真言宗の本尊・大日如来

先日

普賢院本尊・愛染明王像が

修繕のため搬出されました。

 

現在は

厨子内に大日如来を

お祀りして

厨子の扉は閉じております。

 

この大日如来像も古いもので

昨年台座と光背と厨子を

弘前にお住まいの

仏師・小堀寛治さんに

制作していただきました。

 

真言宗では

お仏壇の本尊として

大日如来がお祀りされます。

 

それは

真言宗の本尊が

大日如来とされるためです。

 

真言宗のお寺では

金剛界曼荼羅と

胎蔵曼荼羅という

2つの曼荼羅がお祀りされますが

中央には大日如来が

描かれます。

 

曼荼羅には

とても多くの仏さまが描かれますが

それらは全て

大日如来のお姿のひとつとされます。

 

大日如来は

本質的な仏さまとされるゆえ

当山本尊・愛染明王がお留守の間

同所にお祀りしております。

 

 

▼愛染明王像搬出の様子(動画)

https://www.youtube.com/watch?v=JbyBZtnKRe4

 

 

▼愛染明王像光背裏

光背裏には

寶照山普賢院本尊新造立志趣者奉為

大守公御武運長久国家安穏及護持宥瑗

法運長遠院内繁昌也敬白

文化七歳次庚午九月大祥日教道覺宥代

寶珠盛岡山永福密寺現住法印宥瑗寄附之

と朱書きされています。

 

▼大日如来像

当山本尊・愛染明王像が

お留守の間は

真言宗の本尊である

大日如来を厨子にご安置し

厨子の扉を閉じさせていただきます。