7回忌〜あれから6年〜

東日本大震災から6年。

 

本日は大震災にて

亡くなられた方の

7回忌にあたります。

 

変わったものもあれば

変わらないものもあります。

 

大震災は

私たちの価値観を

大きく揺さぶりました。

 

福島の原発にて

爆発が起った映像が

目に入った時

「終わった」と絶望したことが

今でも思い出されます。

 

絆の大切さがさかんに叫ばれた

当時のことが

今でも思い出されます。

 

東日本大震災で

皆様はどんなことを

感じられたでしょうか。

 

6年経った今

皆様はどんなことを

感じられているでしょうか。

 

3月11日は

様々に思いが馳せられる

1日であろうと思います。

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社会を明るくする運動

先日、拙僧(副住職)は

保護司を拝命いたしました。

 

その研修の折

社会を明るくする運動

についてお話がありました。

 

個人的に保護司というと

更生のイメージが強かった

拙僧(副住職)ですが

地域自体が絆を深め

犯罪等について理解を深める

ために働きかけることも

務めなのだそうです。

 

何かしらの過ちを

犯してしまった方が

社会復帰しようとしても

居場所も出番もなく

再び何かしらの過ちを

犯してしまうというケースが

非常に多いのが現実です。

 

法務省の唱える

社会を明るくする運動

犯罪や再犯を防ぐための

環境づくりを目指すものです。

 

犯罪やら再犯やらという

言葉を使うと

何やら危なっかしいといった

印象が強くなり

返って身構えてしまう方も

いらっしゃるかもしれません。

 

しかし

突き詰めて考えるに

「地域の力」はこの運動に限らず

日本の将来において

鍵を握る大切な要素です。

 

当山では

寺子屋ワークショップなど

様々な取り組みもしておりますが

目指す所は

仏道のこころを感じながら

実践することであると同時に

誰しもが集うことができ

日常を離れて参加出来る

憩いの場、学びの場を

設けることにあります。

 

寺子屋ワークショップは

地域にそういった場を

作りたいという思いがあり

取り組んでいる活動です。

 

内容はともかくとして

“社会を明るくしたい”

という意味では

法務省の唱える

社会を明るくする運動が

進もうとしている方向と

違いはないように思います。

 

保護司という立場に

限って地域に働きかける

というよりは

それぞれの立場や活動において

保護司が担うメッセージを

伝えて行くということが

大切であろうと個人的に

考えております。

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手作りのコースター

地元にお住まいの

檀家さんから

コースターを頂きました。

 

鍋用、コップ用と

大小のコースターが

拙僧(副住職)の不在中に

お寺に届けられました。

 

頂いたコースターは

広告チラシで作られたもので

1つ1つ丁寧に

手作業で作られた物です。

 

以前にも頂いたことがあり

とても重宝しておりました。

 

つい先日とあるご法事で

ご一緒させて頂いた際に

コースターの話題になりました。

 

それからすぐに最新作を

わざわざお寺へ届けて

下さいました。

 

手作りのものには

温もりを感じます。

 

手作りのものには

具体的な情景が思い浮かびます。

 

手作業をしている光景。

 

ご家族の光景。

 

突如として

先立たれたご子息様のこと。

 

希望の光である

お孫さんのこと。

 

丁寧に作られた

コースターを

ありがたく使わせて頂きます。

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“マッサン”の情熱に触れる

ニッカウヰスキーの

生みの親である竹鶴正孝。

 

マッサンといえば

多くの方がピンと来る

のではないでしょうか。

 

先月末に仙台を訪れた際

ニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所

に足を運びました。

 

宮城峡蒸溜所は

余市に次ぐ第2の蒸留所です。

 

ガイドの方にご案内頂き

ニッカウヰスキーの歴史や

ウヰスキーの作り方や

マッサンの歩み方について

学ばせて頂きました。

 

感動を覚えました。

 

NHKのドラマで

採り上げられていたので

大方のストーリーは

頭にありましたが

実際に蒸溜所にその身を

置いてみると

今も尚、熱い情熱と信念が

受け継がれていることが

ひしひしと伝わってまいりました。

 

手間を厭わず、挑戦を忘れない。

 

その生涯において

常に研究を重ね

常に挑戦し続け

信念を貫き通したマッサン。

 

その歩み方は

私たちに大切なことを

伝えているように思います。

 

自身は何を信念としているか。

 

自身は情熱をもって

歩みを進めているか。

 

たゆまず「本物」を

追求したマッサンの生き方から

尊いお諭しを頂いた

蒸溜所見学となりました。

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数年来の約束

「私の葬式は

和尚さんに任せた。

葬式をよろしく。」

 

それは

お会いする度に

“挨拶代わり”として

交わされた約束。

 

何年も前からの

拙僧(副住職)と

お寺の役員さんでもあった方

との約束です。

 

