つくづくと

本堂裏手の開発竣工工事が

順調に進んでおります。

 

こちらの場所には

倉庫が建設されます。

 

倉庫が完成しますと

現在の本堂から

その倉庫に物を運び込み

本堂を解体する準備に

取り掛かります。

 

目に見えて

本堂建替事業が動き始めました。

 

いよいよ佳境を迎え

気持ちが引き締まります。

 

ここまで来られたのも

歩みを共にして下さり

お力を貸して下さった

有縁の方々のおかげだと

つくづく感じます。

 

▼before

▼after

和賀氏の史跡を訪ねる

先日お邪魔した

岩手県北上市二子の遍照寺は

和賀郡にて権勢を誇っていた

和賀氏の祈願寺で

二子城の鬼門に構えられていたそうです。

 

もともとは

現在の場所から北上川をはさんで

東側の更木という場所にあり

その頃も和賀氏の居城に近接する形で

伽藍があったそうです。

 

二子城(ふたごじょう)は

飛勢城(とばせじょう)と通称され

現在同所には八幡宮が鎮座しています。

 

八幡宮から少し歩いた場所には

日露戦争の慰霊碑があります。

 

この八幡宮は

八甲田雪中行軍事件の

生存者である小原伍長とご縁がある所だと

どこかで聞いたことがあり

遍照寺様に赴いた際に

立ち寄らせて頂きました。

 

210名中199名が命を落とした

明治35年(1902)の

八甲田雪中行軍事件について

小原伍長の証言は

貴重な資料とされています。

 

同所には高村光太郎の詩碑や

北上川や山々を望める展望台もあり

当地の歴史の一端に触れることが出来ました。

 

感謝と誓いと

岩手県北上市二子町の

金剛山 遍照寺(へんじょうじ)

先代住職の本葬と

新住職の晋山式(しんざんしき)に

行ってまいりました。

 

先代住職の

お人柄を表すかのような

快晴のもとに儀式が滞りなく

行われました。

 

これまでの御恩に

少しでも報いるべく

日々をしっかりと

励ませて頂きたいと思います。

 

史跡・九戸城跡を訪ねる

史跡・九戸城跡(くのへじょうあと)。

 

豊臣秀吉の天下統一の

最後の戦いとなった

九戸政実(まさざね)の乱

舞台となった所です。

 

時は天正19年(1591)。

 

豊臣秀次を総大将とし

名だたる武将で編成された

豊臣方の軍勢は6万5千ともいわれます。

 

九戸方の軍勢は5000で

対峙したとされます。

 

九戸城のすぐ近くには

糠部観音28番札所の

岩谷観音(いわやかんのん)が祀られます。

 

▼岩谷観音(以前のブログ記事)

https://fugenin643.com/blog/かんのんまいり%E3%80%80岩谷観音/

 

現在の岩谷観音堂のすぐそばには

千補陀堂(せんほだどう)建立碑

という碑があります。

 

千補陀堂の「補陀」は

観音菩薩の浄土を意味する

補陀落(ふだらく)という語から

来ていると思われます。

 

この千補陀というのは

千体の観音像を指しており

田子町出身の高僧である

奇峯学秀(きほうがくしゅう)が

九戸政実の乱の戦没者慰霊のため

ご奉納された千体の観音像を意味します。

 

千補陀堂は天保6年(1835)の

白髭水と呼ばれる大洪水で

仏像もろとも流されてしまいました。

 

奇峯学秀は生涯において

三千数百体の仏像を作仏しますが

現存確認されているのは80体程で

当山にも千手観音坐像が

お祀りされております。

 

また岩谷観音堂は

お堂の修復にあたって

当山先師である清珊(せいさん)が

祈祷したことが記される棟札があるそうです。

 

延宝8年(1680)に

盛岡にあった当時の本坊が

大火災により焼尽しますが

これは九戸政実の怨霊によるものとの

伝えもございます。

 

南部藩祈願所という

寺格であったということもあり

時を経て九戸政実のエピソードが

語られたものと思いますが

それだけ後世においても

インパクトが大きかったといえます。

 

九戸城に赴いた当日は

九戸城まつりが開催されており

九戸政実にちなんだイベントなど

様々に行われていました。

 

郷土の歴史を伝えるだけでなく

感じて頂こうというお心が

伝わってくる素敵な催しでした。

 

催事の様子を動画に編集しました

秋彼岸中日

写経カフェ

不動護摩祈祷の様子を

youtubeの当山のページに

掲載いたしましたので

ご笑覧頂ければ幸いです。

 

本年はブログに加え

動画のアップにも

“やや”力を入れております。

 

