おこもり法要の記事が新聞に掲載されました

本日のデーリー東北(朝刊)に

本年のおこもり法要の記事が

掲載されました。

 

令和3年と令和4年の

おこもり法要(毎年旧暦1月17日)は

仮本堂での開催だったため

通常とは形式を変えて

法要をお勤めいたしました。

 

令和5年からは

新本堂での開催となります。

 

火の修法である

護摩法要をお勤めいたしますが

これまでの形式の護摩法要とは異なり

来年以降は大般若(だいはんにゃ)という

修法を取り入れた形式で

一層厳かに厳修いたします。

 

大般若というのは

つぶさには

大般若波羅蜜多経という経典で

600巻にも及ぶものです。

 

当山では

文化8年(1811)の火災の際に

大般若を焼失しているのですが

本堂建替という歴史的節目にあたり

新調することが叶いました。

 

大般若経典は

転読(てんどく)という作法により

力強く祈りを捧げる

「法具」ともいえます。

 

普賢院は

供養をになう菩提寺であると同時に

祈願をになう祈願寺でもあった

という歴史的経緯をもっています。

 

祈願本尊であったのが

七崎観音(ならさきかんのん)で

明治時代になるまでは

現在の七崎神社がある地にあった

七崎観音堂に祀られ

当山は七崎観音別当として

祭祀を主管してまいりました。

 

当山が所蔵する

江戸期の七崎観音堂の

棟札(むなふだ)の記述を踏まえるに

観音堂は15世紀頃に徳楽寺という

寺号(じごう、お寺の名前の意)が

用いられていると考えられます。

 

七崎観音堂は

明治に廃止され

境内地も分離することとなり

仏像仏具は別当寺普賢院に

移されました。

 

普賢院住職は

七崎観音別当という

役職も代々になっております。

 

遷座当初は

突貫工事的に設えた祭壇に

諸仏を置いただけといった

状態だったそうですが

明治以降の住職方の

すさまじいご尽力により

内御堂(うちみどう)として

七崎観音堂は再興されていきます。

 

特に61世長峻大和尚の時代と

前住職である64世泰永大和尚の時代に

観音堂の整備は大きく進められ

素晴らしく荘厳な空間となりました。

 

その志を受け継ぎ

拙僧泰峻も現七崎観音別当として

今後も努力してまいります。

 

大般若の話に戻りますが

200年以上の時を経て

再び用意された大般若経典なので

七崎観音堂での法要においても

使わせていただきたいと思います。

 

本年12月の本堂落慶式でも

大般若法要を行う予定です。

 

落慶式で大般若を行うわけですが

当山では200有余年ぶりに行われる

大般若法要となります。

 

他宗においても

大般若法要は行われますが

真言宗の法式は

当地の方はご覧になったことが

ない方が大部分かと思います。

 

しかも

落慶式では十数名の住職方に

おいでいただき厳修するので

とても迫力ある法要になるかと思います。

 

落慶式以降は

おこもり法要はじめ

伝統ある祈りの形式の1つである

大般若法要のひとときに

有縁の皆様に触れていただけるよう

色々と考えたいと思います。

 

 

 

▼当日の法要の様子

 

▼令和3年(2021)の様子

 

▼令和2年(2020)の様子

 

▼平成31年(2019)の様子

 

▼平成30年(2018)の様子

 

▼平成29年(2017)の様子

この年は前住職泰永僧正が導師を勤めました。

これが泰永僧正の生前最後の護摩法要でした。

迫力ある太鼓の響き

先日行われた

七崎観音おこもり法要での

観音経(かんのんぎょう)

というお経の読経シーンの

動画をアップしました。

 

太鼓つきの迫力ある

法要の様子をご覧いただけると幸いです。

 

おこもり法要という

一年に一度の行事を終えて

少し一休みしたいところですが

3月6日の上棟式(じょうとうしき)の

準備を本格的に始めました。

 

細々とした所を詰めている段階ですが

とても良いひとときに

なるように思います。

 

なかなかない機会なので

多くの方にご一緒いただき

お祝いの儀式に

臨ませていただきたいと思います。

 

 

▼上棟式のご案内動画

令和4年おこもり法要の動画をアップしました

昨日行われた

おこもり法要の動画を用意しました。

 

令和3年と4年は

仮本堂での開催ということで

通常の形式とは異なる法要でしたが

とても厳かなものだったと感じます。

 

動画で法要の様子を

ぜひご覧いただければと思います。

 

本年ご助法いただいた

善養寺(東京都小岩)住職の名取玄喜師と

地福寺(東京都足立区)副住職の石井文教師は

拙僧泰峻と修行をともにした

頼もしき「法友」です。

 

名取師は研究者

石井師は事相家と

両師とも日々励まれていらっしゃいます。

 

もうお一人

浄明院(愛媛県松山市)副住職の森脇宥海師も

いらっしゃる予定だったのですが

臨床仏教師として

病院に出入りされることが多いため

県をまたいでの移動は

懸念されることが多いということで

今回はご欠席となりました。

 

各師ともお会いする度に

頼もしさに磨きが

かけられているように思います。

 

本年12月11日の

前住職本葬・現住職晋山式と

翌12日の

本堂落慶式にも

このお三方には

職衆(しきしゅう)として

お勤めいただきます。

 

余談ですが

本葬・晋山式と落慶式には

東北有縁の御寺院様に加え

拙僧泰峻有縁の御寺院様に

お集まりいただきます。

 

どの儀式も

この先しばらく行われることのない

尊い儀式となります。

 

殊に落慶式では

文化7年(1811)以降

当山では行うことの出来なかった

大般若(だいはんにゃ)という

法要を行う予定でおります。

 

