南祖法師三尊の懸仏が奉納されました

拙僧泰峻の弟子である

中野太陽さんが願主となり

造立に至った

懸仏(かけぼとけ)が

本日普賢院に奉納されました。

 

この懸仏は

十和田湖と八郎潟と田沢湖の

龍神の物語である

三湖伝説をモチーフとしております。

 

普賢院は

十和田湖伝説ゆかりの寺院で

南祖法師が修行したとされ

様々な伝承に関わりがあります。

 

伝説に思いを馳せることが出来る

尊い空間を一層整えたいという

太陽さんの願いの形のひとつが

今回の懸仏といえると思います。

 

開眼(かいげん)は後日

太陽さんにもご一緒いただき

お勤めしたいと思います。

 

▼奉納された懸仏(かけぼとけ)

 

▼奉納願主の太陽さんと懸仏

 

▼南祖法師三尊

中央:南祖法師(なんそほっし)

左:龍王(りゅうおう)

右:龍女(りゅうじょ)

 

三湖伝説の懸仏が出来ました

現住職である拙僧泰峻の弟子である

中野太陽さんの発願により

三湖伝説をモチーフとした

龍王像と龍女像の造立のため

クラウドファンディング形式で

リターン(返礼品)を定め

勧募(ご寄付)のご協力を

お声がけした所

目標額を上回る善意を

お寄せいただきました。

 

太陽さんと相談しまして

余剰分のご浄財も

十和田湖伝説に関わるものに

つなげた方が良いだろうとの

結論に至りまして

懸仏(かけぼとけ)を

造ることにいたしました。

 

懸仏を制作するにあたり

必要な経費については

龍王龍女像造立に

お寄せいただいた

ご浄財の余剰金をあてることとし

不足分は拙僧泰峻が

寄付させていただくという形で

用立ていたしました。

 

その懸仏が

完成したとのご一報が入ったため

太陽さんに早速

弘前へお迎えに行っていただきました。

 

この懸仏は

お弟子さんである

太陽さんの尊い思いが

きっかけとなり

形となったものといえます。

 

懸仏は

出開帳(でがいちょう)で

用いられることの多い

形式でもあるので

関係各所に出開帳して

祈りを捧げるひとときを

ご一緒いただくということも

今後可能かと考えております。

 

仏像の修繕と造立を振り返る

平成29年より6年計画で

本格的に始動した本堂建替事業では

多くのご協力のおかげで

主要なお仏像の修繕や造立も

行うことが叶いました。

 

当山は歴史が古いということもあり

とても多くの由緒ある

お仏像がお祀りされており

“見どころ”でもあります。

 

振り返りの意味もあり

お仏像の修繕や造立について

以下に簡単にまとめてみました。

 

今回は紹介出来ませんが

ひとつひとつに

エピソードがあります。

 

色々な方の

切実な願いが込められているものもあり

これまでの経緯を振り返ることで

そういったお心と

また向き合わせていただいたように思います。

 

①本尊・愛染明王

  • 江戸期の当山本坊(宝珠盛岡山永福寺)住職・宥瑗(ゆうえん)により文化7年(1810)奉納
  • 故・哘啓造(さそうけいぞう)氏のご寄進により、この度修繕

 

 

②普賢菩薩

  • 造立年代不明
  • 昭和4年(1929)に修繕し彩色が改められるも、経年劣化が著しかったため、この度修繕
  • 新本堂では本尊脇侍(わきじ)として安置

 

 

③十一面観音三尊(長谷式)

  • 造立施主(匿名希望)のご寄進により作仏
  • 当山の本尊はもともと十一面観音とされる
  • 総本山長谷寺の本尊と同形式で作仏
  • 新本堂では本尊脇侍として安置

 

 

④本 七崎観音(もとならさきかんのん)

  • 明暦元年(1655)南部重直公により奉納
  • こちらの観音像の御前立ちが現在秘仏として祀られる七崎観音(ならさきかんのん、「現 七崎観音」)
  • 破損箇所が多く、各所傷みも激しかったため修繕
  • 新本堂では観音堂内殿に安置

 

 

⑤大日如来

  • 年代不明
  • 蓮台・光背がなかったため、新たに制作
  • 厨子を新調
  • 新本堂では観音堂脇祭壇に安置予定

 

