地域と学びと

すこし前ですが

地域と小中学校が

今よりも一層連携を

強化して小中生の

放課後の活動の内容を

充実化させる取り組みの

ご相談を頂きました。

 

これは将来的には

とても重要なことだと

思いながら

お話をお伺いいたしました。

 

拙僧(副住職)も地元の

豊崎小・中学校出身ですが

人数が少ないため

部活動も少なく選択の余地は

ほとんどありませんでした。

 

今回聞いた限りでは

部活動による生徒の皆さんの

拘束時間を緩やかにして

多分野にまたがる

学びの時間につなげるような

イメージの取り組みです。

 

時代の変化が殊に著しい昨今

将来的に必要とされる

学びや技量が

ガラリと変わってきているという

印象を持っております。

 

「学び方」そのものも

変わらなければならない時期

なのであろうと感じます。

 

地域のこのような取り組みに

当山としても協力させて

頂ければと考えております。

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悟りを開かれた日

12/8はお釈迦様が

悟りを開かれた日とされ

とても意味のある日です。

 

悟りを開かれたことを

成道(じょうどう)といいます。

 

山林での難行苦行を

離れられ

尼連禅河(にれんぜんが)で

沐浴をしていた所

スジャータという村娘に

乳粥(ちちがゆ)を頂き

その後に菩提樹の下にて

悟りを開かれたとされます。

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1人1人に思いをはせる

当山にお祀りされる

16基の墓石と

過去帳に記される

斗南藩(となみはん)の方の

お名前は二十数名にものぼります。

 

この中には

大まかな足跡を

辿れる方もいらっしゃいますが

大部分の方は

どのようなご生涯を歩まれたのか

当山では全く把握出来ません。

 

そのことについて先日

八戸の斗南藩歴史研究会の方に

おいで頂きお話をお伺いしましたが

結論からいえば

細かに足跡を辿ることは

難しいとのことでした。

 

この点については

本年夏に会津若松市から頂いた

お便りの内容が

とても具体的なものだったので

機会を見て

会津若松市に赴いて

お話を伺ってみたいと思います。

 

斗南藩の歴史を

後世に伝えるべく

色々と尋ねていく中で

様々なご縁を感じます。

 

八戸の斗南藩歴史研究会では

当山にて斗南藩の歴史を

お話して下さっても良いと

おっしゃって下さいました。

 

このようなご縁は

とてもありがたいと

つくづく感じさせられます。

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団参の企画が固まりました

当山では

来年6月5日から7日の2泊3日で

団参を実施いたします。

 

旅行会社とのやり取りを重ね

行程が決定いたしました。

 

来年年頭には檀信徒の皆様へ

ご案内させて頂く予定なので

通知用のパンフレットの

発注をいたしました。

 

これまでは

有縁の方と共に

遠く本山へ赴く機会は

ほとんど無かったので

この機会に多くの方と

参拝させて頂ければと

考えております。

 

▼パンフレット(PDF)

平成29年6月 普賢院団参パンフレット

 

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一つ一つの精神で

年末ということで

お寺でも年末調整やら

会計監査を

行わなければなりません。

 

年始に檀信徒の皆様に

お配りするお札も

作り始めなければなりません。

 

年頭に檀信徒の皆様に

お配りする寺報(じほう)も

作り始めなければなりません。

 

何となく気ぜわしく

落ち着かない日々ですが

一つ一つを着実に

終える心構えで

平成29年を締めくくりたいと

願っております。

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思いを香りに

寺子屋ws『香りのこころ』が

開催されました。

 

『香りのこころ』で

いつもご一緒頂いております

かわいいアロマひつじやの

小松美央さんのご指南の下

このひとときに

その方にしか調香できない香りには

各々の願いや志が託されました。

 

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寺子屋を語り合う

先月28日に花巻市にございます

真言宗智山派の自性院(じしょういん)にて

開催された勉強会のテーマは寺子屋。

 

拙僧(副住職)も

発表者の一人として

参加してまいりました。

 

寺子屋と一言で言っても

内容や狙いは様々です。

 

色々なお話をお伺い出来たので

とても参考になりました。

 

会場となった自性院でも

小学生が集って

仏道に触れる機会を設けており

そのプログラムの中にて

粘土で仏像を作ったそうです。

 

この時は極度に体調が悪い中でしたが

微笑ましい仏像に

癒やさた心地でおりました。

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療養しつつ

ここ数日

お勤めや来客のある時以外は

布団で寝込んでおりました。

 

おそらく風邪かと。

 

ようやく快方の兆しが

見えてまいりました。

 

すっかり寒くなりましたので

皆様もご自愛下さいませ。

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納めの月

師走となりました。

 

月の1日1日は

様々なご縁日でもあります。

 

師走は1年の締めくくりなので

納め(おさめ)のご縁日が

続きます。

 

例えば有名な

ご縁日をあげると

18日の観音様

21日の弘法大師

24日の地蔵菩薩。

 

師走のご縁日はそれぞれ

納めの観音

納めの大師

納めの地蔵

とも呼ばれます。

 

字のごとくに

師走は忙しい月かと思いますが

本年の締めくくりとして

しっかりとした

「納めの一月」に

したいと思います。

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壮大な伝説と歴史

午前中は地元の小学校

3・4年生の皆さんが

お寺の見学にいらっしゃいました。

 

当山の歴史は地元の歴史や

伝承・伝説と

大きく関わっているため

色々と活発に

生徒の皆さんから

ご質問を頂きました。

 

また本日は

斗南藩歴史研究会の方にも

おいで頂きまして

当山の斗南藩の墓石にまつわる

お話をお伺いさせて頂きました。

 

当山には

南祖坊伝説や七崎姫伝説などの

伝承や伝説が伝えられます。

 

また斗南藩の墓石があり

今の世に激動の歴史を伝えます。

 

歴史でいえば

南部藩との関わりや

湯殿山大日坊(だいにちぼう)

との関係があるお寺です。

 

ついでながらですが

当山の本山である

奈良県桜井市の長谷寺と

十和田湖伝説にも

接点があります。

 

接点があるというよりは

接点を見出すことが出来ます。

 

12月に拙僧(副住職)は

現代教化研究所という部署にて

研究発表を控えておりまして

資料作成の合間に

何となしに

江戸時代の探検家である

菅江真澄(すがえ ますみ)が

記した『十曲湖』に目を通していた所

南祖坊についての説明の中にある

 

いつまても

ながらふ命ありて

慈尊の御世に

あひ奉らまく

泊瀬寺にこもり云々

 

との文言が目にとまりました。

 

長谷寺は

隠国(こもりく)

泊瀬(はつせ)

初瀬(はつせ)

とも記されており

泊瀬の文字は古事記にも登場します。

 

伝説は口承伝承に依る所が

大きいものではありますが

本山とのご縁を以てして

十和田湖伝説を紐解くと

より一層深みが増します。

 

長谷寺は観音信仰では

日本屈指の霊山です。

 

長谷寺のみならず

十和田湖伝説であるとされる

三国伝記所蔵の文書に登場する

書冩山(しょしゃざん)という所も

分かる者からすれば

その三文字からだけでも

壮大なストーリーを感じさせられます。

 

そういった話も

機会があれば

お伝えしたいと思います。

 

書かれてある内容以上に

南祖坊伝説は壮大なものです。

 

伝説にしろ歴史にしろ

点と点を「面」として

壮大なスケールを以て

躍動的にお伝え出来るよう

精進させて頂きます。

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