八戸は早朝に雪がふりました

八戸で雪を目にしたのは

今年度初めてだと思います。

 

寒暖差のある時季となり

体調を崩される方も

多いのではないでしょうか。

 

本堂解体の進捗状況ですが

業者さんには

廃材を搬出していただいております。

 

プロの技は流石です。

 

きれいに整えながら

次々と廃材が積み出され

山のように積み上げられていた廃材も

ほとんどなくなりました。

 

年末にむけた

デスクワークがたまっている関係で

作業現場に

あまり立ち会うことが

なかなか出来ませんが

進捗状況についての報告は

出来る限り行わせていただきます。

 

本日も動画を1つ用意いたしました。

 

お寺の歴史に触れていただきつつ

どのような様子であるかを

ご覧いただければ幸いです。

 

 

寺子屋ワークショップのひとときの尊さ

先日行われた

寺子屋ワークショップお寺ヨガ

様子を動画に編集しました。

 

少しでも雰囲気が

伝われば幸いです。

 

寺子屋ワークショップは

自利利他(じりりた)の理念のもと

5年前から開催を重ねてまいりました。

 

自利とは自身のためということ。

 

利他とは他社のためということ。

 

自利利他をふまえた行いを

仏道では尊いものと捉えます。

 

寺子屋ワークショップでは

利他の実践として

参加者が納められる参加費の一部を

アーユス仏教国際協力ネットワークへの

寄付させていただくことを通じ

国際協力活動に携わらせて

いただいております。

 

寺子屋ワークショップの中でも

お寺ヨガは初期から

隔月で開催されてきましたが

ウイルスの関係で本年2月以降は

これまで通りの開催が難しく

4月は中止となり

6月と8月はオンラインで

行われました。

 

オンライン開催には

良い面も沢山あるのですが

やはり課題が多かったため

今回は規模を縮小して

会場での開催といたしました。

 

オンライン開催に

チャレンジ出来たことは

映像を通じての情報発信について

あらためて考えさせられるとともに

技術的なことについて多少なりとも

学ばせていただく

よいきっかけになったと感じます。

 

お寺ヨガに限らず

これまで様々に開催された

寺子屋ワークショップを通じて

拙僧(副住職)自身

本当に多くのことに気づかせていただき

学ばせていただいております。

 

様々なご縁により

開催が重ねられている

寺子屋ワークショップは

とても尊いひとときであると

心から感じます。

 

幻想的な夜の仮本堂でのお寺ヨガ

本年2月以来に“オフライン”で

寺子屋ワークショップ

お寺ヨガ

が開催されました。

 

その間

オンラインで2回

開催してみましたが

色々と課題も多かったため

今回は規模を縮小して

開催させていただきました。

 

人と対面できるということや

その場を共有できるということが

とても素晴らしいことであると

つくづく感じさせられました。

 

幻想的な夜の仮本堂での

ひとときは

とても感慨深いものだったと

感じます。

 

窓のような門

窓の外を眺めると

青空が広がることがあるように

仁王門を階段下から眺めると

青空が広がるようになりました。

 

本堂は土台を残すだけ

といった状態です。

 

宮建築独特の部材が

あちらこちらに見られ

ある意味大変

勉強させていただいております。

 

本日も

解体の様子を短い動画に

編集いたしました。

 

解体中の本堂の棟札の

読み解きも交えながら

編集しましたので

ご覧いただけると幸いです。

 

▼動画(youtube)

https://www.youtube.com/watch?v=mnL1JoiI-p0

 

209年前の息吹を感じて

209年前の本堂再建をてがけた

大工さんが記した文字や

施した細工が

材木の各所に見られます。

 

時を超えた息吹を感じ

感慨深いものがあります。

 

伝えたいことが沢山あるので

本日も短く編集した動画を

用意しました。

 

ご覧頂ければ幸いです。

 

平安期の先師がお一人発見されました

調べ物があり

江戸期の過去帳と

向き合っていたところ

当山先師のお名前が

たまたま発見されました。

 

