初代住職のご命日にあたる祈りのひととき

今から1200年以上さかのぼる

弘仁8年(817)5月15日は

当山の初代住職

圓鏡(えんきょう)上人の

御命日にあたります。

 

そのため

5月15日は普賢院にとって

大切な日でもあります。

 

本日は

初代住職の御命日にあたり

歴代住職のご供養を行う

開山忌(かいさいんき)の

お勤めをいたしました。

 

また本年は

開山忌にあわせ

会津斗南藩(となみはん)

縁故者のご供養も

併修いたしました。

 

令和4年の

開山忌の様子をお伝えする

動画を用意したので

ご覧いただければ幸いです。

 

美しき脱活乾漆

脱活乾漆(だっかつかんしつ)とは

漆を用いた作仏の技法で

奈良時代に盛んであったとされます。

 

平安時代以降になると

木造での作仏が中心となり

脱活乾漆による御像は

あまり見られなくなり

「幻の技法」と化してしまいます。

 

奈良時代に隆盛した

脱活乾漆の技法は

幻のものとなったものの

脱活乾漆の古仏の断片を

手がかりとして

現代に蘇らせたのが

関頑亭(せきがんてい)先生です。

 

関頑亭先生が手がけられた

素晴らしい御像は

市内の洗心美術館に

何点か所蔵されております。

 

以前にもご案内しましたように

洗心美術館を管理されている

コサカ技研の小坂明会長の

ご厚意により

当山に脱活乾漆像を

奉納いただくことになり

本日打ち合わせに

行ってまいりました。

 

ご奉納いただく権現像は

観音堂の中央祭壇の前に

ご安置いたします。

 

仏像奉納の施主である

小坂会長方3名で

新本堂の権現像をお祀りする場所を

ご確認いただきまして

今後の段取りについては

徐々に詰めることとなりました。

 

そのような

打ち合わせをさせていただく中で

脱活乾漆をもう一体

ご奉納いただけることになりました。

 

新たにご奉納いただくことになったのは

薬師如来(やくしにょらい)像です。

 

思いもかけない

お話しだったので

とても驚いたとともに

大変ありがたく感じました。

 

大変に光栄なお話しをいただき

当山での祭祀方法を

色々と検討した結果

薬師如来像は

ふれあい豊山館1階の

祭壇中央に安置させていただくのが

最も丁寧かと考えております。

 

現在(令和4年5月時点)

ふれあい豊山館1階は

仮本堂として荘厳されており

祭壇中央には本尊厨子が安置されています。

 

当初

新本堂完成後は

仮本堂の荘厳は撤収する予定でしたが

薬師如来像をお迎えするに伴い

仮本堂の荘厳は概ね維持させていただき

「薬師堂」として空間を

整える思案をしております。

 

薬師堂とは

「薬師如来を本尊とするお堂」の意です。

 

ご奉納いただく薬師如来像は

とても立派で

大きさもあるので

脇侍(わきじ)としてお祀りするよりも

一お堂の主尊として

“厳かに”お祀りすべきと思い

そのような方針を

取らせていただく所存です。

 

 

▼権現像(脱活乾漆)

 

▼薬師如来像(脱活乾漆)

本堂正面の足場が外れました

本堂正面の足場が

外されたのですが

足場があるのとないのでは

見た目が全く異なります。

 

画像では伝わりにくいのですが

とても大きく感じられます。

 

また

足場がなくなったことで

正面各所に設えられた

立派な彫刻が

いっそう映えております。

 

当山にお運びの皆様も

日々完成に近づく本堂を

ご覧になられて

感嘆されている様子です。

 

少し先の話になりますが

伝統芸能にまつわる催事が

11月に新本堂にて

行われることとなりました。

 

色々なご縁が重なりまして

催事のご相談をいただき

昨日打ち合わせがありました。

 

詳細は後日ご案内しますが

新本堂での伝統芸能ご披露は

とても有意義かと思います。

 

▼足場アリの時

 

▼正面の足場が取れました

お寺の会計管理

当山のみならず

住職が会計事務も

行わなければならない

お寺はとても多いと思います。

 

拙僧泰峻の場合

ご縁があり約8年前に

お寺の会計について学ぶ機会があり

そこで得たことをもとに

会計を預からせていただいております。

 

