支えられながら

梅雨ですが

強い日差しが降り注ぎ

蒸し暑い日が

多いように感じます。

 

本日は総代の方が

境内の駐車場の

草刈りをして下さいました。

 

今朝、境内の地下を通る

古い水道管が壊れ

道路から漏水していることが

その方のおかげで発覚しまして

速やかに対処することが

出来ました。

 

今朝のその一件の際に

境内の草刈りを

志願して下さいました。

 

ありがたい限りです。

 

心のこもった

支えがあることを

しみじみと感じさせて

頂いた1日となりました。

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このひとときの先に願う〜お寺ヨガ開催〜

6/24寺子屋ワークショップ

お寺ヨガが開催されました。

 

今回も沢山の方においで頂き

有意義な時間となりました。

 

寺子屋ワークショップは

精進のひととき

であると同時に

“慈しみのひととき”

でもあります。

 

ご参加された

皆様のおかげで

国際協力活動へ

寄附をすることが出来ます。

 

このひとときの先に

多くの笑顔があることを

願っております。

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お地蔵さまに託されたおもい

24日は

お地蔵様のご縁日です。

 

お地蔵様は

地蔵菩薩(じぞうぼさつ)

という尊格です。

 

地蔵とは

万物を載せ万物を育む

壮大な大地の如くの

慈悲を宿すという

意味の言葉です。

 

地蔵菩薩は

子どもとゆかりのある

仏さまとしても有名です。

 

子安地蔵(こやすじぞう)

水子地蔵(みずこじぞう)

というお地蔵様を

ご存知ないでしょうか。

 

子どもの健やかなること

子どもの安らかなることを

切に願う心は

親であれば誰しもが

お抱きのお心かと思います。

 

地蔵菩薩は

そのような切なるおもいが

託されてきた仏さまでもあります。

 

西院の河原(さいのかわら)和讃

という御詠歌があります。

 

この御詠歌では

黄泉の旅へ赴く

小さな子どもの物語が

描かれます。

 

自身の親はどこにいるのかと

ひたすらに探し巡る

小さな子ども達。

 

子ども達が

探せども探せども

会うことの叶わない

愛する両親。

 

子ども達は

会いたい家族へ

おもいを届けるために

河原の石を積み上げます。

 

しかし、夜が来ると

積まれた石を鬼が倒します。

 

子どもたちは

かえでのような

小さな手を合わせ

助けを願います。

 

そこへ西の彼方より

お地蔵様がやってきて

子ども達に

手を差し伸べます。

 

両親に代わり

子ども達を

お地蔵様が

楽しみ尽きることなく

お守り下さるという

西院の河原の物語。

 

お地蔵様には

沢山の願いやおもいが

託されております。

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雑草を学ぶ

長時間の草取りは

腰に“きます”。

 

機械もかけますが

どのような方法であれ

かなりの体力を

消耗するものです。

 

引けども刈れども

程なくすれば

背を伸ばす雑草。

 

少し前に読んだ書籍によると

野草と雑草は

異なるそうです。

 

その判断基準は

「人との関係」なのだとか。

 

人と少し距離を置いた

ところに生えるものを野草。

 

いろいろな形で

人の働きが加わるような

ところに生えるものを雑草。

 

そのように

説明されておりました。

 

雑草は「色々な草」という意味です。

 

先の説明を踏襲すると

人との関わりが深い草

であるともいえます。

 

雑草のひとつひとつにも

名前がつけられております。

 

根の張り方やそれぞれの個性を

知ることは草取りにも

役立つのだそうです。

 

拙僧(副住職)は

植物に関することは

全く明るくないので

少しずつ学びを

重ねようと思います。

 

草取りの時間が

少しだけ“アカデミック”に

なりそうです。

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梅雨入り

梅雨に入りました。

 

この数年は

毎年のように

災害をもたらす程の

大雨のニュースが

耳に入ります。

 

降る所では激しく降って

振らない所では全く降らない

といった偏りが

年々激しくなっている

ようにも感じられます。

 

梅雨は

夏を控えた時季です。

 

来月は7月で

再来月は8月で。

 

三社大祭や

ねぶたやねぷたの

季節がやってきます。

 

お寺では

一年で最も慌ただしい

お盆の時季を迎えようと

しております。

 

遠方からも

多くの方が帰省される

夏を控え

境内や堂内の清掃に

本腰を入れようと思います。

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本堂建替へ⑥ いま出来ることをする

当山では

本堂建替に向け

現在勧募浄財(ご寄付)を

募らせて頂いております。

 

数年にわたる計画ですが

検討しなければならないことや

向き合わなければならない課題が

山積みのため時間の流れが

非常に早いように感じます。

 

建設委員会の役員を

担って頂いている方々は

建設や建築に明るい方が多く

会議では専門的な話し合いが

なされております。

 

本堂建替にむけた動きが

本格化したのは本年ですが

話題に上がったのは5年前に

さかのぼります。

 

当初は建物の調査や

取りうる施策について

専門家よりご説明頂いても

ほぼ“ちんぷんかんぷん”でした。

 

寺社建築の世界は

とても専門的な分野で

当山の本堂現況調査に際しては

詳細な資料を

お作り頂いたにも関わらず

その内容をほとんど

理解出来ませんでした。

 

建設的な意見を出すためには

ある程度の勉強が必要と感じ

日本建築について5年前より

少しづつ学んでおります。

 

今もなお継続中ですが

学びを進めれば進めるほど

その魅力に気付かされます。

 

寺社建築に代表される

伝統技法はもちろんのこと

超高層ビルなどに用いられる

建設技術など

知れば知るほど

素晴らしいものだと感じます。

 

