本日のフォトアルバム

▼本堂の裏側からの光景

葺いた当初は

ギラギラしていた銅板屋根ですが

日に日に味わいが出てきました。

 

とても良い感じです。

 

 

▼会館の側面

こうやって見ると

かなり汚れているのが分かります。

 

建設されて20年程経つので

当然のことといえば

当然のことです。

 

外壁の塗り直しや屋根塗装は

令和5年春以降でなければ

工事が出来ないそうなので

それまでに計画を

詰められればと考えております。

 

▼墓地整備に用いる石材

合葬墓や会津斗南藩縁故者供養所の

造立工事に用いられる石材の一部が

届けられました。

 

境内整備の一環として行われる

墓地整備も徐々に本格化します。

 

墓地整備では

  • 合葬墓の建立
  • 会津斗南藩縁故者供養所の整備
  • 十和田湖青龍権現碑の建立

が行われます。

 

今しか出来ないことを全力で

本年12月11日の本葬晋山式と

本年12月12日の本堂落慶式の

タイムスケジュールや

式次第などの詳細を落とし込んた

具体的な資料を

作っているのですが

方針が決まると

一気に形になるものですね。

 

来週は盛岡で

お寺さん方と打ち合わせをして

月末には建設委員会と総代会で

打ち合わせを行います。

 

どんどんブラッシュアップされて

よりよい準備が出来るものと

期待しています。

 

手配すべきものや

準備すべきものに

早く目処を立てて

記念のパンフレットや

当日の次第など刊行物の

制作にも工夫を凝らしたいと

考えております。

 

今しか出来ないことは

出来る限り

形にしたいと考えております。

 

つい先日

市内のお寺さんと

12月の儀式について

話題にしていた際

動画の話になりまして

上棟式のような形で

本葬・晋山式と落慶式も

YouTubeチャンネルに

公開するのか尋ねられましたが

実は12月の儀式については

長尺での動画の一般公開は

全く考えておりません。

 

昨年の

先代の密葬もしかりですが

感染症対策の関係もあり

ご参列いただけない

当山有縁の方が

多数想定されたための対応として

密葬や上棟式の様子を

長尺の動画に編集して

ご覧いただけるようにいたしました。

 

そういった事情もあっての

一般公開でしたが

状況が徐々に変わってきましたので

年中行事や催事は別として

密葬であったり

上棟式であったり

特別な行事についての

長尺動画は時期を見て

設定に制限をかける予定でおります。

 

削除するということではなく

限定公開という形式にして

有縁の皆様に

ご覧いただけるようにする構想でおります。

 

なお

YouTubeチャンネルにおいて

本葬・晋山式や落慶式の様子は

フォトムービーという形で

お伝えする予定です。

 

話がそれてしまいましたが

今出来ること

今しか出来ないことに

全力で取り組んでまいります。

 

▼午前4時45分頃

霧に包まれ幻想的な光景でした。

 

▼お昼頃

きれいな青空が広がっていました。

 

▼観音堂の様子

内殿(ないでん)の飾柱の

設置作業が進められています。

 

▼トイレの仕切りが入ってきました。

久しぶりの青空

寒い雨の日が続いていたのですが

久しぶりに青空が広がりました。

 

ただいま“缶詰状態”で

取り組んでいることがあり

朝のお勤めや

所要がある時以外は

外に出ることなく

ひたすら没頭という感じなのですが

窓からの景色が青空だと

やはり心も軽くなります。

 

気分転換もかねて

ちょっと来年の話題をひとつ

備忘録もかねて記しますが

来年は弘法大師生誕1250年にあたり

全国の真言宗寺院の多くで

記念事業が行われます。

 

当山が所属する

真言宗豊山派でも

記念事業として

本山への総登嶺(そうとうれい)が

呼びかけられています。

 

普賢院では

ちょうど本年末に

現住職の晋山(しんざん)式も

新本堂も落慶(らっけい)式も

終えますし

本山・長谷寺(奈良県桜井市)へ

有志で参拝するのは

良い機会かと思いまして

令和5年6月の団参(だんさん)を

企画しております。

 

団参とは団体参拝の意味です。

 

弘法大師生誕1250年の

記念事業なので

団参でご一緒いただいた方には

記念品も贈呈いただけるそうです。

 