 

⑥不動明王三尊

  • 年代不明
  • 近世の文書によると、江戸期は本尊愛染明王の脇侍として祀られていた
  • 全体的に焼け焦げていた(文化7年[1810]の火災によるもの)
  • 本体の大きさにあわせ台座・光背・持物を新調
  • 脇侍の二童子を新調
  • 新本堂では観音堂脇祭壇に安置

 

 

⑦不動明王

  • 年代不明
  • 近世の文書によると、江戸期は本尊愛染明王の脇侍として祀られていた
  • こちらも全体的に焼け焦げていた(文化7年[1810]の火災によるもの)
  • 本体の大きさにあわせ台座・光背・持物を新調
  • 新本堂では観音堂脇祭壇に安置

 

 

⑧聖徳太子

  • 年代不明
  • 鋳造仏
  • 台座がなく自立出来なかったため、台座を新調

 

 

⑨子安地蔵

  • おいらせ町の旧家より奉納された子安さま
  • 破損箇所が多かったため修繕

 

 

⑩地蔵菩薩

  • 年代不明
  • 仏像のお足元にホゾ穴があり、もともとは台座があったと思われるが本体のみ祀られていたが、自立出来ない状態だったため台座を新調

 

 

⑪仁王

  • 享保3年(1718)9月に津嶋弥十郎清春が奉納
  • 材質は青森ヒバ
  • 仁王門建替・仁王像修繕・台座新調

八戸市内の小学校への絵本寄贈が叶いました

少し前のことになりますが

知人の方にお取次ぎいただき

八戸市教育委員会を通して

八戸市市内の小学校への

絵本『龍になったおしょうさま』の

寄贈をご快諾いただいたので

5月2日に八戸市庁の

教育委員会へ絵本を

お渡しいたしました。

 

豊崎小学校へは

すでに寄贈しておりまして

三条小学校へは

オダプリントの社長さんが

お届け下さることになったので

小田さんを通して

寄贈されます。

 

郷土の誇る伝説の

いちバリエーションに

親しんでいただければ幸いです。

 

 

書籍寄贈のルートに関して

いくらか詳しい方からのアドバイスで

当初は八戸市博物館に

相談すると心強いとのことだったので

お寺の行事にお見えになっていた

博物館の方に話題をお伝えして

後日改めて相談させていただきたい旨を

お伝えしたのですが

どうやら事情が様々あるようで

博物館が窓口になるのは難しいと

かたり部メンバーに伝言がありまして

別ルートでの寄贈となりました。

 

詳細や趣旨を踏まえて

正式にお願いする以前に

窓口にはなれないとの伝言を

いただいた形になったわけですが

明確にお断りしなければならない

ご事情があるのでしたら

直接住職に

ご一報いただければ

良かったのにと

非常に残念に感じています。

 

怒り恨みは全くありませんが

多重の意味で

「非常に」残念に思います。

 

断りの言伝を預かった方が

板挟みのような感じで

精神的負担がかかっていたように

見受けられましたし

とても申し訳なく思いました。

 

雑把に耳にした所では

“感謝状目的の寄贈”と

捉えられているような言い回しに

聞こえるようなことも

おっしゃられたようで

拙僧としては

詳細や趣旨を聞く以前に

そうした偏見による

事の決定がなされたことに

疑念を抱いております。

 

博物館での対応が

難しいと伝言を受けて

行政的窓口では

伝説の類の書籍を

取り扱うのが難しいものと

考えていたのですが

どうもそういったわけでは

ないようでした。

 

拙僧のみならず関係者において

こうした疑念が生じたのは事実で

良い気分であるわけはありません。

 

繰り返しますが

住職としては

この件について

怒りや恨みは全くありません。

 

理由があってのご判断であることは

重々承知しているのですが

その理由について

伝えるべき者に

明確に示すべきだったと感じます。

 

龍王龍女像の開眼法要を行いました

令和4年4月に奉納された

龍王像と龍女像の

開眼法要を行いました。

 

龍王像と龍女像は

三湖伝説と称される

龍神の物語をモチーフとして

拙僧泰峻の弟子である

中野太陽さんが造立を発願して

勧進を呼びかけて

奉納して下さったものです。

 