建築における技術だけではなく

木の奥深さや

建物各所の役割や意味など

スケールの大きな

学びに感激しております。

 

自分なりに学びを深めることは

本堂建替に携わらせて頂いている

自身がいま出来ることの1つです。

 

これまでに至る調査資料を

最近になってようやく

読めるようになりました。

 

いま出来ること。

 

それを積み重ねながら

課題の1つ1つと

しっかり向き合いたいと思います。

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【勧募浄財御寄進のお願い】

本堂建替にあたり

御寄進のお願いを申し上げます。

 

御浄財の多寡を問わず

御志納者のお心通った御浄財として

ありがたく拝受させて頂きます。

 

ご協力の程

何卒お願い申し上げます。


 

※詳細は下記に記載してございます。

▼建替の趣旨とご協力のお願い

普賢院本堂建替趣意書

 

▼本堂建替基本計画

普賢院本堂建替基本計画

 

▼本堂現況報告資料

普賢院本堂現況報告写真資料

紀州 根来を行く

和歌山県岩出市の

新義真言宗

総本山 根来寺(ねごろじ)。

 

興教大師 覚鑁(かくばん)上人

により開かれたお寺です。

 

興教大師 覚鑁上人は

当山の所属する

真言宗豊山派では

弘法大師 空海上人と共に

両祖大師(りょうそだいし)として

お祀りされる大切な方です。

 

覚鑁上人は平安後期の方で

49歳にて亡くなられ

江戸時代に東山天皇より

興教大師の諡号(しごう)を

贈られました。

 

根来寺には

覚鑁上人の御廟があります。

 

覚鑁上人の足跡は

激動の歴史です。

 

根来の地も

日本史上激動の歴史の

舞台となった地です。

 

根来は

拙僧(副住職)が

どうしても赴きたかった

場所でもあります。

 

先月、京都の智積院での

パネルディスカッション

パネラーを勤めさせて頂いた際

友人と共に

念願かなって

お参りさせて頂きました。

 

様々な歴史に触れ

様々な気づきを頂いた

根来参詣となりました。

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古い祈りの形を伝える金峯山寺

奈良県吉野の名刹

金峯山寺(きんぷせんじ)。

 

こちらのお寺は

修験本宗(しゅげんほんしゅう)

総本山です。

 

京都に赴いた際

立ち寄らせて頂きました。

 

修験道(しゅげんどう)や

山伏(やまぶし)という言葉を

多くの方が聞いたことが

あるかと思います。

 

細かなことはさておき

東北の信仰を考える上で

修験道は非常に大切な要素です。

 

金峯山寺は

古くからの

祈りと実践の形を

今に伝える古刹です。

 

吉野は熊野に通じる山で

古くから霊験あらたかな

聖地とされます。

 

金峯山寺の本尊は

金剛蔵王大権現

(こんごうざおうだいごんげん)

という尊格で

高さ10メートル近くの仏像が

3体並んでお祀りされます。

 

蔵王権現は

全国各地で祀られる程

“知名度”の高い尊格です。

 

その形相は

明王の如くの忿怒形で

迫力満点です。

 

権現(ごんげん)とは

「仮のお姿」という意味で

「まことのお姿」のことを

本地(ほんじ)といいます。

 

本堂に祀られる3体は

仏が仮の姿を以て

力強いメッセージを

担っております。

 

中央の本地が釈迦如来

右側の本地が千手観音

左側の本地が弥勒菩薩。

 

またそれぞれに

過去、現在、未来の

三世(さんぜ)の

意味もあるそうです。

 

これらの考え方は

東北の信仰を紐解く上で

とても大切なものです。

 

当山は

湯殿山(ゆどのさん)と

ゆかりあるお寺でもあります。

 

また

当山にて修行したとされる

十和田湖伝説の

南祖坊(なんそのぼう)は

修験者として描かれます。

 

金峯山寺を始め

今に伝えられる所の

修験道の”伝統”は

古の姿を浮かび上がらせる上で

大きな手がかりとなります。

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▼金峯山寺HP

http://www.kinpusen.or.jp/zao/index.html

 

歴史を辿る 歴史を歩く

八戸市尻内町の

張田婦人部の皆様が

当山をお訪ね下さいました。

 

豊崎町の歴史を

辿りながらウォーキング

されるとのことで

11名の方が

ご参加されました。

 

好天にも恵まれ

とても良いウォーキングに

なったのではと

推察しております。

 

おいで頂いた皆様には

当山に伝わる

歴史や伝説

お祀りされる仏像について

などなど様々に

お伝えさせて頂きました。

 

限られた時間でしたが

とても和やかな時間でした。

 

伝えることは

歴史や伝統を

守ることでもあります。

 

今回のように

「お寺ガイド」を

させて頂くような

機会を持つことは

とても良いものだと

思いました。

 

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千体仏完成の地 釜淵観音

糠部三十三観音霊場

第27番札所

釜淵(かまぶち)観音

 

札所を1番から番号順に

お参りする事を

「順打ち」といいますが

順打ちする際には

こちらが県内最後の札所です。

 

こちらの札所には

奇峰学秀(きほう がくしゅう)という

田子町出身である

禅僧のエピソードが伝えられます。

 

余談ですが

「奇峰(きほう)」とは有名な言葉で

「夏の入道雲」を意味する言葉です。

 

陶淵明の作とされる「四時歌」という

お茶の掛軸にもよく用いられる漢詩に

「夏雲多奇峰」という一節があります。

 

奇峰学秀は名僧であると同時に

仏師でもありました。

 

学秀禅師は

27番札所であるこの観音堂にて

千体の仏像を彫ったそうです。

 

釜淵観音の入口脇には

千体仏が完成した際の

記念碑が建てられており

その功績が讃えられております。

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