当山では

法務(葬儀、法事、祈祷など)でのお布施や

お賽銭などの御浄財を管理する会計を

住職が管理しており

毎年県庁に提出する「備付け書類」の

財産目録の中の普通財産の項目にて

数字を記載して提出しております。

 

結構細やかに

帳簿をつけているため

なかなかの労力と時間を要しますが

コツコツと8年間

積み上げてきたものは

貴重な記録でもあり

有効な財務には

欠かせないものと痛感しています。

 

住職が預かっている会計のほかに

役員会にて管理していただいている

会計もあります。

 

役員会管理の会計も2種類あり

一般会計と特別会計と

呼び分けられています。

 

また現在

当山では本堂建替にあたり

本堂建設委員会の会計もあり

それは委員会にて管理されております。

 

会計のあり方は

お寺によりけりだと思いますが

各種会計の管理を

有縁の方々に

お力添えいただいて

分担出来ていることは

大変ありがたいと感じます。

 

会計を正確に管理することは

お寺にとって

とても大切なことであると

拙僧は考えておりますし

今後ますます

重要視されるものと思います。

 

そのような考えのもと

日々過ごしている拙僧は

法務の予定がなかった本日

朝から晩まで

お寺の帳簿と

建設委員会の帳簿の整理を

行っていたのでした。

 

仁王門にガラス戸や格子が入りました

仁王門に

ガラス戸

格子

引き戸が

取り付けられました。

 

とても立派になりました。

 

本堂の足場が一部解体され

接続部分の防火棟の

建設の準備が

進められるようです。

 

本堂内部では

漆喰を塗る作業が進められており

近々クロスを貼る作業も

行われるそうです。

 

拙僧泰峻は

令和4年4月末時点までの

ご寄付奉納者の芳名録を

作成中です。

 

新本堂に掲額するのは

業者さんに制作していただくのですが

拙僧が作っているのは

新本堂が完成するまでの間

堂内に掲示させていただく

途中経過報告のようなものです。

 

近日中には

堂内にて掲示させていただく予定なので

当山にお運びの際は

お目通しいただければと思います。

 

▼仁王門

 

▼取り外された足場

 

▼足場が外された本堂後方

 

▼勧募浄財奉納者芳名録

本質を見失わないようにしつつ臨機応変に

本日は

当山有縁の方の葬儀のため

市内の葬儀会館へ。

 

当地では

火葬してから通夜を行い

翌日の葬儀という

段取りが一般的ですが

今回は

葬儀をしてから火葬という

流れでのお弔いでした。

 

拙僧泰峻は

東京の寺院に奉職した時期もあるため

葬儀後に火葬する形式を

個人的に「東京式」と呼んでいます。

 

当地でも

火葬場の空き状況であったり

ご遺族のスケジュールの関係で

「東京式」の段取りになることは

時折あるのですが

コロナ禍になって以降

割合が増えたようにも感じます。

 

また今回は

諸事情により

一日で終わらせていただきたいとの

ご相談があったため

通夜を行わず

葬儀→初七日乃至百ヶ日法要→火葬→納骨

という形で

ご一緒させていただきました。

 

時間に限りある中でも

お集まりの皆様とともに

丁重にお弔いが

なされたように感じています。

 

1日で葬儀を行うことは

負担が少ないと感じられるかもしれませんが

案外そうとも言い切れませんで

通常ですと

2日間で行うお作法などを

1日で行わせていただくため

これはこれで大変といえます。

 

葬儀に限らず

仏事においては

形式も大切ではありますが

その時その時の

様々な状況を踏まえて

臨機応変に適した形式で

お心通ったひとときに

していただけることが

もっと大切だと

拙僧泰峻は考えています。

 

そういった本質的なことを

忘れないよう心がけつつ

臨機応変に

祈りのひとときを

ご一緒させていただきたいと思います。

 

八戸市内の小学校への絵本寄贈が叶いました

少し前のことになりますが

知人の方にお取次ぎいただき

八戸市教育委員会を通して

八戸市市内の小学校への

絵本『龍になったおしょうさま』の

寄贈をご快諾いただいたので

5月2日に八戸市庁の

教育委員会へ絵本を

お渡しいたしました。

 

豊崎小学校へは

すでに寄贈しておりまして

三条小学校へは

オダプリントの社長さんが

お届け下さることになったので

小田さんを通して

寄贈されます。

 

郷土の誇る伝説の

いちバリエーションに

親しんでいただければ幸いです。

 

 

