意味や意義を備えるひとときを模索しています

旧本堂が解体されて以後

全ての法務(葬儀、法事、ご祈祷など)や

行事・催事は仮本堂で行っております。

 

新本堂が今秋完成するので

新本堂での新体制に向け

ここ数年は諸事見直しや手直しを

行っています。

 

さらにいえば

昨年住職が代替わりしたため

見直し手直し検討に

一層力が入っています。

 

なかでもご祈祷については

熟考を重ねています。

 

普賢院は

檀家寺という側面のみならず

祈祷寺という側面もあるお寺で

様々なご縁の形があるといえます。

 

祈祷寺でいうと当山は

南部藩祈願所でもあったので

由緒に大きく関わる要素です。

 

ご祈祷の際のみの話ではありませんが

法務をご一緒させていただくということは

儀式の意味やお寺の背景などにも

触れていただくことと考えています。

 

そういった意味や意義を

十分に備えることが

出来るようにするために

どのようにすればよいかを模索しながら

さらに熟考していきたいと思います。

 

令和4年最初の写経カフェ

本日は寺子屋ワークショップ

写経カフェが開催されました。

 

一昨年から引き続き

規模を縮小しての

実施となりました。

 

写経カフェの様子を

お伝えする動画を用意しました。

 

法話では

七崎観音(ならさきかんのん)

についても触れております。

 

七崎観音は秘仏で

年に1回

旧暦1月17日にご開帳されます。

 

本年は2月17日が

ご開帳となり

その日に法要が行われます。

 

ご開帳しての法要の詳細は

こちらをご参照下さい▼

おこもり法要のご案内

 

写経カフェで

納経された写経は

ご開帳して行われる法要にて

改めてご宝前に奉呈します。

 

そういった関わりもあり

写経カフェで

七崎観音についても

お話させていただきました。

 

ご覧いただけると幸いです。

 

観音さまのお経

観音様のお経は沢山ありますが

最も有名なものといえるのが

「普門品(ふもんぼん)」です。

 

正式には

妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五

といい

観音経(かんのんぎょう)と通称されます。

 

当山では

旧暦1月17日(令和4年は2月17日となります)

に観音様の行事があるので

最近は観音菩薩にまつわる記事を

投稿することが多くなっておりまして

今回は観音経について

紹介したいと思います。

 

観音経全文は次のようになります。

 

妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五

 

