお盆法要を厳修します

8/16は当山本堂にて

お盆法要をお勤めいたします。

 

導師は壇上にてお勤めさせて頂き

その間にご参列の皆様には

お念仏をお唱え頂きながら

数珠回しをして頂きます。

 

お盆には

それぞれのお宅に

ご先祖様が里帰りを

されるといわれます。

 

お盆法要は

「お帰り」になられたご先祖様が

再び浄土へと「出発」されるにあたり

ご供養の真心を運ばせて頂くものです。

 

この法要は

どなた様でもご参加頂けます。

 

法要後はささやかではありますが

お茶やお菓子のおふるまいが

ございますので

お休みになられてから

お帰りくださいませ。

 


この日に

お手伝い頂ける方も

募集しております。

 

お手伝い内容は

①位牌堂位牌壇の早朝のお膳上げ

②位牌堂の片付け(午後)です。

 

①、②いずれかでも

結構なので

お手伝い頂ける方

いらっしゃいましたら

下記アドレスまで

ご連絡下さいませ。

 

fugenin643@gmail.com

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合葬墓と斗南藩の供養碑を考える

当山では本堂裏手墓地に

合葬墓(がっそうぼ)の建立を

考えております。

 

当山には多くの御寺院さまのように

一般分譲してお使い頂くような

境内墓地はありません。

 

当山にある境内墓地は

歴代住職の墓所と

現住職家関係の墓所と

有縁の方のお墓が2基あるだけで

檀信徒の皆様の墓地は

各地域の共同墓地か

各地霊園にございます。

 

当山の境内墓地は

スペースに限りがあるので

大きなものは建立出来ませんが

有縁の方にご安心頂けるように

出来る形で合葬墓を

建立したいと考えております。

 

まだ公な話ではないのですが

現実的な話として

建立するとすれば現在

斗南藩の方々の墓石が並べられている

場所への建立となろうかと思われます。

 

斗南藩の方々の墓石に関しては

本堂建替事業に際して

隣接地を境内地として取得する

手続きを進めているので

少し広がる境内地の部分に

墓石を移させて頂き

そちらに供養碑を建立しようという

考えを持っております。

 

斗南藩の歴史は

後世に伝えるべきものであると思いますし

ご縁があって当山で弔われた方々の

ご供養をきちんとした形で

行いたいと考えております。

 

合葬墓に関してですが

当山本堂入口脇の不動明王像を

合葬墓の本尊として

計画を進めたいと思っております。

 

こちらの不動明王像は

拙僧(副住職)の弟が

洪水で亡くなったことを契機とし

父である当山住職が

三界萬霊供養(すべての方のご供養)の

ために切実な思いを託して

造立したものです。

 

拙僧(副住職)の弟は

大雨による浅水川の洪水で

平成11年10月28日お昼頃に

濁流にのみこまれ遭難しました。

 

28日は

不動明王の御縁日でもあります。

 

そういったことも踏まえ

拙僧(副住職)の弟の

ご供養と萬霊供養のために

造立されたのが

本堂入口脇にあります

不動明王像です。

 

合葬墓の本尊として

この不動明王に

有縁の方々をお守り頂きたいとの

思いを住職も拙僧(副住職)も

現在抱いております。

 

本堂建替もあわせて

総合的な見地から

まだまだ

詰めなければならないことが

山積みですが

多くの方のお心に寄り添える形を

整えたいと切願しております。

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奥州にて学びを深める

岩手県奥州市にございます

真言宗智山派(ちさんは)

愛宕山興性寺(あたごさんこうしょうじ)にて

宗派をこえての有志で

研修会を行いました。

 

お墓やご供養について

永代供養について

お寺での刊行物などについて

文化財の調査や申請についてなど

話題は尽きることなく

とても内容の濃い研修となりました。

 

興性寺様の様々な種類の

永代供養墓や供養墓

納骨堂をお見せ頂き

また「自然葬国見の里」へご案内頂き

自然葬霊園を見学させて頂きました。

 

当山でも

合葬墓(がっそうぼ)の

建立を考えておりまして

具体的なアドバイスも

頂戴いたしました。

 

時代とともに

お弔いのあり方にも変化を感じます。

 

殊にお墓にまつわる課題には

しっかりと向き合わなければなりません。

 

今回の研修は当山の今後において

大いに資するものとなったと確信しております。

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心にとどめる

年を経る分

地域の方を始めとして

有縁の方とのご縁を

深めさせて頂いております。

 

少なくとも拙僧(副住職)は

そのように感じさせて頂いております。

 

思い返せば

八戸に完全に戻ったのが

東日本大震災の年の秋でした。

 

お寺のお勤めを一任されてより

色々と苦労することがありましたが

有縁の方の温かなお力添えの下

励ませて頂き

今があります。

 

ご一緒させて頂いた

様々な時間は

鮮明に心に残るものです。

 

それは

そのひとときを

ご一緒して下さった方が

旅立たれた後も

心にとどめられ

時折思い返されます。

 

ご供養とは

思いを捧げ

そして「思い」を受け取り

自身の心を養うことでもあります。

 

葬送の儀式で施される作法に

引導(いんどう)作法

というものがあります。

 

引導とは

安寧なる境地に引き導くという

意味であると同時に

我々自身を引き導いて頂くことであると

拙僧(副住職)は捉えております。

 

心にとどめられた

今は戻らぬひとときに

いらっしゃった「尊い仏様」。

 

安らぎを願い

お諭しを自身の歩みの糧とする。

 

それが仏道における

ご供養なのだと感じております。

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春彼岸の中日が終わりました

春分の日は

春彼岸の中日(ちゅうにち)に

あたります。

 

この日は太陽が真西に沈むため

西の方角を司るとされる

阿弥陀如来(あみだにょらい)

という仏様と

殊にご縁がある日とされます。

 

西は極楽(ごくらく)を

象徴する方角でもあります。

 

当山では

彼岸中日には法要を

執り行っておりますが

ご参列の皆様には

大きな数珠(じゅず)を

念仏を唱えながら

回して頂いております。

 

こうした伝統的な

祈りの儀式は

尊いものであると感じます。

 

本年の春彼岸中日は

寒さはありましたが

穏やかな天候に恵まれ

多くの方が早朝より

お参りされていらっしゃいました。

 

またこの度も

多くの方にお手伝い頂き

中日の行事を

終えることが出来ました。

 

あたたかなお支えに

心より感謝申し上げます。

 

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今年も春彼岸を迎えました

本日より春彼岸です。

 

彼岸(ひがん)とは

「向こうの岸」

つまり「さとりの境地」や

「安らぎの境地」を意味します。

 

春彼岸は

春分の日とその前後3日を

含めた1週間です。

 

春彼岸は

「さとりの境地」へ到るべく

仏道で大切にすべきとされる

6つの徳目を

殊に大切にして

歩みを進める1週間です。

 

6つの徳目とは

布施(ふせ)

持戒(じかい)

忍辱(にんにく)

精進(しょうじん)

禅定(ぜんじょう)

智慧(ちえ)

 

噛み砕くいていえば

思いやる

かえりみる

きちんと向き合う

今を大切に歩む

心静める

しっかり見つめる

 

この6つの徳目を

六波羅蜜(ろくはらみつ)

といいます。

 

波羅蜜は

“さとりに到る方法”

といった意味です。

 

我々が励むことは

我々自身のためであるとともに

それ以上の意味があることを

六波羅蜜の教えは伝えております。

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