双極性障害(躁うつ病)と向き合う㉑

当山住職は

双極性障害(躁うつ病)を

患っており

長く治療しております。

 

昨月後半頃より

住職は躁(そう)状態です。

 

この疾患については

患者本人が大きく誤解されやすい

ものでもあるため

当ブログでは

双極性障害について

(特に有縁の方々に)

周知していただくために

しばしば取り上げています。

 

以前の投稿も

ご覧いただけると

どのような疾患であるかが

分かると思うので

よろしければ

そちらもご参照下さい。

 

▼これまでの投稿はコチラです

双極性障害(躁うつ病)と向き合う

 

まだまだ躁状態にありまして

次回の通院の際に

ある定程度落ち着いていなければ

入院も致し方ないような状態ですが

当山の場合幸いにも

月一回(今月は週一回)

欠かさず通院しており

状況に応じた治療をしていただける

環境にありますし

住職自身も双極性障害のことは

自覚しており

薬もきちんと服用しています。

 

双極性障害は

薬物療法精神療法により

治療が行われます。

 

当山住職の場合

糖尿もあるため

使用できる薬に限りがあるそうで

この点にも難しさを感じます。

 

精神療法には

心理教育や社会リズム療法

認知行動療法や

対人関係療法などが

あげられます。

 

躁状態というのは

あくまでも脳疾患が

引き起こす症状です。

 

脳疾患により

脳内にドーパミンが

過剰に出てしまって

病的に元気な状態が

引き起こされてしまいます。

 

躁状態では生活リズムが

どうしても乱れてしまうようです。

 

例えば

朝5時にお風呂にスイッチを入れて

普通であればすぐに

入浴するのでしょうが

躁状態にある時は

あれこれと気になることがあると

そちらに気が行ってしまって

結局入浴するのは

数時間後になってしまう

ということも珍しくありません。

 

社会生活に支障を

きたしてしまう程

注意散漫になってしまいます。

 

入浴を例にあげましたが

食事にしても

外出する際にしても

同じようなことが頻発しています。

 

ご飯の準備をしても

食べ始めるまでに

1〜2時間

また時としては数時間も

かかることがあります。

 

先ほど

精神療法として

社会リズム療法というものが

列記されていましたが

簡単にいえば

規則正しい生活を実践する

ことといえます。

 

実際に

躁状態の住職を見ていると

社会リズム療法の

規則正しい生活を

「実践する」というのが

いかに大切かを痛感します。

 

躁状態の患者本人は

頭では分かっていても

常に衝動に駆られるような

多念状態にあるため

即座の行動が

難しいわけです。

 

即座の行動が出来ないことに加え

知人へ昼夜問わず電話をかける

という行動も目立ちます。

 

躁状態ですと

とにかく話すことも

疾患による症状です。

 

日中も夜も

かなり電話している様子です。

 

何の前情報もなく

この様子を見ると

一見異常に感じると思いますが

先述したようにこれらは

脳疾患により引き起こされる

症状なので

風邪を引いたさいに出る咳と

同じようなものといえます。

 

衝動的・突発的に

無茶なことをしようとしたり

根拠のない横柄なことを

発言することもありますが

本人自身が感情も行動も

コントロール出来なくなるのが

躁状態の症状です。

 

躁状態にあるは患者本人は

「調子が良い」と感じているため

躁状態の時の自分を

「健康な自分」と

捉えてしまう場合が多いそうですが

うつ状態になると

躁状態の時の自分の言動を

深く後悔したり

躁状態の時の自分と

うつ状態の時の自分の

ギャップの大きさに

悩んでしまうことが多いそうです。

 

躁状態は

決して健康的な状態ではありませんし

理想的な状態でもありません。

 

躁状態の後には

必ず「うつ状態」が訪れます。

 

そのことを

双極性障害の方は

重々承知しているそうです。

 

躁とうつのサイクルは均等ではなく

うつの方が長い場合が大部分とされます。

 