爾時無盡意菩薩即従座起偏袒右肩合掌

向佛而作是言世尊観世音菩薩

以何因縁名観世音

佛告無盡意菩薩

善男子若有無量百千萬億衆生受諸苦悩

聞是観世音菩薩一心稱名観世音菩薩

即時観其音聲皆得解脱

若有持是観世音菩薩名者設入大火

火不能燒由是菩薩威神力故

若為大水所漂稱其名號即得淺處

若有百千萬億衆生為求金銀瑠璃硨磲瑪瑙

珊瑚琥珀眞珠等寳入於大海假使黒風

吹其船舫飄堕羅刹鬼國其中

若有乃至一人稱観世音菩薩名者

是諸人等皆得解脱羅刹之難以是因縁名観世音

若復有人臨當被害稱観世音菩薩名者

彼所執刀杖尋段段壊而得解脱

若三千大千國土満中夜叉羅刹欲来悩人

聞其稱観世音菩薩名者

是諸悪鬼尚不能以悪眼視之況復加害

設復有人若有罪若無罪杻械枷鎖

検繋其身稱観世音菩薩名者皆悉断壊即得解脱

若三千大千國土満中怨賊有一商主将諸商人

齎持重寳経過険路其中一人作是唱言

諸善男子勿得恐怖

汝等應当一心稱観世音菩薩名號

是菩薩能以無畏施

於衆生汝等若稱名者於此怨賊當得解脱

衆商人聞倶發声言南無観世音菩薩

稱其名故即得解脱

無盡意観世音菩薩摩訶薩威神之力巍巍如是

若有衆生多於婬欲常念恭敬観世音菩薩便得離欲

若多瞋恚常念恭敬観世音菩薩便得離瞋

若多愚痴常念恭敬観世音菩薩便得離癡

無盡意観世音菩薩有如是等大威神力

多所饒益是故衆生常應心念

若有女人設欲求男禮拝供養観世音菩薩

便生福徳智慧之男

設欲求女便生端正有相之女宿植徳本衆人愛敬

無盡意観世音菩薩有如是力

若有衆生恭敬禮拝観世音菩薩福不唐捐

是故衆生皆應受持観世音菩薩名號

無盡意若有人受持六十二億恒河沙菩薩名字

復盡形供養飲食衣服臥具医薬於汝意

云何是善男子善女人功徳多不無盡意言甚多

世尊佛言若復有人受持観世音菩薩名號

乃至一時禮拝供養是二人福正等無異

於百千萬億劫不可窮盡

無盡意受持観世音菩薩名號

得如是無量無邊福徳之利

無盡意菩薩白佛言世尊観世音菩薩

云何遊此娑婆世界云何而為衆生

説法方便之力其事云何

佛告無盡意菩薩善男子若有國土衆生

應以佛身得度者観世音菩薩即現佛身而為説法

應以辟支佛身得度者即現辟支佛身而為説法

應以声聞身得度者即現声聞身而為説法

應以梵王身得度者即現梵王身而為説法

應以帝釈身得度者即現帝釈身而為説法

應以自在天身得度者即現自在天身而為説法

應以大自在天身得度者即現大自在天身而為説法

應以天大将軍身得度者即現天大将軍身而為説法

應以毘沙門身得度者即現毘沙門身而為説法

應以小王身得度者即現小王身而為説法

應以長者身得度者即現長者身而為説法

應以居士身得度者即現居士身而為説法

應以宰官身得度者即現宰官身而為説法

應以婆羅門身得度者即現婆羅門身而為説法

應以比丘比丘尼優婆塞優婆夷身得度者

即現比丘比丘尼優婆塞優婆夷身而為説法

應以長者居士宰官婆羅門婦女身得度者

即現長者居士宰官婆羅門婦女身而為説法

應以童男童女身得度者即現童男童女身而為説法

應以天龍夜叉乾闥婆阿修羅迦樓羅緊那羅

摩睺羅伽人非人等身得度者即皆現之而為説法

應以執金剛神得度者身得度者

即現執金剛神而為説法

無盡意是観世音菩薩成就如是功徳

以種種形遊諸國土度脱衆生

是故汝等應當一心供養観世音菩薩

是観世音菩薩摩訶薩

於怖畏急難之中能施無畏是故此娑婆世界

皆號之為施無畏者

無盡意菩薩白佛言世尊

我今當供養観世音菩薩

即解頸衆寳珠瓔珞價直千両金而以與之作

是言仁者受此法施珍寳瓔珞時

観世音菩薩不肯受之

無盡意復白観世音菩薩言

仁者愍我等故受此瓔珞

爾時佛告観世音菩薩當愍此

無盡意菩薩及四衆天龍夜叉

乾闥婆阿修羅迦樓羅緊那羅

摩睺羅伽人非人等故受是瓔珞

即時観世音菩薩愍諸四衆及於天龍

人非人等受其瓔珞分作二分

一分奉釈迦牟尼佛

一分奉多寳佛塔

無盡意観世音菩薩有如是自在神力遊於娑婆世界

爾時無盡意菩薩以偈問曰

世尊妙相具 我今重問彼 佛子何因縁 名為観世音

具足妙相尊 偈答無盡意 汝聴観音行 善應諸方所

弘誓深如海 歴劫不思議 侍多千億佛 發大清浄願

我為汝略説 聞名及見身 心念不空過 能滅諸有苦

假使興害意 推落大火坑 念彼観音力 火坑變成池

或漂流巨海 龍魚諸鬼難 念彼観音力 波浪不能没

或在須弥峰 為人所推堕 念彼観音力 如日虚空住

或被悪人逐 堕落金剛山 念彼観音力 不能損一毛

或値怨賊繞 各執刀加害 念彼観音力 咸即起慈心

或遭王難苦 臨刑欲壽終 念彼観音力 刀尋段段壊

或囚禁枷鎖 手足被杻械 念彼観音力 釋然得解脱

呪詛諸毒薬 所欲害身者 念彼観音力 還著於本人

或遇悪羅刹 毒龍諸鬼等 念彼観音力 時悉不敢害

若悪獣圍繞 利牙爪可怖 念彼観音力 疾走無邊方

玩蛇及蝮蠍 気毒煙火燃 念彼観音力 尋聲自回去

雲雷鼓掣電 降雹澍大雨 念彼観音力 應時得消散