書籍寄贈のルートに関して

いくらか詳しい方からのアドバイスで

当初は八戸市博物館に

相談すると心強いとのことだったので

お寺の行事にお見えになっていた

博物館の方に話題をお伝えして

後日改めて相談させていただきたい旨を

お伝えしたのですが

どうやら事情が様々あるようで

博物館が窓口になるのは難しいと

かたり部メンバーに伝言がありまして

別ルートでの寄贈となりました。

 

詳細や趣旨を踏まえて

正式にお願いする以前に

窓口にはなれないとの伝言を

いただいた形になったわけですが

明確にお断りしなければならない

ご事情があるのでしたら

直接住職に

ご一報いただければ

良かったのにと

非常に残念に感じています。

 

怒り恨みは全くありませんが

多重の意味で

「非常に」残念に思います。

 

断りの言伝を預かった方が

板挟みのような感じで

精神的負担がかかっていたように

見受けられましたし

とても申し訳なく思いました。

 

雑把に耳にした所では

“感謝状目的の寄贈”と

捉えられているような言い回しに

聞こえるようなことも

おっしゃられたようで

拙僧としては

詳細や趣旨を聞く以前に

そうした偏見による

事の決定がなされたことに

疑念を抱いております。

 

博物館での対応が

難しいと伝言を受けて

行政的窓口では

伝説の類の書籍を

取り扱うのが難しいものと

考えていたのですが

どうもそういったわけでは

ないようでした。

 

拙僧のみならず関係者において

こうした疑念が生じたのは事実で

良い気分であるわけはありません。

 

繰り返しますが

住職としては

この件について

怒りや恨みは全くありません。

 

理由があってのご判断であることは

重々承知しているのですが

その理由について

伝えるべき者に

明確に示すべきだったと感じます。

 

ちょっと早い衣替え

昨日は

半袖でも暑い程にまで

気温が上がり

少し早いのですが

法事は夏物の衣で

お勤めいたしました。

 

従来ですと

6月に衣替えをするのですが

近年は八戸でも

5月に夏日となることもありますし

一昨年からは

マスクを着用して

読経しなければならないことも踏まえ

暑いときは無理せず

夏用の衣を着用することにしました。

 

いつかも

しみじみと記したことが

あると思いますが

マスクを着用してのお勤めは

かなり体力を消耗します。

 

マスク着用でのお勤めも

3年目なので

すっかり慣れたのですが

お勤めを終えた後に来る

疲労感は相当なものだと感じます。

 

特に暑い時季は

かなりこたえるので

健康管理に気をつけつつ

令和4年の中盤に

励ませていただきます。

 

来年以降の年中行事について

年中行事(ねんちゅうぎょうじ)は

その字の如く

当年において行われる行事です。

 

ここでいう行事は

法要が関わるものを指します。

 

同じ行事であっても

時代時代において

変化を重ねて

現在に至っているものが

ほとんどといえます。

 

檀信徒の皆様に

ご案内しているものもあれば

寺内のみで行われるものもあります。

 

細かなものを含めると

かなりの「行事」がありますが

主だったものだけでも

以下の通りとなります。

 

  • 年頭祈祷法要(元日午前0時)
  • 元日護摩法要(元日午後3時)
  • 新春の子安様
  • 涅槃会
  • 七崎観音おこもり護摩法要(秘仏ご開帳)
  • 春彼岸中日法要
  • 花まつり(5月)
  • 供養祭(開山忌・会津斗南藩縁故者供養・戦没者供養・合葬墓供養)
  • 南祖祭(6月)
  • 地蔵祭(7月)
  • お盆法要
  • 夏の子安様
  • 秋彼岸中日法要
  • 七崎観音秋季法要
  • 除夜の鐘

 

新しい本堂の完成を迎えるわけですが

この歴史的節目にあたり

年中行事の見直しや改変を行い

祈りの環境を

以前にも増して

整えたいと考えております。

 

様々なご縁のカタチについて

様々なご縁のカタチ

今回は

現在の普賢院における

様々な「ご縁のカタチ」について

整理してみたいと思います。

 

以前にも当ブログにて

何度か触れておりますし

ここ最近では

ポータルサイト「まいてら」に

普賢院のページを用意するために

再整理を試みました▼

 ポータルサイト「まいてら」はコチラ

 

本稿では

まいてらで作成したものを踏まえて

各項に補足説明を加えたいと思います。

 