いま行程を

詰めている段階なのですが

本山・長谷寺への参拝の他

岡寺、仁和寺、東寺への

参拝も予定しております。

 

予算はお一人15万程を

予定しています。

 

団参は

とても魅力が多い参拝旅です。

 

有縁の皆様には

令和5年年頭に

ご案内させていただきます。

 

大明さんにパイプ椅子をご寄贈いただきました

当山有縁の田中久一さんが

社長をつとめられている

(株)大明さんのご厚意で

パイプ椅子を30脚

ご寄贈いただきました。

 

このご寄贈には経緯がありまして

最初は大明さんが

倉庫の整理をしていた際に

使用する予定がなくなった

テーブル10台を

お寺で使わないかという

連絡をいただいたので

ありがたくテーブルを

ちょうだいいたしました。

 

テーブルをいただく際に

実際に倉庫に

連れて行っていただき

実物を確認させていただいたのですが

その際

パイプ椅子も使うかどうか

というお話しになりました。

 

ちょうど新本堂で

10脚程パイプ椅子を

準備しようと考えていたので

パイプ椅子も

いただくことにいたしました。

 

そうしましたら

田中久一さんのご厚意で

新しいパイプ椅子を

納めて下さると

おっしゃって下さり

今回のご寄贈に至ったといわけです。

 

様々な場面で

使わせていただきたいと思います。

 

(株)大明の田中久一さんには

中心より感謝申し上げます。

 

やませ吹く

今朝から気温が低く

ずっと雨が降り風が吹いていました。

 

最近は

朝のお勤めを

午前5時頃に行い

修法(しゅほう、お作法の意)

させていただいているのですが

今朝は寒かったこともあり

鼻水を流した状態での勤行でした。

 

午前中のご法事でも

本調子ではなかった感じで

若干風邪気味のようにも

思いました。

 

数日間

冷える日が続いていたので

体調を崩さないように

気をつけたいと思います。

 

昨日は

とある論文の提出期限で

実はここ数日間

その準備に追われていました。

 

何とか期限内で

提出することが出来たのですが

その「反動」で

疲れがどっと来ているように思います。

 

明日は

本年末に予定されている

先代住職の本葬と現住職の晋山式

さらに新本堂落慶式の

打ち合わせを

有縁の御寺院様と行う予定です。

 

ご助力いただける方が

いらっしゃるのは

本当にありがたいことです。

 

今月は

年内の諸行事について

大方決定する必要があります。

 

その都度その都度

丁寧かつ着実に

決定を重ねたいと思います。

 

三湖伝説の懸仏が出来ました

現住職である拙僧泰峻の弟子である

中野太陽さんの発願により

三湖伝説をモチーフとした

龍王像と龍女像の造立のため

クラウドファンディング形式で

リターン(返礼品)を定め

勧募(ご寄付)のご協力を

お声がけした所

目標額を上回る善意を

お寄せいただきました。

 

太陽さんと相談しまして

余剰分のご浄財も

十和田湖伝説に関わるものに

つなげた方が良いだろうとの

結論に至りまして

懸仏(かけぼとけ)を

造ることにいたしました。

 

懸仏を制作するにあたり

必要な経費については

龍王龍女像造立に

お寄せいただいた

ご浄財の余剰金をあてることとし

不足分は拙僧泰峻が

寄付させていただくという形で

用立ていたしました。

 

その懸仏が

完成したとのご一報が入ったため

太陽さんに早速

弘前へお迎えに行っていただきました。

 

この懸仏は

お弟子さんである

太陽さんの尊い思いが

きっかけとなり

形となったものといえます。

 

懸仏は

出開帳(でがいちょう)で

用いられることの多い

形式でもあるので

関係各所に出開帳して

祈りを捧げるひとときを

ご一緒いただくということも

今後可能かと考えております。

 

手づくりの刺し子

現在仮本堂で使用している

会館1階に額装して

掲げられている

「普賢院」の刺し子は

故・田中千賀さんが

手づくりして下さったものです。

 

本日は

千賀さんの49日忌の法要があり

ご家族ご親戚の皆様と

ご一緒させていただきました。

 

この刺し子は

会館の導師席のちょうど上に

掲げられているため

こちらでお勤めする際には

必ず目にいたします。

 