開眼法要の様子をお伝えする

映像を準備したので

ぜひご覧下さいませ。

 

三湖伝説に思いをはせる龍王龍女像の奉納

拙僧泰峻の弟子である

中野太陽さんの発願により

造立された龍王像と龍女像を

奉納していただきました。

 

龍王像と龍女像は

十和田湖伝説に関連したもので

龍王像は八郎潟の

龍神・八郎太郎をモチーフにされており

龍女像は田沢湖の

龍神・辰子姫をモチーフにされております。

 

これらの御像は

当山に祀られる

南祖法師尊像(なんそほっしそんぞう)の

脇仏としてお祀りいたします。

 

龍王像と龍女像を

紹介する動画を用意したので

ご覧いただけると幸いです。

 

仏像の劇的ビフォーアフター

修繕後の仏像の画像と

修繕前の様子を

見比べてみると

その変化を実感します。

 

どれも古いものですが

新たな息吹が吹き込まれ

威光倍増の

ありがたさが感じられます。

 

仁王像は

仁王門建設の関係で

早速お戻りになられます。

 

仁王門の建設に向け

使われる木材が

境内に運び込まれ

準備が進められていました。

 

仁王門は

以前と同等の大きさですが

使用される木材は

とても良質なものが用いられるので

立派に感じられると思います。

 

そこに

装い新たな仁王像が

ご安置されるわけですので

完成がとても楽しみです。

 

〈仁王像〉

▼修繕前

 

▼修繕後

 

〈愛染明王像〉

▼修繕前

 

▼修繕中(令和3年6月13日の様子)

 

▼修繕後

 

〈普賢菩薩像〉

▼修繕前

 

▼修繕後

 

〈本 七崎観音像〉

▼修繕前(向かって左の聖観音像)

 

▼修繕中(令和3年6月13日の様子)

 

▼修繕後(仏像本体は古式仕上げ)

絵本刊行イベントの動画を用意しました

4/10に八戸ブックセンターで開催された

絵本『龍になったおしょうさま』

刊行記念イベント

「十和田湖伝説と南祖法師」の

様子をお伝えする動画を用意しました。

 

ご覧いただき

当地に伝わる伝説と

ご縁を深めていただけると幸いです。

 

種市佳子さんによる

素晴らしい

絵本読み聞かせに始まり

絵本の原本である写本の紹介や

クラウドファンディングでの絵本づくり

にまつわるエピソード

さらに絵本づくりに込めた

メッセージについて

絵本の文と編集をご担当いただいた

こつひつじや小松美央さんと

お伝えさせていただきました。

 

絵本刊行記念のイベントが行われました

八戸ブックセンターの

読書会ルームにて

絵本『龍になったおしょうさま』

刊行記念イベント

「十和田湖伝説と南祖法師」が

開催されました。

 

とても素敵な空間で

和やかな時間を

ご一緒させていただき

感謝しております。

 

ご一緒下さった皆様

ありがとうございました。

 

催事の様子をお伝えする動画を

編集したのですが

書き出しに時間がかかっているため

YouTubeチャンネルへのアップは

明日とさせていただきます。

 

新年度のフォトアルバムとして

現在進められている本堂建替事業では

本堂の建設に伴い境内整備も行われます。

 

今月以降、各種工事が

一層本格化するにあたり

現時点での各所について

記録を整えておきたいと思います。

 

以下

各所の写真画像を掲載いたします。

 

▼午前5時半頃の東の空

 

▼朝日に照らされる本堂

 

▼左官工事の様子

 

▼工事中の堂内の様子(お昼頃)

 

▼中央内陣

 

▼観音堂

 

▼地蔵堂

 

▼仁王門基礎と本堂

 

▼正午頃の様子

 

▼仮置している石造物各種

 

▼仮置している北沼観音の囲い屋根

 

▼歴代住職墓とこれから工事が始まる石造物の基礎

 

▼石造物の基礎各種

手前:合葬墓基礎

中央:会津斗南藩縁故者供養碑基礎

奥側:十和田湖青龍権現碑基礎

 

▼会津斗南藩縁故者墓石と当山縁故者墓石