衆生被困厄 無量苦逼身 観音妙智力 能救世間苦

具足神通力 廣修智方便 十方諸國土 無刹不現身

種種諸悪趣 地獄鬼畜生 生老病死苦 以漸悉令滅

眞観清浄観 廣大智慧観 悲観及慈観 常願常瞻仰

無垢清浄光 慧日破諸闇 能伏災風火 普明照世間

悲體戒雷震 慈意妙大雲 澍甘露法雨 滅除煩悩焔

諍訟経官処 怖畏軍陣中 念彼観音力 衆怨悉退散

妙音観世音 梵音海潮音 勝彼世間音 是故須常念

念念勿生疑 観世音浄聖 於苦悩死厄 能為作依怙

具一切功徳 慈眼視衆生 福聚海無量 是故應頂禮

爾時持地菩薩即従座起前白佛言世尊若有衆生

聞是観世音菩薩品自在之業普門示現神通力者

當知是人功徳不少佛説是普門品時衆中

八萬四千衆生皆発無等等

阿耨多羅三藐三菩提心

 

以上のようなお経になります。

 

観音菩薩の

変幻自在なる境地と

世を照らし心を照らす

智慧と慈悲のありようが

説かれたお経といえます。

 

細かな内容については

今後折に触れて

紹介いたします。

 

昨年の法要で

観音経(偈文)をお唱えした部分を

動画にしてありますので

ご覧いただき観音経と

ご縁を深めていただければと思います。

 

▼観音経(偈文)の動画

 

【おこもりのご案内】

旧暦1月17日にあたる

令和4年2月17日は

秘仏・七崎観音(ならさきかんのん)

をご開帳してご宝前にて

法要を執り行います。

 

この行事は「おこもり」と通称されます。

 

詳細は下記リンクをご参照ください。

おこもりのご案内

 

 

▼昨年のおこもりの様子

絵本づくりCFの記事が掲載されました

今朝の地元紙・デーリー東北に

クラウドファンディング(CF)で

作成した絵本について掲載されました。

 

今回掲載していただいた記事は

デーリー東北の田村純也さんが

昨年末に取材下さったものをもとに

書いて下さったものです。

 

田村さんは

昨年年頭にデーリー東北に

寄稿させていただいた

新春随想の記事でも

お世話になった記者さんです。

 

昨年末の除夜の鐘リレーにも

極寒の中

ご一緒下さいました。

 

そんな記者さんがつづられた記事は

とても素敵なものだなと感じました。

 

さて

暗中模索状態で

紆余曲折ありながらも

多くのご支援者の温かな

お支えのおかげで

絵本づくりCFは

目標を達成することが出来ました。

 

思った以上に反響が大きく

CF終了後も

絵本へのお問い合わせが

多く寄せられております。

 

完成した絵本

『龍になったおしょうさま』は

ご支援者にお渡しする分と

教育機関等へ寄贈する分のみ

製本いたしました。

 

朝刊の記事をご覧になられて

お問い合わせを

多数いただいたのですが

お譲り出来る在庫は

全くない状態です。

 

ただ思った以上に

お問い合わせが

多かったため

増刷CFも含めて

対応を検討したいと思います。

 

単に増刷して

お代と引き換えに

お譲りする形となると

収益事業となってしまうため

増刷するとすれば

CFへのご支援者を

改めて募らせていただき

製本するという運びになると思います。

 

今後の対応については

決まり次第

お知らせいたします。

 

お弟子さんの龍王・龍女プロジェクト

以前にも少し触れましたが

泰峻住職の弟子・太陽坊こと

中野太陽さんは

三湖伝説に関した素敵な

取り組みをされていらっしゃいます。

 

三湖伝説とは

十和田湖、八郎潟、田沢湖の

龍神伝説を指します。

 

三湖伝説は

歴史的に古いものではありませんが

現在も語られ親しまれている

「民間信仰」として

とても尊いものといえます。

 

太陽さんは

普賢院の南祖法師(なんそほっし)尊像の

脇侍として

龍王像と龍女像をお祀りすることを

目指されご支援の募られていらっしゃいます。

 

龍王像は八郎潟の龍神・八郎太郎

龍女像は田沢湖の龍神・辰子姫を

モチーフにして

弘前の仏師・小堀寛治さんに

造立をお願いされています。

 

太陽さんは

仏師さんに御像造立をお願いするにあたり

八郎潟や田沢湖はもちろんのこと

関係各所を訪ねられ

現地の方にも取材されるといった

現地調査も実施されました。

 

本堂建替と住職の代替わり

という大きな節目を迎えている

普賢院において

三湖伝説に思いをはせて

祈りを捧げられる空間を準備したい

との尊いお気持ちから始まった

情熱的なプロジェクトだと感じています。

 

拙僧泰峻も微力ながら

協力させていただいております。

 

現在、ご支援者を

募られていらっしゃるので

よろしければ

太陽さんにお力添えの程

お願いいたします。

 

