来る年について語らう

当山では

毎月第1・3金曜日の

午前10時〜11時半に

御詠歌(ごえいか)の会

を開催しております。

 

本年最後の

お寺での御詠歌に際し

お稽古とあわせ

来年の予定を

ご参加の皆様と

検討させて頂きました。

 

それにしても

本日は冷え込みがきつく

道路も“ツルツルテン”な

早朝でした。

 

1年を振り返ると

本年は8月に

初習者向けの

講習会が開催されました。

 

とても充実していたので

来年も同じような

機会があっても良いね〜

といった話もありました。

 

本山に行ってみたいという

お声も聞かれました。

 

より充実した会に

なるよう努めさせて頂きます。

 

当山では

御詠歌をご一緒される方を

随時募集しております。

 

どなた様でも

ご参加頂けます。

 

老若男女歌心不問です。

 

興味のある方は

どなた様も

お気軽に

ご連絡下さいませ。

 

▼御詠歌のご案内

https://fugenin643.com/category/御詠歌(ごえいか)のご案内/

 

▼寺子屋ワークショップ&御詠歌の日程

https://fugenin643.com/寺子屋ワークショップ御詠歌の日程/寺子屋ws御詠歌の日程/

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双極性障害(躁うつ病)と向き合う⑨

当山住職は

長年にわたり

双極性障害(そうきょくせいしょうがい)

を患っております。

 

住職は

本年夏より

躁(そう)状態です。

 

まだまだ

躁(そう)状態が

おさまったとは

お世辞にも言えない

本日時点です。

 

出かけるたびに

大量に買い物をし

散財しております。

 

おそらく

お金も底をつきつつあるのでは

と感じております。

 

躁(そう)状態では

計算したり

論理的に筋道を立てて

物事を考えることは

難しいようです。

 

言葉にするのが

追いつかない程

同時多発的に

色々なことが

思い浮かぶようです。

 

あれもこれも

といった様子は

買い物だけでは

ありません。

 

次々と

増える購入品に加え

物置や書庫からも

次々と物を

住まいに持ち込んで

現在も物で溢れております。

 

靴も10足以上

下駄や雪駄の類いも相当数

玄関に持ち込まれ

“わびさびの空間”とは

ほど遠いものになっております。

 

この事について

補足すると

単なる躁(そう)状態の

症状というわけではなく

これまでの

人生や思い出を

振り返りたいという

強い思いも相まっている

ように思います。

 

現在住職は満67歳です。

 

腰を痛めてからは

杖をついて

歩くことが

多くなりました。

 

白ひげを携え

一見すると

実際よりも高齢の

老僧の容姿です。

 

自身の位牌も作り

墓誌へも法名を刻みました。

 

生きているうちに

出来ることを

やっておきたいという

思いを感じます。

 

躁(そう)状態における

事の進め方は

ともかくとして

気持ちとして

分かる部分もあります。


双極性障害を

患われている方の

ブログに

印象深い一文がありました。

 

双極性障害の私たちは

寿命が短いことを

知っているのです。

 

これは

住職にも同じ思いが

あるのだと思います。

 

生きているうちに

お世話になった方や

親しい方と

お話したいという

気持ちもよく分かります。

 

気持ちはよく分かるのですが

躁(そう)状態の

住職の激しい言動により

家族は相当に

疲労しております。

 

双極性障害の

難しい所だと思います。

 

家族への負担は

相当なもので

事実として

健康上の悪影響が

出ている状態です。

 

ブログや

Facebookで

双極性障害について

公表させて頂いた後

様々な方から

メッセージを頂きました。

 

「一度入院して

治療した方が

本人と家族のために

なると思います」

というご意見を

多く頂きました。

 

入院治療では

生活リズムも

きちんと

整えられるそうです。

 

入院治療では

依存症の治療にも

かなりの効果を

期待できるのだそうです。

 

このような病気の場合

本人のケアのみならず

家族のケアを考えなければ

良い結果は得られない

という専門的な

アドバイスも頂きました。

 

現在は

東京の病院に通院しておりますが

地元にもかかりつけの病院が

あった方が良いという

アドバイスも頂きました。

 

様々なアドバイスを頂き

ありがたく感じております。

 

家族の総意としては

入院治療により

躁(そう)状態を

しずめてもらうことを

望んでおります。

 

