博識なお客様との素敵な時間

当山にお祀りされる

南祖法師(なんそほっし)尊像

について「しるばにあっぷる」

という雑誌で見開き2ページで

記事を書いてくださるということで

掲載記事の校正や確認のため

1/10に山本光一さんが当山へ

おいで下さいました。

 

山本さんは歴史や伝承に

とても明るい方であるだけでなく

「各地の巨木」にも明るい方です。

 

尽きぬ話で

あっという間に時間が

過ぎてしまいました。

 

山本さんには今後

ワークショップ等で

斗南藩についてお話頂いたり

十和田湖伝説についても

ご一緒頂く予定でおります。

 

ワクワクするような

有意義なひとときとなりました。

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正しい歴史をお伝え願います

当山のある地域は

かつて七崎(ならさき)と呼ばれ

伝説や伝承に彩られた地域です。

 

当山の起源は

1200年以上の昔に

さかのぼることが出来ます。

 

初代住職 圓鏡(えんきょう)上人は

弘仁8年(西暦817年)に

亡くなられております。

 

圓鏡上人が亡くなられたのは

平成30年(西暦2018年)から

さかのぼること1201年前

ということになります。

 

当山第2世住職は

月法律師(がっぽうりっし)

という方ですが

十和田湖伝説に登場する

南祖坊(なんそのぼう)は

この月法(月体)和尚の弟子とされ

当山にて修行したと伝えられます。

 

当山はかつて

永福寺というお寺でしたが

後に盛岡に拠点を移すこととなります。

 

盛岡に改められた

永福寺を本坊(ほんぼう)とし

発祥の地であるとともに

十和田湖伝説に連なる七崎のお寺を

自坊(じぼう)普賢院とします。

 

ちなみに永福寺は

三戸にも自坊として

嶺松院(れいしょういん)という

お寺も持っておりました。

 

三戸は盛岡南部氏(三戸南部氏)が

勢力を拡大させる“足掛かり”となった

象徴的場所でもあります。

 

永福寺は南部氏の祈願寺であり

多くの末寺を抱える権威ある大寺院でした。

 

本坊とは「行政等を取り仕切るお寺」

といった意味です。

 

自坊には色々な意味がありますが

ここで意訳すれば

「永福寺が直接管理するお寺」

といった具合でしょうか。

 

話は少し変わりますが

最近は地元でも「歴史ブーム」

のようで新聞や雑誌などで

地域の歴史が紹介されることがあります。

 

ご興味をお持ち頂きまして

記事を通じて歴史や伝説が

多くの方にお伝えされることは

大変尊いことなのですが

残念なことに

歴史的事実が誤っているもの

正直見られます。

 

伝説の内容云々は幾通りもあるので

バラエティーに富んで当然ですが

前提となる寺社の縁起等の

歴史については誤って

伝えられてしまっている

部分が時折見られます。

 

特に永福寺と

七崎神社について

ごちゃごちゃになって

しまっている感があるので

改めてご紹介させて頂きます。

 

当山の地域には

七崎神社(ならさきじんじゃ)

という神社がありますが

こちらは明治まで

七崎山 徳楽寺(ならさきさん とくらくじ)

という寺院でして

当山が別当寺を担っておりました。

 

徳楽寺の本尊は

現在当山の観音堂に祀られる

聖観音(しょうかんのん)で

明治の神仏分離の処置により

当山に移されまして

糠部三十三観音霊場

第15番札所の観音様となっております。

 

ちなみに当山の本尊は現在は

愛染明王(あいぜんみょうおう)ですが

もともとは十一面観音とされます。

 

「七崎神社が永福寺であった」との

記述が各所で相次いで

見られたのですがこれは誤りです。

 

永福寺を七崎神社であると誤解して

南祖坊が七崎神社で修行した

などと紹介されているものも

ありますがこれも誤っております。

 

当山の寺伝(じでん)や

七崎神社誌は

一般資料ではないので

あまり知られていない部分ですが

歴史的事実は大前提の部分なので

情報発信の前にせめて

歴史や伝説の舞台である寺社で

裏付けを行なって頂くことを

お願い申し上げます。

 

▼七崎神社と普賢院

https://fugenin643.com/blog/七崎神社と普賢院/

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1/16お手伝い頂ける方いらっしゃいませんか?

1月16日(火)に

お手伝い頂ける方を募集しております。

 

年齢不問です。

ご家族連れでも大歓迎です。

 

当山では毎年1月16日は

小正月(こしょうがつ)の

行事がございます。

 

本年は平日ゆえ

小中高生のお手伝いがないため

人手が大幅に不足しております。

 

お手伝い内容は

下記の通りとなります。
①早朝のお膳上げ
午前7時にお寺に集合して頂き

位牌堂位牌壇のお膳上げをお手伝い頂きます。

早朝おいで頂いた方には

お弁当も用意させて頂きます。

 

②位牌堂の後片付け
午後2時にお寺に集合して頂き

位牌堂の後片付けをして頂いて

終了次第解散という流れになります。

 

終了は遅くとも4時半頃かと思われます。

 

①、②のいずれかでもお手伝い頂ける方

いらっしゃいませんか?