先師とは

かつての住職という意味です。

 

発見されたのは

日照法師という方で

何と平安時代の先師様です。

 

ご命日は

仁和3年(887)7月23日。

 

当山は

弘仁初期(810頃)開創ですが

火災による文書焼失の影響もあり

多くの先師名が不明です。

 

そのような状況の中

平安期の先師名が

ふと明らかになったことは

とても尊いことだと感じます。

 

まさに大発見です。

 

おそらく

多くの方には

伝わらないと思いますが

とんでもなくすごい発見です。

 

普賢院第2世

月法律師は天長8年(831)が没年であり

この方は

十和田湖伝説に登場する

南祖法師(坊)の師とされる先師様です。

 

日照法師もまた

その法名との関連(月と日)が

師弟関係としてあるのであれば

月法律師の弟子だっかもしれませんし

もしかしたら南祖坊の

モデルとなった方かもしれません。

 

経歴は不明ですが

江戸期にまでその法名が

しっかりと残っているということは

何かしら特筆すべきことが

あったのではないでしょうか。

 

南祖坊は幼少期に

当山に弟子入りしたとされるので

月法(831)・日照(887)両師の

没年の差を踏まえると

違和感はないように感じます。

 

直弟子であったか

どうかは分かりませんが

当山の法脈として

月法律師を

日照法師が継いでいることは

間違いないことであり

その流れは現在に

至っているわけです。

 

悠久の昔から

今に至るまでの

流れというものを

あらためて感じさせられ

気持ちが引き締まった

思い出深い一日となりました。

 

 

▼本日の本堂解体の様子

バックホーが投入されました

本日は早朝からお弔いがあり

湊高台のセレモニーホールへ。

 

西高東低の冬型の

気圧配置ということで

冷たい風が身にしみつつ

生前とてもほがらかであった

故人様をご遺族の皆様とともに

丁重にご供養させていただきました。

 

葬儀と納骨を終えて

午後お寺に戻ると

バックホーが投入されての

解体が進められていました。

 

すごい瞬間に

立ち会わせていただいていると

感じています。

 

解体の様子に限らず

今後は本堂建替事業の模様を

ときおり動画でも

お伝えしたいと思います。

 

動画の編集が出来ましたら

こちらのブログでも

お知らせいたしますので

ぜひご覧下さいませ。

 

▼今朝の本堂

 

▼夕方の様子

将来をイメージしながら

3日程前に

お弟子さんに手伝っていただき

新調した焼却炉を

設置しました。

 

この焼却炉は

主に古い授与品であったり

塔婆や位牌などを

お焚き上げするためのものです。

 

設置した場所は

墓地脇のスペースでもあります。

 

焼却炉を設置した

同スペースには

将来的に合葬墓や斗南藩供養碑

さらには十和田湖青龍権現碑が

建立されます。

 

それらの建立に伴っての動線を

具体的にイメージしながら

良い具合に設置出来たと思います。

 

仮観音堂と仮地蔵堂の案内動画を作りました

ふれあい豊山館2階に設営した

仮観音堂と仮地蔵堂の

案内を動画にしましたので

お役立ていただければ幸いです。

 

引っ越し前は

どうなることかと

心配した部分もありましたが

何とかうまく設営出来ました。

 

観音参りや

子安様へのお参りの方は

こちらへお運び下さいませ。

 

畳も撤収されました

ガレキが取り除かれ

畳も撤収され

本堂は大分スッキリしました。

 

現在解体している本堂は

文化7年(1810)の火災をうけ

翌年2月に再建されたものです。

 

2月に再建されたというのは

現本堂再建の棟札に

文化八歳次辛未天閏二月と

あることから分かります。

 

堂内には

ケヤキの柱や梁が

わずかながらあるのですが

よく見ると

かなり虫にくわれております。

 

木材は

十分に乾燥させ

十分に加工しないと

虫がつくんだそうです。

 

早急な再建だったゆえ

木材の加工も

十分に行うことが

出来なかったのでは

推測しております。