うつの期間に比べると

躁の期間は圧倒的に短いのです。

 

そのことを

双極性障害の患者さんの多くは

自覚しているんだそうです。

 

当山住職も

そのことは自覚しています。

 

症状により引き起こされた

元気さとはいえ

活動的でいられるうちに

身辺整理であったり

ご無沙汰している

お世話になった方々との会話など

精力的に行っているように見えます。

 

明らかにご迷惑を

おかけしていると

感じるようなことも多いのですが

拙僧(副住職)としては

躁状態の特徴を

大まかにでも

把握していただいたうえで

住職と向き合っていただく環境を

可能な限り整えることが

住職の思いを叶えることにつながり

また

「双極性障害の怖さ」とされる

社会的信用の喪失や

家庭崩壊を避けることにも

なると考えております。

 

振り返ってみると

当ブログでつづらせていただいた

双極性障害の記事も

結構な数になってきたので

再確認の意味も込めて

基本情報の一部を

画像化してみたので

そちらも併せて

お読みいただけると幸いです。

 

終活その他、お力添えが必要な際はお弟子さんにご相談下さい

昨年より当山にお迎えした

お弟子さんの中野太陽さんは

終活カウンセラー上級の資格を

本年取得されまして

今後は当山の

終活窓口をご担当いただきます。

 

終活についてのご相談が

ありましたら太陽さんに

お尋ねいただければと思います。

 

 

終活に関わることに加え

お力を必要とされる方に

寄り添われる活動もされています。

 

太陽さんに

そのお仕事内容を

まとめていただいた資料があるので

それをもとに

こちらでもご紹介させていただきます。

 

以下、太陽さんにいただいた

資料の引用となります。

 

太陽坊のお仕事案内

 

ご用命お待ちしております

 

動ける時間

平日(月〜金)13:00〜17:00

活動の模様はFacebookにも載せています。

※「中野太陽」で検索してみてね♪

 

お助け坊主

「猫の手も借りたいくらい忙しい」

人手が足りずお困りの時、お手伝い致します。

 

終活カウンセリング

終活全般(人生の振り返り、年金、相続、保険、介護、葬儀、お墓、未来設計)

お話を伺い、解決のお手伝いを致します。

 

何でもござれの相談員

派遣社員から会社役員まで務めた経験を元に人生相談、お悩み相談、就職相談、福祉相談など聞きます。

 

お墓のお掃除&代参

お墓の草刈り、お掃除、そしてお勤めを代行します。

 

死後事務委任

死後発生する様々な事務手続き、葬儀の手配、携帯、銀行口座などの解約など、身寄りの無い方を対象に代行します。

 

筋トレ&栄養指導

元ボディビルダーの知識と経験を元に部位別のトレーニング、食事の指導などを行います。

 

全国お遍路案内

15年ほど全国の寺社を巡った経験を元に全国の霊場情報、交通情報、宿情報などをご案内致します。

 

手元供養アクセサリー作成

故人の身につけていた衣服の一部を使用しブレスレッドなどのアクセサリーを製作します。

 

オリジナル念珠作成

パワーストーンや香木を組み合わせて、あなただけのオリジナル念珠を作成します。

 

担当 中野太陽(普賢院僧侶)

tel 080-6783-4525

E-Mail tataiyoh8@yahoo.co.jp

 

 

お力添えが必要な際は

太陽さんに

相談してみてはいかがでしょう?

遅ればせながら7月の写経カフェの動画をアップしました

暑さで多少滅入ってしまったり

お盆の準備に奔走したり等々ありまして

編集出来ないでおりました

7月の写経カフェの動画を

ようやくアップいたしました。

 

ご笑覧いただければ幸いです。

 

ウイルス蔓延以前は

寺子屋ワークショップを

色々と開催していたのですが

最近は主に

写経カフェとお寺ヨガを

規模を縮小して行っています。

 

奇数月は写経カフェ

偶数月はお寺ヨガを

自利利他(じりりた)の理念のもと

開催しております。

 

