そろそろ

本年も気がつけば霜月。

 

2ヶ月足らずで

新年を迎えます。

 

元号が変わることに

伴って来年の

ゴールデンウィークは

10連休だそうです。

 

その時季に

ご法事を予定されている方が

結構いらっしゃるようで

4月末から5月初頭にかけての

法事のご相談を

すでに頂いております。

 

年末年始に向けて

本格的に準備を進める

必要を感じる今日この頃です。

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【参加者募集中】11/18子ども論語塾

11/18(日)午前11時〜正午

ふれあい豊山館にて

親子で学ぶ子ども論語塾が

開催されます。

 

子ども論語塾では

論語の素読(そどく)を行います。

 

本年は11月が最後となります。

 

親子で古典の言葉に

触れてみませんか?

 

会費:一家族500円

※テキスト代は別途となります

 

テキスト:ドラえもんはじめての論語

※会場で販売しております

 

ご参加される方は

事前にお申し込みをお願いいたします。

 

お申込みはメールか電話にて

受付いたします。

 

担当者が不在のことが多いため

メールでご連絡頂けると

ありがたいです。

 

▼お申込み先

メール fugenin643@gmail.com

電話 0178-23-2135

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多様性に学ぶ

先の10月末に

岩手県の矢巾町で

ご法事がありました。

 

その際に

岩県立博物館にお邪魔しました。

 

民俗や祈りについて

調べたいことがあったので

やや強行日程でしたが

立ち寄らせて頂きました。

 

初めて入館しましたが

スケールの大きな

素晴らしい博物館です。

 

おかげさまで

収穫が沢山ありました。

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実感

つい先日は

西国にいたためか

ここは北国であることを

肌で実感します。

 

本堂では灯油ストーブを

本格的に稼働して

法事をお勤めしております。

 

灯油ストーブを使うということは

灯油をつめなければ

ならないということです。

 

当山では外に設置される

灯油タンクの所まで

ポリタンクを持っていき

そこで灯油を入れて

本堂に持ってきます。

 

灯油ストーブは

燃料を結構使うので

法事や行事がある度に

ストーブに灯油をつめます。

 

この作業が加わると

冬場が近づいて来たと実感します。

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こもりくの長谷寺にて

10/31〜11/1の2日間

御詠歌の全国奉詠大会のために

奈良県桜井市の総本山長谷寺に

行ってまいりました。

 

2日間で全国各地より

約1000名もの方がご参加され

長谷寺全体に

御詠歌が響きわたりました。

 

全国各地でご活躍の

御詠歌の先生方とも

ご一緒させて頂き

御詠歌に限らず

沢山のことを学ばせて頂きました。

 

長谷寺のある地域一帯は

こもりくの地とよばれ

太古の昔より

神聖な地とされた場所です。

 

こちらの本尊である

十一面観音は

霊験あらたかであるとして

古くから全国各地で

篤く信仰されてきました。

 

東北も例外ではありません。

 

当山は十和田湖伝説に登場する

南祖坊(なんそのぼう)という僧侶が

修行したと伝えられますが

その伝説が記されている

最古の書物である『三国伝記』には

長谷寺との関係や

十一面観音との関係が

明らかにうかがわれます。

 

この点は『三国伝記』研究でも

指摘されていることなので

長谷寺についても触れながら

十和田湖南祖坊伝説を

探求したいと思います。

 

それにしても

長谷寺は素晴らしい所です。

 

いくたびも

まいるこころは

はつせでら

 

これは

何度赴いても

毎回新鮮な心持ちで

過ごすことが出来るという

意味をもつ和歌です。

 

その和歌を実感します。

 

朱鳥元(686)年に開創され

今に伝えられるお山にて

悠久の歴史を感じながら

多くの方と御詠歌の奏でを

ご一緒させて頂いた

素晴らしい大会となりました。

 

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かんのんまいり 糠塚大慈寺観音

糠部(ぬかべ)三十三観音霊場

第9番札所

大慈寺観音。

 

大慈寺は松館が発祥の地で

江戸時代に糠塚にも

お寺が建立されたそうです。

 

とても立派で美しい山門が

印象的なお寺です。

 

山門1階には仁王像が祀られ

2階には十六羅漢が祀られるそうです。

 

境内には

三十三観音と阿弥陀様が祀られるお堂があり

本堂には

聖観音が本尊として祀られます。

 

またこちらのお寺は

十和田湖の南祖院(なんそいん)を

兼務されていらっしゃいます。

 

南祖院の名は十和田湖伝説の

南祖坊(なんそのぼう)に由来します。

 

十和田湖畔の方が発起人となり

建立された新しいお寺です。

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全国奉詠総本山長谷寺大会に来ております

本日より

御詠歌の大きな行事のため

奈良県桜井市にございます

総本山 長谷寺に来ております。

 

真言宗豊山派の御詠歌は

豊山流(ぶざんりゅう)という

流派になります。

 

今回は豊山流御詠歌を統括する

豊山派大師講の創立70周年記念の

全国奉詠総本山長谷寺大会のため

長谷寺に登嶺しております。

 

今回の大会にあたり

拙僧(副住職)は微力ながらも

企画検討委員なるものに任命され

会議にも出席させて頂き

諸先生方や先輩方から

色々と学ばせて頂きました。

 