目次
  1. 様々なご縁のカタチの概観
  2. 檀家(だんか)
  3. 信徒(しんと)
  4. おてらサポーター
  5. ご詠歌の会 会員
  6. その他

1.様々なご縁のカタチの概観

現行の「運営体制」において

ご縁のカタチを大まかにいえば

①檀家(だんか)

②信徒(しんと)

③おてらサポーター

④ご詠歌の会 会員

の4つの項目をあげることが出来ます。

 

この区分は大雑把なもので

実態を正確に説明するには

不十分なものといえますが

主だったものとして

この4項目について

本稿では述べさせていただきます。

 

4項目について

「まいてら」の会員タブにて

図示させていただいてりますので

その資料画像を

以下に添付いたします。

 

▼ポータルサイト「まいてら」掲載の案内図

 

 

 

2.檀家(だんか)

まずは

最もご縁深く

お寺の歩みを

ご一緒いただく「檀家」

について取り上げます。

 

檀信徒(だんしんと)という言葉は

檀家・檀徒と信徒を

総称するものとなります。

 

檀家・檀徒の「檀」は

サンスクリット語「ダーナ(dana)」

の音訳「檀那」から来ています。

 

ダーナ(dana、檀那)は

布施(ふせ)を意味します。

 

今回は詳述出来ませんが

布施には様々な意味があり

財施(ざいせ):金品などによる施し

法施(ほうせ):「法」による施し

といったものに加え

無財の七施

  1. 眼施(げんせ):優しい眼差し
  2. 和顔悦色施(わがんえっしきせ):穏やかでにこやかな顔
  3. 言辞施(げんじせ):励ましの言葉
  4. 心施(しんせ):慈しみの心
  5. 身施(しんせ):親身な態度
  6. 坐床施(ざしょうせ):座る場所や休む場所
  7. 房舎施(ぼうしゃせ):心地よい空間

という心の通った施しが

挙げられます。

 

お寺にお納めいただく諸浄財は

布施の教えが通わされているものと

普賢院では捉えております。

 

お心託されたご浄財を

お納めいただく

檀家・檀徒さん方のために

お寺を預かる住職としては

普賢院の護持に尽くして

祈りの空間を整え続けることと

日々精進と研鑽を重ね

有縁の皆様にお仕えするという

姿勢を大切にしております。

 

当山では寺院規則上

位牌堂に位牌壇をご用意いただいた方を

「檀家」としております。

 

このことは

普賢院における供養の中心が

位牌供養であることとも関係しています。

 

位牌堂の位牌壇は

ご用意いただくにあたり

1壇30万円を

冥加料(みょうがりょう)として

お納めいただいております。

 

壇内に設える

位牌や仏具は

各家にてご用意下さい。

 

普賢院の位牌堂の特徴は

壇の大きさが全て同じである点です。

 

当山では令和4年5月6日時点で

空いている位牌壇が40となっていますので

ご用意をご検討の方は

お早めにご相談下さい。

 

“不幸事”があってから

位牌壇をご用意いただくよりも

あらかじめご用意いただいた方が

よろしいかと思います。

 

いざという時になってから

全てを一気に準備しようとすると

色々と大変な場合が多いです。

 

当山に限らず

時間をかけられるのであれば

細かなことについての

説明に耳を傾けていただいて

ひとつひとつ確認しながら

判断を下していただければと思います。

 

話しを戻しまして

位牌堂に納められた位牌は

お寺が永代にわたり

守らせていただき

ご供養させていただくものになります。

 

昨今の社会状況も踏まえ

個別の位牌壇に

位牌を安置する形だけでなく

今後は合祀スペースに

位牌を安置いただけるようにいたします。

 

この件については

新本堂完成後に

合祀スペースを整えた後に

改めてご案内出来るように

させていただきます。

 

檀家・檀徒さん方には

毎年運営費として4,000円を

年頭にご納入いただいております。

 

世話人さんがいらっしゃる地域では

年頭に決算報告書や寺報といった

書類を配布していただいておりまして

その際に

運営費の徴収もさせていただいております。

 

郵送でお知らせを

送らせていただいている場合は

振込用紙を同封して

それを使ってお振込いただきます。

 

檀家・檀徒の皆様には

令和4年秋に完成する

合葬墓(がっそうぼ)を

お使いいただけます。

 

合葬墓のご使用については

納骨される方お一人についての

冥加料の目安を

設けさせていただきます。

 

