施工部会がありました

本日午後は

本堂建設の施工部会があり

工事の進捗状況のご報告や

検討事項の審議がなされました。

 

細部を詰めなければならない

項目はまだまだ

沢山残っておりますが

順調に事業が進んでおり

安心しております。

 

今回の会議では

来年3月に予定している

上棟式(じょうとうしき)についても

話題にあがりました。

 

感染症の状況次第

という部分もありますが

出来ることなら

有縁の皆様に日時をご案内して

お祝いのひとときを

ご一緒したいと考えております。

 

上棟式だけでなく

晋山式や落慶式もそうですが

滅多にない尊い儀式ゆえ

なるべく有縁の皆様にも

ご一緒いただきたいと

願っております。

 

先にも触れたように

感染症の状況次第ではありますが

多くの方にご参列いただけるように

準備を進めたいと思います。

 

冬らしさを感じた朝

朝外に出ると

雪で真っ白に

なっておりました。

 

一気に冬らしくなりました。

 

そのような本日は

午前午後の法事を終えて

お願いされている法話の動画収録を

していたのですが

なかなか上手くいかず

時間だけが経過するような状態でした。

 

夜には

地域の会議にお呼ばれしまして

出席してまいりました。

 

そしてお寺に戻り

再び収録作業をいたしました。

 

動画ならではの

難しさがあり

とても苦戦し

夜も時間だけが

経過するような状態で

まだまだ力不足であることを

痛感します。

 

素晴らしき須弥壇修繕

旧本堂で使用していた

須弥壇(しゅみだん)は

新本堂でも使わせていただきます。

 

須弥壇は現在

五戸町の五戸木工さんに

修繕していただいております。

 

その修繕状況を

見学させていただいたのですが

とても厳かで

素晴らしい状態に

仕上げられつつありました。

 

見学した際の様子を

短い動画にしたので

是非ご覧下さい。

 

本年最後の写経カフェ

奇数月に開催している

写経カフェですが

本日が本年最後の

開催となりました。

 

昨年と本年は最初期から

おいで下さっている方に

お声がけさせていただいて

開催してまいりました。

 

昨年は中止した回も

あったのですが

本年は予定されていた

全ての日程を

おかげさまで

終えることが出来ました。

 

本日皆様にお使いいただいた

墨汁がかなりドロっとした

状態になってしまっていたようで

それに気がつくことが出来ず

大変申し訳なかったと感じております。

 

拙僧も普段から

墨汁を使っているので

粘着質な墨汁での

筆の運びにくさが

中々厄介なことがよく分かります。

 

そのような場合は

水を足して調整するのですが

そのような用意もなかったので

次回の改善点にしたいと思います。

 

ご参加下さった有縁の方からも

水差しがあると良いかもしれませんよと

ご助言をいただいたので

早速用意したいと思います。

 

このような感じで

毎回毎回様々な発見や気づきがあり

マイナーチェンジを重ねてきた

写経カフェですが

来年も試行錯誤をしながら

和やかにご参加される皆様と

ご一緒させていただきたいと思います。

 

本年写経カフェのひとときを

ご一緒下さった全ての皆様

ありがとうございました。

 

積み重ね

2ヶ月に1回のペースで

開催している

写経カフェでは

毎回資料を用意するのですが

資料中「寺子屋メモ」

というコーナーがあります。

 

寺子屋メモでは

6〜700文字程で

歴史のことだったり

みおしえのことだったりを

書かせていただいています。

 

写経カフェは

2015年から奇数月に開催しているので

考えてみると

寺子屋メモも結構な量を

書いてまいりました。

 

毎度毎度

苦慮しつつ

まとめているのですが

良い精進と捉えて

励んでおります。

 

ちょうど明日

写経カフェがあるため

本日も早朝から

あれこれ考えを巡らせつつ

日中の諸事を終えてから

寺子屋メモを

したためました。

 

こうした積み重ねは

後々“効いてくる”という

実感があります。

 

というのも

拙僧は数日以内に

10分以内の法話動画を

用意しなければならないのですが

これまでコラムで書き溜めたものを

少し手直しして

法話させていただこうと

考えているのです。

 

ある意味では

写経カフェによるご功徳とも

表現できると思うのですが

これまでの積み重ねを

法話に活用させていただきたいと思います。

 

十和田湖青龍大権現の石碑がご奉納されます

以前にも

お伝えいたしましたが

八戸市根城の番地石材店さんが

当山に十和田湖青龍大権碑を

ご奉納下さいます。

 

番地さんには

本堂建替にあたって

境内の石仏・石造物の移設や

合葬墓と会津斗南藩供養所の建立を

お願いしている関係もあり

数日前に打ち合わせを

させていただいたのですが

当初の予定よりも

ずっと立派な石碑を

ご奉納して下さるとのことです。

 

番地さんの

ありがたいお心づかいには

心より感謝いたします。

 

打ち合わせの際に

本堂建替工事に伴う

外構工事において

現在仮移設してある石仏や石造物を

どのように配置するかも

話題にあがりまして

大まかな方針は

見えたように思います。

 

境内整備の一環として

墓地整備もなされますが

おかげさまで

こちらも素晴らしいものに

なるものと期待しております。

 

