和賀氏の史跡を訪ねる

先日お邪魔した

岩手県北上市二子の遍照寺は

和賀郡にて権勢を誇っていた

和賀氏の祈願寺で

二子城の鬼門に構えられていたそうです。

 

もともとは

現在の場所から北上川をはさんで

東側の更木という場所にあり

その頃も和賀氏の居城に近接する形で

伽藍があったそうです。

 

二子城(ふたごじょう)は

飛勢城(とばせじょう)と通称され

現在同所には八幡宮が鎮座しています。

 

八幡宮から少し歩いた場所には

日露戦争の慰霊碑があります。

 

この八幡宮は

八甲田雪中行軍事件の

生存者である小原伍長とご縁がある所だと

どこかで聞いたことがあり

遍照寺様に赴いた際に

立ち寄らせて頂きました。

 

210名中199名が命を落とした

明治35年(1902)の

八甲田雪中行軍事件について

小原伍長の証言は

貴重な資料とされています。

 

同所には高村光太郎の詩碑や

北上川や山々を望める展望台もあり

当地の歴史の一端に触れることが出来ました。