偶数月である今月は

28日午後7時より

お寺ヨガが開催されます。

 

Facebookで詳細を

ご案内しておりますので

ご興味をお持ちの方は

そちらをご参照下さい。

 

▼Facebookの案内はコチラ

https://www.facebook.com/events/668859997843422/?ref=newsfeed

 

双極性障害(躁うつ病)と向き合う⑳

当山住職は

双極性障害(躁うつ病)を

患っています。

 

これは脳疾患で

躁(そう)

うつの状態を

繰り返すもので

現在住職は

躁(そう)状態にあります。

 

周知の必要があった

ということもあり

これまでもブログにて

双極性障害について

触れてまいりました。

 

この疾患と向き合うにあたり

躁状態をいかに抑えるかが

大きなポイントになります。

 

躁状態になると

感情のコントロールが難しくなり

冷静な判断が出来ず

衝動的な活動が目立つようになります。

 

当山住職は

数年前にも躁状態になり

周囲の方に

ご迷惑とご心配を

かけてしまった実例があります。

 

周囲の認知度を高めることが

双極性障害の患者にとっては

良い環境となるそうなので

少しでも多くの有縁の方に

周知していただきたく

双極性障害に関連した投稿を

させていただきます。

 

どのような疾患であるかを

知っていただいた上で

お向き合いいただくことが

当山住職を守る

あるいは誤解を避ける

ことにもつながるとの

思いでつづっております。

 

躁状態については

過去にも取り上げているので

そちらも

お読みいただければ幸いです。

これまでの記事はコチラです

 

厚生労働省のHPにも

双極性障害について

紹介されているので

そちらのリンクも

貼らせていただきます。

https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_bipolar.html

 

人には

気分の浮き沈みがありますが

双極性障害の場合

単なる気分的な変動とは

全く異なります。

 

一見すると元気なのですが

それは健康的なものではなく

疾患により引き起こされる

病的な“元気さ”です。

 

前回は

2016年夏〜2017年3月頃に

躁状態になったのですが

それ以降は

穏やかな寛解(かんかい)状態

にありました。

 

念押ししますが

躁状態はあくまでも脳疾患により

引き起こされる症状でして

患者本人の人格や倫理とは

全く文脈が異なるものです。

 

躁状態では

感情のコントロールであったり

冷静な論理的思考が

難しくなります。

 

躁状態では

脳が“興奮状態”にあり

次々と考えが浮かぶそうで

多動・多弁・大声になり

感情的・独断的な

行動が多く見られたり

散財してしまう等の

特徴があります。

 

当山住職の場合

5年前にも見られた

症状に共通するものが

多いように思います。

 

寛解期には

月に一度の通院でしたが

今月に入ってからは

躁状態ということもあって

週に一度の通院になりました。

 

住職は糖尿病もあるため

使用出来る薬にも

限りがあるようです。

 

主治医のお話では

次回の通院時に

躁状態が落ち着かなければ

入院も考える必要が

ある状態だそうです。

 

躁状態になって以降

住職の生活リズムも

かなり狂ってしまいました。

 

当山ではここ約10年

葬儀や法事などの法務全般を

拙僧(副住職)が

担当しております。

 

今回においても

5年前においても

拙僧(副住職)が

一番困らされるのが

躁状態の住職が

社会状況や現行方式を

全く無視して

法務へ衝動的かつ独断的に

行動してしまうことです。

 

躁状態の記録を

留めておいたほうが

良いということを

その道に詳しい知人から

アドバイスいただいたので

このブログを含め

具体的に記録をとっていますが

疾患による症状とはいえ

客観的に考えても

常識から外れた言動が

とても多いのが現状です。

 

5年前も今回も

先方さんに電話して

疾患の現状をお伝えして

お詫び申し上げて

予定を再調整した

というケースがありました。

 

双極性障害の治療では

「低め安定」が

理想とされるそうです。

 