作り込んでいるわけではありませんが

動画の編集作業にも

大分慣れてまいりました。

 

▼秋彼岸中日(9/23)

https://www.youtube.com/watch?v=o3Iqcuobd0Y

 

▼写経カフェ(9/25)

https://www.youtube.com/watch?v=G-ez2hLl-w0

 

▼不動護摩祈祷(9/28)

https://www.youtube.com/watch?v=e9irdZ_dwrI

秋を感じながらの護摩祈祷

28日は不動明王のご縁日です。

 

本日はお昼と夜の2座

御縁のある方々と

護摩祈祷をご一緒させて頂きました。

 

お昼の方は

毎月(先月はサハリン出張のため休みでしたが)

28日に不動護摩を

ご一緒させて頂いておりまして

今月も無魔お勤めさせて頂きました。

 

夜にご一緒させて頂いた皆様は

有志で集われた上

護摩の修法中に参列された皆様が

勤行(お経を唱えること)され

祈りを捧げられました。

 

過ごしやすい秋の気候のもと

心地よい護摩祈祷の

時間だったように思います。

 

当山では

護摩祈祷も承っておりますので

ご希望の際はご相談下さいませ。

 

▼護摩の様子(youtube)

https://www.youtube.com/watch?v=e9irdZ_dwrI

 

【参加者募集】10/14お寺でマインドフルネス

当山にて

“現代の瞑想”とも呼ばれる

マインドフルネスを

ご一緒しませんか?

 

マインドフルネスは

仏教瞑想を起源とした

“ストレス低減法”です。

 

今回もマインドフルネスは

階上町にあるヨガスタジオ

セナジースタジオのオーナー

バリー・グロスマン(Barry Grossman)さんに

ご指南頂きます。

 

どなた様でも

ご参加頂けますので

ご参加される方は

メールでご連絡下さいませ。

 


寺子屋ワークショップ

「お寺でマインドフルネス」

日程:令和元年10月14日(月)

時間:19時〜20時

会場:普賢院ふれあい豊山館

講師:バリー・グロスマンさん

会費:1000円

※会費の一部は国際協力活動への寄附となります

申込:メールにて受付いたします。

メール fugenin643@gmail.com

 

瞑想と精進カレーで満たされる

寺子屋ワークショップ

『光の旋律〜瞑想と精進カレー〜』が

開催されました。

 

民族楽器奏者の

奈良裕之(ゆうじ)さんと

瞑想をして

民族楽器の奏でに浸って

奈良さんの精進カレーで

お腹も満たすという

何とも素敵な時間でした。

 

奈良さんが当山に

おいでになられる度に

奈良さんの瞑想に

触れさせて頂けることは

とても貴重な機会だと感じています。

 

瞑想には様々な方法があり

仏道においても

瞑想は大切な修行の一つです。

 

奈良さんとご一緒させて頂く時間は

様々な瞑想に触れさせて頂き

瞑想について考えさせて頂く

良い機会となっております。

 

学びと実践と実食で

心もお腹も満たされた一日でした。

 

令和元年秋の写経カフェ

寺子屋ワークショップ

写経カフェが開催されました。

 

今回は

おてらおやつクラブの

発送作業も併せて

行わせて頂きました。

 

▼おてらおやつクラブHP

https://otera-oyatsu.club

 

秋彼岸の一日に

多くの皆様と

自利利他のひとときを

ご一緒させて頂いたことを

大変ありがたく思います。

 

写経に励まれた皆様

大変お疲れ様でした。

 

ご参加の皆様が

写経に励まれている最中

拙僧(副住職)は

参加者よりお預かりした御朱印帳に

“寺子屋御朱印”をしたためさせて

頂いておりました。

 

寺子屋御朱印は

今年より始めた取り組みですが

大分馴染んできたように感じます。

 

次回の写経カフェは

11月25日の開催となります。

 

次回は本年最後の開催です。

 

▼9/25の様子(youtube)

https://www.youtube.com/watch?v=G-ez2hLl-w0

 

薬膳に助けられながら

本日は朝から夜まで

ひたすら事務作業。

 

お寺や本堂建設委員会の

会計庶務に追われた一日でした。

 

特に建設委員会の会計庶務は

毎回ヘトヘトになります。

 

ハナレでは拙僧(副住職)妻が友人と

「お寺スパイス研究所」と銘打ち

カレー作りに励んでいました。

 

お昼は拙僧(副住職)も混ぜて頂いて

おいしく“研究成果”の

カレーを頂きました。

 

昨日から体調不良の拙僧(副住職)ですが

スパイスが効いたのか体がポカポカに。

 

良き薬膳を頂きながら

何とかやりきった

秋彼岸の一日でした。