▼ご支援方法など詳細はコチラ

太陽坊 龍王・龍女プロジェクト詳細について

 

 

絵本と返礼品のご祈祷を行いました

絵本づくりクラウドファンディング(CF)は

現在発送作業を進めております。

 

完成した絵本と返礼品(お札など)の

ご祈祷を行いました。

 

本当ですと

お運びいただける方に

おいでいただいて

ご祈祷をご一緒出来れば

良かったのですが

今回は法要の様子を撮影して

動画をご覧いただく形にしました。

 

絵本と返礼品(お札など)は

準備が整い次第

順次発送いたしますので

もう少しお待ち下さいませ。

 

製本された絵本が届きました

クラウドファンディングで

取り組んでいる

十和田湖伝説の絵本づくりですが

製本された絵本が

届けられました。

 

とても良い具合に

仕上げていただきました。

 

返礼品でもある

お札とともに

ご祈祷させていただいた後

ご支援者の皆様には

お届けいたします。

 

今週末に発送作業を行うので

もうしばらくお待ちくださいませ。

 

えほん動画を作り1年となります

早いもので

えほん動画『龍になったおしょうさま』を

You Tubeにアップして1年になります。

 

そして本年は

絵本を製本すべく

クラウドファンディングを実施し

現在はご支援者の皆様へ

お届けする準備を進めております。

 

このプロジェクトは

有志で結成した「かたり部(ぶ)」

というチームで取り組んできたのですが

チームの各人それぞれが

異なる分野でご活躍の皆さんです。

 

当初の予定では

動画を作る予定はなかったのですが

コロナ禍により

ミーティングが出来なくなったため

オンラインで打ち合わせをしていた際に

製本に先立って動画を作ろうということになり

試行錯誤して編集したという経緯があります。

 

素晴らしいご縁により

郷土の誇れる伝説を

未来へ語り継ぐ取り組みを

進められていることを

大変うれしく思います。

 

久しぶりに

えほん動画を見返してみましたが

色々と悪戦苦闘した甲斐が

あったと感じます。

 

十和田湖伝説に関連してですが

お弟子さんの太陽さんの発願(ほつがん)により

龍王像と龍女像を

有縁の仏師さんに製作していただき

南祖法師(なんそほっし)尊像と

同じお堂にお祀することとなりました。

 

この件については

後日改めてご案内いたしますが

ここ1〜2ヶ月程

お弟子さんの太陽さんは

龍王像と龍女像を奉納するにあたり

あちらこちらへ

調査や参詣に赴かれておりました。

 

太陽さんの浄行もまた

後世へ当地の伝説を伝えたいとの

尊いお心を糧としたものでして

とても素晴らしいことと感じます。

 

絵本の校正が終わりました

絵本づくりクラウドファンディングは

ご支援の受付を終えて以降

ご支援者の名簿確認や

印刷に向けた最終チェック

返礼品の準備などをしてまいりました。

 

最終印刷の前に業者さんから

見本として絵本を一冊

送っていただきました。

 

再度目を通しまして

さらに修正を重ね校了とし

印刷を正式に発注していただきました。

 

今後の段取りですが

ご支援下さった皆様へ

お届けする絵本と返礼品が

20日頃に出揃う予定で

それからご祈祷して発送となります。

 

最終週には

お手元に届けられるかと思いますので

ご支援者の皆様

もうしばらくお待ち下さいませ。

 

江戸期の十和田湖伝説を採録した菅江真澄のお墓参り

菅江真澄(すがえますみ、1754〜1829)は

柳田國男に“民俗学の祖”と称された

博学な旅行家です。

 

三河国出身で

北海道、東北、北陸、信濃など

菅江真澄の足跡は

広範囲に及びます。

 

晩年は久保田藩(秋田県)に迎えられ

秋田市に墓碑があります。

 

菅江真澄の旅行記等は

『菅江真澄遊覧記』と呼ばれます。

 

菅江真澄は青森に3度

足を運んでおり

十和田湖伝説にも

触れてられています。

 

採録される内容は

江戸後期において

どのように伝説が語られているのか

またどのような展開があったのかを

具体的に読み取ることが出来ます。

 

普賢院は

十和田湖伝説ゆかりのお寺

ということもあり

菅江真澄の「見聞録」は

当山に関連する記録ともいえます。

 

本年6月に

仏像・仏具修繕の様子を

見学させていただくため

秋田へ赴いた際

菅江真澄のお墓を

お参りさせていただきました。

 

その時の映像をアップしたので

ご覧いただけると幸いです。