病的元気さの躁状態にある時は

患者本人には万能感があり

とても調子が良いように感じて

超多動的になるわけですが

躁状態が激しい分

次に訪れるうつ状態も

激しくなってしまいます。

 

その振り幅を

少なくするのが

双極性障害の治療の

目指すところとされます。

 

理想とされる「低め安定」

つまり寛解期においては

患者本人には冷静な判断も出来ますし

穏やかに過ごすことが出来ます。

 

躁状態の怖さとして

よく語られるのは

・社会的信用の喪失

・家庭崩壊

につながりやすいことです。

 

またまた念押ししますが

躁状態はあくまでも

脳疾患により引き起こされるもので

患者本人の人格や倫理とは

全く別次元のものです。

 

住職は診察日には

きちんと通院しており

疾患ときちんと向き合っております。

 

風邪になると

咳が出たり鼻水が出るようなもので

躁状態になると

それに伴う症状が出てしまうわけです。

 

住職は現在

これまで述べてきたような

健康状態であるということを

特に当山有縁の方々には

ご承知おきいただきたく

ここにお願い申し上げます。

お盆法要と送り火花火の様子を動画に編集しました

8月16日の法要の様子と

夜に行った送り火花火の様子を

短い動画に編集しました。

 

ご覧いただき

少しでも雰囲気を

感じていいただければ幸いです。

 

 

今回の法要では

お弟子さんの

中野太陽さんにも

初めて出仕いただきました。

 

元ボディビルダーだけあり

体格がガッチリしているので

法衣をまとった後ろ姿は

とても頼もしく感じられました。

 

これからが

とても楽しみです。

 

 

また久しぶりに

住職も出仕しました。

 

住職は

双極性障害など疾患があり

心身の健康状態の

浮き沈みが激しく

治療しながら過ごしています。

 

双極性障害については

こちらをご参照下さい。

https://fugenin643.com/category/%e5%8f%8c%e6%a5%b5%e6%80%a7%e9%9a%9c%e5%ae%b3%e3%81%a8%e5%90%91%e3%81%8d%e5%90%88%e3%81%86/

 

最近は

明らかな躁(そう)状態でして

午後1時からの法要に

時間通り来られるか不安でしたが

多少遅くなる程度で

無事にお勤めを終えることが出来ました。

 

躁状態になると

協調性などとは関係なく

自分優位に行動してしまうため

生活のリズムは乱れ

とにかく衝動的に

活動してしまいます。

 

これは人間性の問題ではなく

あくまでも疾患の症状でして

判断や感情のコントロールが

脳の「疾患」により

難しくなっているのだそうです。

 

双極性障害は

社会的信用の喪失と

家庭崩壊を

もたらしやすいとされます。

 

症状について把握していなければ

患者本人の人間性や道徳性の

問題と捉えられてしまい

孤立していきかねないという

怖さがあります。

 

そのことを踏まえ

当山では数年前に

住職が躁状態になった際に

ブログやSNSにて

双極性障害について

告知させていただきました。

 

双極性障害については

住職自身も把握しており

診察日にはきちんと通院して

疾患と向き合っております。

 

いろいろと

難しいことがありますが

今年のお盆は

久しぶりに多くの方と

お話することが出来

住職も嬉しかった様子です。

 

お盆法要と送り火花火

8月16日は

お盆の行事です。

 

今回も多くの方に

お支えいただき

無事にお盆を

過ごすことが出来ました。

 

とても涼しかったせいか

あまり疲れを感じるこのない

お盆だったようにも思います。

 

ここ数年

8月16日の夜は

地元の子ども達を誘って

“送り火花火”をしています。

 

当山有縁の方で

毎年花火を寄贈下さる方が

いらっしゃいまして

今回もありがたく

使わせていただきました。

 

「皆さんで楽しんで下さい」

とのお心遣いには

いつも感謝しております。

 

お盆法要や送り火花火の様子は

後日動画にしたいと思いますので

アップしましたら

ぜひご覧下さい。

 

本年も棚経を無事に終えました

例年通り14日は

新盆のお宅にお伺いして

お盆のお経参りを

行いました。

 