その方とは

とても親しくして頂きました。

 

いつもにこやかで

温かなお人柄の方でした。

 

ただそこにいらっしゃるだけで

こちらもほがらかな

気持ちにさせて頂く様な

優しい雰囲気を

まとわれた方でした。

 

丹精込めて作られた

野菜や漬け物を

よく頂きました。

 

そのような際にも

「葬式をよろしく」と

にこやかに一言添えて

お話をされていました。

 

これまで頂いた

ご厚情を忘れません。

 

お葬式の約束は

本日果たされました。

 

そして今度は

“心をつくして”

精進に励む事を

新たな約束とさせて

頂こうと思います。

 

新たな約束を胸に

一歩一歩進んで参ります。

 

温かな思い出を胸に。合掌

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音楽に包まれる生き方

先日のとあるご法事の後席で

同席されていた方が

おっしゃられたお話です。

 

「人は音楽に包まれて

何かしらの影響を受けて

癒されながら

生きているように

感じます。」

 

その方は長く

音楽を愛され

世界各国の様々な楽器を

お持ちです。

 

拙僧(副住職)は

御詠歌(ごえいか)の講座を

担当しているという話題から

音楽をテーマとした話題へと

展開して先のお話になりました。

 

その方は殊にジャズが

お好きなようで

外国語であっても

楽調や雰囲気で

心に響くものがあるそうです。

 

これは誰しもが共有できる

感覚かと思います。

 

音の展開によって

表現されるもの。

 

言葉によって

表現されるもの。

 

歌手や奏者によって

表現されるもの。

 

様々な要素が融け合って

“音楽”は深みのある

こころを伝えるのだと思います。

 

多くの方それぞれに

好きな曲があったり

思い出の曲があったり

好きな歌手や楽器が

あろうかと思います。

 

「音」は仏道において

とても大切な意味を持ちます。

 

命そのものとしての「音」

智慧と慈悲の象徴としての「音」。

 

尊い響きに包まれながら

我々は生きており

我々も響きを奏でていると

仏道では考えます。

 

音楽に包まれる生き方。

 

“音楽”に包まれていると

“感じる”生き方。

 

その眼差しは

人生の歩みにおいて

心に潤いを与えるもの

であるように感じます。

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恩師からの電話

先の3月3日

夫婦で業者さんを交えて

庫裡のハナレの内装の

相談をしていた最中

携帯に着信が入りました。

 

拙僧(副住職)が登録してある

番号ではないので

出入りのある方からの

連絡かと思い

電話に出てみると

恩師からの電話でした。

 

“僧侶の鏡”として

その生き方を以て

多くのことを教えて頂いた

先生からの思いがけない

お問い合わせでした。

 

お問い合わせ内容は

当山での取り組みについて。

 

「精力的に八戸で

頑張っているようだね。」

とお声掛け頂きました。

 

当山での取り組みについて

ホームページやfacebookを

通じて同宗派の方々にも

知って頂いているようで

光栄に感じましたし

尊いご縁で繋がっている

ということも感じました。

 

ご連絡頂いた

先生から教えて頂いた

多くのことは

今も自分の支えに

なっております。

 

恩師からの

“激励”を頂き

とても励みとなった

3月3日でした。

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いのちを“感じる”

いのちを感じる時。

 

新たな生命が宿され

新たな生命が産まれる時。

 

様々な生き方と向き合う時。

 

生命のはかなさに触れ

生命の最期と向き合う時。

 

いのちを感じることは

「自身のいのち」について

思いを廻らせることでもあります。

 

3/4に開催された

いのちのワークショップで

上映された映画『うまれる』。

 

映画に織り込まれた

幾つかの“いのちの物語”を

通じて沢山の方と

いのちを感じさせて頂きました。

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健やかなるを願う〜ひな祭り〜

ひな祭りを迎えると

春がグッと近いことを

実感します。

 

当山でも仏間に

ひな人形が約1ヶ月間

飾られました。

 

拙僧(副住職)にも

つい先日2歳になったばかりの

長女がおります。

 

健やかに

和やかに

にこやかに

時を重ねてもらいたいと願います。

 

もうすぐ春彼岸。

 

季節を感じながら

彼岸の準備をしたいと思います。

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保護司を拝命しました

拙僧(副住職)は

本年3月1日付けで

保護司の任を預かることとなりました。

 

青森市の法務総合庁舎にて

任命式と研修会が開催され

新たな学びの機会を頂戴しました。

 

保護司のあり方は

お寺のあり方や僧侶のあり方と

重なる部分があるように

感じられました。

 

保護司の務めとして

社会復帰のお手伝いの

イメージが強かったのですが

情報発信も大切なことだそうです。

 

自分なりに

出来る形で

保護司の任を務めさせて

頂きたいと思います。

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