この刺し子を見て

今もなお優しく

私達を見守って下さっているものと

心に思い描かせていただいております。

 

一年ごとを見比べる

ほぼ同じスポットから撮影した

一昨年と昨年と本年の写真。

 

一昨年の写真には旧本堂が写っており

昨年の写真には更地が写っており

本年の写真には完成間近の新本堂が

写っています。

 

この3枚の写真は

劇的に境内の景観が変化した

この3年を雄弁に

語っているように思います。

 

拙僧泰峻は

夏以降に控える

いくつかの大きな儀式に臨むべく

これまで以上に

自行(じぎょう)に力を入れております。

 

自行というのは

自身で行う修行や研鑽のことです。

 

どの儀式も周到な準備をして

臨ませていただきたいと思いまして

気合いを入れて取り組んでいます。

 

途方に暮れた時期もありましたが

根気よく向き合った甲斐あって

徐々に先が見えてまいりました。

 

根気強い継続は

大きな力につながるということを

改めて実感させられます。

 

諸々の「大役」を

勤め上げられるよう

明日もまた精進いたします。

 

▼2020年夏

 

▼2021年5月

 

▼現在(2022年6月)

 

▼内部の照明が良い雰囲気です。

お盆過ぎ頃に脱活乾漆像をお迎えします

以前からも

何度かお伝えいたしましたが

八戸市尻内町の

洗心美術館を運営されている

コサカ技研の小坂明会長のご厚意で

脱活乾漆(だっかつかんしつ)の

権現像と薬師如来像が

当山に奉納されます。

 

小坂会長とは

この数年

当山を会場に

有志の皆様と論語の勉強会を

ご一緒させていただいております。

 

ちょうど昨日に

論語勉強会があり

小坂会長とご一緒させていただいたので

ご奉納いただくお仏像の

搬出・搬入をどのようにするかを

相談させていただきました。

 

こういったことの経験も豊富な

松本工務店の清水栄作部長にも

お立ち会いいただいて

どうのようにするかを

相談させていただいた所

ありがたいことに

清水部長がお手伝い下さることとなりました。

 

いずれも

結構な大きさのお仏像ゆえ

搬出・搬入の方法の

見当がつかない状態だったので

とても安心いたしました。

 

大まかには

お盆過ぎ頃に

お仏像をお迎えする

予定となりました。

 

様々な思いや願いが託され

当山と結縁いただいたお仏像なので

丁寧な形でお祀りし

有縁の皆様にも

祈りをお捧げいただけるように

心して準備させていただきます。

 

美しき八葉曼荼羅

地元の大工さんに

手伝っていただきながら

先代住職が自身で彫った

八葉曼荼羅(はちようまんだら)。

 

護摩壇(ごまだん)上方の

天井に設置されていたため

真っ黒にすすけていましたが

秋田の阿部正助商店さんが

クリーニングと修繕をして下さり

見事な仕上がりとなりました。

 

八葉曼荼羅とは

胎蔵曼荼羅(たいぞうまんだら)

という慈悲の側面から

描かれた曼荼羅の

中央部分のことを指し

根本的に重要な場所となります。

 

先代は梵文(ぼんぶん)の

研究者でもあったため

梵字(ぼんじ)をとても大切に

捉えておりました。

 

八葉曼荼羅に見られる梵字は

全て尊格(仏)を指します。

 

細かな説明は省きますが

梵字も尊格の形のひとつとされます。

 

中央の文字は

「ア」という文字の荘厳体で

「アーンク」と読み

大日如来を象徴しています。

 

周囲の花弁に配置された梵字は

宝幢如来(ほうとうにょらい)

開敷華王如来(かいふけおうにょらい)

無量寿如来(むりょうじゅにょらい)

天鼓雷音如来(てんこらいおんにょらい)

という四如来と

普賢菩薩(ふげんぼさつ)

文殊菩薩(もんじゅぼさつ)

観音菩薩(かんのんぼさつ)

弥勒菩薩(みろくぼさつ)

という四菩薩を象徴しています。

 

大日如来と周囲の四如来をあわせ

五智如来(ごちにょらい)といいます。

 

それにしても

よくもまあ

これだけのものを

“手作り”したものだと

感心させられます。

 

▼旧本堂解体前(2020年夏)

 

▼クリーニング後