お盆のお経参りを

棚経(たなぎょう)といいます。

 

五戸町の

切谷内からスタートして

上市川をまわって

八戸市尻内・地元の豊崎

という順に

お参りいたしました。

 

本日は早朝から雨で

秋のような涼しさ(寒さ)でした。

 

汗を全くかかない棚経は

初めてだったと思います。

 

棚経は

お盆期間中において

とても大切なお勤めだと

考えています。

 

本年も大切なお勤めを

無事に終えることが出来

安心しております。

 

寒いお盆の入りとなりました

ご先祖様や

先立った方々が

お帰りになられるとされるお盆。

 

当山では

本日から新盆のお宅への

お経参りが始まりました。

 

ウイルスの関係もあり

遠方のお宅へのお参りは

昨年同様に本年も行わず

かわりに

位牌堂でのお参りを

行うこととしています。

 

本日よりお盆に

なったわけですが

これほど寒いお盆は

珍しいと思います。

 

少し前の

凄まじい暑さだった時の

約半分の気温まで下がりました。

 

過ごしやすいといえば

過ごしやすいのですが

涼しさを通り越して

寒い位なので

ちょっと異様な感じもします。

 

何はともあれお盆です。

 

家々に

お戻りになられる方々を

温かくおもてなしいただき

穏やかにお過ごし

いただければと思います。

 

8/16お手伝いいただける方いらっしゃいませんか?

8月16日(月)に行われる

お盆の行事の

お手伝い頂ける方を募集しております。

 

年齢不問です。

ご家族連れでも大歓迎です。

 

お手伝い内容は

下記の通りとなります。

 

①早朝のお膳上げ

午前7時にお寺に集合して頂き

位牌堂位牌壇のお膳上げをお手伝い頂きます。

早朝おいで頂いた方には

お弁当も用意させて頂きます。

 

②位牌堂の後片付け

午後2時にお寺に集合して頂き

位牌堂の後片付けをして頂いて

終了次第解散という流れになります。

 

終了は遅くとも4時半頃かと思われます。

 

①、②のいずれかでもお手伝い頂ける方

いらっしゃいませんか?

 

①のみ、②のみでも構いません。

 

①、②いずれもお手伝い頂ける方は

早朝の作業が終了後

午後の後片付けまで時間がありますので

1度お帰り頂いて結構です。

 

ご検討の程

何卒よろしくお願い申し上げます。

 

お手伝い頂ける方

いらっしゃいましたら

ご連絡下さいますようお願いいたします。

 

メール:fugenin643@gmail.com

 

 

絵本づくりにご協力いただけませんか?

絵本を作るべく

クラウドファンディングを

実施させていただきます。

 

目標金額は

670,000円です。

 

目標金額に到達せずとも

お申し込みいただいた分の

絵本を作成し

リターン(返礼品)と共に

ご支援いただいた方に

お届けいたします。

 

今回はそのことについて

お知らせさせていただくと共に

ご支援のお願いを

させていただきます。

 

普賢院は

十和田湖伝説ゆかりのお寺です。

 

地域に伝わる伝説を

未来へかたり継ぎたいとの思いから

ご支援を募らせていただき

絵本を作りたいと思います。

 

以下に

詳細を掲載いたします。

 

ご協力いただける方

いらっしゃいましたら

お力添えの程

何卒よろしくお願いいたします。

 


タイトル

【絵本 龍になったおしょうさま】誇れる郷土の伝説を、未来へかたり継ぎたい

 

概要

郷土に語り継がれる龍神伝説を、親しみやすい絵本として現代に伝え、未来へ託すプロジェクトです。

 

お寺には様々な伝説が残り、中でも十和田湖伝説は

北東北を中心に広く知られ親しまれてきました。

 

十和田湖伝説とは、南祖法師(南祖坊)という僧侶が

修行の果てに十和田湖の龍神になったという物語です。

 

