新たな観音堂は以前にも増して荘厳になりそうです

昨日ご奉納いただくことが決まった

お仏像の「権現(ごんげん)像」。

 

観音堂本尊の御前立(おまえだち)

として祀らせていただきます。

 

御前立ということは

観音堂にお参りいただくと

真正面に祀られることになります。

 

どのようにお祀りするかを

あれこれシュミレーションしたのですが

当初の設計通りですと

観音堂本尊の七崎観音(ならさきかんのん)に

権現像が重なって

御開帳してもご本体が

あまり見えなくなってしまうので

祭壇の位置を少し

高くしてもらうことにしました。

 

観音堂中央の祭壇部分の

高さを変えられるかどうかを

松本工務店の清水部長に

相談したところ

問題ないとのことでした。

 

観音堂は

祀られる仏像が多いので

祭壇の高さなど熟考して

設計に反映していただいております。

 

それぞれのお仏像が

丁寧に祀られるようにとの思いを

第一に色々と考えてきたのですが

そこに権現像をお迎えすると

とても荘厳なお堂になると思います。

 

有縁の皆様に

誇りに思っていただける空間に

なるものと心より期待しております。

 

お仏像をご奉納いただくことになりました

12月8日は

お釈迦様が悟りを

開かれた日とされ

仏道では尊い一日とされます。

 

悟ることを

成道(じょうどう)といいます。

 

12月8日は

お釈迦様が成道されたことを

たたえて成道会(じょうどうえ)

という法要が行われます。

 

本年12月8日は

とても特別な日になりました。

 

市内の洗心美術館を

運営されていらっしゃる

コサカ技研の

小坂明会長のご厚意により

脱活乾漆(だっかつかんしつ)の

お仏像一体を

当山にご奉納いただくことになりました。

 

ご奉納いただくお仏像は

新本堂にて

観音堂本尊である

七崎観音(ならさきかんのん)の

御前立(おまえだち)として

お祀りさせていただきます。

 

施主である小坂会長には

心より感謝申し上げます。

 

書籍に掲載されました

12/8に興山社より出版される

『みんなに喜ばれるお寺33実践集』

に当山のことも

取り上げられました。

 

この書籍は

松本紹圭さんと遠藤卓也さんの共著で

様々な取り組みをされていらっしゃる

僧侶と著者の対談を

まとめたものです。

 

つい先日

出版元である興山舎さんから

書籍を贈っていただいたのですが

同書に掲載される他寺院の

取り組みはとても参考に

なるものばかりだと感じます。

 

ご興味をお持ちの方

いらっしゃいましたら

ご一読いただけると幸いです。

 

年越しに向けての思案

今月末は例年通り

除夜の鐘を撞かせていただきます。

 

そこで色々と考えておりまして

今回からはご都合のよろしい方に

年越しのお手伝いを

いただきたいと考えております。

 

当山では除夜の鐘を

大晦日11時半から撞いております。

 

この数年は

現住職が1人で108回

撞いていたのですが

今回から何名かで

108回を撞いてはどうかと

思案しております。

 

詳細は全くの未定ですが

良い年越しを出来るような

形にしたいと思います。

 

絵本の校正が終わりました

絵本づくりクラウドファンディングは

ご支援の受付を終えて以降

ご支援者の名簿確認や

印刷に向けた最終チェック

返礼品の準備などをしてまいりました。

 

最終印刷の前に業者さんから

見本として絵本を一冊

送っていただきました。

 

再度目を通しまして

さらに修正を重ね校了とし

印刷を正式に発注していただきました。

 

今後の段取りですが

ご支援下さった皆様へ

お届けする絵本と返礼品が

20日頃に出揃う予定で

それからご祈祷して発送となります。

 

最終週には

お手元に届けられるかと思いますので

ご支援者の皆様

もうしばらくお待ち下さいませ。

 

棟札をしたためる

当山では

新本堂の上棟式(じょうとうしき)を

来年3月に控えております。

 

上棟式では

お堂の建立の趣旨や願意などを記した

棟札(むなふだ)という木札を

設えて儀式が執り行われます。

 

真言宗における棟札は

祈祷札でもあります。

 

棟札は

屋根裏に納められるものです。

 

一旦屋根裏に

納められると1〜200年以上は

人目に触れることはありません。

 

今回の本堂改築にあたっては

3枚の棟札を用意するのですが

本日全て書き上げさせていただきました。

 

当山で所蔵する江戸期の棟札の書式や

研究資料を参考にさせていただきつつ

どのような文言にして

どのような書式にするのか

ここ何年か思案していたのですが

本日改めて熟考したうえ決定し

全てしたため終わることが出来ました。

 

棟札は

人目に触れるものではないのですが

とても重要な意味をもつものです。

 

棟札を書くことは

とても大きな責任があることと

捉えておりました。

 

それだけに

ひとつ大きな役目を

果たすことが出来

肩の荷がひとつおりたように感じます。

 

棟札は

年末年始のご祈祷の際に

設えさせていただいて

祈りを込めさせていただきたいと思います。

 

江戸期の十和田湖伝説を採録した菅江真澄のお墓参り

菅江真澄(すがえますみ、1754〜1829)は

柳田國男に“民俗学の祖”と称された

博学な旅行家です。

 

三河国出身で

北海道、東北、北陸、信濃など

菅江真澄の足跡は

広範囲に及びます。

 

晩年は久保田藩(秋田県)に迎えられ

秋田市に墓碑があります。

 

菅江真澄の旅行記等は

『菅江真澄遊覧記』と呼ばれます。

 

菅江真澄は青森に3度

足を運んでおり

十和田湖伝説にも

触れてられています。

 

採録される内容は

江戸後期において

どのように伝説が語られているのか

またどのような展開があったのかを

具体的に読み取ることが出来ます。

 

普賢院は

十和田湖伝説ゆかりのお寺

ということもあり

菅江真澄の「見聞録」は

当山に関連する記録ともいえます。

 

本年6月に

仏像・仏具修繕の様子を

見学させていただくため

秋田へ赴いた際

菅江真澄のお墓を

お参りさせていただきました。

 

その時の映像をアップしたので

ご覧いただけると幸いです。

 

屋根工事の様子をお伝えします

11月19日に棟上げが完了して以来

屋根工事が進められています。

 

本堂の屋根工事は

高い技術が必要とされます。

 

当山旧本堂の屋根の垂木は

扇垂木(おうぎだるき)という形状でした。

 

扇垂木は

垂木が放射線状に開くため

かなり高い技術が必要とされます。

 

松本工務店の清水部長さんのお話では

山門などでの扇垂木は

何度か手掛けたことがある一方

本堂での扇垂木を

松本工務店で手掛けるのは

初めてのことだそうです。

 

とはいえ

とても技術の高い宮大工さんが

多くいらっしゃるゆえ

とても素晴らしい屋根が

出来上がりつつあります。

 

本日の工事の様子を撮影して

短い動画に編集したので

ご覧下さいませ。

 

写経カフェの動画をアップしました

先日行われた

寺子屋ワークショップ

写経カフェの動画をアップしましたので

ご覧いただけると幸いです。

 

余談ですが

平成27年(2015)から

2ヶ月に1度のペースで

開催しております写経カフェですが

年間6回分の様子を

動画でお伝え出来たのは

本年が初めてとなります。

 

うすうす

お気づきの方も

いらっしゃると思いますが

昨年頃より

以前にもまして

映像記録に力を入れております。

 

催事の様子や

本堂建替の様子を中心に

映像記録を作成しておりますので

ときおりご覧いただければと思います。