東京都江戸川区の
星住山善養寺(せいじゅうさん ぜんようじ)。
こちらの御住職である
名取玄喜師には
当山のおこもり護摩法要に
毎年おいで頂いております。
善養寺では毎年5月27日に
大施餓鬼会(だいせがきえ)という
大きな行事があります。
拙僧(副住職)は毎年
この行事に行かせて頂いております。
こちらのお寺の
“松の横綱”影向(ようごう)の松は
圧巻の大きさです。
境内には
天明3年の浅間山大噴火にて
亡くなられた方の供養碑があり
その凄まじい歴史を
今に伝えております。
こちらお寺の
星住山という山号は
星がこの地に降ったという
伝説に由来するのだそうです。
貴重な歴史と伝説に
触れさせて頂いた
本年のお施餓鬼でした。
爽やかな青空が広がりました。
最近はかっこうの声が
やさしく響いております。
かっこうの声に
心が安らぐことは
見方によっては
とても深いことだと感じます。
地元では
田植えが盛んに行われております。
お話によると
本年は順調に田植えが
進んでいるそうです。
多くの田に水がはられ
稲が植えられ
息吹が吹き込まれ
地域全体が
活き活きとしているように感じます。
本日も当山では
法事や葬儀が執り行われます。
季節の光景に
在りし日のお姿やお声や
今を共にする有縁の皆様の
健やかなるお歩みへの願いを
重ねながらご一緒させて頂きます。
寺子屋ワークショップ
写経カフェが開催され
今回も多くの方と
ご一緒させて頂きました。
2時間という
限られた時間ですが
毎回ご参加の皆様のおかげで
充実した時間を
過ごさせて頂いております。
今回で写経カフェは
19回目の開催でした。
2ヶ月に1度のペースで
開催を重ねておりますが
写経を機会に
深めさせて頂いたご縁や
結ばせて頂いたご縁に
心より感謝しております。
寺子屋ワークショップは
自利利他(じりりた)を
大切な理念としております。
今回ご参加頂いた皆さまに
お納め頂いたご浄財は
国際協力活動への寄付に
あてられます。
自身が写経修行に励み
それがそのまま
国際協力活動にも連なるのが
写経カフェです。
今回も有意義な時間となりました。
暖かな季節になりましたが
当山では梅雨が過ぎるまで
ストーブをしまうことは出来ません。
暖かな日であれば
本堂はひんやりと心地よいのですが
冷え込んだ時は
今もなおストーブを焚いております。
本堂用のストーブ2台が
故障してしまい
修理に出した所
1台は完全に
壊れているとのことでしたので
新たに用意いたしました。
この季節にストーブを購入するとは
思いませんでしたが
防寒対策はこれでバッチリです。
ぼたんが見頃です。
とても綺麗に芳しく
花開いております。
この時季の境内が
一年の内で最も彩り豊かです。
かっこうの歌声と
芳しく彩り豊かな境内が
とても心地よいです。
田子町(たっこまち)は
数々の歴史や伝承が
伝わる地です。
古い時代の祈りの姿を
垣間見ることが出来ます。
豊かな自然の中に
数多く鎮座するお社(やしろ)。
神社の祭神が
仏様である所も見られます。
田子町には
御神木とされる巨木が多く
とても神秘的な場所だと感じました。
能に使われる能面は
無表情であるのが
1つの特徴なのだそうです。
無表情ゆえに
喜怒哀楽様々な感情を
重ねられる所に
深みがあるそうです。
能といえば
風姿花伝(ふうしかでん)という
世阿弥(ぜあみ)の書物が有名です。
この世阿弥の父は
観阿弥(かんあみ)といい
世阿弥の甥には
音阿弥(おんあみ)という方が
いらっしゃいます。
観阿弥
世阿弥
音阿弥。
これら頭文字を連ねると
観世音(かんぜおん)となり
観音様を意味します。
観阿弥
世阿弥
音阿弥はそれぞれ
観阿弥陀佛
世阿弥陀佛
音阿弥陀佛の略称だそうで
阿弥陀如来という尊格にも
関連する名前です。
仏道と関わりのある伝統文化の中に
学ぶべき所が多いと感じる今日この頃です。
境内の竹やぶに
タケノコが生えております。
子ども達と一緒に
タケノコ掘りをしました。
土に触れると
心が穏やかになります。
穏やかな心で
自然の恵みを
頂戴しました。
冷たい雨が降り
予定されていた
運動会は延期となりました。
本年より当地域は
児童館、小学校、中学校合同の
運動会です。
昨晩から強い雨が降り続き
今朝本堂に行きましたら
予想通り雨漏りしておりました。
当山の本堂は老朽化のため
強い雨に見舞われると
高い確率で雨漏りします。
堂内には
雨漏りが天板を
打ちつける音が
将棋を指す際の音の如くに
「ピシッピシッ」と
響いております。
これまで何度も
雨漏りへの対応をしてきましたが
本堂が建て替えられれば
この作業をすることはなくなります。
現在進行中の
本堂建替事業ですが
有縁の方々の絶大なる
ご支援のおかげで
勧募状況は目標額の8割に
迫ろうとしております。
現在の本堂での
雨漏り対処作業に
「限りがある」と思うと
この作業自体が尊いものに感じられました。
東京は30℃近くで
八戸は10℃以下。
寒暖差を感じた1日となりました。
始発の新幹線で
たまたま洗心美術館の会長と
お会いいたしました。
東京で開催される
老子の勉強会に赴かれるそうです。
小坂会長は
御年80だそうで
その向上心に感服いたしました。
常に学ぶ姿勢を
持ち続けたいものです。