社会を明るくする運動

先日、拙僧(副住職)は

保護司を拝命いたしました。

 

その研修の折

社会を明るくする運動

についてお話がありました。

 

個人的に保護司というと

更生のイメージが強かった

拙僧(副住職)ですが

地域自体が絆を深め

犯罪等について理解を深める

ために働きかけることも

務めなのだそうです。

 

何かしらの過ちを

犯してしまった方が

社会復帰しようとしても

居場所も出番もなく

再び何かしらの過ちを

犯してしまうというケースが

非常に多いのが現実です。

 

法務省の唱える

社会を明るくする運動

犯罪や再犯を防ぐための

環境づくりを目指すものです。

 

犯罪やら再犯やらという

言葉を使うと

何やら危なっかしいといった

印象が強くなり

返って身構えてしまう方も

いらっしゃるかもしれません。

 

しかし

突き詰めて考えるに

「地域の力」はこの運動に限らず

日本の将来において

鍵を握る大切な要素です。

 

当山では

寺子屋ワークショップなど

様々な取り組みもしておりますが

目指す所は

仏道のこころを感じながら

実践することであると同時に

誰しもが集うことができ

日常を離れて参加出来る

憩いの場、学びの場を

設けることにあります。

 

寺子屋ワークショップは

地域にそういった場を

作りたいという思いがあり

取り組んでいる活動です。

 

内容はともかくとして

“社会を明るくしたい”

という意味では

法務省の唱える

社会を明るくする運動が

進もうとしている方向と

違いはないように思います。

 

保護司という立場に

限って地域に働きかける

というよりは

それぞれの立場や活動において

保護司が担うメッセージを

伝えて行くということが

大切であろうと個人的に

考えております。

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