晋山と落慶の記念として冊子を制作します

晋山(しんざん)や落慶(らっけい)の

記念品をどうするかについて

総代会で話し合った結果

記念誌を作ることになりました。

 

制作にあたっては

昨年クラウドファンディングで

絵本『龍になったおしょうさま』を

刊行したチーム「かたり部(ぶ)」に

力を貸していただこうと思います。

 

12月の

本葬・晋山式と落慶式までに

仕上げなければならないので

7月からミーティングを重ねて

制作に本腰を入れてまいります。

 

八体仏のうち4体を修繕します

昨日の建設委員会の会議にて

破損や欠損の見られる

八体仏(はったいぶつ)の

修繕について相談したところ

本堂建替事業にて

修繕を実施出来ることとなりました。

 

修繕内容ですが

八体仏のうち4体の

台座を修繕していただきます。

 

4体のうち

2体については光背の修繕も

行っていただきます。

 

弘前在住の仏師である

小堀寛治さんに相談したところ

本堂完成までには

何とか間に合いそうとのことでした。

 

小堀さんには

これまでも大変お世話になっておりまして

素晴らしい十一面観音三尊を

制作していただいたうえ

不動明王像や地蔵像などの修繕も

行っていただいております。

 

八体仏の破損については

気がかりであったので

今回修繕が行えることとなり

住職として安堵しております。

 

7月に入ってすぐに

修繕する4体は

弘前の工房へお連れしてまいります。

 

また修繕する4体に加え

修繕箇所の見本となる仏像も1体

お連れする必要があるため

保存状態が最良である

千手観音像もお連れしてまいります。

 

よって当面の間

八体仏のうち5体は不在となります。

 

充実した建設会議と総代会でした

本堂建設委員会の施工部会に続き

総代会が開催されました。

 

いずれの会議も

役員の皆様のおかげで

とても充実したものとなり

今後の方針を

かなり鮮明にしていただきました。

 

モヤモヤと

考え悩んでいたことが

多々あったのですが

おかげさまで

視界が良好となり

今後の準備に

一層注力することが出来そうです。

 

大きな決定もいくつかあったのですが

おいおい有縁の皆様にも

お伝えしてまいりたいと思います。

 

【本日の境内アルバム】

 

【脇玄関の外観と内部】

八体仏コードを読み解く

八体仏(はったいぶつ)と呼ばれる

十二支の守り本尊が

当山には祀られています。

 

これらの仏像は

弘化年間(1844〜1848)に

奉納されたものです。

 

約180年前のものなので

それ相応の傷みは把握していたのですが

旧本堂から現在の仮観音堂へ

引っ越しする際に

改めて行った観察や

最近行った再観察により

浮かび上がってきたことがあります。

 

8体のうち3体は

台座の保存状態が良いのですが

他の5体については

何らかの理由で

程度の大きい破損や欠損が発生し

応急処置による修繕が

なされたと思われます。

 

特に大きな破損を被っているのは

文殊菩薩像です。

 

おそらく

地震などで落下・被災して

破損してしまい

散らばってしまった部材を

回収して接着したと思われます。

 

破損が見られる他の仏像についても

不足パーツが多く見られるので

同じような状況があったと

推測しています。

 

本堂建替事業の

関連事業として

八体仏の修繕にも

取り組みたいと考えております。

 

本堂建替事業では

本尊像や仁王像など

主だった仏像の修繕を

行うことが出来ましたが

八体仏の修繕までは

手が回りませんでした。

 

なので

八体仏の修繕など

本堂建替事業では手の回らなかった

事柄については

今後何らかの形で

取り組みたいと思います。

 

ご縁を深めていただいたり

歴史や文化や祈りに

触れていただけるような形で

取り組ませていただきたいと思うので

こちらの事業についても

しっかりと準備を

進めたいと思います。

 

 

 

 

強烈な眠気におそわれつつ

葬儀や法事が

連日続いているからか

時折強烈な眠気に襲われます。

 

本日は法事等がなかったので

明日からの法事の準備や

今度の葬儀の準備を

早めに整えさせていただいて

2時間おきに休憩をとりつつ

ひたすらデスクワークに

取り組みました。

 

GW明けからお盆前にかけては

毎年やることが山積みで

調べ物であったり

各種企画であったり

会議であったり盛り沢山です。

 

大きな行事が

いくつか控えていることに加え

本年の年末から

全行事が新本堂での開催になるため

全ての行事の見直しも行っているため

例年以上に課題が高く山積しています。

 

本年のお盆には

今後について色々と

お伝えしたいと考えております。

 

 

▼本堂裏手の整備が進んでおり

側溝が設置され

砂利なども敷かれてきました。

 

▼本堂と両横建造物との

接続部分の外観も

ほぼほぼ出来てきました。

 

▼建設して20年が経過する会館は

来春以降に塗装工事を

行いたいと考えております。

より厳かに

本堂正面に

新たな彫刻が設置されました。

 

本堂建設を手掛けて下さっている

松本工務店の清水棟梁のご厚意で

牡丹の細やかで素晴らしい彫刻が

取り付けられました。

 

また一層

見応えが増した構えとなったので

お運びの際は

ぜひ注目してみて下さい。

 

