本尊像を修繕いたします

昨年末に

ご縁が整いまして

檀家さんの哘啓造(さそうけいぞう)さんが

施主となって下さり

本尊・愛染明王像を

修繕していただくこととなりました。

 

愛染明王像は

本堂が焼失した

文化7年(1810)に当時の

当山本坊(盛岡永福寺)住職である

宥瑗(ゆうえん)大和尚が

納められたものです。

 

それ以来

修繕を重ねてきたのですが

バラバラになりかけている箇所が

多数見られます。

 

旧本堂から仮本堂に

お遷しした際も

少しの振動で

各所がグラグラしたり

どこからかボロボロと

破片のようなものが落ちてくる

といった状態でした。

 

愛染明王像を遷座するまでは

傷みがここまで著しいとは

知らなかったのですが

仮本堂に遷座以降は

本尊様を

このまま何も手を入れることなく

新本堂にお迎えして良いものか

気にしておりました。

 

そのような中

本堂建替にあたり

当山有縁の哘さんが

写経カフェにいらっしゃった際に

何かしらの形で

ご寄付して下さるとの

ありがたいお申し出をいただきまして

本尊像の修繕を

お願いさせていただいたのです。

 

手掛けていただくのは

仁王像、観音像、普賢菩薩像の

修繕をお願いしている職人さん達です。

 

この尊い機会に

職人さんに

しっかりと修繕して

いただきたいと思います。