この南祖法師は普賢院第2世・月法律師の弟子とされ、

普賢院には南祖法師の御像である南祖法師尊像が祀られるとともに、

伝説を今に伝える写本のひとつ『十和田山神教記』が残されています。

 

このプロジェクトで実現したいこと

この『十和田山神教記』に記される伝説を

現代に、そして未来へと語り継いでいきたいという想いから

始まったプロジェクトが、絵本「龍になったおしょうさま」です。

 

十和田湖伝説はバリエーション豊かな物語で、

数々の写本が作られ、やがて浄瑠璃やねぶたの題材もなり、

様々に伝えられてきました。

 

その中で普賢院に伝わる『十和田山神教記』は、

人間味あふれるものであると同時に、深いお諭しが重ねられており、

読む者を引きつける魅力を持っています。

 

この素敵な物語を、

絵本という形でより多くの方に知っていただき、

さらには地域の歴史に関心を持っていただければと思います。

 

プロジェクト背景 『十和田山神教記』について

南祖法師は、十和田湖で八頭龍「八郎太郎」との戦いに勝ち、

龍神に姿を変えて湖の主になったと言い伝えられます。

 

バリエーション豊かな十和田湖伝説の多くを特徴づけるのは、

この戦いのシーンのダイナミックな描写と勇ましい南祖法師の姿です。

 

しかし普賢院に伝わる『十和田山神教記』では、

南祖法師は、超人的なヒーローというよりは、

私たちも思わず共感してしまう生身の人間として描かれています。

 

また、悪役の八郎太郎も人間ならではの妬みや恨みに苦しんで

龍に変化してしまったとされています。

 

そして、物語は戦いで終わらずに、

南祖法師が八郎太郎を慈悲の力で救うのです。

 

ヒーローが悪者をこらしめる話ではなく、

人々の苦しみに寄り添い、他者を思いやる優しい物語。

 

それは、現代を生きる私たちの心にも寄り添ってくれるように感じます。

 

私たちの古い古いご先祖さまたちが、

長い年月をかけてこの伝説を書き換えてきたように、

私たちも現代的に解釈しなおし

「人が生きるために必要な物語」をお届けしたいと考えています。

 

 

「かたり部」に、かたりませんか?

プロジェクトを主催する「かたり部」は

地域に伝わる伝説を後世に伝えたいとの思いから、

有志で結成されたチームです。

 

現代の「語り部(べ)」という意味と、

有志による集いを意味する「部(ぶ)」を踏まえ、

チーム名を「かたり部(ぶ)」としました。

 

また、「かたる(かだる)」とは、

この地方に古くから伝わる言葉で

「仲間になる」「集う」「共に行動する」といった意味を持っています。

 

プロジェクト主催メンバーのみならず、

この本に関わってくださるすべての皆さまが、

古からのメッセージを未来へと語り継いでいく仲間、

「かたり部」の一員として無くてはならない存在です。

 

一人ひとりのおもいが「かたる」ことで、

長い時を経て語り継がれてきた伝説を未来に託すことができます。

多くの皆さまにかたっていただけることを願っています。

 

これまでの活動

平成30年(2018)に、有志が集い、

十和田湖伝説の絵本制作をスタートしました。

 

令和2年(2020)には、

世界が新型コロナ禍に見舞われ、ステイホームの時間が増える中、

不安な心に寄り添える物語を届けたい、

学校が休みの子どもたちに楽しいまなびの時間を持ってほしい、

という願いのもと、

絵本動画「龍になったおしょうさま」制作に着手します。

 

「いま出来ることで形にしよう」と、

オンラインでの打ち合わせを重ね、

製本に先立ち12月に動画を公開しました。

 

資金の使い道

ご支援頂いた資金は、

絵本及びリターンの制作費、また配送時の送料に充てさせていただくとともに、

一部は、アーユス仏教国際協力ネットワークへの寄付を通じて

国際協力活動(国内も含む)に役立てられます。

 