これから

様々な準備や

御寺院様方との打ち合わせを

詰めていきますが

悔いのない形で行ないたいと思います。

 

年に一度のひととき

本日は旧暦1月17日大安にあたります。

 

毎年この日は

秘仏の七崎観音(ならさきかんのん)を

ご開帳して

法要が執り行われます。

 

この行事は

「おこもり」と呼ばれます。

 

昨年と本年は

仮本堂での厳修となりました。

 

ご一緒下さった皆様が

捧げられた願いが

結ばれることを

祈念申し上げます。

 

 

令和4年最初の写経カフェ

本日は寺子屋ワークショップ

写経カフェが開催されました。

 

一昨年から引き続き

規模を縮小しての

実施となりました。

 

写経カフェの様子を

お伝えする動画を用意しました。

 

法話では

七崎観音(ならさきかんのん)

についても触れております。

 

七崎観音は秘仏で

年に1回

旧暦1月17日にご開帳されます。

 

本年は2月17日が

ご開帳となり

その日に法要が行われます。

 

ご開帳しての法要の詳細は

こちらをご参照下さい▼

おこもり法要のご案内

 

写経カフェで

納経された写経は

ご開帳して行われる法要にて

改めてご宝前に奉呈します。

 

そういった関わりもあり

写経カフェで

七崎観音についても

お話させていただきました。

 

ご覧いただけると幸いです。

 

子どもを抱く地蔵菩薩「子安さま」

「子安さま」は

胸に子どもを抱いたお地蔵さまで

当山にもお祀りされており

様々な願いが捧げられております。

 

子宝祈願

子どもの成長祈願

といった願いはもちろんのこと

先立った子どもたちの

安らかなることへの

供養の思いも捧げられてきました。

 

お地蔵さまのご縁日は

毎月24日となります。

 

お地蔵さまに限らず

ご縁日の前日に行事が

行われることが

よく見られますが

当山の子安さまも

毎年1月23日と8月23日に

地元町内会が輪番で

担当する行事があります。

 

行事といっても

法要を伴う大掛かりなものではなく

町内会の班の女性の方が

子安さまをお参りし

お堂で歓談しながら過ごす

というものです。

 

ウイルスの感染対策のため

昨年以降は休止状態ですが

行事の有無関わらず

僧侶によるお勤めは行っております。

 

本年は1月23日が

朝から法務がたて込んでいる関係で

子安さまへのお勤めを

本日行わせていただきました。

 

その様子を

お伝えする映像を用意したので

ご覧いただけると幸いです。

 

小正月の行事が行われました

普賢院では

毎年1月16日に

小正月法要を行っております。

 

今回も

沢山の方にお手伝いいただき

無事に終えることが出来ました。

 

令和2年以降

年中行事での

数珠回し(通称「百万遍」)は

中止しております。

 

ウイルス対策の一環としてです。

 

本年もまた

数珠回しの実施は

見送らせていただく

ことにしております。

 

本日の様子を

お伝えする映像を用意したので

ご覧いただけると幸いです。

 

位牌堂でのお勤めの様子を紹介いたします

普賢院の

ふれあい豊山館2階は

位牌堂になっており

こちらには

歴代住職や歴代檀信徒の

お位牌などが主に祀られています。

 

各家ごとの位牌壇は

当山では全て同じ大きさです。

 

寺院規則上

普賢院の「檀家」は

位牌堂に位牌壇がある方を

正式には指しております。

 

時代の変化とともに

檀家さんのあり方にも

様々な変化が見られるため

一概には言えませんが

規則上は位牌壇の有無が

関係しています。

 

檀家になるにはどうすれば良いか

ご質問いただくことも多いため

以前そのことについて

まとめたことがあるので

詳しくは以下のリンクを

ご参照下さい▼

位牌堂と「普賢院の檀家」について

 

見方を変えて言うならば

普賢院でのご供養において

最も重視されているのは

位牌供養であるともいえます。

 

元日に位牌堂の中央祭壇にて

ご供養のお勤めを

行わせていただきました。

 

ここ数年は

現住職がひとりでお勤めしていましたが

今回はお弟子さんにもご一緒いただき

新年にあたっての祈りを

お捧げいたしました。

 

こういったお勤めは

一般参列者を伴う行事ではなく

内々に行うものなので

ご存じない方が多いと思いますが

このような形で

お勤めしているということを

認知していただくことが

有縁の皆様のご供養における

お心の運び方にとって良いのでは

とのアドバイスがあったので

本年の様子を映像で

お伝えすることにいたしました。

 

確かに

内々で行っていたとしても

行っていること自体をも

内密にする必要はないですし

その様子をご覧いただくことで

ある意味ご安心いただけるとの

お考えも納得のいくものだったので

前向きに捉えて

映像を編集いたしました。

 

このような形で

位牌堂のお勤めが

節目節目に行われているということを

ご認知いただくとともに

有縁の皆様には

ご供養のお心を

お運びいただければと思います。

 

元日のご祈祷の形式を模索しています

本年元日は

午前0時から本尊御宝前にて

年頭祈祷法要を行ない

午後3時から

観音様の祈祷法要を行ないました。

 

これまでは

午前0時からの法要に

引き続いて観音堂でのご祈祷を

行っていたのですが

本年より観音祈祷法要は

午後から行わせていただきます。

 

仮本堂では護摩(ごま)を行えないため

本年元日は普通のご祈祷の法要を

行ないましたが

新本堂が完成して以降は

元日午後3時からの祈祷法要は

護摩を行ないたいと思います。

 

本堂建替、住職の代替わりという

大きな節目にあたり

行事について

色々と見直しや検討をしております。

 

本年の観音祈祷法要の様子を

お伝えする動画を用意したので

ぜひご覧下さい。