全国各地から

お集まりになられる皆様と

本山にてご一緒させて頂く

貴重な機会なので

充実した時間にしたいと思います。

 

大会の様子は

また後日お伝えさせて頂きます。

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【参加者募集】11/19寺子屋ws『香りのこころ』

香りに託されたメッセージを

紐解きながら

様々な切り口で香りに触れる

寺子屋ワークショップ

『香りのこころ〜ともしびと、いろどりと〜』。

 

第7回目は香りと同様

仏道において

深いメッセージを持つ

「ともしび」をテーマに

その場にいる全員が参加して

アロマキャンドルランプを作り上げます。

香りのイメージを絵に描き

次の人に伝えていくアートリレー。

 

それを1人あたり約1分ずつ

繰り返すことでいま・ここの

出会いの中でしか生まれない

アロマキャンドルランプが完成します。
こころを照らすともしびを

こころを1つに豊かに彩ってみましょう。

 

日程:平成30年11月19日

時間:午前10時〜正午

会場:普賢院 ふれあい豊山館

会費:2000円

定員:10名

法話:副住職 品田泰峻

香り:かわいいアロマひつじや 小松美央

アート:書とアートの工房 くるみのひろば

申込締切:11月17日

 

※ご参加をご希望の方は

お申込み下さいますようお願いいたします。

お申込みはメールで承ります。

メール fugenin643@gmail.com

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南祖坊伝説の諸相② 阿闍梨と化す南祖坊

拙僧(副住職)は昨年秋より

真言宗豊山派の研究機関に

所属することになって以降

十和田湖南祖坊(なんそのぼう)伝説を

仏教的視点から改めて紐解き整理し

研究を進めております。

 

研究を進めているとはいえ

他にも研究テーマがあるので

南祖坊伝説について

本年は史料の整理や

史料収集や参考資料・文献の収集が

主な作業となりました。

 

研究のための準備といったところです。

 

とはいえ

新たな気づきがあったり

新たな道筋が見えたりと

有意義なことがありました。

 

まとめるにはかなりの時間が

かかると思いますが

丁寧に整理したいと思います。

 

前置きが長くなりましたが

今回は「南祖坊伝説の諸相②」として

史料に記される“南祖坊像”の

一旦が垣間見られる部分を

少しだけピックアップ

したいと思います。

 

『来歴集』(元禄12(1699)年)

という書物に所収の

「十和田沼 亦十和田」に

難蔵坊(南祖坊)は

額田嶽熊野山十瀧寺住職で

幼名を額部麿といい

神通力があったとあります。

 

また「或説」として

南蔵坊(南祖坊)は

糠部三戸永福寺六供坊の

蓮華坊の住侶であり

斗賀の観音堂を建立した

ことが伝えられます。

 

さらに同箇所には

永福寺什物として

南祖坊が自ら画いた

両界曼荼羅があり

裏には康元(1256-1257)の年号が

書いてあったとあります。

 

さらに続けて

その曼荼羅は

延宝年中(1673-1681)の

永福寺が焼失した際に

燃えてしまったと書かれております。

 

これとほぼ同内容のことが

『吾妻むかしものがたり』

で紹介されております。

 

『盛岡砂子』『邦内郷村志』

『奥々風土記』では

南祖坊が自ら書いた

不動尊一軸があり

その不動明王はあたかも

生きているようで

“霊容猛威”でその両目は

拝者を追うかのような

威容であるといったことが

紹介されております。

 

この不動尊一軸ですが

明治になり廃寺となった

盛岡永福寺が再興された記念に

発行された『永福寺物語』によれば

所在不明とのことです。

 

『盛岡砂子』では

永福寺住持(住職)は

「位 権僧正に至る」とあります。

 

多くのことに触れながら

お話すれば良いのですが

かなり専門的になってしまうので

細かな説明は省略してお伝えすると

南祖坊が阿闍梨(あじゃり)という

非常に尊い位の

僧侶として描かれております。

 

さらっと書かれてある部分ですが

仏教的(真言宗的)視点で

紐解くと重要な意味が

含まれているのです。

 

曼荼羅を画くことが許されるのは

阿闍梨(詳しくは伝燈大阿闍梨)です。

 

不動尊一軸を自らが画いたという

部分からも南祖坊が阿闍梨として

描かれていることが伺えます。

 

記しはじめると

止まらなくなりかねないので

ここまでにしたいと思います。

 

今回は

「南祖坊伝説の諸相②」として

阿闍梨として描かれる南祖坊について

紹介させて頂きました。

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11/13マンダラエンディングノートワークショップのお知らせ

法話を交えながら

マンダラエンディングノートを

手がかりとして

ご自身とお向き合いになりませんか?

 

法話は拙僧(副住職)が担当いたします。

 

その時々の話題に沿いながら

様々にお伝えさせて頂きます。

 

マンダラエンディングノートの

ワークはハーモニールイさんが

ご担当下さいます。

 

11/13のテーマは

「大切な人へのメッセージ」

「葬儀」の2点です。

 

殊に葬儀については

色々と不安な点が

多いことかと思います。

 

この機会に

色々と思いを

めぐらせてみませんか?

 

ご興味をお持ちの方は

是非ご一緒下さいませ。

 

詳細は下記を

ご参照下さい。

 

▼ワークショップ詳細

https://fugenin643.com/blog/マンダラエンディングノートワークショップのお/

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