出来ることならば

住職自らが

現状を納得した上で

入院を決断して頂ければ

と願っております。

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鷲(わし)に望年の思いを重ねる

最近

境内の木に

鷲(わし)と思われる鳥が

よく見られます。

 

立派な容姿ゆえ

何となく

良いことがあるような

心持ちになります。

 

ガルーダという

神話の鳥を

ご存知の方も多いと思います。

 

ガルーダの

描かれ方は様々ですが

鷲の姿で描かれることが

多いのだそうです。

 

ガルーダは

“神の鳥”として

縁起の良いものとされます。

 

来年は

酉年(とりどし)です。

 

酉年の守り本尊(ほんぞん)は

不動明王(ふどうみょうおう)という

仏様です。

 

不動明王は

「お不動さま」として

広く親しまれてきた仏様です。

 

不動明王は

迦楼羅炎(かるらえん)という

炎を背負って描かれます。

 

迦楼羅炎の

迦楼羅(かるら)とは

ガルーダのことです。

 

迦楼羅炎は

“火の鳥”として

描かれます。

 

お不動さまが

酉年の守り本尊であるのは

意味があることです。

 

干支(えと)の

十二支それぞれに

守り本尊があります。

 

当山観音堂に

十二支それぞれの守り本尊である

十二支守護尊(じゅうにししゅごそん)が

お祀りされております。

 

十二支守護尊は

八体仏(はったいぶつ)ともいい

8体の仏様からなります。

 

12体ではなく

なぜ8体なのか。

 

日本ではかつて

四方四隅(しほうしぐう)の

八方角も十二支で

表しておりました。

 

四方(しほう)とは

東西南北を指し

四隅(しぐう)とは

北東・南東・南西・北西を指します。

 

それらを干支で

北は子(ね)、北東は丑寅(うしとら)と

いった具合に表現していたのです。

 

四方は

各干支に1体ずつの

仏様が割り当てられ

四隅は

2つの干支ごとに1体ずつの

仏様が割り当てられます。

 

8つの方角を

十二支で表現していたので

守り本尊も8体となります。

 

お運びの際は

お参り頂き

ご縁をお結び下さい。

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双極性障害(躁うつ病)と向き合う⑧

双極性障害について

加藤忠史氏は

「人生を守るために治療する」

著書『双極性障害(躁うつ病)の人の気持ちを考える本』

に書かれております。

 

同書に以下のように

記述されております。

 

激しいうつ状態は本人の心を打ちのめし、激しい躁状態は家族を困らせます。

人生を、生活を守るために、治療するのです。【同書p.54】

 

まさにその通りで

双極性障害を患う住職の治療は

本人のためのみならず

家族のためでもあります。

 

本人と家族の

人生と生活を守るために

治療がなされなければなりません。

 

双極性障害の住職だけの

問題ではないのです。

 

双極性障害の治療は

薬物療法と精神療法により

行われるそうです。

 

精神療法は

薬の効果を高めるもので

先の加藤氏の著書を参考にすると

心理教育

社会リズム療法

家族療法

ストレス対処法

認知行動療法

対人関係療法

といったものを

そう呼ぶようです。

 

社会リズム療法は

生活習慣を修正し

リズムを整え守れるようにする

というアプローチです。

 

逆にいえば

生活習慣が乱れ

リズムがデタラメな

患者さんが多い

ということです。

 

この点について

私たち家族一同

思い当たる所が多々

ございます。

 

躁(そう)状態に見られる

特徴の1つに

眠らなくても元気であることが

挙げられます。

 

さらに本人は

病気である自覚はなく

幸福感を感じている状態なので

時間を問わず

周囲への迷惑を考えることもなく

好きなように

何でもかんでも

横柄に

活動しておりました。

 

様々に手を出すのですが

結果として

どれも中途半端なままです。

 

これも

躁(そう)状態に

よく見られることで

幅広く着手しても

何一つ成し遂げされないと

いうことが多いそうです。

 

躁(そう)状態は

生活習慣の乱れが

症状に拍車をかける

傾向があります。

 

夏頃より

住職は時間の約束を

守ることが

難しいようです。

 

時間を決めて

食事をしたり

薬を服用するなど

生活リズムを

整えてもらいたいものです。

 

また

アルコール依存症

ニコチン依存症を

併発する方が多いのも

双極性障害の特徴で

それゆえに

患者さんの平均寿命も

比較的短いのだそうです。

 