▼before

 

▼after

御詠歌をお唱えする機会が通夜だけとなっています

当山では通夜の中で

御詠歌(ごえいか)を

お唱えしております。

 

御詠歌とは

和歌に節をつけて

お唱えする仏讃歌です。

 

“コロナ禍”以前は

毎月2回

「御詠歌の会」という

御詠歌をお伝えする時間が

あったのですが

現在に至るまで休止状態です。

 

考えてみると

以前は何やかんやで

御詠歌をお唱えする機会が

沢山あったのですが

今では通夜でしか

お唱えしておりません。

 

「御詠歌の会」を再開するにも

本堂建替や本葬・晋山式・落慶式などの

準備に追われていることもあり

なかなか実施出来ないでおります。

 

諸事落ち着いてから

徐々に再開出来ればと思います。

 

青空の夏至アルバム

1年で最も日が長い夏至。

 

本年の夏至は

1日を通して好天でした。

 

朝のお勤めをして

総代会の資料作りに精を出し

法事をご一緒して

そしてまた資料作りに精を出す

という1日でしたが

合間合間に目にする境内の

光景が何とも美しく感じられました。

 

今週末には

建設委員会の施工部会があり

その会議のあとに総代会にて

年末の大きな行事のことや

合葬墓の運用方針についてなど

とても重要な議事が取り上げられます。

 

多くの時間を

資料作りにさいた甲斐あって

たたき台となるものが

何とか形になってきたので

有意義な会議になると

期待しております。

 

▼本日のきれいな風景をご覧ください。

これまでの振り返りとこれからの思案

八戸は本日も暑かったですね。

 

拙僧泰峻が

寺務室として使用している一室は

東側の日よけが全く無いため

午前中は凄まじく暑くなります。

 

昨年

とうとうエアコンを設置したのですが

使用するはまだ早いように思えて

スイッチオンはしておりません。

 

暑くなる時季は

出来るだけ早朝から

物事に取り組んで

作業効率をあげています。

 

最近は

明るくなるのが早いので

朝のお勤めを5時から

行わせていただいてます。

 

今の時季の早朝は

鳥のさえずりが何とも心地よいです。

 

朝の修法を終えて

各所お参りをしたり

軽く掃除をすると

寺務室に戻るのが大体6時過ぎ頃になります。

 

今朝は青空が広がっていたので

暑くなると踏みまして

寺務室に戻ってすぐに

葬儀や法事の塔婆をしたため

週末の会議資料の作成にとりかかりました。

 

会議資料の作成にあたり

これまでの本堂建替事業の

経緯を振り返る必要があり

諸書類が収められたファイルを

集めてみると

ものすごい量になりました。

 

会議当日の資料であったり

契約書の類のほか

建替に関連する事柄の

調査資料であったり

研究資料も含まれます。

 

本堂建替事業を通じて

本当に沢山のことを

学ばせていただいたと感じています。

 

膨大な資料に目を通しつつ

これまでの経緯をおさらいしたうえで

今後のことについても

あれこれ思いを巡らせました。

 

その中のひとつが

イチョウの木プロジェクトです。

 

このプロジェクトは

令和3年3月に伐採された

イチョウの木に

“新たな命”を吹き込むとともに

イチョウにまつわる

歴史や伝承や逸話を

後世に語り継ぐことを

目的としたものです。

 

「新たな命を吹き込む」という

部分について具体的には

伐採されたイチョウを用いて

大日如来像を

制作したいと考えています。

 

歴史や伝承や逸話を

語り継ぐにあたっては

昨年クラウドファンディングで

絵本を制作した

「かたり部」の活動と

連動したいと考えています。

 

イチョウの木プロジェクトは

まだまだ準備が必要でして

令和6年(2024)の始動を

見込んでおります。

 

この件については

関係各位との打ち合わせを重ねつつ

プロジェクトの始動に向けて

諸事整えたいと思います。

 

▼早朝

 

▼夕方

 

▼本堂建替関係の諸書類

 

▼イチョウの木プロジェクトは

時間をかけて諸事準備してまいります。

▼同プロジェクトについて

関係各位との打ち合わせは

今後重ねてまいりますが

ザックリと以下のような

スケジュールをイメージしています。

父の日

先代が亡くなる

ほんの数日前。

 

拙僧泰峻と弟子の太陽さんにと

先代はコンビニから

差し入れを買ってきてくれました。

 

3時のおやつに

綾鷹ラテと三色の串団子を

買ってきてくれたので

庫裡のキッチンで

一緒に休憩しました。

 

その日から間もなくして

先代は突然亡くなってしまいましたが

最後のティータイムで

差し入れしてもらった

飲み物の印象が強く残っているので

今でも時折

太陽さんとちょっとした買い物に

出かけた際には

ちょくちょく綾鷹ラテを買って

仏前にお供えしています。

 

そういえば

本日は父の日ということで

太陽さんと出かけて

“いつもの飲み物”を買って

お供えいたしました。

 

去年は確か

秋田へ出張しがてら

お土産を買ってきたと

記憶しています。

 

1年経っての父の日は

仏前へのお供え。

 

いつ何があるか

分からないのが

世の常であることを

身をもって感じます。