春彼岸後より本尊像の修繕が始まります

旧暦でも年が明け

本日は旧暦1月2日。

 

新旧ともに

令和3年を迎えたということで

気持ちを引き締めて

一日一日を過ごしたいと思います。

 

旧暦にあわせた行事もあるので

そちらの準備に

そろそろ取り掛からなければ

ならないのですが

今月締切の原稿も

いくつか抱えておりまして

せわしなくしております。

 

ブログを書いている時が

ささやかな息抜きです。

 

旧本堂では本尊様が

とても高い所に

祀られていましたが

仮本堂では

会館の祭壇に祀られているので

とても近くに感じられます。

 

旧本堂の解体直前に

本尊様を旧本堂から

一人で運ばせていただいた

時のことは

おそらく一生忘れないと思います。

 

遠目では分からないのですが

本尊像は

あちこち壊れかかっていまして

厨子の奥側に

強く押し付けるように

置くことで

バランスを保っています。

 

運ぶ際は

サラシで全体を巻いて

各所外れないよう

一歩一歩慎重に進みました。

 

本尊像を運んだ後に

厨子も運び入れ

サラシを外して

厨子に納める時も

あちこちグラグラしていて

なかなかの緊張感でした。

 

本尊像は本年3月より

修繕にとりかかることになっています。

 

以前もお伝えしましたが

当山の檀家さんである

哘啓造(さそう けいぞう)さんが

修繕のためご寄付下さったおかげで

当山の主尊であるお仏像の

お手入れをすることが出来ます。

 

ずっと先の将来のことも

しっかり考えたうえで

職人さんのご意見もお伺いし

きちんと修繕していただこうと思います。

 

新本堂では

旧本堂の時よりも少し高い位置に

本尊様が祀られることになります。

 

本年の春彼岸後に

本尊様は修繕に

お出かけの予定です。