この病気は

周囲の理解もさることながら

本人の治療への意思

重要なことです。

 

節度ある生活を

心掛けてもらうことが

円満な家庭に

つながるという

意識をもってほしいと

願っております。

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悩みの尽きぬ現代のお墓事情

お墓にまつわる

ご相談が

沢山寄せられるように

なりました。

 

当山には

分譲墓地は

ございませんが

多くの有縁の方が

様々なご事情から

悩まれているように

拝察しております。

 

有縁の方々が

お心に抱かれている

不安に少しでも

寄り添えるように

環境を整える

必要があると感じております。

 

これは

「時代の流れ」でも

あるのだと思います。

 

お墓を建立しても

後を見る方が

いらっしゃらないため

どうすればいいか

困られているという

お声をよく耳にします。

 

古いお墓が

地元にあるが

長年遠方に住んでいるため

いずれは整理しなければ

ならないが

どのように対処すれば

いいのか悩んでいる

というお声もよく耳にします。

 

すでにあるお墓を

守る者がいないので

どうすればいいだろうか

というご相談も

よくございます。

 

「家」のあり方が

大きく変わりつつある昨今

これまで継承されてきた

お弔いの形式も

少なからず

時代にあった“手直し”

をしなければならない

時期なのだと思います。

 

伝統とは

守るべき根本が保たれながら

時代に即した変化を重ね

今に伝えられるものです。

 

当山でも

情報収集と研修を重ね

多くの方

ご安心頂けるような

体制を整えさせて

頂きたく存じます。

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双極性障害(躁うつ病)と向き合う⑦

躁(そう)状態の

再発を防ぐこと。

 

双極性障害(そうきょくせいしょうがい)と

付き合う上で

とても大切なことだそうです。

 

当山住職は

双極性障害を

患っております。

 

躁とうつを繰り返すうちに

本人もその波が

分かるようになるケースが

あるようです。

 

そういった場合

躁(そう)状態が

盛り上がるにつれ

自身で躁(そう)状態が

恐ろしく感じることも

あるんだとか。

 

制御不能状態で

周囲に迷惑をかけかねない

躁(そう)状態を

落ち着いた状態で

自身が振り返ると

後悔する場合が

多いと聞きます。

 

あんなことを

なぜ言ってしまったのか

やってしまったのか

なぜこんなにお金を

使ってしまったのか

なぜこんなものを

買ってしまったのか

などなど

冷静に振り返ると

いたたまれない程に

後悔してしまう場合が

よくあるのだそうです。

 

両極端な

躁(そう)とうつが

一身に起るわけですから

両極性障害をお持ちの方の

心身への負担は

量り知れないものかと

容易に推測されます。

 


病気を持つ本人も

大変ですが

同居する家族も

かなり苦労しております。

 

殊に

躁(そう)状態にある住職と

一緒に生活することは

実に大変で

正直な所

入院した方が

良いと感じております。

 

拙僧(副住職)も母も

タバコの煙を

健康上の理由で

避けなければなりません。

 

タバコの煙で

咳喘息(せきぜんそく)を

起こしかねないのです。

 

住職が躁(そう)状態に

なって以降

何年も落ち着いていた

拙僧(副住職)の咳も

再びひどくなり

薬の服用で何とか咳を

抑えている状況です。

 

にも関わらず

住職は分煙の協力はせず

人目のない時に

室内や境内でも

喫煙しております。

 

朝起きて

リビングや仏間へ行くと

タバコの臭いが

充満していることもあります。

 

喫煙時は

所定の場所でのみ

喫煙するのであれば

家庭において

何ら問題はないのですが

躁(そう)状態では

家族内でのルールを

全く守れず無視するような

状態なので

これでは一緒に

暮らすのは難しいと感じます。

 

拙僧(副住職)含め

家族の健康に悪影響を

及ぼしている状態なので

やはり入院して

躁(そう)状態を

落ち着けてもらうことが

家族が一番希望する所です。

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“威光倍増”南祖法師(なんそほっし)

南祖法師(なんそほっし)尊像の

須弥壇(しゅみだん)を

ご奉納頂きました。

 

須弥壇(しゅみだん)とは

仏像などを安置する際に

お足下に設えられる

壇のことです。

 