アーユス仏教国際協力ネットワークのホームページ http://ngo-ayus.jp/

このプロジェクトを含む普賢院の様々な活動は

「自利利他(じりりた)」という仏道の言葉を大切な理念としています。

 

自利とは己を高めること、

利他とは他者のためとなることを意味し、

仏道ではこれらが一体となった行いが尊いとされます。

自分のために、そして他の誰かのために。

 

この小さな絵本を手にした皆さまが、

優しい物語を通して、実りある時間を過ごされること、

それがそのまま、誰かの幸せにつながります。

 

リターンについて

絵本「龍になったおしょうさま」

書家 在家渓静氏による美しい題字と心温まる挿絵が物語を彩ります。

 

公開されている動画と併せて読み聞かせを楽しむこともでき、

また視覚のみ、聴覚のみでも楽しむことができます。

 

巻末にご芳名掲載

巻末には、かたり部に「かたって」くださった皆さま

全員のお名前を掲載します。

 

御札

「龍になったおしょうさま」の主人公、南祖法師のお札です。

コースに応じて、紙製・木製(小)・木製(大)の3種ご用意しています。

 

かたり部部員証バッジ

古からのメッセージを未来へと語り継いでいく仲間、

「かたり部」の一員の証を、かわいらしいバッジにしました。

 

かたり部特製じゆうちょう

かたり部のロゴをあしらった手作りのノートです。

南祖法師ゆかりの御朱印帖に、日記帳に、お子さまやペットのアルバムに…

世界に一冊の、自分だけの絵本を描いてください。

 

実施スケジュール

8月 クラウドファンディングスタート

10月 クラウドファンディング終了

12月 リターンを順次お届け開始

※リターンのお届け時期は、ご協力者数などにより変動する可能性がございます。

何卒、ご理解の程宜しくお願いいたします。

 

最後に

最後までご覧いただき有難うございます。

 

南祖法師の伝説は、

長い年月をかけて書きかえられ、

その中で時々を生きる人々の

様々な祈りや願いが託されてきました。

 

絵本「龍になったおしょうさま」を通じて、

時代を越えてこの土地に生きた人々の「おもい」を伝えるとともに、

今だからこそ必要なメッセージを、

今を生きる人に伝えていきたいと考えています。

どうぞお力添えをお願いします。

 

リターン(3種類あります)

①ご支援3000円の場合

・ 「龍になったおしょうさま」絵本(ご芳名掲載)
・ かたり部 部員証バッジ
・ 御札(紙製)

 

②ご支援5000円の場合

・ 「龍になったおしょうさま」絵本(ご芳名掲載)
・ かたり部 部員証バッジ
・ 御札(木製・小)※写真向かって左のサイズ

 

③ご支援10000円の場合

・ 「龍になったおしょうさま」絵本(ご芳名掲載)
・ かたり部 部員証バッジ
・ 御札(木製・大)※写真向かって右のサイズ
・ かたり部特製じゆうちょう


ご支援の方法について

今回は

クラウドファンディング専用サイトを

使用しないことにいたしました。

 

ご支援の申し込み方法について

次のような2つの方法を

基本としたいと思います。

 

申し込み方法①

申込用紙に必要事項を

ご記入のうえ

浄財を添えて普賢院に

ご提出。

※申込用紙は普賢院にあります。

 

申し込み方法②

メール(fugenin643@gmail.com)

でのお申し込みにも

対応させていただきます。

 

ご支援の旨メールで

ご連絡いただけましたら

お申し込みにあたり

お聞きしたい項目や

支援金のお振り込みについてなど

お伝えいたします。

 

以上のように

2通りの申し込み方法を

基本とさせていただきます。

 

あくまでも基本方針なので

上記2種以外の方法にも

対応させていただきます。

 

ご不明な点等ございましたら

お気軽にお問い合わせ下さい。

 

郷土の誇れる伝説を

つたえる取り組みを

ご一緒いただけると

大変ありがたく存じます。

 

当取り組みへの

ご理解ご協力の程

何卒よろしくお願い申し上げます。