この件については

先日もブログにて

触れておりますので

詳しくはそちらをご参照ください▼

寺壇関係と合葬墓についての記事

 

お寺は行政上

宗教法人という法人格を持っており

普賢院の場合

代表役員を住職が務め

責任役員を総代長と副総代長が

務めることとなっています。

 

役員(世話人)は

檀家・檀徒さんにより構成されており

その中から

総代さんが選出され

総代さんの中から

総代長と副総代長が選出されております。

 

檀家という言葉に

檀徒という言葉も併記して

本項では述べてきましたが

檀家は家を単位とした言葉で

檀徒は個人を単位とした言葉です。

 

変化の著しい昨今において

家単位ではない

個人単位でのご縁というあり方が

増加傾向にあるがゆえの表記です。

 

要するに

様々なご事情があるということです。

 

諸事において

臨機応変かつ柔軟に

向き合わせていただいております。

 

普賢院は

とても古いお寺で

永きに渡って

多くの方のお力添えにより

守り継がれ

祈り継がれてきました。

 

檀家・檀徒さんは

ご供養を菩提寺である普賢院に

託されているという意味合いが

強いともいえますが

それのみならず

悠久の昔からの流れを受け継いで

さらに紡ぎ続けていく歩みを

ご一緒いただいているともいえます。

 

3.信徒(しんと)

檀家・檀徒と呼ばれる方以外で

普賢院に葬儀、法事、祈祷などを

ご依頼される方は

寺院規則上「信徒」

と呼ばれます。

 

これは

日常的に用いる呼称ではなく

あくまでも規則上の呼び方です。

 

普賢院では

檀家・檀徒さん以外の方でも

各種法務のご相談があれば

ご一緒させていただいております。

 

そういったご縁のあり方を

表現する言葉のひとつが

「信徒」であるといえると思います。

 

菩提寺を持たないため

葬儀や法事などを

ご相談される場合もありますし

他に菩提寺がある場合でも

ご供養をお願いされる場合もあります。

 

ご祈祷については

檀家・檀徒であるか否かは

あまり関係ない部分ということもあり

年々ご依頼が増えているように思います。

 

このようなご縁のあり方は

ここ数年増加傾向にありますし

今後もますます増えるのではないかと

推測しております。

 

普賢院は

檀家・檀徒さんに支えられる

檀家寺(だんかでら)であると同時に

祈願寺(きがんでら)として

寺檀関係のみにとどまらず

祈りが捧げられてきたという

歴史的経緯があります。

 

そのようなお寺の性格は

現在も受け継がれており

これからも変わることはないと思いますし

普賢院の特徴と言えるかと思います。

 

4.おてらサポーター

年に何回か

境内・堂内の清掃を

お手伝いいただける方を

おてらサポーターとして

募集しております。

 

令和2年からはコロナ禍のため

おてらサポーターの皆さんに

おいでいただく機会を設けておりませんが

徐々に再開させていただきたいと思います。

 

境内にしても堂内にしても

お寺の者だけで清掃するのでは

とても手が足りず

悩まされておりました。

 

おてらサポーターの皆様とは

ご縁を深めさせていただきつつ

境内・堂内を

掃き清めて拭き清めさせて

いただきたいと思います。

 

5.ご詠歌の会 会員

ご詠歌の会は

「ご詠歌講」ともいいます。

 

ご詠歌の会は

2011年より始まったもので

ご参加の皆様には

年会費2,000円

講習費(お茶代として)毎回500を

納めていただいておりました。

 

ご詠歌の会は

コロナ禍のため

2020年3月より休止状態です。

 

様子を見て

再開する予定ではありますが

まだ目処は立っておりません。

 

6.その他

すべてのご縁のあり方を

文字に起こすのは至難の業ゆえ

大まかなものを

紹介してまいりました。

 

その他として

各種催事へのご参加であったり

各種取り組みへのご協力などが

あげられるかと思います。

 

たとえば

写経カフェやお寺ヨガなどの

寺子屋ワークショップは

これまで実に多くの方に

ご参加いただいておりますし

それを契機に

現在も親しくさせていただいている方は

大勢いらっしゃいます。

 

 

以上

様々なご縁のカタチ

について概観してまいりました。

 

まだ整理が不十分ではありますが

普賢院の現状について

本稿の内容で

大まかに把握することは可能かと思います。

 

ご不明な点等ございましたら

お気軽にお問い合わせ下さい。