(有)五戸木工の

中野久男(なかの ひさお)様に

とても素晴らしいものを

作っていただきました。

 

おかげさまをもちまして

南祖法師尊像が

より厳かに

お祀りされました。

 

中野久男様

誠にありがとうございました。

 

南祖法師(なんそほっし)とは

十和田湖伝説に登場する

南祖坊(なんそのぼう)のことです。

 

法師とは

仏道にたけた方への尊称です。

 

南祖法師尊像への

“祈りの空間”が

徐々に整えられて

参りました。

 

南祖坊の伝説や

お寺の歴史は

後世に伝えるべき

地域の財産です。

 

本年8月に“発見”されるまで

長らくの間

南祖法師尊像は

お地蔵様であるとされ

お祀りされておりました。

 

平成28年8月に

しばらくの時を経て

“再び”お祀りされた

南祖法師尊像は

今の世に

そして後の世に

歴史と伝説を伝える

尊い御像です。

 

お寺にお運びの際は

是非お参り頂き

ご縁をお結び頂ければ

と思います。

 

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おてらサポーターになりませんか?

おてらサポーター

募集しております!

てらさぽスタンプ


年に何度か

境内(けいだい)

堂内(どうない)

清掃をボランティアで

お手伝い頂ける方を

募集しております。

 

境内清掃は

草取りや

掃き掃除を行います。

 

堂内清掃は

本堂、位牌堂などの

掃き掃除

拭き掃除

仏器(ぶっき)磨きを

行います。

 

これまでは

年に1度

お寺の役員の皆様に

お盆前に

境内清掃をして頂いて

おりました。

 

他の時季は

お寺の者だけで

時間の合間をぬって

清掃しておりますが

全く行き届いておりません。

 

何年もの間

清掃の不行き届きは

切実な問題でした。

 

そこで

おてらサポーター

募集させて頂くことと

いたしました。

 

お手伝い頂ける方は

当山にお声掛け下さいますよう

お願いいたします。

 

メール、メッセージで

お知らせ頂く場合は

お名前

ご住所

電話番号

メールアドレス

をお伝え下さいますよう

お願いいたします。

 

メールアドレスは

fugenin643@gmail.com

となります。

 

当山にはFacebookの

アカウントが

「普賢院(八戸市)」の名前で

ございますので

こちらにメッセージを

お送り頂けます。

 

当ホームページの

「お問い合わせ」に

ご記載頂いても構いません。

 

なお

おてらサポーターとして

ご協力頂ける方々の

個人情報は

清掃スケジュール等の

お知らせ時以外には

用いることはございません。

 

個人情報は

きちんと管理いたしますので

ご安心下さい。

 

清掃の開催日が決まりましたら

おてらサポーターの方々に

ご連絡させて頂きます。

 

開催日は

主に土日を考えております。

 

当日は

清掃を行い

休憩後に解散といった

流れを予定しております。

 

休憩時の

飲み物やお菓子などは

お寺で用意いたします。

 

境内、堂内を清掃するとともに

ご参加の皆様とも

親睦を深めさせて頂けるような

機会に出来ればと

願っております。

 

老若男女不問です。

 

ご家族連れも大歓迎です。

 

ご協力頂ける方

いらっしゃいましたら

ご連絡下さいますよう

お願いいたします。

 

何卒

よろしくお願いいたします。

 

合掌

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双極性障害(躁うつ病)と向き合う⑥

双極性障害(そうきょくせいしょうがい)

脳の病気で

誰にでも起こりうるものです。

 

当山住職が

長年患っている病気でもあります。

 

当山住職は

本年夏頃より

躁(そう)状態にあります。

 

夏以降

躁(そう)状態が

激しかったため

家族一同

非常に苦労しておりました。

 

住職自身は

躁(そう)状態のため

気分爽快で

幸福感に満ちているので

周囲の迷惑等は

全く関係ないような

状態でした。

 

言葉遣いも横柄で

特に家族に対しては

目に余るものがありました。

 

あくまでも

病気が極端な言動を

引き起こしているのだと

頭では分かっていても

現実は“過酷”とも

感じられるものでした。

 

躁(そう)状態では

常識的な是非の判断が

難しくなるため

行き過ぎた行動に対しては

注意しなければなりません。

 

注意すればしたで

「何でも反対する」といった感じで

憤慨しておりました。

 