 

①のみ、②のみでも構いません。

 

①、②いずれもお手伝い頂ける方は

早朝の作業が終了後

午後の後片付けまで時間がありますので

1度お帰り頂いて結構です。

 

ご検討の程

何卒よろしくお願い申し上げます。

 

お手伝い頂ける方

いらっしゃいましたら

ご連絡下さいますようお願いいたします。

 

メール:fugenin643@gmail.com

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8年目を迎えました〜御詠歌の会〜

本年も「御詠歌の会」が始まりました。

 

御詠歌の会は

当山にて第1、第3金曜日の

午前10時〜11時半に開催しております。

 

御詠歌の会は開催を始めて

本年が8年目となります。

 

年頭のお茶菓子は

奥入瀬(おいらせ)にて購入した

「苔(こけ)まんじゅう」。

 

余談ですが

奥入瀬渓流は“苔の聖地”でもあるそうです。

 

お茶休憩を取りながら御詠歌の研鑽を

ご参加の皆様と重ねさせて頂きました。

 

本年は奈良県桜井市にございます

真言宗豊山派総本山 長谷寺への

団参(だんさん)があるので

上半期は本山にちなむ御詠歌を採り上げ

長谷寺の縁起や歴史を紐解いてまいります。

 

お寺で和やかに

御詠歌のひとときを

ご参加の方とご一緒させて頂くのは

とても心地よいものです。

 

本年もしっかりと

御詠歌道の精進に励ませて頂きます。

 

▼御詠歌のご案内

https://fugenin643.com/blog/御詠歌のご案内/

 

▼御詠歌を聴いてみる(長谷寺の動画です)

https://www.youtube.com/watch?v=I_LRCv1UxmM

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御守を用意いたします

年末年始に多く頂いた

お問い合わせの1つが

御守(おまもり)はありますか?

というものでした。

 

観音様の御守や

南祖坊の御守や

十二支守護尊(八体仏)の御守など

多くお問い合わせを頂きました。

 

現在、当山では

愛染明王の年頭祈祷札はありますが

一般向けの御守やお札などの授与品は

用意してございません。

 

ご祈願やご祈祷を

お勤めした際も

何か授与品などがあれば

その時々に捧げた祈りを託したものとして

お持ち頂けるので

「そのうち」用意しようとの

“心づもり”だけで

行動が伴っておりませんでした。

 

そこで本年は

徐々に御守やお札などの授与品を

用意してまいります。

 

当山では毎年

旧暦1月17日の午後8時より

観音堂にて護摩(ごま)法要が

執り行われます。

 

本年は3月4日がその日に当たります。

 

まずは護摩法要までに

観音様の御守を用意したいと思います。

 

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平成30年 年回のご案内

年回とは

大切な方と改めて向き合い

ご供養の真心を捧げると共に

ご自身とも向き合う

大切な節目です。

 

ご法事を

営まれる際は

あらかじめお寺に

ご連絡頂き

日程等をご確認下さい。


平成30年 年回表

1周忌 平成29年(2017年)

3回忌 平成28年(2016年)

7回忌 平成24年(2012年)

13回忌 平成18年(2006年)

17回忌 平成14年(2002年)

23回忌 平成8年(1996年)

27回忌 平成4年(1992年)

33回忌 昭和61年(1986年)

37回忌 昭和57年(1982年)

43回忌 昭和51年(1976年)

47回忌 昭和47年(1972年)

50回忌 昭和44年(1969年)


お墓のある方は

回忌供養にあたり

塔婆(とうば)を

お建て下さい。

 

回忌の塔婆と共に

「先祖代々」の塔婆も

お建て頂くとより丁寧な

ご供養となります。

 

当山では

塔婆1本2000円を

塔婆代として

お納め頂いております。


 

各種お問い合わせは

お気軽にお寄せ下さい。

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冬の十和田湖をゆく

正月三ヶ日が過ぎ

一段落したということで

奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)と

十和田湖を訪ねました。

 

十和田湖伝説に登場する

南祖坊(なんそのぼう)は

当山にて修行したと伝えられます。

 

四季折々の十和田湖の姿を

“感じる”べくここ何年か

度々訪ねております。

 

雪の季節の

奥入瀬渓流も十和田湖も

まさに絶景です。

 

かつて十和田は「霊山」として

多くの方が修行に励んだ聖地でした。

 

自然の厳しさと美しさを

感じさせられる十和田湖。

 

かつての修行者が

「この世のものとは思えぬ」

とさえ感じられるような

人里離れたこの地にて

一心に行に励まれた光景が

想像されました。

 

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1/16は小正月法要が厳修されます

1/16は小正月(こしょうがつ)法要が

執り行われます。

 

元日から正月七日までを

大正月(おおしょうがつ)といいます。

 

当山では

えんま様のご縁日でもある

正月16日に小正月法要が

毎年厳修されております。

 

先祖供養、萬霊供養と併せ

無病息災、五穀豊穣など

その年の隆盛を願う法要です。

 

小正月は当山での

大きな年頭行事の1つで

檀信徒の皆様が

多くお参りされる1日です。

 

法要では読経中

ご参列の皆様には

数珠回し(百万遍ともいいます)を

お勤め頂きます。

小正月イメージ

本年の志の一文字

年頭にあたり自身の歩みにおける

志をたてることは尊いこととされます。

 

本年はどのような年にしたいかを

漢字一文字で表すとすれば

拙僧(副住職)は「勇」を選びます。

 

力強く歩みを進めたいと思います。

 

果敢な姿勢で

物事に取り組みたいと思います。

 

本年は当山にとって

とても大切な年になりそうです。

 

「勇」の志をもって

一時一時を大切に

精進させて頂きます。

勇