▼青龍権現碑の建立地

※基礎の場所に石碑が設置されます。

 

▼旧本堂前方に設置されていた龍像も

青龍権現碑の近くに

移すことにいたしました。

寺子屋ワークショップ「お寺ヨガ」が開催されました

昨晩行われた

寺子屋ワークショップ

お寺ヨガの様子を

アップいたしました。

 

2015年から偶数月に

開催を重ねている

お寺ヨガですが

昨年と本年は

ウイルスの感染状況を鑑み

何回か中止いたしました。

 

本年は6月20日以降は

開催を見送っておりましたので

今回は5ヶ月ぶりのお寺ヨガでした。

 

このお寺ヨガや写経カフェなどの

寺子屋ワークショップという

取り組みは自利利他(じりりた)を

大切な理念としています。

 

利他の行いとして

参加費の一部を

国際協力活動への寄付に

あてさせていただいております。

 

昨年も本年も

規模を縮小して行っていますが

そのような中でも

ご一緒下さる方がいらっしゃり

大変ありがたく思います。

 

今回ご一緒下さった皆様

有意義なひとときを

ありがとうございました。

 

来年は特段大きな儀式を控えております

当山では来年に

特段大きな儀式を

控えております。

 

来年12月11日に

前住職本葬

現住職晋山式(しんざんしき)

翌12日に

本堂落慶式を行うことが決まりました。

 

前住職本葬と現住職晋山式は

一世一代の

とても大切な行事です。

 

さらに

本堂落慶式となると

数百年に一度の機会となります。

 

これら儀式を行うにあたり

東北有縁の御寺院様方や

現住職有縁の御寺院様方に

お集まりいただくことになります。

 

とても苦慮しておりましたが

お勤めいただく方々を

どのようにするかの

方針が拙僧の中で固まりまして

すでに打診させていただいております。

 

当山では

十数名の住職方で

厳修させていただく法要は

滅多にないことなので

檀信徒の皆様などご縁ある皆様にも

ご参列いただきたいと考えております。

 

来年12月に

ウイルスの状況が

どのようになっているのかは

未知数ではありますが

有縁の方々と祈りを

ご一緒させていただきたいと

願っています。

 

棟上げが完了いたしました

本堂の棟上げが

11月19日に完了したとの

ご報告をいただきました。

 

棟上げがなされたので

本堂の形がはっきりと

分かるようになりました。

 

本日早朝の本堂の様子を

動画に編集したので

現状をご覧いただければと思います。

 

時代をこえて

普賢院は

真言宗豊山派(ぶざんは)

という宗派のお寺です。

 

開創は今から1200年以上さかのぼる

延暦・弘仁年間(8C末〜9C初頭)で

初代住職は圓鏡(えんきょう)

という方です。

 

鎌倉〜江戸時代初期までは

主に永福寺というお寺の名前が

用いられております。

 

昨年解体した旧本堂は

文化7年(1810)の火災で

旧々本堂が焼失したため

その翌年に再建されたものでした。

 

その火災により

多くの仏像・仏具・書物も

焼失したとされます。

 

焼失したとされるお経の中に

大般若経という600巻にも及ぶ

ものがあります。

 

大般若経という経本は

ご祈祷にも用いられる尊いもので

本堂建替にあたり

新たに用意していただきました。

 

3年前に発注させていただき

つい先日

お寺に届けられまして

そして本日

東京から仏具屋さんがおいで下さり

梱包を解いて納めて下さいました。

 

大般若については

今後法要で用いるのはもちろんですが

一巻一巻に施主さんを

募らせていただこうかとも

考えております。

 

当山は藩政期において

南部藩の祈願所でもあり

ご祈祷を担っていた

お寺でもあります。

 

新本堂の完成を

ひとつの契機として

これまでのご祈祷に加え

大般若のご祈祷も

奉修させていただき

祈りをお捧げしたいと思います。

 

話題が変わりますが

拙僧はここ数日

ほぼ“缶詰状態”で

次第(しだい)を

したためております。

 

ここでいう

次第というのは

僧侶が儀式で使う

経本のようなものです。

 

説明が難しいのですが

当山では様々な仏様が

お祀りされているので

その分

様々な次第が用いられます。

 

次第を用いてのお作法を

供養法(くようぼう)ですとか

諸尊法(しょそんぼう)といいます。

 

専門的な話題なのですが

例えば

愛染明王法

十一面観音法

不動法

など仏様ごとに

様々なものがあります。

 

また

法流(ほうりゅう)という

お作法の流派のようなものによっても

違いがありますし

同法流であっても

伝授する阿闍梨さんによっても

お寺によっても異なります。

 

とにかく修法(しゅほう)は

奥が深いものです。

 

住職が改まり

さらに来年には

新本堂が完成するにあたり

当山歴代住職が用いていた

次第書や所蔵する資料等を

参考にしつつ

筆を走らせております。

 

先にも記したように

210年前の火災で

多くの次第も燃えているので

やたらと古いものは

残っていませんが

200年程前の次第書であったり

最近のものでは

先代住職がまとめたもの等を

手がかりにしながら

筆を進めております。

 

まるで時代をこえて

歴代住職と対話を

させていただいているようです。