前回の通院で

処方される薬が変わり

少しは落ち着いたようですが

正直、気苦労は耐えません。

 

その影響か

過労の影響か分かりませんが

拙僧(副住職)はここ何年か

左耳の調子が悪い時が

見られるようになりました。

 

妻も

過度のストレスから

右耳が不調なようで

今度病院に行くことになりました。

 

副住職妻が

恐らく最もストレスを

感じているように思います。

 

別居した方が

家族のためには

良いのだと思いますが

諸事情考えると

そう簡単には決められません。

 

日中は

お寺のお勤めで

拙僧(副住職)は

ほとんど家族と

一緒に過ごすことは

出来ません。

 

帰宅しても

ゆっくり休まることは

まずありません。

 

時間がある時の

たまの外出も

心休まらない

ここ最近です。

 

ありのままに

書かせて頂いておりますが

善悪云々を

お伝えするものではありません。

 

当山では

どのように

双極性障害という病と

“向き合っている”のかを

お伝えしながら

この病気について

ご理解頂きたく

様々と書かせて頂いております。

 

双極性障害は

躁(そう)状態と

うつ状態を繰り返す

脳の病気です。

 

現在は

激しい躁(そう)状態のことを

中心に書かせて頂いておりますが

あくまでも

ここ数ヶ月の話です。

 

これまでお伝えした

激しい躁(そう)状態での

極端な言動は

住職の「人格」そのものが

させているもの

ではありません。

 

言動の指令を司る脳を患えば

誰しもが

“別人”のようになり

同じような状態になりうるわけです。

 

風邪をひけば

咳が出たり

熱が出たり

鼻水が出たりといった

様々な症状が見られます。

 

症状の現れ方が異なりますが

躁(そう)状態も

原因があって病状なのです。

 

家族でも

病気であるということを

時折確認しながら

生活しております。

 


双極性障害について

公表させて頂き

どのような病気であるかを

ブログでお伝えするようになり

励ましのメッセージ

専門的なアドバイス

同じ境遇や似たような境遇に

あられる方から

貴重な体験談をお伝え頂くなど

沢山の方から

温かなご厚情を賜りました。

 

印象的であったのは

「心が救われた」という

ご感想を頂いたことです。

 

自分達以外にも

「同じ悩み」と向き合っている家族が

いるということを知ることで

本当に心が救われたという

メッセージを頂きました。

 

経験や体験の共感は

安心につながるということを

改めて教えて頂きました。

 

少し前までは

当山でも

病気のことは

家族と親族以外の方には

お伝えしておりませんでした。

 

世間一般において

病気のことを内々にするのは

至極当然のことかと思います。

 

しかし

住職が双極性障害であることを

お伝えさせて頂くことにしたのは

そうすることにより

住職自身のため

家族親族のため

お寺とご縁のある方々のために

なると判断したためです。

 

双極性障害は

場合によっては

社会的信用を喪失させ

財産を喪失させ

家庭を崩壊させてしまうなどの

深刻な事態を

招いてしまう重い病気です。

 

この病気と向き合うためには

病気への理解と

病気であることの周知が

大切なことかと思います。

 

そのような思いで

拙稿を重ねさせて

頂いております。

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陀羅尼会(だらにえ)

それぞれの宗派に

それぞれの宗派の

礎を築かれた

尊い方がいらっしゃいます。

 

平安時代後期の方で

覚鑁(かくばん)という

僧侶がいらっしゃいます。

 

興教大師(こうぎょうだいし)

という諡号(しごう)が

天皇より贈られた方です。

 

当山は

真言宗豊山派(ぶざんは)のお寺です。

 

真言宗豊山派では

興教大師覚鑁上人を

中興(ちゅうこう)の祖と仰ぎます。

 

当山では

興教大師覚鑁上人の御像が

本尊内陣に向かって左側に

お祀りされております。

 

弘法大師と

興教大師の

お二方を

両祖大師(りょうそだいし)として

真言宗豊山派では

殊に大切にいたします。

 

その御心は

時を超えて

今の時代にも

受け継がれております。

 

12月12日は

興教大師の祥月命日(しょうつきめいにち)に

あたります。

 

この日に

陀羅尼会(だらにえ)という法要が

営まれます。

 

陀羅尼会では

佛頂尊勝陀羅尼(ぶっちょうそんしょうだらに)

というお経がお唱えされます。

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